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幸せの色。

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  • 1:

    ◆ObanGQEW7M

    10月―ミナミ
    寒い、昨日までとは打って変わって寒い。
    アキは自転車で店まで向かっていた。
    アキの家から、アキがレギュラーで勤めているキャバまでは自転車で10分くらいだった。

    2005-11-02 04:59:00
  • 46:

    ◆ObanGQEW7M

    アキはすぐタクシーを拾った。
    「北新地まで…」

    2005-11-02 23:48:00
  • 47:

    ◆ObanGQEW7M

    ヒカリサンと飲みに行くようになるまでアキは北新地に来る事はなかった。
    今でも北新地のニオイはドキドキする。
    慣れたミナミとは全然違うニオイ。
    なんだか違う自分になれるニオイ。

    2005-11-02 23:50:00
  • 48:

    ◆ObanGQEW7M

    タクシーの窓から午前3時過ぎの街を見る。
    アキは鼻をすすりながら、カズヤな事をちょっと考えた。
    こういう運命だったのかな。
    あんなに好きだったカズヤなのに、今はホッとする気持ちもある。

    2005-11-02 23:55:00
  • 49:

    ◆ObanGQEW7M

    「1300円です」
    タクシーを降りて、知っている道を小走りで過ぎる。
    角を曲がるとヒカリサンとマサキがいた。
    「アキチャン!!」

    2005-11-02 23:57:00
  • 50:

    ◆ObanGQEW7M

    ヒカリサンはアキを見つけると走ってアキに近づいた。
    「だぁいじょうぶぅ??」
    心配しながらも明るく言った。
    ヒカリサンはいつも明るい。そんなヒカリサンを見たら、とまっていたアキの涙はまた溢れだした。

    2005-11-02 23:59:00
  • 51:

    ◆ObanGQEW7M

    「とりあえず中入ろうや。」
    マサキがアキとヒカリサンの間に入って2人の背中を押した。
    マサキはグロウの雇われ店長サン。アキと会うのは、これで2回目。
    まだ若いのに、落ち着いていて言う事はいつも力強い。

    2005-11-03 00:02:00
  • 52:

    ◆ObanGQEW7M

    グロウはヒカリサンの彼氏がオーナーで開店したばかりのバーだ。
    店内は広くないケド暗くてなんだか落ち着く。まるで何年も通っているバーみたいに、しっくりくる。
    店内に入ったらマサキはアキを見て爆笑した。

    2005-11-03 00:05:00
  • 53:

    ◆ObanGQEW7M

    「お前なんやねん!その顔!」
    アキのセットしていた頭はボサボサで、スッピンの上に涙で目が赤く腫れていた。
    「だぁってぇ〜」
    アキは顔をふくらましながらカウンターのヒカリサンの隣に座った。

    2005-11-03 00:08:00
  • 54:

    ◆ObanGQEW7M

    「ハイハイ、とりあえず、どぉしたん?」
    2人のやりとりを苦笑いしながら見ていたヒカリサンはアキの頭をなでながら優しく言った。
    「なんか…アキが悪いねんケド、なんていうか、もう2人はダメだったと思う」

    2005-11-03 00:10:00
  • 55:

    ◆ObanGQEW7M

    最近ウンザリするのが多かった事。金銭的に重荷になってた事。家の事。2人が冷めきってた事。
    アキは酔いに任せて思いつく事を片っ端から話した。
    「でもな、そんなんじゃなくて、アキが…嘘をついたから…あんかったんよ」

    2005-11-03 00:17:00
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