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絆-Kizuna-
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1:
◎
頑張って書くので宜しくお願いしますm(__)m
2005-06-26 01:28:00 -
303:
◎
「ハハッ。あんた変わってるねやっぱり。ずっと思ってたんだけど不思議な子だよホント。別に嫌いじゃないよ」
笑った私を見てレイも笑った。
「アタシずっとゆかりって何考えてるか分かんなくて逆に友達になりたいってゆうかさ、ナンバー1の仕事以外の姿っていうの見てみたかったんだ」
レイはそう言ってビールをぐいっと飲んだ。
「お酒好きなの?」
私はレイに聞いた。
「うーん普通かな?でも飲む相手によって味違わない?楽しい時ってお酒も美味しいじゃん」2005-07-22 07:06:00 -
304:
◎
「それはそうだね。店とかで飲んでる時も思うもん。同じお酒なのに飲む相手が違うだけでまずくだるく感じたりさ」
「そうそう!」
私とレイは初めて二人で話したのにやけに話が合った気がした。あゆみとは仕事の話はあまりしない。家族のことや彼氏のことはよく話すけど。化粧品販売の美容部員をしているあゆみとは、時間帯も真逆で日曜日ぐらいしかゆっくり会う機会がないし。
それでも連絡はよく取ってるし会おうと思えばいつでも会える。そんな子がいるだけでいい。2005-07-22 07:13:00 -
305:
◎
レイと初めてご飯を食べた日は気付けば朝の8時まで話していた。
あゆみ以外の女の子とこんなに長く話したのって久しぶりだなぁって思った。
「あのさアタシって多分悪いやつではないだろうし(笑)仲良くしてね」
帰り際にレイは私にそう言った。
「仕方ないなぁ」
そう答えた私だったけど結構嬉しかったりもした。2005-07-22 07:17:00 -
306:
◎
それから週に二〜三回、レイとご飯に行ったりしている。英二と別れてすぐだったこともあり時間もたくさんあった。
「ゆかり?本当大丈夫?体調不良?」
レイが聞く。
「全然!ちょっとさぼり気味なだけだよ」
「なんだサボリかー」
そんな会話が続いた。
「矢口は?ゆかり指名で来てたじゃん。何のルートで知り合ったの?」
やっぱりその質問がきたかぁ・・・。
「うーん、早い話がコンパかな。友達がセッティングしてくれたら相手が野球選手だったみたいな」
「えースゴイじゃん。しかも同伴まで」
「う、うん・・・」2005-07-22 07:25:00 -
307:
◎
「口説かれた?」
レイが聞いてきた。口説かれたってゆうか・・・何て言おうか迷っているとレイはイタズラっぽく聞いてくる。
「やっちゃった?」
「えっ?もう何なのー。いいじゃんもうそんな話」
私は慌ててしまった。
それからセットが終わった私達は美容院を出てお店に向かった。
「ねぇもしかしてゆかり矢口と付き合ってる?」
えっ!?
「うーん分かんない。そんな感じなのかな」2005-07-22 07:31:00 -
308:
◎
「ウッソー?マジ?」
驚くレイ。
「内緒にしててね。お店にも」
「オッケー」
そうこうしているうちにお店についた。着替えが終わるとすぐに指名客が来た。
「ゆかりさんお願いします」
マネージャーに呼ばれてフロアに行こうとした時
「早速ご指名じゃん♪やっぱナンバー1だねー。てゆーか今日終わったら飲みに行こうよ。ねっ!」
レイがそう言った。
「いいよーじゃあそういうことで」
私はそう答えると客席に向かった。2005-07-22 07:36:00 -
309:
◎
何時間も続く接客。途切れることのない指名。それが楽しかったのに。今日は何本とったとか売り上げいくらだったとか、そういうの聞いて喜んだりしてたなぁ。
私は心のバランスが取りにくくなっていた。晃太のこと考えると仕事に気持ちが入らなくて。
実際七月はまだ二週目なのに成績によく表れている。レイとの本指名の差はたった12本。すぐに追い付かれてしまう数字だ。
でも私は半分どうでも良かった。それにレイにならナンバー1取られてもいいかなって。抜かれても仕方ないかなって。2005-07-22 07:43:00 -
310:
◎
きっと来週月曜日に晃太が帰ってきたらその日も休んでしまうことになる。他の曜日も未定なまま。
休みがちになればそれは成績の急降下が目に見えて分かることになる。
でもそれでも今の私には晃太との時間のほうが大切だと思った。
人を好きになると周りが見えなくなったり、何かを犠牲にすることだってあるんだよね。お金もいらない、私はナンバー1のプライドもなくなってしまうくらいになっていた。2005-07-22 07:49:00 -
311:
◎
営業時間も終わり、ロッカーで待っていたレイと着替えながら化粧を軽く直した。
「どこ行くー?」
そんな会話が始まる。
いつもレイとはこんな感じ。お互い行く場所が決められないたちで、結局ブラブラ歩き疲れたところで目に入ったお店に入る。
だからいつもバラバラだ。時間はまだ2時。
「そうだ!超いいお店あるよ!ムーンってゆうんだけど」
私は健にいのお店の話をした。
「じゃーそこ行こ♪」
行き先も決まり表通りに出た私達はタクシーを拾いムーンに向かった。2005-07-22 08:07:00 -
312:
◎
携帯を見てみると着信が六件もあった。
五件は晃太で一件は英二だった。メールを確認すると晃太から【仕事が終わったら?してくること?】と入っていた。
「レイちょっと電話ごめんね」私はそう言って晃太に電話をかけた。
「ハイハーイ。由里?終わったの?」
電話の向こうは騒がしい雰囲気だった。
「うん、終わって今から友達とムーン行くところ」
と私が言うと
「そっか。ムーンなら安心だしな。あってゆうか由里○○さんに送ってもらったでしょ」2005-07-22 08:12:00