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絆-Kizuna-

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  • 1:

    頑張って書くので宜しくお願いしますm(__)m

    2005-06-26 01:28:00
  • 371:

    「って嘘!もうやり直してとか言わないって約束したもんなぁ俺。ごめんな、っつーか女々しいよな。ダッセー」
    そう言った英二の横顔が夕焼けで照らされた。日が暮れて行く景色。オレンジ色の空。いつの間にか雨は上がってた。
    「英二見てよ。外、雨やんだみたいだよ」
    英二は私が指差した先を見ると目尻が下がり白い歯がこぼれた。嬉しそうに笑って馬鹿みたいに子供な顔して喜んだ。

    2005-07-26 03:32:00
  • 372:

    気付けば7時前になっていた。時間がたつのが早過ぎる。今日話したいことはたくさんあったはずなのに、それをうまく言葉にできない。大事なことは何も言えないまま・・・
    「なぁ由里、時間もそんなにないけど海。少しう、海とか見て話さない?」
    噛み噛みな英二。きっとガラにもないこと言うのが恥ずかしかったんだろうな。私も思わず何言ってんの?って意外な言葉に笑っちゃったから。
    「いいよ。じゃあこれ飲んだら行こ!」
    私がそう言うと英二は残っていたお酒をゴクゴクと飲み干した。

    2005-07-26 03:52:00
  • 373:

    かな

    最近かいてくれてなかったからもぉかかへんのかと勝手に思ってたぁ!めっちゃ楽しみにみさせてもらってます!長々とすいません。頑張って完結してくださぁい★

    2005-07-26 06:40:00
  • 374:

    はい?最近忙しかったので少しずつになってますが完結まで気長に見てもらえたら嬉しいです?頑張ります?

    2005-07-26 09:06:00
  • 375:

    私達がお店を出る時には外はもうさっきの綺麗なオレンジの夕焼け空から少し薄暗くなっていた。使わなくなった傘を持ち、ブラブラさせながら前を歩く英二の後を私は黙ってついて行った。
    日曜の夜のお台場はたくさんの男と女でいっぱいだ。寄り添う二人、手を繋ぐ二人、肩を抱き合う二人、幸せそうな恋人達がどこを見ても目に入る。
    その端ではスケボーを楽しむ男の子達、ダンスを踊る男女の笑い声が響いてくる。
    少し歩いた後、段差のある階段に英二がふと腰掛けた。そして私も英二の横に座った。

    2005-07-26 09:16:00
  • 376:

    「雨やんで良かったね。なんか少し蒸し暑い気はするけど。今は風もあるから気持ちいいし」
    「おーそうだなぁ。こんなに雰囲気あったり夜綺麗なんだったらもっと前に来てれば良かったよ」
    そう言って英二は海をぼーっと見ていた。キラキラ光るビルの光が遠くに見える。
    「俺さ、大阪行くの不安がないって言ったら嘘になるけど頑張って将来性ってやつ?磨いてくるよ。歌舞伎町であんだけ頑張れたんだから俺はどこでだって何でもやれるってそんな気しない?」

    2005-07-26 09:29:00
  • 377:

    「なにそれ超自信満々じゃん。でも・・・英二なら大丈夫だよきっと」
    こんなことぐらいしか言えなかった。もう時間がないって分かってるのに。何を言いたかったのか、考えれば考えるほど分からなくて。でもうまく伝えなくてもいい、言いたいことをそのまま言えばいいよね?
    「由里ね、好きとか嫌いとかそんなことじゃなくてね、一人の人間として英二を大切に思うよ。会えて良かったなって。一緒にいれて良かったって。三年半前だっけ?あの時から今日まで、これからだって英二は由里にとってずっと大事な人だから」

    2005-07-26 09:40:00
  • 378:

    「俺だってずっと大事に思ってるよ。まぁ俺の場合気付くのが遅かったけどな。幸せになれよって言いたいところだけど俺まだそんなにいい男な言葉言えねーや。あいつに泣かされたらすぐ言ってこいよ!取り返しに行くから。お前のこと」
    空を見上げた英二はそう言いながら目を閉じていた。何かを思い出しているかのように・・・
    「よし、そろそろ行こっかな俺。お前家まで送ってくよ」
    「えっ?いいよ由里東京駅まで見送りしてあげるから」

    2005-07-26 09:49:00
  • 379:

    「いいって!お前に見送りなんかされたら行けなくなりそうだし。寂しいじゃんそういうのって。お別れーみたいでさ」
    そうだけど・・・。
    英二は静かに歩き、タクシー乗り場を見つけると黙って乗り込んだ。送ってもらえば、私が家に着けばもう会えなくなる。
    だけど無情にもタクシーの中では野球のラジオ中継が流れていた。晃太のチームの実況が。
    晃太のことが頭によぎった。でもできることなら何も聞こえないタクシーに乗れたら良かったと思う。最後くらいはって。

    2005-07-26 09:59:00
  • 380:

    「由里これ」
    そう言って英二に手渡された小さな紙袋。
    「な、に?」
    「何ってなんだよ。んー何ていうか今までありがとうって意味の感謝みたいなもん」
    感・・・謝?

    2005-07-26 10:04:00
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