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絆-Kizuna-
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1:
◎
頑張って書くので宜しくお願いしますm(__)m
2005-06-26 01:28:00 -
33:
◎
「矢口さん有名人だしね。さっき女の子達にジロジロ見られたから勘違いされたら困るかと思ったの。」
少しムッとした顔をした矢口さんは大きく溜め息をはいた。
「別に俺が誰といようが周りには何も関係ないと思う。由里ちゃんが迷惑に思ったなら仕方ないけどさ。俺は由里ちゃんを誘ったんだよ?みんなさ、野球選手だからって色メガネで見てるんだよ」
矢口さんは吐き捨てるようにそう言った。
「由里ちゃんは今日ずっと普通に接してくれたじゃん。近付いてくる女はみんな野球選手ってブランドみたいなもんに目くらんでるやつばっかだからね。」2005-06-27 18:03:00 -
34:
◎
「それにさっきの飲み会もわざと俺らのこと内緒にしてもらってたんだ。今まで野球につられて来るような子ばかりだったから」
そうだったんだ・・・
「由里ちゃんはどうして今日俺と飲み直してくれたの?」
どうしてって・・・
私だって分かんないよ。でも私もそのへんの子と変わらないのかも。色メガネで見てたのかな?
ただ今日は田村さんに矢口さんが元気ないのはコーチに怒られたからだって聞いてたから・・・。
「矢口さん元気なかったから。ちょっとでも気分転換になればいいかなと思って。」2005-06-27 18:19:00 -
35:
名無しさん
楽しい(^^ゞ続き待ってます
2005-06-27 20:08:00 -
36:
◎
「元気ないかぁー。ちょっと成績のこととかで色々あったからさ。初めて会ったのに気使わせちゃったりしてごめん。」
「由里は大丈夫ですよ。今日は美味しいもの食べて楽しいお酒が飲めたし。矢口さんと会えたのも嬉しかったです。」
それから私達は間にあった壁がなくなったかのように他愛もない話しをした。
トイレに立った私は多少の化粧を直してカウンターに戻ると健にいが戻ってきていた。
「明日は休み?移動とかあるの?」
そんな声が聞こえる。
「休みだけどスケジュールぎっしり。疲れも取れる暇ないよー。明後日はこっちだし楽だけど」2005-06-27 21:06:00 -
37:
◎
矢口さんも大変なんだなぁ。ただ熱い華やかなだけの世界でもないんだね。
「そういや由里ちゃんってどこの子?仕事何やってんの?」
ドキッ・・・
嫌な話振ってくるなぁまた。
「えっ!?お前まさかナンパ?」
すかさず健にいが突っ込んだ。私と矢口さんは顔を見合わせ思わず笑った。目尻にできるシワ。優しい目。本当に矢口さんは子供みたいな顔して笑う。
やばいなぁこんな顔されちゃうと。
「実家は千葉です。今は六本木の近くで一人暮らしですけど。」
「水商売とか?」
健にいが冗談ぽく言った。図星だ。
「そうですよ。」2005-06-27 21:34:00 -
38:
◎
一番驚いてたのは矢口さんだった。口があいたまま。
私は隠すつもりはなかった。聞かれたら答えるつもりでいた。でも今日ばかりは言わなきゃ良かったと後悔した。
「引いた?」
私が聞くと矢口さんは
「そんなことないよ。意外だっただけ」
意外・・・か。
「だから落ち着いてるように見えたのかな」
健にいは顔色を変えることなく私を見て言った。落ち着いてる?そうかもしれないなぁ。色々ありすぎたからね。
ってもう4時だ。
時計を見た私を見て矢口さんは気にしたのか
「そろそろ帰ろっか。チェックして。」2005-06-27 21:44:00 -
39:
◎
会計も終わり店の外まで健にいがお見送りをしてくれた。
「由里ちゃんまたおいでね。一人でもいいし晃太とでもね。あ晃太より可愛い友達と来てくれたほうが大歓迎!」
そう言いながら健にいはタクシーを拾いに行ってくれた。
「由里ちゃーん」
手招きする健にいのタクシーに乗り込んだ。
「今日はごちそうさまでした。矢口さんも健にいもありがと。おやすみなさい。」
矢口さんは慌てた顔。
「送ってくよ。回ってけばついでだし。」
私は何故か
「ここで大丈夫です」
と言った。
そんな私と矢口さんのやりとりを見た健にいは2005-06-27 22:13:00 -
40:
◎
「俺店戻るよ。じゃまた来いな」
そう言うとゆっくりとMOONに帰っていった。
「本当に大丈夫だから。ありがとうございました」
私が矢口さんに言うと、困った顔で
「分かった。遅くまでごめんね。じゃ運転手さんこれでお願いします。」
そう言うと運転手さんに一万円札を渡した。
「ちょっ、と。いいよ。ちゃんとあるから」
って言ったのに矢口さんは閉めて閉めてと運転手に合図した。
ドアが閉まりタクシーは走りだす。何か悪いことしちゃったかな・・・でも仕方ないよね。もう会うこともないだろ。
水商売って聞いてビックリしてたし。2005-06-27 22:32:00 -
41:
◎
前の彼女はモデルとか言ってたっけ。私なんて相手にもされるわけない。でも優しい人だったなぁ。
テレビに映る顔はキリッとしてて強そうなのにあんな顔して笑ったりもする。それを見れただけでも超幸せだよね。
「さっきの人、矢口選手ですよねー?」
運転手が話し掛けてきた。行き先は言ってる。場所も分かりやすい場所だ。だから運転手の声は聞こえない、寝てるフリをした。
目をつぶると今日一日の出来事が静かに浮かぶ。あぁ本当に眠くなってきた。
(ブーブーブー)
その時カバンから携帯のバイブが動いた。矢口さんからだ。2005-06-27 22:43:00 -
42:
◎
「もしもしー」
私は電話に出た。
(今どのあたり?)
えーっとここどこだっけ?あっ**通りだ。
「**通りの公園のとこですけど。」
(ちょっとそこでおりないで止まってて!今そっち方面向かってるから)
返事する間もなく電話は切れた。何?仕方なく運転手さんに言って止まってもらった。
矢口さん何なんだろ?
しばらくするとコンと窓を叩く音がした。
私は窓を開けた。
「ごめん運転手さんこの子おります。お釣りいらないから。」
そしてドアが開いた。
えっ!?おりなきゃなんないの?ってゆうかおりなきゃね・・・。2005-06-27 22:54:00