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絆-Kizuna-

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  • 1:

    頑張って書くので宜しくお願いしますm(__)m

    2005-06-26 01:28:00
  • 381:

    ずっとバッグの中にしまってたのか少し型崩れしてゆがんだ紙袋が英二らしいなって思った。私は何が入っているのか開けてみようとした。
    「だめだって!後で開けろよ」
    英二が慌てて言った。
    「何で?いいじゃん」
    「だめって言ったらだめなの!もうすぐ着くんだしもう少しだから待てよ」

    2005-07-26 10:08:00
  • 382:

    「はいはい分かった」
    私はそう言ったものの早く見たくてしょうがなかった。家へと近付いてく道、寂しさが募っていく。
    そして気付けば私のマンションに着いてしまった。
    「やっぱり見送りする」
    私は思わずそう口走っていた。

    2005-07-26 10:13:00
  • 383:

    「だめだって早く降りろよ。辛い感じになっちゃうだろ?ほら」
    開いたままになったドア。降りてしまえばもう・・・タクシーの運転手さんも何かを察したのか何も言わずにいてくれた。
    「由里?俺もう大丈夫だから。お前は自分のことだけ考えろ、な?」
    英二の言葉に後押しされるように私はタクシーを降りた。
    泣かない、そう決めてた。黒木さんにも笑って送ってやれってそう言われてたし悲しい別れになると全てが壊れてしまう気がした。
    今にも出てきそうな涙を必死で我慢した。

    2005-07-26 10:22:00
  • 384:

    「じゃ、頑張れよ。またな!運転手さん閉めて下さい」
    そしてドアはバタンと閉まった。走り出すタクシー、振り返って手を降る英二。我慢していた涙が一気に溢れ出た。その場から動くことが出来ず、タクシーが見えなくなっても私はずっと立ち止まったままだった。
    さよならが言えなかった。さよならを言いたくなかった。終わったはずの恋だったのに。

    2005-07-26 10:28:00
  • 385:

    私の手に残った小さな紙袋。雑誌で見たことのあるブランドの袋だった。中に入った箱を開けてみると変わった形のネックレスが入っていた。ピンク色のストーンのようなものが周りのピンクゴールドのトップに包まれていた。
    そして箱とは別に紙袋に入っていたカードを見つけた。
    何だろ?手をのばして取った私はその場でカードを開いた。

    2005-07-26 10:39:00
  • 386:

    少し大きめなカードにはこう綴られていた。

    由里へ
    今日は無理言って付き合わせてごめんな。まだ終わったことを実感できずにいてお前を苦しめることになってるのは分かってたんだけど。どうしても最後に会いたかったから。
    このネックレス、天使の涙なんだって。天使の涙は嫌なこと洗い流して心を浄化する力と、身につけた人の幸せを願ってくれる力があるって。よくわかんねーけど由里が幸せでいれるといいなと思ってさ。今までありがとう。 英二

    2005-07-26 10:48:00
  • 387:

    今までこんなカード、手紙さえもらったことなんてなかった。不器用な英二が初めて書いた最初で最後のメッセージ。
    《ありがとう》
    私も心の中でそう思った。いい男と付き合えて良かった。英二で良かった。
    そう思えば思うほどもう戻らない時間を悔やんだ。私は英二に何をしてあげれたのか。自分のことばかり考えてたなぁ私。私ばっかり我慢してるとかこんなはずじゃないのにとか。英二を思いやる気持ちがあればきっと何かが変わっていたんだろう。でも悔やんだってしかたない。泣いたって何も変わらない。そして私と英二の恋は終わった。

    2005-07-26 11:02:00
  • 388:

    名無しさん

    主さんスゲー!!ここの小説読んで初めて泣いたよ。これからもがんばってね。楽しみにしてるから!

    2005-07-26 13:26:00
  • 389:

    ありがとうございます?まだまだ?下手っぴですが頑張ります?

    2005-07-26 14:22:00
  • 390:

    家に帰って自分の顔を見ると目が真っ赤に腫れてた。一人で部屋にいるとまた涙が出そうになる。だから私はあゆみに電話をかけた。
    「もしもしー♪」
    元気なあゆみの声で少し安心した。私は英二とのことや晃太のこと、元カノの話、最近たくさんありすぎた出来事を話した。
    あゆみはうんうんって何も言わずに聞いてくれた。昔からそうだった。何かあればいつも愚痴聞いてくれたり一緒に考えて悩んでくれたり。でもその時電話の向こうで男の人の声がした。彼氏と一緒にいたのだ。
    「ごめんあゆみ。分かんなかった・・・せっかくの休みなのにごめんね」

    2005-07-26 14:30:00
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