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出会ぃ

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  • 1:

    彼との出会いは本当にどこにでもあるようなものかもしれない…
    かょは19歳、風俗嬢…毎日同じ事の繰り返し、男なんていらないしお金があって遊んでるのが一番いい!と思ってた…
    ある金曜日の事、仕事がおわり、同じ店のランとミナミをブラブラしてた、「最近、めっちゃおもんないわぁ(ToT)なんか新鮮ってな事ないんかなぁ?今日はまぁまぁ稼いだしどっかいこやぁ(^o^)/」とランが言いだした。もぅカラスが鳴いていた…朝もやけの中かょは「ホスト…クラブ…」行った事もないし勢いだけだった…

    2006-06-21 01:20:00
  • 2:

    04/9/19〜04/10/26  旧掲示板作品コピペ

    2006-06-21 01:23:00
  • 3:

    そして2人はサイトを見ながら今いる場所から一番近いホストクラブを探し、ランが電話をかけた「あのぉ初回なんですけど今から2人で行ってもいぃですか?…わかりました!今から行きます!」隣で聞いていたかょはだんだん緊張でしゃべらなくなった…でも心は冒険心に満ちていた…

    2006-06-21 01:24:00
  • 4:

    二人は急ぎ足で店にむかった。やっと店の前につき「暑いぃ!はょ店入ろうやぁ!」かょは叫んだ。でもランは「まって!汗かいたから化粧なおさなあかん!」といぃ鏡を出しメイクをしだした。
    ♪カラン♪
    (いらっしゃいませぇ)
    あまりの声の大きさにおどろきながら「あの、さっき電話したものなんですが…?」かょは初めて薄暗い店の中でみるホストに戸惑いをかくせなかった。

    2006-06-21 01:25:00
  • 5:

    (どうぞ)案内されたのは一番奥の席だった…店内は慣れないBGMが流れ、ほとんどの席は埋まっている状態…これを満卓というのだろうなぁなどと頭の中でランに聞いた言葉を並べてみたりした…ランはかなりのホストクラブを制覇していると聞いた事があるだけに座ってソワソワしているかょとは正反対に堂々としていた。
    最初に沢山のホストが話しかけてくれていたがずっと敬語で返事するかょにホストはばつが悪そうな顔をしていた…

    2006-06-21 01:26:00
  • 6:

    隣で楽しそうに会話するランがうらやましかった。そぅ、かょの隣にはまだ誰一人座っていなかった。ヘルプ席で話してはまた違う人の繰り返し。
    [来なきゃよかった]かょはもぅ楽しむのを諦め下を向いていた。
    そのときまた誰か前にきた… いきなり名刺をわたされた

    2006-06-21 01:27:00
  • 7:

    「た…け?」かょはキョトンとしながらたけを見た。『うん!俺たけってゆぅねん(^O^)よろしくなぁ!ってゆうかなぁこの席落ちつかんから隣いい?』たけは満面の笑みで話してきた…どうしていいかわからず、はにかみながらもかょは
    「あっ、はい、どうぞ」と返した途端にたけはかなりひっつき気味に座った。

    2006-06-21 01:28:00
  • 8:

    名前、出身、年、普段なにしてるとかいろんな質問をされ、全てをまた敬語で答えていた(>_

    2006-06-21 01:29:00
  • 9:

    それにきずいたのかたけはやたらとかょをほめはじめた…酔っ払いのかょはこれが色かぁと思いながら少し気分がよくなっていった…
    たけも酔っ払っていたのかそれも色かみんながいる横でキスを何度もしてきた。エスカレートしていくたけの行動…
    [やばい!逃げなあかん!]かょはとっさに「お手洗い行きます!」と逃げ場を確保!と思ったが、たけはついてきた。そこでもされるがまま…そのときとっさに敬語以外の言葉が「はよ出てよっ!トイレやから!」そして一人になり、かょは心を整理した。

    2006-06-21 01:30:00
  • 10:

    「はぁ…これがイロホスゆうんゃなぁ!すごいなぁ!ランにはよくきいてた話やけど…まぁかょは今夜だけを楽しもぅ!絶対恋なんかしないし!」また独り言…でも恋しない自信はあった。たけはかょより7つも上だしましてやタイプでもない!そんなことを考えトイレから出た。もうたけの前では敬語で話す事もなかった。そして当たり前のごとく繰り返していく耳元でささやくたけの『好きやで!まじでオマエに惚れた!愛してるよ!』初回でかよ!?とか思いつつ、かょは「はいはい」と流した。

    2006-06-21 01:31:00
  • 11:

    飲むにつれ、かょはもぅたけの存在を忘れたかのようにカラオケを歌うまでになっていた。
    ランも楽しそうだしかょなりに何とか楽しんで「さて、帰るかぁ!」とランに言って立ち上がろうとした…
    ランは急にニマッと笑い「あんなぁかょぉ!@@くんとカラオケのアフターの約束してんけどかょも来てやぁ」嫌な予感がした…
    『まじで?俺もいく!な!だから待っててや!』たけは思ってたとおりの反応を示した。まぁカラオケならいいかぁっと感じ「ええよ!けどすぐ来なかった時点で帰るからなぁ!」実はかょはもう疲れていた…

    2006-06-21 01:33:00
  • 12:

    実はたけは役職についていた…だから少し店に残る事になっていたので一足先にかょとランと@@くんと3人で近くのカラオケに行った。ランはまだ元気だ。カラオケをガンガン歌いだした。@@くんはランの膝で眠っていた…(-_-#)
    かょも飲み過ぎて歌えなかった…時間がたつにつれ(なにしてるゃろ?なんでたけを待ってるんやろ?イライラするわ!もぅ一時間たったし帰っていいよな?)この時点でかょはたけの色マジックにかかっていたのかもしれない…

    2006-06-21 01:34:00
  • 13:

    もらった名刺にかょはペンで自分の番号と来なかった苛立ちを殴り書きして@@くんを起こすなり「これ!たけに渡して!うちら帰るし!」そしてカラオケをでてタクシーを拾いランとかょは一緒に暮らしている寮に帰って仕事の為に帰るなりすぐ寝た…
    まず返した名刺にかょの番号をかいたのがすべての始まりだったのだろう…

    2006-06-21 01:35:00
  • 14:

    次の日二日酔いのまま仕事に行った…でも初ホストでボーイに「なぁ!聞いてやぁ!昨日ホスト行ったんよぉ!でな、イロホスってやっぱりおんねんなぁ!すごかったよ!」かょは興奮気味になって昨日の話をしながら笑い転げてた…

    2006-06-21 01:35:00
  • 15:

    かょとたけを見ていたランも話に入ってきてランは「かょなぁ、すっごい色使われてて、見てるほうが吹く勢いやったで!」そう言うと、ランは煙草に火をつけた。
    ボーイはそんな話を聞きながら「案外ハマるんちがうんかぁ?」…

    2006-06-21 01:37:00
  • 16:

    そんなことはない…ハマったりなんてしない…!かょはなぜかなんどもつぶやいていた(>_

    2006-06-21 01:38:00
  • 17:

    『たけやでっ!昨日後からカラオケ行ったのに何先帰ってんねん!』その言い様にむかついた!初回で行って次の日にはなんやその言い方は!!かょは爆発しそうだった。オマエはかょの何やねん!
    けどかょは冷静にたけに話した。「かょたちもカラオケで一時間くらいおったしなぁ!たけのすぐってどれくらいなの?しかもかょたちかて仕事しとるから睡眠大事やん!来るか来ないかわからんかったから家帰って寝ました(^o^)/どれくらいにきたの?」
    たけは静かに言った…『店帰って寝てしまったから昼過ぎに行った!』たけの話はかょを余計に疲れさせた…

    2006-06-21 01:39:00
  • 18:

    たけは本当に平然と答えていた…もうついてけないやぁ
    「かょなぁ、たけのワガママ聞いてあげれるほど大人やないんよ…ホストだって初めてやったしなぁ…もぅ電話してこやんでいいよ!」
    かょはこれでいいと思ってた。でもたけはここからが見せ場と言わんばかりに『かょぉ、ほんまにたけ、かょの事好きになったらあかんかなぁ?4年以上ホストやってるけどかょを客として見れへんのなんでかわかるか?』

    2006-06-21 01:40:00
  • 19:

    出たぁー!電話でもかよっ!!いくら初心者のかょにもそれはないやろ(-.-;)のイロ電話…かょはこれ以上話したら笑ってしまう!と思い「ごめん、たけ今から仕事やからまたかけてな、バイバイ」
    一方的に電話をきった。

    2006-06-21 01:41:00
  • 20:

    はぁ…そこで初めてかょはややこしくなりそうだなぁと思った。今日は家で大人しくしておこう。土曜日という事で仕事もまぁ順調に終わり、体は疲れはてていた…「今日はそのまま家送ってもらってはよ寝よなぁ(>_

    2006-06-21 01:42:00
  • 21:

    しばらくたけからの電話はつづいた…かょも楽しい会話ができるようになっていった。そして風俗をしてる事をどうしても隠したくなる存在になってしまった。かょはたけに嘘をついた…
    『かょってなぁ何の仕事してるん?水かぁ?』ついに聞かれてしまう…
    「うん!かょなぁキャバゃねんけど安キャバやねんよ…給料少ないし!」ふいにでた言葉。たしかに風俗と言ったら営業もひつこいだろうとも思ったし、かょの中でもたけの客になりたくはない…と思ったからだ…
    でもなんでだったんだろうか?かょの性格からしてバレない保証はなかった。

    2006-06-21 01:43:00
  • 22:

    いつからだろうか?かょはたけに対して特別な感情を抱き始めていた。
    複雑に絡み合う糸と糸が毎晩受話器ごしに聞こえるたけの声に反応し、かょを変えていく。
    ついに仕事帰りの朝方…初回のときのようにカラスが鳴き空は明るくなりかけている。
    「なぁ…ラン…行きたい所があんねん…前行ったホストクラブについてきてほしいねん(^_^;)

    2006-06-21 01:45:00
  • 23:

    ランはまたニマッと笑った。「もしかしてぇかょたけに惚れたかぁ(ToT)まぁえぇけどなぁ…ケラケラ」ランはかょの弱気な姿がよほどおもしろかったそうだ。それもそのはず…かょは男より遊びや金をとってきた女だからだ…

    2006-06-21 01:46:00
  • 24:

    だけど気持ちはたけに向けられていた。店に入るとたけは子供のように笑って案内してくれた。やけにそわそわした…きっとかょはたけに惚れたのだ…落ちてしまったのだ…
    [ハァやっちまったよ!相手はベテランホストだよ(>_

    2006-06-21 01:46:00
  • 25:

    かょはまだこの空間が苦手だ。たけとも何故か目を合わせられず、ずっとランに話かけていた…そしてなぜか担当はたけになっていてドスンと横に座った…ランはまだフリーのままでお気楽の様子だった…
    『おはようさん!何?かょ元気ないやぁん(>_

    2006-06-21 01:47:00
  • 26:

    だけどたけとかょはいろんな話をした。これでもかというくらい語り合った。「しかしたけはよく喋るよねぇ(^_^;)」酔いもまわりだしそんな事を言ったら『当たり前やぁん!俺ホストやねんから客喜ばせなあかんし(^o^)/』悪気はないのだろう…しかしグサリときた。

    2006-06-21 01:48:00
  • 27:

    まぁそれ以上望んではいけないのだとその時思い知らされたのかもしれない。だけどなんだか悲しい気分になったのは確かだ。たけに惹かれ初めていたのだろう…
    決してホストだけは!というかょの考えはくつがえされた。

    2006-06-21 01:49:00
  • 28:

    たけは終始笑っていた。時々見せる男らしい性格…全てのものが今までの男友達、彼氏とは違っていた。だけどイロホスなんだぁ(>_

    2006-06-21 01:51:00
  • 29:

    かょは風俗の話は出さなかったものの、かょの事を分かってもらいたくて複雑なかょの家庭の事、体が弱い事、今までの彼氏の事や、もぅ妊娠したらおろせない体だということ全てをたけに伝えた。そんな話をたけは真剣に聞いてくれた。そしてたけはいきなりかょに…『俺やったらかょを幸せにできる!ってか俺にしかかょは幸せにできひん!俺の横にいろや!俺の女なってくれや、7つも下のクソガキかょやけど俺がいい女にしたる』びっくりした。その言葉をたけはどんな心情で言ったのかまではわからないけれど、何故かかょは涙が溢れていた。

    2006-06-21 01:52:00
  • 30:

    止まらない涙を拭いながら、かょは小さく「うん、幸せになりたい、かょはたけのそばにいていいんやね?」騙されるかもしれない?そう分かっていたけれどただかょには少しでもそばにいてほしいという思いだった。
    割り切れなかったのはきっとたけの言葉が胸に刺さったからだ。誰かにそう言ってほしかったのだろう…

    2006-06-21 01:53:00
  • 31:

    そしてかょとたけは付き合う事になった…だけどやっぱり気がかりなのは信用していいのか?というどこにも当たれない不安。でもたけは毎日仕事が終わるとかょとランの住むマンションに来てくれていた。アフターも同伴もしないで少しでもかょと同じ時間を過ごそうとしてくれていた。ホストとしてはダメかもしれないけれどかょはそんなたけが愛おしくてたまらなかった…

    2006-06-21 01:54:00
  • 32:

    だんだんかょはたけを信用した…けど不安だらけでいつもランに相談したりもしていた。ランは急に静かに語り出した。「かょぉ?あんたほんまにたけを愛してるんか?」えっ?どうしたんだろうか?あきらかにいつものランではなかった…ランの話は続いた「今のうちやから言うとくけど、この時点でたけを信用するには早いで!毎日一緒にいるからって本カノとは限らん。30パーセントは信じていいかもしらんけど後はしっかり相手をみたほうがいい…うちな、かょの傷つくんもう見たくないねん」ランは泣きながらかょを見ていた…

    2006-06-21 01:55:00
  • 33:

    そう…かょはいままで散々な恋愛をしてきた。夜をするまえに結婚を約束した人と同棲していた。妊娠5ヶ月をすぎた頃、彼は金を持ち逃げた。そんなかょを見てきたのはランだった…だからこそランはかょに自分を見失うなと涙ながらに伝えてくれたのだろぅ…

    2006-06-21 01:56:00
  • 34:

    そのランの涙や昔の思い出を振り返った上でかょはたけへの愛情をひとまず心に止めようとは思った…けど『幸せにしたる』と言うたけの言葉が頭から離れず、たけが朝帰って来た時に初めて体を重ねた。まだ混乱していながらも…(次、妊娠したらもぅシングルマザーか…)たけはおろす事ができない体という事は分かった上でかょのなかで流しこんだ…

    2006-06-21 01:57:00
  • 35:

    かょはたけに詰めた…「かょ、前にたけに言うたやんね?妊娠したら産むよ?」たけは少しムッとしながらも『分かってるわ!どうゆう気持ちでやった思ってんや!かょを幸せにする言うたやんけ!俺と結婚してくれ!』一瞬訳が分からなくなりながらも、また涙でたけの顔がにじんだ

    2006-06-21 01:59:00
  • 36:

    たけの瞳はまっすぐにかょをみつめていた…おどろきを隠せずにいたかょにもう一度たけは『何も心配はいらん…子供ができたら幸せな家庭を二人で築こうや!こんな俺やけどよろしくなぁ(^o^)/』たけも泣きながら笑ってた。もぅかょはたけに嘘ついてはいられない感情になってきた…

    2006-06-21 02:00:00
  • 37:

    どれくらいの日にちがすぎたのだろうか…たけとは半同棲という形になっていた。もちろんランもいる。たけはランを退屈させまいといつも後輩ホストくんをつれてきてた。その中でランはヒデ君を特に気になる存在になったようで…4人で暮らすようになってた…
    [もう騙せない…風俗で働いていること…いつかバレるなら今日言おう]

    2006-06-21 02:01:00
  • 38:

    ランに「かょなぁ、今日仕事の事たけに言うわ!それで嫌われたらしかたないよね、朝、たけとヒデ君帰って来たら言うわ!ランはそれでいい?」ランもかょに合わせてキャバクラで働いてる事にしている。
    ランは「やっと言うんやね。分かったよ。もし何かあってもかょにはランがいるよ」と笑ってくれた。(ありがとう、ラン) 心の中で何度も繰り返した。

    2006-06-21 02:02:00
  • 39:

    かょは決意し、またいつものように仕事に向かった…胸のざわめきを隠しきれないまま接客をしていた。そんな中思う事はなぜ今もなお風俗で働いているのだろう?という気持ちだった。初めはただお金がほしかった。借金があった。でも借金はもう返し終えてるし、お金は必要だけどそんなにはいらない…止めたい!だけど誰かに辞めろと言われたかったのだろう…かょを想う大切な人に……
    たけはどう言うのだろう?また朝がくる…たけたちは帰ってくる…

    2006-06-21 02:03:00
  • 40:

    かょとランは一足先に仕事を終え帰ってたけとヒデの帰りをまった。
    ピンポーン♪ 帰ってきた!かょは精一杯の笑顔で「おかえりー!今日もお疲れさま(^O^)」たけ達はかなり酔っ払っていた、返事もなくたけはソファーへ、ヒデ君はベッドへと倒れこんだが、ランが「ほら、二人共!着替えて!」その声に一瞬目が覚めたようだった。それ!今だ!

    2006-06-21 02:04:00
  • 41:

    立ち上がったたけに向かってかょは「あんなぁ、たけぇ、たけに一つだけ嘘ついてる事があんのよ」たけは何を悟ったのか不機嫌になり『なんやねん!ゆぅてみろや』勇気だして!
    「かょキャバで働いてるって言ってたやんかぁ、でもほんまは風俗やねん(;_;)ごめんなさい」
    それを黙って見ているランとヒデ君…
    たけはまた服を着替えだした。『はぁ?なんやねん!お前ぇ!もういいわっ!帰るわ!おいっ!ヒデ!店帰るぞ!』しかたないよね…とランと話したはずなのにいつの間にかかょはたけにしがみつきなんども謝った。惨めな姿で…

    2006-06-21 02:05:00
  • 42:

    たけはボソッと言った。『そんなんとっくに気ずいてたわ』
    やっぱり…かょは嘘がつけない。ついてもすぐ行動や表情に出る。

    2006-06-21 02:06:00
  • 43:

    「お願いやからいかんといてやぁ」かょはたけのシャツを握って話さなかった、たけは立ち上がったままかょを見下ろし、まるで汚い物を見るような、冷たい瞳で睨みつけていた。(;_;)゙
    辞めろと言う言葉なんて微塵もでてこなかった。
    たけはかょのあまりのひつこさに呆れたのかパジャマに着替え布団に横になるなり寝てしまった。

    2006-06-21 02:07:00
  • 44:

    かょはそんなたけの背中をながめながら(離れないで)と祈るように、願うように眠りについた。

    2006-06-21 02:08:00
  • 45:

    昼過ぎ、たけは起きるなり無言のままテレビをつけ、かょを見ようとはせずいつもより早めに家を出た。ヒデ君も戸惑いをかくせないまま、たけを追いかけるように店に向かった。かょはランに申し訳ない気持ちでいっぱいだった…
    「ラン…ごめん…かょのせいでヒデ君とギクシャクしてしまったかもやな?」手のひらをついたかょをランは優しく笑った

    2006-06-21 02:09:00
  • 46:

    どこまでも女々しい女なんだと情けなくなりまた涙がかれるくらいかょはごめんなさいと泣きつづけた。だけど…
    きっかけがほしかった、辞めろと言ってほしかった…
    たけは何もなかったかのように毎日帰ってきてはくれたが一向に仕事を辞めろとは言わなかった、だんだんと、かょの中で利用されるかも?という思いが膨れ上がっていた…

    2006-06-21 02:10:00
  • 47:

    風俗で働いてる=デカい客になる。それだけは嫌だった。
    『仕事辞めろなんて俺は言わない。それじゃかょも俺もダメになるやろ?わかるやろ?』ん?どうゆう事や?
    「でもかょはもうたけ以外の人に触れられたくないねん(;_;)なんで辞めろ言わないの?かょはきっかけがほしかった。んでたけに出会えてかょ変われるような気がするねん」
    たけは首を縦には振らなかった。

    2006-06-21 02:11:00
  • 48:

    やっぱり信じてはいけなかったのか…
    その疑いはすぐに確信へと変わった。ある日酔っ払って帰ってきたたけがかょに言ってしまった言葉…『かょぉ?いつ俺と付き合ってくれるん〜?』えっ?嘘ゃろ?
    「何ゆうてるん?付き合ってるから、幸せになるやろう思ってるから、かょは最後の体たけに捧げたのに!なんでそんなん言うの?」わけがわからなくなって気が狂ったように泣き叫びつづけた。
    イロダッタ… ダケドカョハマケナイ!

    2006-06-21 02:12:00
  • 49:

    もし、かょが風俗を辞めたら、たけはどんな態度に出るのだろうか?憂鬱な日々が過ぎていく…
    相変わらずたけと体を重ね合うその度に、たけはかょの中に…
    どうしてよっ!でも抵抗しないかょがいる。『子供できたらいいね!大切にするから結婚しよな』信じたわけではない。この状況の中どう接するべきかわからなかった。かょは仕事を辞めた…

    2006-06-21 02:14:00
  • 50:

    仕事を辞めたら、たけはかょから離れていくかもしれない!でも覚悟していた。悩むくらいなら実行したうえで終わりを告げたかった…

    2006-06-21 02:15:00
  • 51:

    しばらく寮にいた、つまりランの居候となったわけだった…けどたけの態度は変わらなかった。優しくされればされるほど胸が痛くなった。
    『ほな、仕事行こか!ヒデ!おい!かょもとろとろすんな!いくぞ!』はっ?どこに?かょはキョトンとしていた。
    『お前いつも淋しそうな目するやんけ!ついてこい』でもかょにはもうお金がないこと位たけは知っているはずなのに…

    2006-06-21 02:16:00
  • 52:

    「でもっ!もうかょお金ないよっ!未収とかしたことないし、したくない」かょは必死だった。
    『そんなんわかってるわ!かょは何も心配すんなよ!』
    そして、ランは仕事へ…かょはたけの店へ向かう。変な緊張感と少し嬉しい気持ちが入り混じっていた。どうなるんだろう…

    2006-06-21 02:17:00
  • 53:

    店に着くと、後輩ホストくん達が掃除をしてる最中だった…「みんなおはよう」かょはなんだか照れくさい気分ながら笑って言った。こんなに早くに?という顔をしていたがすぐに話しかけてくれるようになった。
    (なんだか申し訳ないなぁ)と感じながら、かょも掃除や準備を手伝ったりした。そんなときいきなりたけはみんなに聞こえるように『こいつ俺の女やからみんな頼むで!俺こいつと結婚するから!かょのな、腹ん中には俺のガキがおるかもしらんねん』そう言うとたけはかょのお腹をさすった。急すぎる言動に事情を知らないヒデ君以外は驚きを隠せないようだ。
    もっと驚いたのはかょだった。(えっ?かょは色やないの?なんでなん?頭がパニクる…)

    2006-06-21 02:19:00
  • 54:

    そんな日々が1ヶ月ほど続いた、たけはかょとの関係を上の人にも話したそうだ。次第にまたたけを信じるようになったかょがいた、幸せだった…その分辛い事も…他のお客さんとイチャイチャ、キス…(たけ、それも仕事なん?やめてやぁ)何度もおかしくなりそうだった。いつの間にかランも毎日帰ってくるヒデ君に惹かれていき店に来るようになった。

    2006-06-21 02:20:00
  • 55:

    そんな生活が平凡とも思えるようになってしまっていた、
    でもそうでない事にすぐに気がつくことになった。たけの体はすでに限界に達していた、酒を少し飲んだだけでいつものたけではなくなるようになった。店では他にお客さんがいるのにもかかわらずかょを殴り、引きずり回し、つきとばしたりもした。タケガコワレタ…妊娠してるかもしれないかょは必死でお腹を守った。(たけは今すごく辛いんだ。かょは大丈夫!)そう自分に言い聞かすしかなかった。

    2006-06-21 02:21:00
  • 56:

    痛くて仕方なかった、壊れてしまいそうな心を抱きしめ、たけを愛し続けた。ヒデ君は見て見ぬふり、立場上何も言えないのは分かっているから。ランは何度も別れろとかょに言ってきたが、かょには今は離れられないと泣くばかり…
    たけの暴力は日に日にエスカレートしていった。普段はご飯も食べなくなってしまっていた、かょも疲れきっていった。
    そして恐れていた事がついに…

    2006-06-21 02:23:00
  • 57:

    店のみんなで旅行に行くと言って出て行った直後♪♪♪♪♪かょの携帯にヒデ君から かかってきた。
    「もしもし?どうしたの?」震える気持ちをおさえながらかょはランの手を握っていた。
    『たけさんが!たけさんが倒れて救急車で運ばれたんです!とりあえずかょさんには伝えとかないと!ってみんなが言ってたんで…俺また病院に戻りますんで!』そう言って電話は切れた。かょは青ざめてしばらく呆然としていた。ランに事情を話すと冷静な顔で「そうやろな(-.-;)もうガタきてたん分かってたもん」その日1日は落ち着かないでいた。

    2006-06-21 02:24:00
  • 58:

    もうホストを続けていける体でなくなっていた。なのに店に行く…後ろをおうようにかょも歩く。その日は少し早めに家を出た。店の内装工事のため業者さんがくるそうだ。店に着くなりたけはまた業者さんと飲み始めていた。三時間くらいで業者さんは帰ったのだがまだたけは飲んでいるオ−プンするまでにはまだ時間があった。店の中にはたけと後輩ホストくん達とかょだけだった、

    2006-06-21 02:25:00
  • 59:

    端の方に座っていたかょに、いきなりたけは助走をつけ蹴り飛ばした。やっぱり誰も止めてはくれない。その日の暴力はいつもに増してひどく、かょは動けないくらいになっていた…(かょこのまま死ぬのかな?)意識が薄れていく。首をしめられた…もぅ息が出来ずにもがくかょをたけは不気味な笑みで見つめ手を離した。いつものたけではない。

    2006-06-21 02:26:00
  • 60:

    別れようと思ってはみてもやはりたけの優しさを知っている限り無理だった。そしてオ−プン目前とした9時30分くらいにたけはかょに帰るよう指示した。コクリと頷き一緒に店をでた。送り出ししてくれるのかと思いきや突然弱気な声で『むかつく!なんかむかつく!俺もう無理や!辞める!もう来やん!こんな体になったらホストなんかやってられんわ!かょ!このまま帰ろう!ほんで昼の仕事して俺は間違いなくお前を幸せにするから!』何も持たずに、たけはかょの体にもたれながらふらふらのたけを夜のネオンに照らされながら家路へといそいだ。途中何度もたけはその辺の人に怒鳴りちらしていた。

    2006-06-21 02:27:00
  • 61:

    ちょうどマンションの下に着いた頃、仕事に行こうとするランにバッタリあった。「はっ?あんたら何でこんな時間に帰ってきたん?」
    かょは疲れきってなにも話す気にはなれなかったがたけはまだ酔っ払っているのか『おぅ!ラン!俺かょの事幸せにするから心配いらんよ!』
    ランは呆れてスタスタと車に乗り込んだ。ランにはたけがかょを幸せにできるはずがないと思っていた。それに最近の暴力行為に対して激しく怒りを感じていたから、たけとは話したくなかったのだろう。

    2006-06-21 02:28:00
  • 62:

    部屋に入るなり、たけはまたビールを飲みだした。止めたらまた手か足がとんでくる…そう思うともう何も言えなくなっていった。「本当に仕事辞めるの?いいの?」かよは常々たけに言っていた…ホストは辞めてほしいと。『おぅ!まかしとけや!明日からもういかんから安心しろ!お前を離したりはしぃひんからなっ!だからお前実家帰れ!』おどろきを隠せないままにもかょは嬉しかった。
    そして遅れていた生理がきてしまった…できなかった。

    2006-06-21 02:29:00
  • 63:

    どうしよぅ…たけはてっきり妊娠してると思い込んでる。(出来てなかったなんて言ったら捨てられちゃうのかな?)だけど、嘘はいけない!「たけ?起きてる?かょ生理きてしまった(;_;)ごめんなぁ」たけは一瞬固まってしまったものの笑いながら『また頑張ったらえぇやん(^_^)v』力が抜けて行くのを感じた。
    次の日からたけはたけの実家へ、かょは1日遅れながらもかょの実家へ帰っていった。本当にたけは仕事にでなくなった。ランとかょが住んでいたマンションはランとヒデ君の家になっている。

    2006-06-21 02:30:00
  • 64:

    かょは風俗という世界から遠のくようになったと同時にランとも距離をおいた。ランはいつも言っていた、「ぅちはなぁ、風俗がすきゃねん!だって金にもなるし遊べるしストレス発散にもなる!チップもらってセックスするのもストレス発散!一石二鳥やろ?女だって溜まるやん!」かょには理解出来ない部分を持つ女性だった。そして何よりランと疎遠にさせたのはヒデ君だった。ランはヒデくんにエラく惚れ込んでいた。だからこそヒデ君は店の事情やどんな接客をしているか知っているかょが邪魔だった。かょはいつもたけに店の人間関係など誰と誰が結婚してるとか聞かされていたからだ。勿論ヒデ君のことも…

    2006-06-21 02:31:00
  • 65:

    ヒデ君の彼女とかょは何度か会ったことがある…だからと言ってランはもう止まらないスピードでヒデ君を愛している、ランと友達だからこそかょはランにその彼女の存在を知らせた。動揺していたがランは強がっているようにみえたが…「いいねんって!そんなんどうでも!只の暇つぶしやしなぁ!」

    2006-06-21 02:32:00
  • 66:

    なんだかふにおちないかょがいた。そんな中かょはかょで寂しさと葛藤する日々が続いた。マンションにいる時には毎日会えてたのに、今じゃたけも実家に帰ったままで会えない。電話をしても『今はまだあえない』繰り返すばかり…

    2006-06-21 02:33:00
  • 67:

    一週間くらいたったころだろうか…たけに電話をすると『お前今日俺ん家くるか?』かょはうれしさのあまり言葉が出なかった。『くるんかけぇへんのかどっちやねん』
    たけは少し大きめな声になった。すぐさまかょは「行く!今から行くから!」たけの親に会うかもしれないのでメイクはしない、肌の見える服は着ない。用意をして鏡をのぞくと別人なかょがいた。いつもフリフリの格好を好んで着ていた、でも鏡の中では白いシャツにジーンズ、もともと童顔なのにさらに幼くなっていた。

    2006-06-21 02:34:00
  • 68:

    そしてたけに貰ったネックレスだけを身に付け、いざ!出陣!とばかりにたけの実家へと急いだ。
    久々に会うたけ…胸がドキドキしていた。ホストとだけは恋愛しないと言い張っていたかょが初めていったホストに惚れて今じゃこんなにワクワクしている、
    たけはドアを開いて待っていた。かょは急ぎ足でたけの胸に飛び込んだ。

    2006-06-21 02:35:00
  • 69:

    実家にいるたけはなんだかいつもと違うように感じた。髪型はセットして服も派手っていうのがたけのイメージだが目の前にいるたけは、サラサラの髪の毛でラフすぎる服。本当のたけなんだ!と思うとさらに愛おしく感じているかょがいた…色カノかもしれないという不安はなくなっていった…

    2006-06-21 02:36:00
  • 70:

    『やっと会えたなぁ(*^_^*)』
    照れくさそうにたけはかょを抱きしめ永遠を誓うかのようにかよとの未来を囁き始めた。
    かょは幸せの絶頂にいた、夢じゃないか?と確かめたほどだ。
    すると突然たけのお母さんがやってきた。

    2006-06-21 02:37:00
  • 71:

    かょは慌てて立ち上がり挨拶をした。お母さんはとても良い人でたくさん話をした。かょは毎日のようにたけの家に行った。次第にお母さんとも仲良くなりメールをするようになってた。
    たけとかよとお母さんとご飯を食べていると『おかん、俺、かょと一緒になるから、かょとこれからも仲良くしたってなぁ』またまたかょはたけの突発的な言動にアタフタした。
    お母さんはやはり冷静で『その前にちゃんと就職先決めなさい!』
    確かに…(-"-;)ホストを辞めたからといって結婚できるほど世の中甘くはない。ましてやたけは7つも上だし… とりあえずは保留だな…

    2006-06-21 02:38:00
  • 72:

    そんな日々が長く続くわけもなく、たけは求人雑誌を手にしながらも、面接に行く気配がなくいつもイライラしてるような、考えこんでいるような…
    「どぅしたん?何考えてるん?(?_?)」かょは不安げに聞いてみた。
    『オレ店もどろかなぁって…ちゃんと上の人にもいわなあかんし』
    嫌な予感がした…店に戻ってしまったらまた働かなくてはいけない。という事はまた、たけが壊れていく…

    2006-06-21 02:39:00
  • 73:

    「いやゃぁ(>_

    2006-06-21 02:40:00
  • 74:

    ヒデ君はまた話始めた。『かょちゃんが店に毎日来てた分のお金、未収になってるんやん!金額ゆうからたけさんおらんくても払ってな!月末までやから!25万円』
    とまどいながらも電話を切った。もちろん夜の世界から離れている今払えるわけもなかった。
    月末まであと3日… どうしても無理だった…

    2006-06-21 02:41:00
  • 75:

    かょの今の現金は二千円。貯金もなかった。でもいくらたけにお金の事は心配するなと言われていたからといってお店に行っていたのは事実。払わなければ!また風俗に行こうと思った。その前にたけに相談しなければいけないと思い、ヒデ君からの電話の件を話した。『ふぅん。ほな後3日で25万円用意できるんやんな?お前、俺の事、守るって言ったもんな!』
    たけ…どうして?また心が痛くなる言葉が飛んできた、『でも、店は後3日以内に25万円スパンッて払わなあかんよ!』
    「そんなぁ…そんなん未収になっていたならはよゆってや!」 たけはまた知らん顔してテレビを見始めた。

    2006-06-21 02:42:00
  • 76:

    どうしたらいいかわからず払わなければ、たけがまたホストに戻ってしまうとおもうと、バンスのできる風俗に行くしかないと思った。

    2006-06-21 02:43:00
  • 77:

    憂鬱に挟まれた雨は降る…まるでかょのかわりに泣いてくれているように思えた。ランはもうヒデ君のいいなりになり、かょの居場所や電話番号を店の従業員に知らせていた。かょの携帯には知らない番号ばかりから鳴るようになった。
    疲れ果てていた、もう誰も信用できなくなっていた。
    大きな落とし穴にはまったようにも感じられたのだろう。誰かに頼りたかった。こんなにお金がほしいと思った事はない。助けて、心がふるえる…

    2006-06-21 02:44:00
  • 78:

    (あみ…)ふと学生時代からの親友の顔がうかぶ。少ないメモリーからあみに電話をかけた。緊張の糸が切れたかのように全ての出来事を話した。あみは何も言わず聞いてくれていたが、急に口を開いた、「かよ!なんでそのお金かよが払わなあかんの?金の心配するなって言われてんやから!意味わからんやん!しかもサインもしてない、伝票も見せてくれやん、それは払わなくていいやん!」あみは少し呆れていたと同時にたけに対しても決していい印象を持っていないようだった。当たり前といえば当たり前だった。

    2006-06-21 03:49:00
  • 79:

    かょ

    でもかょはあみに相談した。「闇金ってあかんかな?さすがに風俗行っていきなりバンスは無理やと思うねんかぁ(>_

    2006-06-21 03:50:00
  • 80:

    かょ

    そう、あみとかよはもともと一緒に風俗を始めたが、あみは一年ほど前から昼の世界に戻り、考え方から、かよよりも大人になっていた。夜をしていてしっかりしている人もたくさんいるが、かよは遊びたいがためにずるずる風俗を続けていた。あみと話した事によって自分がいかに子供か…と思いしらされた。

    2006-06-21 03:51:00
  • 81:

    かょ

    数時間後あみからの電話…待ってましたといわんばかりにすぐに出た。
    「もしもし、かよ?闇金でも最近では二十歳からになってるし、今かょ仕事してないから無理やで…」かよはもう闇の中に放り出された気分になり、しょんぼりした声であみにありがとう…ごめんね…と言い切った。
    数秒も経たないうちにまたかよの携帯が鳴る。あみだと思い、すぐさま「はいもしもし」と言うかよに対して受話器の向こうから聞こえたのは聞き覚えのある男性の声…

    2006-06-21 03:52:00
  • 82:

    かょ

    (はっ!?この声はたけの働いていた店の上の人の声だ!どうしよぅ(>_

    2006-06-21 03:59:00
  • 83:

    かょ

    話は続いた。『たけ飛んだからなぁ。その分もかぶってもらう事になるで!わかっとるやんなっ!逃げられへんで!飛田新地に俺の知り合いの店あるから明日空けとけよ』
    えっ!かぶる?何をですか?
    『たけの罰金や他の客の未収、残ったままやからな!そこんとこ分かるやろ!かよちゃんがたけと連絡とれてる事位知ってんねん!』

    2006-06-21 03:59:00
  • 84:

    かょ

    返事をする間もなく電話は切れた…どうして連絡とれてる事を知っているんだろう?従業員は誰一人知らないはずだ…
    ランだ…すぐにランに電話をして聞いてみると考えもしない言葉が返ってきた。

    2006-06-21 04:00:00
  • 85:

    かょ

    「ああぁ…バレたぁ(^_^;)だってダァリン(ヒデ)が聞いてきたからぁ〜」なんで…かょ飛田新地にいかなあかん…
    「あっそうなぁん〜っていうか今ダァリンとラブラブ中やからこれからあまり連絡してこんといてくれへん?後、かょ逃げんなよ〜ダァリンにも迷惑かかるからっ」
    一方的に切れた。 ラン…どうしてしまったの?

    2006-06-21 04:01:00
  • 86:

    かょ

    1日にいろんな事が起きすぎた…かよは一部始終を報告しなくては!と思い、たけの家にむかった。上の人に言われたこと…ランが変わってしまった事…あみに相談した事。全てを吐き出すかのように言うとたけは酒をのみながらテレビを見て黙り込んでいた…
    『んで?明日から飛田なん?ふぅん…あと、うっといからランには別れたって言うとけや!んでお前ほんまアホやろ?上の人にも連絡とれません。くらい言うとけ!じゃないと金払っても俺が捕まるのも時間の問題やんけ!』たけは自分の事しか考えてないんだ…愛おしさが一瞬で憎しみに変わる。

    2006-06-21 04:02:00
  • 87:

    かょ

    うつむいたかよにたけはうっとおしそうな顔をしながら『かしこい女になれやっ!キモイねんっ』また手がとんできた…半端ない痛さにもがいた。また平然とテレビを見出した。悔しくてたまらない…涙をこらえているかよに♪♪♪♪♪母親からの着信…「あんたっ!ホストクラブに150万円も借金あるってどうゆうことやの!」

    2006-06-21 04:03:00
  • 88:

    かょ

    えっ?そんな無いよ!25万円…
    「もう母さん気が狂いそうやわっ!もう帰ってくるなっ!勝手にしろ!」
    こらえていた涙があふれだした…
    「ごめんなさい。ごめんなさい。お母さん…すみませんでした。お金はなんとかします。今後迷惑をかけないよう気をつけます。しばらく働きに出るんで実家には帰る事は今は無理です。」かよが必死に謝るのには理由があった。母親はうつ病だったからだ…

    2006-06-21 04:04:00
  • 89:

    かょ

    母親の病気を知りながらランは実家に電話したのだろう…後から聞いた話ではランはかょが飛田新地で働く事によって金の問題は無くなる。だがラン自身もヒデ君の店に通う為にはもっとお金が必要だったらしくヒデ君と計画立てて親から金を巻き上げる予定だったらしい…

    2006-06-21 04:05:00
  • 90:

    かょ

    放心状態のまま、かょはたけに「一万でも早く用意したほうがいいやろ…今から体験行ってくるわ…」静かに用意しだした。
    『もぅええって…行くな。俺かて我がの女誰にも触られたくないんじゃ!嫌ならいくなっ!飛田もいくなっ!家帰れんのやったらここにおれや!俺もどうしたらいいかわからんくて悩んでいっぱいいっぱいやったんをお前に当たってもてごめん…』たけ…信じるべきか一瞬戸惑った。けれど、もうかよも限界だった。
    「いややぁぁ!いややぁぁ!かよはもうたけ以外の人いややぁぁ!」狂ったように泣き叫んだ。

    2006-06-21 04:05:00
  • 91:

    かょ

    たけはいつもより優しくかょを抱いた…かょは携帯の電源を切った。何もかも忘れるかのように2人はその日何度も結ばれた。3日間位たけの家にいたのだろう…だんだんと落ち着きを取り戻した。母親の状態を心配してくれたたけに背中を押されるように実家に帰った。

    2006-06-21 04:06:00
  • 92:

    かょ

    意外にも母親は普通だった。ただ口を聞いてはくれなかった。でも一生懸命話しかけたりしていくうちに少しずつわだかまりもとけていったみたいだ。地元はやはり落ち着いた、ランとはミナミに住んでいてなんだか落ち着かなかった。なにより疲れたのはランの嘘…そう、彼女には虚言壁があった…毎日が嘘の固まり…悪い子ではないのだけれど、かよにはキツいものがあった。

    2006-06-21 04:07:00
  • 93:

    かょ

    その点、実家ではありのままでいられる。まわりには何も無く、殺風景な所だけど、親友のあみもいる。たけの家に居るときに言われた事『お前は実家帰って昼のバイト探せ。』しばらく実家から昼のバイトを探す事にした。あみとも頻繁に会うようになった。あみは本当のかょを知ってくれている…安心できる。何かがふっきれたかのように毎日が楽しく感じた。あみと笑い合う事で…たけとは毎日連絡がとれていたし、このまま進んでくのだろうと勝手に浮かれ気分のかよ。そんなに世の中は甘くはないのに…バカだった…

    2006-06-21 04:08:00
  • 94:

    かょ

    いつものようにまた、たけの家に行き仕事を探しているかょ。たけは相変わらずな態度のようにも見えたが何だか考え込んでいる。『俺、店もどろかな?』何度、かょが「そんな身体でホストなんかできやんし、他の女の隣座ったりするんもいややぁ」と繰り返してもずっと黙ったままでいた。

    2006-06-21 04:09:00
  • 95:

    かょ

    今までろくにデートもしてくれた事がないたけが珍しく居酒屋へ誘ってくれた。
    楽しかった。嬉しかった。だけどたけはすぐに酔っ払って道路上で寝そべったりと大変だった。
    もう酒を飲む仕事なんてできないのもわかっていたのだろう…寂しげな表情でかょをみた。『俺もう無理やなぁ。店戻ってもうたらえらいことになるなぁ』
    わかってくれているんだ。たけの気持ちとは裏腹にまた安心した。

    2006-06-21 04:10:00
  • 96:

    かょ

    かょが実家に帰ってたけに無事ついた事をつたえようと連絡をいれると『あ゙〜!!むかつく(`o´)今から店いかなあかん!電話なってお前かな?思ったら店の人間やったしなぁ!もう俺もどるしかないわぁ!』
    いきなりの出来事に理解するのはむずかしかった。けど冷静にならなくては!
    「そんな身体で無理に決まってるやん…」
    『うるっさいわ!』まるでかよがお金を用意出来なかったせいだ。とばかりに罵声をあびせた。

    2006-06-21 04:11:00
  • 97:

    かょ

    その日からたけはホスト人生がまた始まってしまった。かょはたけにふりまわされっぱなしでもう自分の道すらわからなくなっていった。遠ざかっていくたけ…『お前に今から25万円持って店来てとかゆうても無理やんなぁ?』目が覚めた…最低な男!よくよく思い出せば未収は嫌だ。と初めから言ってた…そしてかよは何度ももしかしたら未収になってるかもしれないから行かないと言ったのに殴られてつれていかれた…酒は一滴も飲まず百円のパックジュースを買って持って行ってた…25万円もいくはずがなかったのだ…

    2006-06-21 04:12:00
  • 98:

    かょ

    愛しているからこそ憎くて仕方がなかった…ホストを再開して何日間は連絡を取った。すると店では思いがけないことが起きていたそうだ…たけは客と繰り返しキスをして店のなかでエロい事をする。想像を絶していて逆にそこまでできるたけを誉めて殺してやりたかった…アイシテルトイッテイタノニ…

    2006-06-21 04:13:00
  • 99:

    かょ

    まだ途中ですがこれで終わりますm(_ _)m突然ですが、かょはミナミで発見されてしまい、たけの店の紹介で流れます。応援してくださっていた皆様本当にありがとうございました。
    最後に…かよは愛して憎くてたまらないたけの子供を妊娠しています…
    出来るなら産みたい。だけどかよの職業は… でも負けない!生きる為に…
    ありがとう。たけ…こんなに強くなってしまったよ?
    ありがとう。ラン…かよを裏切ってくれて。ランの器の小ささが良くわかったよ。
    ありがとう。ヒデ…人を侮辱する人ほど人一倍コンプレックスのかたまりなんだよ。あんただけは許さない。
    ありがとう。あみ?お金返し終わったらまたかよといっぱい思い出作ろう。だから待っててね?かよはかよを殺したりしないから…

    2006-06-21 04:14:00
  • 100:

    かょ

    略部分
    ありがとう。ヒデ…人を侮辱する人ほど人一倍コンプレックスのかたまりなんだよ。あんただけは許さない。
    ありがとう。あみ?お金返し終わったらまたかよといっぱい思い出作ろう。だから待っててね?かよはかよを殺したりしないから…

    2006-06-21 04:15:00
  • 101:

    かょ

    心配してくださったみなさん、本当にありがとうございます。
    ほんとはくやしいです。たけを憎みました。
    本番屋はとても厳しいです。まるでかごの中の鳥みたいです。普通に働きにきてる人は自由みたいですが。
    家にかえるのも見張られてる感じがします。妊娠していて流産の可能性はかなりあります。今もツワリと戦いながらの日々…また書きます。普段は携帯もろくにさわれないので…

    2006-06-21 04:16:00
  • 102:

    かょ

    久々に見てびっくりしています。かょはなんとか大丈夫です。仕事は妊娠していると言うと仕事の邪魔だからと言われおろすか辞めろと言われ…
    即決で辞めました。やっと解放ですがお腹の赤ちゃんは無理がたたったのか、流産という形になりました。
    でもかょは負けたくない…精神的におかしくなりそうですが只前を見て歩こうと思います。
    でも現実は毎日返し終えていない借金の事でホストクラブからの電話…
    初めてホストに行き恋をし、残ったものは傷ついた心と体。そして借金…心配してくださってる皆さん本当に有難うございます。嬉しくて涙が出そうです。

    2006-06-21 04:17:00
  • 103:

    かょ

    また書いていきたいと思うんでみなさんよろしくです!

    2006-06-21 04:19:00
  • 104:

    かょ

    本番屋にながされ妊娠がわかりなぜか…かょはたけに連絡してしまった。「たけ…妊娠してるみたいやねん。でも払い終わらないとエラい事なるやろ?」かよはゆっくりたけを怒らせないよう沸々と湧き上がってくる怒りを抑えながら言った。
    反応は意外なものだった…
    『産め!絶対おろすんちゃうぞ!仕事辞めろ!はよ俺んち帰ってこいやぁ』たけ?泣いてる…

    2006-06-21 04:20:00
  • 105:

    かょ

    どうしてたけはこんなこと言うのだろう?
    でも辞めてもいいの?かよはまた昔のようにたけに愛されるの?
    急に安心感が全身に走り、こらえていた涙や怒りをぶつけた。
    「かよはなんでこんな目にあわなあかんのよ!たけを恨んでるんやから!赤ちゃんおろしたないし、わけわからんねんっ」自分でもなにを言ったのか…パニックになった。
    「今すぐ俺んち来いゆうんやったらむかえにきてよっ!」電車はもうなかったがそう言うしかなかった。

    2006-06-21 04:21:00
  • 106:

    かょ

    どこかでまだたけを愛していた。狂ったように泣き叫ぶかよに受話器の向こうからたけの怒鳴り声…『明日仕事しやんと辞めて帰ってこい!迎えに行くから!幸せにするから!かよ…ごめんな…つらかったな。』
    嘘か誠かわからない言葉だったがさっそく寮の荷物をまとめた…
    まだ少ししかお金はかえせてなかったがもう周りは見えない…ただ、たけのもとに行きたかった。

    2006-06-21 04:21:00
  • 107:

    かょ

    次の日も店は昼の12時出勤だった…腫れたまぶたを隠すように分厚い化粧をして店に向かう。ツワリは容赦なくかよをおそう…昨日たけに辞めろと言われたものの変な責任感にかられお金を返し終えなければ(;_;)と思っていた。そんなかよを見ていた仲居さんが『あんたぁ!妊娠しとるんやないか?どうすんねんっ!まぁ今からママ呼ぶから奥いっとき!』鋭い仲居さん…色んな子を見てきたのだろう。同じ様にホストから流れてきた子たちも沢山いた…

    2006-06-21 04:22:00
  • 108:

    かょ

    というよりも、かよが見た女の子達は全員だった。ホスト通いで二百万円…やら、かよには想像ができない。1ヶ月で…かよはいつもパックジュースだったからかな?と思いながら、「今、ここにきて後悔してない?かよはすごいしてる…」彼女らは明るかった。後悔なんかしてないよ!はよ返したらまた飲みに行けるし!
    えっ…そこまでして?かよよりも一つ下のりんちゃんだった。かよはママが来るまであのピンクの照明に照らされたりんちゃんと話していた…勿論、仲居さんにバレないように…「かよなぁ、妊娠してるねん」最後にりんちゃんに打ち明けた…

    2006-06-21 04:24:00
  • 109:

    かょ

    りんちゃんは大きな目をさらに大きくして…パチクリ…『うっそ?マジ?どうすん?やばいやぁん(>_

    2006-06-21 04:25:00
  • 110:

    かょ

    和室の部屋に行くとママと仲居さんが眉を上げて座っていた。怖い…黙ったままかょは座り込んだ。
    『ちょっと、かよっ!あんた妊娠しとるんやてなぁ!どうゆうことや?おろすか?仕事したいから来たんやろ!それとも産むんかいな?』
    現役あがりのママの一言が重く感じた…でもかよは昨日の夜たけと…約束…
    「すみません!かよ産みたいんです…だから辞めさせてくださいm(_ _)m」かょは土下座をして頼んだ。

    2006-06-21 04:26:00
  • 111:

    かょ

    ママはため息をついた…『ほな子供の父親は産めゆうとるんやったら迎えに来てくれるはずやろ?電話してみぃ!』
    かょは急いで携帯をとりにいった。そして自信ありげにたけに電話をした。昨日あれだけ言っていたのだから迎えに来てくれる!
    そう思っていた… トルル…ルル○●○●○●
    「出ない…?」頭が真っ白になった…

    2006-06-21 04:27:00
  • 112:

    かょ

    『どうやった?』ママがまじまじとかよを見た。かよはなんだか急にまた裏切られた気分になり、下をむきながら首を横に振った。
    「ほれみてみぃ!ホストなんかそんなもんや!」仲居さんがかよを横目に見ながらおしぼりをたたんでいた。客が来ているのだろう…女の子達もバタバタと上がっていく。すべてが雑音と化する。

    2006-06-21 04:28:00
  • 113:

    かょ

    なげやりになりながらも、またたけに電話をした。トルル…
    『もぉし?かょ?もうこっち向かってる』違うねん。たけ…昨日迎えに来てくれるゆうてたから店まで来てほしいねん。
    『はぁ?いやじゃ!なんで俺がいかなあかんねん!こっちまできたら駅まで行ったるから!』
    じゃあ来てくれやんのやね…

    2006-06-21 04:28:00
  • 114:

    かょ

    仲居さんはやっぱりね!といわんばかりの顔をしていた…ママはこの先どうなるかは、かょ次第。また縁があったならあいましょうね。と言われ店を後にした。同じような料亭はつづいている。息がつまりそうになりながらもやっと近くの駅に出た。一人、重たい荷物を持ち、立ちすくんでた。

    2006-06-21 04:29:00
  • 115:

    かょ

    人目も気にせず悔しくてまだたけの存在の大きさに、愛してる事に気づいて駅のホームで声を出し、うずくまって泣いた。何本の電車がかょの前を通り過ぎただろう…
    聞きたい!何故来なかったのか… 次の電車でたけの地元までいこう…

    2006-06-21 04:30:00
  • 116:

    かょ

    親友のあみもきっと心配してる…
    ガタンガタン*==*==*==*==*=揺れる電車の中、放心状態のかよがいる。
    あみにはこの現状が落ち着いたら会って全部話しをしよう。あみにあいたかった…あみにしか心を許してなかったからこそ今、会ってしまったら甘えてしまう!そう思ったから。
    先にたけとの事をきちんと自分の力で解決したかった。そうこう考えているうちに天王寺に着いた。天王寺に着いたら、たけに電話をしなければいけなかった。

    2006-06-21 04:31:00
  • 117:

    かょ

    妊娠してるんだ…かよは命の重みを感じお腹をなでた。
    ちょっと休もうね、そう心の中でつぶやき近くの自動販売機でカロリーメイトとジュースを買い、ベンチに腰をおろした。

    2006-06-21 04:33:00
  • 118:

    かょ

    少し穏やかさを取り戻した。ここに命があるんだ…そう思うと何もかも忘れて笑っているかよの姿。その時、♪♪♪♪♪♪携帯が鳴る。[たけ]
    『お前、どこおんねんっ!』怒ってる…やだ!話したくないよぅ(;_;)
    「いっ今、たけの地元の駅にいる…ベンチに座ってるよ」

    2006-06-21 04:34:00
  • 119:

    かょ

    カッカッカッ…誰かが歩く音、下を向いていたかょはとっさに上をみた。いかにもホストっていう格好でこっちに歩いてきた。
    『かょ、みぃ〜つけたぁ!』そう言うと電話が切れたけが走ってきた。
    何されるんだろう?おびえるかよにたけは笑顔でかよのお腹をなではじめた!

    2006-06-21 04:35:00
  • 120:

    かょ

    『ここに俺のガキがおるんやなぁ(*^_^*)』優しいたけ…とっさに「ごめんなさい!妊娠してしまって…店辞めてお金まだ返してないのに…ごめんなさい!」涙が枯れるほど泣いたはずなのにボロボロと頬をつたっていく。たけは急に無表情になり、かよの荷物とかよをつかんでタクシーにのりこんだ。
    車内では会話もなかった。ついた先はたけの家。

    2006-06-21 04:36:00
  • 121:

    かょ

    家についてたけは一言も喋らない…かよはただうつむくばかり。
    『かよぉ、つらかったやろ…ごめんなぁ(>_

    2006-06-21 04:37:00
  • 122:

    かょ

    信用…できるはずなんてないよ。
    感情が逆に流れ始めたのだろう…キスをされても何の反応もできない。抱きしめられたら客とだぶって「やめてよ!迎えにもこなかった男のくせに!どんな惨めな思いで来たと思ってるん?かよは人形ちゃうで!」言えた。いつもおびえてばかりのかよがたけに…

    2006-06-21 04:38:00
  • 123:

    かょ

    取り乱していたかよが冷静さを取り戻したのは何時間後だろう…重たい口を開く…「なんで店まで迎えに来てくれやんかったん?そんなにかよを思ってくれてるならば…」思いもよらない答えが!『お前のおった所、モトカノが働いてたから…勿論ママとも会った事もあるし、おまえが寮として与えられたマンションでそいつと暮らしてたから行けなかった…』
    最低だ…

    2006-06-21 04:39:00
  • 124:

    かょ

    悪びれた様子もないたけ…ため息しか出なかった。かよがヘルスで働いているとわかった時、激怒したのにモトカノはよかったのか?いろんな事が頭の中をぐるぐるとまわりはじめる…
    だけどたけはお腹の中の赤ちゃんに夢中だ。
    パパですよ〜なんて言ってみたりと、喜怒哀楽が激しい人…まるでアンタが子供だよ!と言ってやりたかった。そんなたけの優しさが続くわけなかった、わかっていたことだ。

    2006-06-21 04:40:00
  • 125:

    かょ

    たけはどうやら仕事に行ってない…たけの優しさにどんどんと、またかよは惹かれていった…ホストを辞めて昼の仕事をする為、雑誌がおいてあった…嬉しかった。かよの感情はすぐにもどっていった。
    なんて単純なオンナなんだ?

    2006-06-21 04:41:00
  • 126:

    かょ

    けど、たけは時に酒を飲み、かよを殴る。いつもお腹だけは守ったが、ふいに手がとんできた時にちょうどみぞおちにはいり…
    ゲホッ!オエッ━━━・・・‥血を吐いた…
    「痛いよ。たけ…どして?赤ちゃんいるんよ?(;_;)」たけが怖い。

    2006-06-21 04:42:00
  • 127:

    かょ

    たけはすぐに我に返り、かよに手をついて謝った。その時、たけの手の甲に煙草をおしつけたような火傷が見え、とっさにそでをめくりあげると、おなじような火傷が無数にあった

    2006-06-21 04:44:00
  • 128:

    かょ

    「何これ?なんでなん?かよ、ゆうたよなぁ?自分を傷つける行為だけはやめてって!」
    『けど…俺ほんま情けないんや!かよを辛い目に合わせて、あげくの果てにあんな店で働かせてしまって!こんな傷、かよの傷に比べたら軽いもんやっ』
    呆れた…

    2006-06-21 04:45:00
  • 129:

    かょ

    「かよかてどんなけ辛くてもリスカしてないやん!切りたいと思う事もあるけど。もうしてないやん!」
    そう、かよにはリスカの癖があった。幼い頃から…あみは一番そんなかよを知ってるだろう…たけが自傷行為をしたことでようやくあみの気持ちが分かった。
    バカ野郎な、たけとかよ…

    2006-06-21 04:46:00
  • 130:

    かょ

    しばらくの沈黙…たけの生々しい火傷の一つ一つをたどるようにそっと指でさすった。涙がこぼれた…変な偶然だな…火傷はかよが本番屋で相手をした人の数と同じだった…まるでかよの心の傷を現実に見ているようだった。

    2006-06-21 04:47:00
  • 131:

    かょ

    自分で自分を見ているような気がしてもどかしいような情けないような感情にかられた。たけの涙かよの涙…二人でいても満たされない闇がある。かよはたけの震える肩を抱きしめ先の見えない未来をたけと歩こうと決めた。その中で2人成長しあえたらいいな…

    2006-06-21 04:50:00
  • 132:

    かょ

    3日間くらいだろうか…たけと過ごした。その間にもつわりは容赦なくかよを苦しめた。何も食べれない。そんなかよをたけは人が変わったように手をさしのべてくれた。「気持ち悪いよ(;_;)けど赤ちゃんが生きている証拠やもんね!幸せになるためだよね!」
    周りが見えない発言だったと今になってわかる。金銭面…たけの仕事…ちゃんと辞めていないホスト…いつかは店の人がくるだろう…
    でもたけは何も言わない。『健康な子供産んでな』ホントニコレデイイノカ?

    2006-06-21 04:58:00
  • 133:

    かょ

    いろんな話しをした。だけどたけはかよが不安に思っている事には一切ふれない。
    夢みる少年のように…子供が産まれたら仲の良い家族で,などと繰り返し言ってはかよのお腹を撫でる。
    時にはまた暴力も…たけは悩み事を1人で考え込むタイプだから辛いんだろうと思うと抵抗できなかった。

    2006-06-21 05:00:00
  • 134:

    かょ

    セックスも、今は控えたかったが繰り返される。拒んだら…怖い…
    (早く帰りたい、あみの顔が、母の顔が見たい)愛しているけど、もう苦痛なんだ…
    思い切って切り出した。「かよ…そろそろ実家帰ってお母さん安心させたらなあかんから帰るわ…また来るね!」
    精一杯の残された笑顔で言った。もう疲れきっていたから。
    『分かった。なんかあったらすぐ電話してこいよ!』そしてまた大きな荷物をもちあげ帰った。

    2006-06-21 05:01:00
  • 135:

    かょ

    ♪♪♪♪♪携帯が鳴る…(あみ)
    『かよ!どうしてんの?めっちゃ心配やったんやから!今どこよ?』あっ!たけの家にいるときは電源切ってたんだ!たけは隣でかよが携帯をさわろうもんならカチンとくる人だから。
    「ごめん!あみ!大丈夫やで!店もなんとか辞めれたし!今、彼氏の家おったんよ…」
    電話ごしに頭を下げていた…『はぁ?あみはどうでもよかったん?こんな心配してるのに!まぁいいわ…会ってからゆっくり聞く』そう言うと電話がきれた…
    改めてあみの大きさが分かった。ごめんね…あみ…

    2006-06-21 05:02:00
  • 136:

    かょ

    実家につくと、母はかょを睨みつけた…そして急にかよに抱きつき『かよ…あんたは大事な母さんの子や!何があったんや?』抱きしめれているかよの肩が濡れてきた…
    お母さん、泣いてる。
    かよは全てを話そう!と決意した…ホストクラブ、風俗、妊娠、最後にたけの存在の大きさ。
    母は驚いた様子をみせなかったがかよの腕をパチンッとはたきながら『あんたは母さんの血と肉をわけた体や…大切にしてや』(;_;)
    その時、母の偉大さがわかった。そして、かよも母になる。

    2006-06-21 05:03:00
  • 137:

    かょ

    かよはいつの間にか母に「母さん…かよを産んでくれてありがとう。かよはまだまだ子供やけどお腹の子を大切にりっぱな母になります。迷惑ばかりかけてすみませんでした」頭を下げ感謝の気持ちとこれからのかよは変わっていく事を誓った。母もいきなり泣き止まないまま『こちらこそ…かよ…本当に産まれてきてくれてありがとう。しっかりするんやで!』
    胸が張り裂けそうな気持ちになった。ここから進んでいくのだろう…

    2006-06-21 05:04:00
  • 138:

    かょ

    そぅ…そう思ってたのもつかの間。あみに全てを話し終えて安心して眠った。
    次の日、下腹に激痛がはしり、違和感を感じた。急いでトイレに向かう。パンツには真っ赤な血が…一瞬で頭が真っ白になって座りこんだ。母は同窓会で留守だったから、とりあえず携帯に電話してみた。

    2006-06-21 05:05:00
  • 139:

    かょ

    『とりあえず落ち着いて!今日は日曜日やから病院開いてへんから総合行きなさい。』
    診察券をさがし行こうとしたとき ♪♪♪♪♪♪(たけ)
    オロオロしながら電話に出て事情を話して今から病院に行くから!と伝えると
    『なんでやねん(`へ´)はよ俺んち来い!病院なんかいかんでえぇ』
    ど、どうして?かよはたけに対し怒りを覚えた。赤ちゃんが大変かもしれないのに!「とりあえず病院行く!終わったら連絡するから」そう言って電話を切った。

    2006-06-21 05:07:00
  • 140:

    かょ

    たけはなんだか納得いかないようだった。でもいまのかよは赤ちゃんが心配で妊娠を告げられた病院と同じ所に行った。内診台にあがりカーテンの向こうの先生の言葉に耳をすます。
    先生は『ゔ〜ん(-"-;)』としか言わない。何も言われないまま看護婦さんの指示に従い、先生の話を聞きに行く。
    『残念ながら、初期流産です。しばらくだるさなどは続くと思いますが…』
    放心状態のまま病院をでてたけの家に向かった。たけ…悲しむよね…

    2006-06-21 05:07:00
  • 141:

    かょ

    たけの家に行く途中であみにメールを打った。返事はない。あみは過去流産した経験のある1人だ。嫌なこと思い出させてしまったのかもしれない。しばらくしてたけの家についた…
    たけは怒っていた。たけの言う事を聞かず病院に行ったからだろう…

    2006-06-21 05:08:00
  • 142:

    かょ

    人が変わったように話し出すたけ…『結局できてへんかったんちがうんか?』
    かよが騙したように言う。悲しくてたまらないうえに、たけの言葉で絶望に達した。黙り込むかよにムカついたのか様々な暴言を吐いた…
    そして体を求めてきた。抵抗するほどの気力さえ、感情さえない。血まみれになりながらツーっと溢れ出る涙にさえ、たけは気づかない。

    2006-06-21 05:09:00
  • 143:

    かょ

    それからというものたけの暴力はつきない…束縛も半端無くきつかった。ストレスで抜けていく髪の毛。不眠。このままでいいのか?かよの心が揺れている。
    1人になると決まってため息をついてはまたカッターを見て、リスカをしたくなる…だけど布団に潜り込み手首を押さえて我慢した…

    2006-06-21 05:10:00
  • 144:

    かょ

    でも、たけはとても優しい時もある…完璧なドメスティックバイオレンスに、かよははまっていく。
    たけは凄く寂しがりや…だから毎日のように会いにいった…特別デートするわけでもなく、ただ隣で座ってるだけ。
    就職の雑誌はほこりをかぶっていく…

    2006-06-21 05:11:00
  • 145:

    かょ

    抑えていた感情が爆発する…ジリジリゆっくりと…鳴り止まないホストクラブからの電話がよけいにかょを悩ませる。
    あみといる時だけは全てを忘れられる。うつ状態のかよを積極的に外に連れ出してくれた。カラオケやビリヤード、一時の至福の時間。どうしてたけを愛しているのに毎日幸せと思えないの?
    あみや母は日に日に疲れを見せるかよを見て『別れたほうがいい!かよ、幸せそうにみえないよ(;_;)』やっぱり…

    2006-06-21 05:12:00
  • 146:

    かょ

    たけと出会い、そんなに時間は経っていないのにいろんなことがありすぎる…全てはホストクラブに行ったことから始まり、らんの裏切り、借金のために本番屋、妊娠、流産、暴力、疲れはてていた…毎日たけの家まで行く交通費さえ今はない。

    2006-06-21 05:14:00
  • 147:

    名無しさん

    気になる

    2006-06-21 20:52:00
  • 148:

    かょ

    だけどたけを捨てるわけにはいかなかった。
    理由は…きっともう情でしかないのだろう。いつも部屋で1人きりのたけ…ホストだった頃は人気者で常に周りには後輩やお客さんで絶えなかった。あまりに違いすぎる環境に追いやってしまったのはかよかもしれない…

    2006-06-22 00:29:00
  • 149:

    かょ

    財布の中も底をつきた…かよが行く所は一つしかない…
    (風俗…)
    たまにだったが行くようになった。生きるため、批判される事だらけなかよだが前だけを向いて歩きたい。同時に昼間のアルバイトも探し、面接にもいく。

    2006-06-22 00:30:00
  • 150:

    かょ

    夜は仕事に行き、朝帰って来ては、またたけの家に行く…不規則な生活の中、乱れていく心…
    なんでこんな事してるんだろう?
    やっぱり夜の仕事はつらい…たけに会うのも憂鬱…
    しばらく家で過ごした。と言っても、もっぱら寝て過ごした。

    2006-06-22 00:32:00
  • 151:

    かょ

    毎日たけには電話した。会いたくないとは言えない…風邪で熱っぽいと嘘をついていた。
    何を察したのか、たけは急に『もう別れる』とメールが入ってきた。普通ならそっと胸をなでおろして軽くお別れできるはずなのに。
    かよは何を血迷ったのか、イヤダ!とぐずった。
    だって今までかよがしてきたことは何?と思うと悔しくなったからだ。
    けど今思うことは一つ…たけに対して何かをする=自己満足な世界でしかなかったのだろう。

    2006-06-22 00:33:00
  • 152:

    かょ

    何度も引き止め、元に戻る。一週間くらいの間にそんな会話が繰り返された。
    疲れ果てていた。こんな相談をしたら誰だって別れろというだろう。
    だからこそかよはかよの中でためこんだ…
    笑顔も次第になくなっていく。

    2006-06-22 00:35:00
  • 153:

    かょ

    風俗の仕事の方もダラダラと続けていた。
    ある日…?今日も暇やろうなぁ?店の子たちが話してる…
    「あぁ…仕事も恋もうまくいかんもんやなぁ(>_

    2006-06-22 00:36:00
  • 154:

    かょ

    略部分
    仕事かな?
    (かよちゃん!指名だよぉ!頑張ってなぁ!)
    えっ?新規で指名か?

    2006-06-22 00:37:00
  • 155:

    名無しさん

    2006-06-22 01:24:00
  • 156:

    名無しさん

    2006-06-22 18:43:00
  • 157:

    かょ

    こんな台風の日にわざわざ?なんて不思議に思った…
    お客さんと部屋に入るとかよはとびっきりの笑顔で話し出す。顔がロリ顔だから愛嬌だけは!っと思ってたからだ。
    彼は凄く無口な人だった。特別触ってこようともしない…なんでだろ?

    2006-06-22 23:00:00
  • 158:

    かょ

    会話の中でかよは「かよなぁ、彼氏もいてないし、ほんま男運ないねん…いつまでこの仕事も続けていくんやろかぁ…」
    いつしか愚痴ってしまってた。
    表情を変えずに話を聞いていた彼が急に話し出した『そんなことないよ、あと二、三ヶ月でちゃんとした人みつかる、んで結婚するわ君は…その時に仕事も辞める。』そう言い切った。彼は未来が見える人だった…
    占いとか信じないかよだったが、次の言葉であ然とさせられた…

    2006-06-22 23:03:00
  • 159:

    かょ

    『今の彼氏と結婚しても離婚するよ!』
    えっ?彼氏いないって言ったのに?話はプレイ中でも続いた…
    『何より金銭面が大事やで?苦労してるやろ?彼氏はあなたに対してラブではなくライクだよ』
    確かにたけは仕事もしてなければ、全て親任せか、かよ任せだった…驚きを隠せないかよ、仕事もしなきゃ!パニクってしまってた…

    2006-06-22 23:04:00
  • 160:

    かょ

    彼はかよの将来の旦那がどんな人かも教えてくれた…かよが会った事のある人物だそうだ…
    時間を知らせるコールがなるとさっそうと帰って行った…最後に結婚を焦ってはいけないと言って。

    2006-06-22 23:05:00
  • 161:

    かょ

    仕事が終わり、彼の言っていた事を思い出した。ゆらゆらとケジメないかよの恋に終止符をうつべきなのか…
    確かにかよは結婚を急いでいた…周りの友達が結婚していく。だからなのか…改めて結婚の重大さを考えたとき、相手がたけではダメだ…安心できる人じゃないから。
    何を1人で突っ走ってたのか?

    2006-06-22 23:06:00
  • 162:

    かょ

    冷めてくたけへの想い…たけからもらった婚約指輪をそっと外し棚においた…
    でも誰かに今の気持ちを知って欲しくてあみに電話をした。
    『かよがそう決めたんならあみはなんも言わないよっ!』
    かよは大きく深呼吸をして決意を固めた。
    たけと別れよう…

    2006-06-22 23:07:00
  • 163:

    かょ

    会って別れを告げたらまた殴られるのかな?取りあえず電話しよう…
    「もしもし?たけ…かよなぁ、いつもわがままやし、たけの事怒らせてばかりやから……別れよう。」
    『おぅ!わかった!んじゃなぁ!お前体弱いんやから気つけや!ばいばい』
    あっけないなぁ…でもこれでよかったんだ!会ってしまったら、あのたけの犬みたいな瞳を見て何も言えないから…

    2006-06-22 23:09:00
  • 164:

    かょ

    これでいいんだ…何度も自分に言い聞かせた…
    でも涙が出てくる…もう寒くなってきた…気を紛らわす為に外に出た。
    皮肉にも星がいつもより光っていた。

    2006-06-22 23:10:00
  • 165:

    かょ

    涙で星が沢山に見えたりして…恋愛って疲れたり喜んだり…たくさんの出来事があったりと。当たり前だけど別れは寂しいもの…
    そしてたけは本当にズルい男だ。
    ♪♪♪♪♪♪♪(たけ)
    どうしてさっき切ったばかりなのに…

    2006-06-22 23:11:00
  • 166:

    かょ

    「はい…どうしたの?」
    『俺なぁお前の嫌いなところいっぱいあったけど今でも愛してるよ!有り難うなっ(^_^;)迷惑ばかりでごめんなっ』
    ほんっと!ズルいよ(>_

    2006-06-22 23:12:00
  • 167:

    かょ

    引き止めたかった…だってまだ愛してくれているんだもん…
    甘い囁きがまた後戻りさせようとする…
    ダメっ!戸惑うかよがとった行動は、黙ったまま電話を切るしかできなかった。自分の部屋に戻り棚に光る指輪を見つめた。

    2006-06-22 23:13:00
  • 168:

    かょ

    様々な思い出が蘇る。
    たけと初めて会った時に貰ったたけの名刺…写真。たけのお母さんに貰ったたけがホストをする前の写真、喧嘩した時に仲直りのあかしにくれたネックレス…永遠を誓ったダイヤモンドの指輪…
    全てを黙ったままアルミの箱にしまいこんだ。
    捨てる事だけはできなかったから。

    2006-06-22 23:14:00
  • 169:

    かょ

    終わったんだ…本当に…忘れられる事なんかできない…なぜかかよは携帯を手にしてたけにメールを送った…それはたけを侮辱する言葉…
    もう愛してるけど… なんて言わせないように嫌われたかった。
    込み上げてくる涙を押さえて自分がたけの事を愛したことすら消したかった。つらすぎたから…

    2006-06-22 23:15:00
  • 170:

    かょ

    そしたら、侮辱した言葉に対して、たけは思ったとおり電話してきた。
    怒りに満ちている様子だ。

    2006-06-22 23:16:00
  • 171:

    かょ

    何がおきてるのかわからない…一種のパニック症候群なのか…たけの口から吐き出される暴言…耐えれない…
    かよは一方的に電話を切り睡眠薬と日本酒を飲む。次第に薄れゆく記憶のなかで今まで切ったことがないくらいに深く手首を切った…血は溢れ出てとまらない…

    2006-06-22 23:17:00
  • 172:

    かょ

    助けて…浮かぶのはたけの顔。どうして?冷めていたはずなのに…
    我に返ったとき親やあみの悲しむ顔がうかぶ。
    行き場のないどうしようもない想いがかよを苦しめた。
    かすれていく…あの憎くて仕方のないらんとヒデの事さえも、今どうしてるんだろ?と考えたりと…

    2006-06-22 23:18:00
  • 173:

    かょ

    死にたいわけじゃないのに…
    カパッと開く傷口を見るたび倒れそうになる。
    血は次の日もとまらない。あきらかに病院に行かなきゃ…ってとこだが、家から出るのが怖かった…
    理由は朝方…(アレ?留守電が二件も?あっホストクラブの人…)ゴラァァ…から始まり、まるでチンピラのように脅しの電話だった。こわいよ…助けて…

    2006-06-22 23:20:00
  • 174:

    かょ

    消毒をしていると母に見つかり、そのまま雨の中、母の自転車の後ろに乗り、病院につれてかれた…
    必死で自転車をこぐ母の背中を見て(なんて馬鹿な事をしたのだろう)心の中でごめんなさいが繰り返される。
    あみにもメールを送った…心配させてしまった…
    かよにはこんなにもかよの事を思ってくれている人がいるのだと思うと、しっかりしなくては!と自分を見つめ直した。
    結果12針も縫う形になってしまったけど。明らかにかよの中で何かが変わり初めていた。

    2006-06-22 23:21:00
  • 175:

    かょ

    たけへの想いも無くなった。夜働くのもやめようと思った。らんとヒデはどうなるかはしらないがあの頃のようにもう憎んだりしていない。
    ただ大切に思うのは家族、あみ。前を向いて歩く事!
    かよはいろんな経験をして今のかよがいる…
    未来が見えるお客さんに出会って言ってたことがどうなのかわからないけれど、少なくともかよは慰め程度だが変わったように思う…

    2006-06-22 23:22:00
  • 176:

    かょ

    全てを清算しなくては…残すはホストクラブの借金だった…
    弁護士の先生に相談してこれからまた進めて行こう…
    この数ヶ月で沢山の人と出会い、恋をしていろんな悲しみとも向き合った。今、かよは、どん底にいるかもしれない…なら道は這い上がるしかない。今、かよにできることを少しずつ頑張っていこう。明日は輝くから…

    2006-06-22 23:23:00
  • 177:

    かょ

    たけ…もっと強い女性と幸せになってください。たけといた時間ツライこともあったけどかよは幸せのアルバムにたけとの思い出をつづるよ…ありがとう。そして本当にさようなら。
    らん…一緒に暮らしたりして二人はしゃいだりした日々もあったね。楽しかったよ。
    ヒデ…もう憎むのはやめる…ヒデのようになりたくないから。

    2006-06-22 23:24:00
  • 178:

    かょ

    あみ…中学生の時からかよをみててくれてありがとう。そして迷惑ばかり心配させてごめんね。あみと出会えた事を誇りに思います。
    かよはここにでてきた人達と出会い後悔もしましたが最後に得たものは自分が生きているという素晴らしさ…人の優しさでした。読んでくれてた皆さん本当にありがとうございました。
    つたない文章でしたが一生懸命書かせてもらいました…途中書けなくなり励ましのカキコを見て救われました!

    2006-06-22 23:25:00
  • 179:

    かょ

    最後に私を勇気づけてくれた文章を書きます。
    迷ったときは自分に問いかけてみる これが本当の私だろうか?
    あたいしない人間など一人もいない。価値あって、なすべきことがあって、あなたは今ここにいるのです…たとえ誰が与えてくれなくても私は私を励まし続けよう
    私は私にやり直すチャンスを与えよう…最後まで自分を信じていたいから。
    大丈夫…必ず道はひらける。   ★━━━・・・‥END

    2006-06-22 23:26:00
  • 180:

    コピペ人

    コピペ終了

    2006-06-22 23:27:00
  • 181:

    名無しさん

    お疲れ?

    2006-06-24 12:54:00
  • 182:

    名無しさん

    2006-06-24 16:12:00
  • 183:

    名無しさん

    2007-04-16 00:16:00
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