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絆-Kizuna-

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  • 1:

    頑張って書くので宜しくお願いしますm(__)m

    2005-06-26 01:28:00
  • 543:

    由里今日はありがと?楽しかった?矢口さんにもお礼言っててね?

    車に乗ってすぐにレイからメールが届いた。良かったなぁホントに。私も何だか嬉しかった。
    そのまま晃太のマンションに一緒に帰ると久しぶりにゆっくり二人でテレビを見ながらごろごろしていた。ピコピコとチャンネルを回しているとちょうどその時スポーツニュースが放映していて晃太が写っていた。
    私はテレビの晃太と横にいる晃太を見ていると不思議になる。晃太は自分の写っている映像を見たがらないけど、恥ずかしいからなのかなーなんて一人でもくもくと考えてしまう。

    2005-08-11 04:21:00
  • 544:

    かっこよく映るブラウン管の向こうの晃太。でも今私の隣にいる晃太はヒゲも少し生えかけでTシャツにパンツ姿、口は半開きでぼーっとしている普通の晃太。
    私はどっちも好きだけど今は隣にいる晃太の方が好きだなぁ。マヌケな顔しててもあぐらかいてても可愛いと思える。
    好きだと思うだけで何でもよく感じるんだよね。いいとこも悪いとこも全部含めて。

    2005-08-11 04:30:00
  • 545:

    と、その時昨日のアリストのことを思い出して晃太に話した。
    「うーん。間違いなく張られてるっつーかもう撮られてるよな。だって浦安ん時からずっとだしさ。でもまさか由里にまでとは・・・ごめんな俺が昨日店行ったからだよな」
    「晃太のせいじゃないって!でも大丈夫かな?撮られたってやばくない?」

    2005-08-11 04:36:00
  • 546:

    「まぁそうだけどな。仕方ないよ。もし撮られてて出されても悪い虫が寄ってこなくてちょうどいいじゃん」
    晃太はのんきにそんなことを言ってるけどもしそんなことになったら大変どころの話じゃないよ・・・。
    「由里ー、一緒にお風呂入ろっか」
    晃太が寝転びながら一言。お風呂かぁ・・・って!?私は一瞬戸惑ったけど結局晃太に押し切られ一緒に入ることになった。初めての二人でのお風呂だ。
    ドキドキしたけど洗いっこしたり結構楽しかった。

    2005-08-11 04:47:00
  • 547:

    晃太の部屋のお風呂はすっごく大きくて二人で入ってもゆったりしている。恥ずかしがっていた私もそれからはよく二人でお風呂に入るようになった。
    仕事にも行かない日が続き、もう夜は上がろうかなぁと考えるようになった。毎日晃太の家にいてご飯を作って帰りを待つ、そんな日々を送るようになり、住んでいた自分のマンションも引き払い完全なる同棲生活が始まった。
    マネージャーからの電話は毎日のように鳴り、お店ではレイがナンバーワンになったとマネージャーから聞いた。

    2005-08-11 04:56:00
  • 548:

    あんなにこだわっていた“1番”というポジションだったのに私にはもう必要ないものになっていた。ラストをするなら早いうちにしようかなぁなんてお気楽に考えてたり。
    夜を上がるなら黒木さんに言わなきゃなぁ。何て言うだろ・・・。長い長いホステス人生の終着駅がすぐそこまできていた。
    ある日、晃太が家を出る時についでに私もネイルサロンに行くから新宿まで送ってもらった。
    食事の約束をしたままだった夏美さんと会うのも楽しみだった。サロンに着くと、いつもより空いていて久しぶりに夏美さんとゆっくり話せた。

    2005-08-11 05:05:00
  • 549:

    「今日さ、由里ちゃんのケア終わったら上がりなんだけど時間ある?ご飯行かない?」
    夏美さんから食事のお誘いだった。私はもちろんオッケーした。気のせいか分からないけど夏美さんは前よりすごく綺麗になっていた。恋してるのかな?そんなことを考えてしまった。
    夏美さんの帰る用意も済み、サロンを出た私と夏美さんはそのまま新宿をブラブラしながら韓国料理のお店に入った。

    2005-08-11 05:16:00
  • 550:

    軽くお酒で乾杯してスンドゥブという豆腐チゲ鍋を食べながらしばし談話。元気そうで良かったなぁと私も安心した。
    「夏美さん何かいいことあったでしょ?超キレーになってるし肌とかツルツルだよ」
    私がそう言うと夏美さんはフフッと笑った。
    「うーん。あれから色々あってね。何ていうか・・・プロポーズされちゃったんだ私」
    ん?プロポーズ?って誰に!?

    2005-08-11 05:22:00
  • 551:

    「私もビックリしたんだけどね。もう30歳手前であんなことあったからどん底までへこんでたし」
    夏美さんは八年付き合っていた彼氏と秋に結婚が決まっていた。でもその彼氏が私ぐらいの年齢の女に乗り換えてしまったのだ。別れた直後は本当に信じられなかった。
    「えっ?っていうか誰にプロポーズされたの?」
    「うん。それがね・・・あいつ。八年野郎」
    八年野郎???って、ってことはモトサヤー!?私は一瞬事態がのみこめずに頭がごちゃごちゃになってしまった。

    2005-08-11 05:29:00
  • 552:

    「ってことは復活?っていうかプロポーズって結婚することになったんですか?」
    「分かんない。でもね、戻ってきた時やっぱり嬉しかったんだよね。あんなことされたのに馬鹿みたいでしょ」
    話を聞いていると一週間前、突然夏美さんのお店に来たみたいだ。「魔がさした」って。「やっぱりお前じゃなきゃダメだった」って。「結婚してくれ」って。八年の長い長い時間は二人にしか分からない何かを残していたんだろう。
    分からないと言っている夏美さんだけど、こんな幸せそうなキレーな顔してる。きっと答えは一つ。

    2005-08-11 05:41:00
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