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絆-Kizuna-

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  • 1:

    頑張って書くので宜しくお願いしますm(__)m

    2005-06-26 01:28:00
  • 313:

    「あっごめん言い忘れてたぁ・・・」
    「電話あったからさ。彼女礼儀正しいしいい子だって言ってたよ。なんか俺も嬉しかった」
    「本当にぃ?由里超キンチョーして噛み噛みだったのにぃ。それより晃太今どこ?何してるの?」
    騒がしい雑音に私は思わず聞いてしまった。
    「あ、今先輩に連れられて・・・ごめんキャバなんだ」

    2005-07-22 08:17:00
  • 314:

    「そ、そっか。じゃー切るね」
    私は平然と電話を切った。でもすぐに晃太はかけ直してきた。
    「ごめんってば」
    「えっ?全然大丈夫だよ由里は。気にしないでゆっくり飲んでね」
    晃太は謝りながら電話を切った。怒ってるわけじゃなかった。ただ少し心配になっただけ。でも晃太の負担にはなりたくない。
    先輩との付き合いも仕事のうちだもん。そういう交流が、チームワークを深めることにもなるかもしれないし。
    理解ある女でいよう、子供みたいにすねてちゃだめだ。そう誓った。

    2005-07-22 08:22:00
  • 315:

    「ゆかりどしたー?元気なくなったじゃん」
    レイが私の顔をのぞきこんだ。
    「べっつにー。全然元気!超ゲンキー!」
    「何かあるんなら話してね。アタシじゃ役不足かもしんないけど。聞くことならできるし。ストレス溜めると肌に悪いしね」
    レイは本当に思いやりのある子だ。久しぶりにこんな女の子と出会った。友達・・・になれるかもしれないなぁ。
    携帯を見るとまだ?マークが消えてない。確認した私は一瞬頭の中がめちゃくちゃになった。

    2005-07-22 08:28:00
  • 316:

    それは英二からのメールだった。

    電話してごめん。俺、今日でホスト上がるんだ。俺には先が見えないって由里言ったじゃん?ずっとそのままだって。だから考えたんだよね色んなこと。で、辞めることにした。将来性のある男になろうって思ってる。矢口みたいに有名人にはかなわないと思ってるけどさ。お前がいつか俺の所戻ってきてくれた時、恥ずかしくない男でいたいから。日曜日から大阪行くし由里と会えなくなるのはキツイけど頑張ってくるよ。お前が全てだって分かったから。

    2005-07-22 08:37:00
  • 317:

    英・・・二?
    大阪って何?ホスト上がるってどういうこと?歌舞伎町の・・・歌舞伎町のナンバー1ホストなのに。
    大阪行くからって何なの?急すぎない?
    私は頭の中で一生懸命整理した。でもムーンに着いても上の空だった。
    レイを健にいに紹介すると二人は共通の趣味のサーフィンの話で盛り上がっている。私はというと自分でも分からないくらい動揺している気持ちを整理できないでいた。

    2005-07-22 08:41:00
  • 318:

    「ちょっと・・電話してくるね。ごめん」
    二人を残し席を離れた私はお店の外に出て英二に電話をかけた。
    2コールですぐに電話に出た英二は酔ってる様子もなく普通だった。
    「なにあのメール」
    私が静かに聞いた。
    「なにってあのままだよ。」
    「大阪ってどういうこと?っていうか由里が辞めさせたみたいじゃん。すごかったのに英二。ずっとナンバー1だったじゃん」
    「いとこが大阪で不動産関係の会社やっててさ。頼んだら営業なら雇ってくれるって言ってくれて。それが結構大きい会社なんだよね」

    2005-07-22 08:51:00
  • 319:

    「え営業?英二が?」
    「なんだよ俺だってリーマンくらい余裕だって。トークセンスもあるしな。でさ、もう俺やり直してくれとは言わないから。」
    英二の声がちいさくなった。
    「でもお前が俺を必要とした時っつーか戻ってきたいと思った時はいつでも帰ってこいな・・・俺三年ぐらいなら待ってるから」
    そう言って英二は無理して笑った。

    2005-07-22 08:56:00
  • 320:

    「大丈夫なの?本当」
    私は英二が心配だった。本当に大阪なんか行ってちゃんと就職なんてできるのかって。
    「最後に会いたかったんだけどさ。日曜日少しだけ時間ない?」
    日曜・・・日?
    「俺の門出なんだしさ、飯でも付き合ってよ。夜9時の新幹線だし」
    門出か。英二の新しい出発。新しい人生だ。
    「分かった」
    じゃーあさって。ということで電話は切れた。日曜は晃太がいない。私は自分が嫌な女だなと思った。

    2005-07-22 09:02:00
  • 321:

    ムーンに戻ると健にいとレイが話し込んでいた。
    「ごめんねーほんと」
    私はレイに謝った。
    「レイちゃんってマジで可愛いんだけど」
    健にいがニコニコ顔で私に言ってくる。少し照れ笑いしたレイも可愛く見えた。レイってこんな顔するんだぁ。もしかしてこの二人いい感じかな?
    私は黙って二人を見ていた。こういうのっていいなぁって。ドキドキドキドキするんだよね。

    2005-07-22 09:05:00
  • 322:

    レイの言葉に私達は一瞬ふと考えこんだ。
    運命・・・か。
    出会いや繋がり?本当にそうだ。晃太と出会ったあの日もそう。美香が誘ってくれなかったら会うことなんてなかったし。
    英二と別れてなかったらコンパなんて行くこともなかった。それにあの日座った位置やちょっとした会話、公園での出来事、あんなことがなかったら晃太という人に引かれることもなかっただろう。

    2005-07-22 10:21:00
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