-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
幸せの色。
-
1:
◆ObanGQEW7M
10月―ミナミ
寒い、昨日までとは打って変わって寒い。
アキは自転車で店まで向かっていた。
アキの家から、アキがレギュラーで勤めているキャバまでは自転車で10分くらいだった。2005-11-02 04:59:00 -
246:
◆ObanGQEW7M
その時ヒカリサンがヒョコッと入ってきた。
「お疲れッス〜」
「アキチャンもぉ来てたんやぁ。何飲もっかな〜」
ヒカリサンはアキの隣に座って、『とりあえずいつもの』を頼んだ。2005-11-16 12:58:00 -
247:
◆ObanGQEW7M
お疲れの乾杯をして、議題はカズヤの眠剤事件について。
「別に死のうとかじゃなく、ヤケになっただけやと思う…」アキはチビチビ焼酎を体に流し込む。
「う〜ん…」
「てゆうか死ぬ気はないやろ。ただアキに心配さしたかっただけやって。」マサキはペットボトルの烏龍茶を飲む。
「う〜ん……」2005-11-16 13:02:00 -
248:
◆ObanGQEW7M
ヒカリサンは『う〜ん』と相槌をうつのみ。一人で難しい顔をしている。
「何か飲んだら?」「あ、いただきます。」アキとマサキが関係ない話をしていると……
「眠剤を飲んだ理由は何でも良いネンッッ!これからアキチャンがどうしたいかよ!」とヒカリサンが急に大声を出した。2005-11-16 13:07:00 -
249:
◆ObanGQEW7M
「そうやな。」マサキはベーリーズロックを飲みながら答えた。
そうやねんな。分かってんねん。でも…どうしたいかが分からんから悩んでんねん。
アキはボーっと甘くて重い焼酎の味を確かめた。2005-11-16 13:10:00 -
250:
◆ObanGQEW7M
「このままアルコールと一緒に溶けてしまえば良いのに。」
アキの意味不明な発言にマサキとヒカリサンは顔を見合わせた。
「そーときてるな。」
マサキは小さくつぶやいた。2005-11-16 13:12:00 -
251:
◆ObanGQEW7M
「まぁ、溶けてしまうのは無理やから考えよか。これからの事。」
ヒカリサンは変に赤黒い液体をぐいっと飲んでおかわりをした。
「別れるとしても、しばらくは一緒に住まなあかん。貸してたお金もあるし、家具もほとんど彼氏のやし。別れるって決めても会ったら揺らぐねん。」2005-11-16 13:16:00 -
252:
◆ObanGQEW7M
「でもさぁ、今別れんと意味ないねんで?」マサキが言う。
「そうやで。ヒカリは、ヒカリの体験から言うと、今のアキチャンはヨリ戻しても同じコト繰り返すだけやと思う。で、ずっと別れれんくてズルズルするだけ。」ヒカリサンが言う。
「そんなん嫌や……」アキは俯いて言う。2005-11-16 13:19:00 -
253:
◆ObanGQEW7M
「じゃあさぁ、今なら勢いついてるんやし、別れるんなら今じゃね〜の?」マサキはお酒が入ると、ちょっと口が悪くなる。
「そうやで。例え、別れて3ヵ月後に後悔したとしても、別れんくて3ヵ月間、後悔してるよりマシやと思う。3ヵ月後に後悔したら、その時にまた気持ち伝えれば良いやん。その時だめでも、それはそれやで。アキチャンの成長になるよ。彼氏の成長にもなるし。」ヒカリサンは淡々と話した。2005-11-16 13:24:00 -
254:
◆ObanGQEW7M
そぉだよなぁ…。
2人の言ってる事は客観的で、すごく当たり前な事に思える。
その時、またしてもタイミングよく携帯が呼ぶ。
カズヤに違いない。2005-11-16 13:27:00 -
255:
◆ObanGQEW7M
━━着信 カズヤ━━
「ちょ、電話。」
アキはそそくさとグロウの外に出た。
「はい?」
『アキ?今どこ?』2005-11-16 13:30:00