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絆-Kizuna-

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  • 1:

    頑張って書くので宜しくお願いしますm(__)m

    2005-06-26 01:28:00
  • 251:

    タクシーを拾い
    「***までお願いします」
    と言うと、それから私はボーっと外を眺めていた。暑いなぁ今日も。
    タクシーで球場に近付くにつれユニホームを着た人達が何人か見えてきた。そしてタクシーをおり私は言われていた窓口を探した。
    あ、ここだ。
    「矢口さんから相川でチケットが〜」
    晃太に言われとおりに窓口の人に言うと、そのままチケットを渡された。すごいなぁこんな簡単に出せるもんなんだぁ。
    入口ゲートを探し、球場に入った私はチケットに記範されていた席を探した。
    探していくうちにどんどん下のほうに行った。

    2005-07-20 03:33:00
  • 252:

    やっと見つけた!と思ったら、もうそこはビックリするぐらいよく見える席だった。
    ベンチのちょうど上あたり。私は席を確認した後、飲み物を買いに行った。戻ると練習風景が見える。
    晃太どこなんだろ?いるのかな?まだ練習中な球場内はファンの人達が前に群がって練習を見ている。
    その時誰かに呼ばれた気がした。あれ?気のせい?
    「由里ーこっち」
    あれ?また聞こえた。
    キョロキョロ周りを見ているとそこには晃太がいた。中から手を振ってる。それに気付いた周りのお客さん達も私を見た。
    ちょ、ちょっと・・・何なのこの空気。

    2005-07-20 03:41:00
  • 253:

    晃太は呼ぶだけ呼んでおいてすぐ練習に戻った。
    ジロジロ見られてる。どうしよう・・・私は目線をそらし下を向いた。その中でも特にYAGUCHIと書かれたユニホームを着た女の子はずっと私を見続けていた。
    それからしばらくして女の子達は私の横を通って行く。すれ違いざまに笑っていた。
    「ハハッ全然可愛くないじゃん。似合ってないし。調子乗って見に来てんじゃねーっつーの。ハハハッ」
    笑い声が耳ざわりだった。可愛くない・・・か。別にどうでもよかった。誰に何言われても晃太に言われた言葉で全部忘れられるから。

    2005-07-20 03:49:00
  • 254:

    あの娘達もきっと晃太のこと好きなんだしね・・・晃太のファンなんだもん。
    しばらく練習を見ていると、須藤さんと晃太が楽しそうに笑っていた。やっぱりかっこいいなぁこうして見てると。
    私は晃太の全てに引かれていく気がした。
    観客もどんどん増え、試合が始まり熱気に包まれていく場内。テレビとは全然違う。
    晃太は今日もヒットを打ち、須藤さんも他の人も打ちまくり試合も盛り上がっていく。結局試合はそのまま勝った。

    2005-07-20 03:56:00
  • 255:

    晃太達はベンチに入っていった。鳴りやまない歓声の中、しばらく座っていると携帯が鳴った。
    「もしもし」
    「由里?近くで待っててほしいんだけど。一緒に帰ろう」
    球場近くの場所を説明され、そこのお店で待つように言われた。電話を切り球場を出ると人の多さで目が回りそうになる。
    ただてさえ暑いのによけいに暑くなる。言われたとおりにしばらく歩くとカフェがあった。
    多分ここのことなんだろうなぁ。そう思い中に入って待つことにした。
    まだかなぁ?すぐ出てくると思ってたのに・・・長いよ。

    2005-07-20 04:03:00
  • 256:

    その時晃太から電話が鳴り、前に着いたみたいだから会計を済まし外に出た。
    晃太のベンツが止まっていたので急いで乗り込んだ。
    「遅いよぉー」
    ちょっとふくれた私をみて平謝りする晃太。
    「ごめんごめん!なんか旨いもんでも食いに行こ。機嫌なおしてよ」
    「分かったぁ」
    そうは言ったけど機嫌なんて悪くないよ。怒ったふりしただけ。今日は本当に楽しかったもん。
    「しゃぶしゃぶでも行こっか」
    晃太が行きたいとこならどこでもいい。一緒にいれるなら。

    2005-07-20 04:10:00
  • 257:

    お店に着きメニューを見ていた晃太は、とりあえずお酒を飲みたそうだった。
    「いーよ飲んでも。帰り由里運転するから」
    「マジで?いいの?」
    嬉しそうな晃太。喜んで注文していた。
    その時、晃太の携帯が鳴った。笑っていた顔つきが変わっていく。困ったような顔に。
    誰?・・・聞かなくても分かる。だから聞かない。聞きたくない。

    2005-07-20 04:14:00
  • 258:

    「由里ちょっとごめん。アミだわ。やましくもないし由里に心配させたくないからここで出ていい?」
    出ていい?って聞かれても・・・。私はとりあえず頷いた。
    「もしもし」
    「なんだよだから」
    「今彼女と飯食ってんだって。いい加減にしろよ。もうかけてくんな」
    そんな言葉がずっと繰り返される。アミって人、晃太に未練あるんだろうな・・・てゆうかモデルなんだよね。超キレーだったし。
    「しつこいんだよ」
    最後に晃太は怒った声で電話を切った。
    シーンとする空気。

    2005-07-20 04:21:00
  • 259:

    「ごめんな何か」
    晃太が謝ってきた。
    「うん大丈夫。でも元カノ晃太のことまだ好きなんだね」
    「知らねー。意味わかんねーし。彼女できたって言ってんのに私は雑誌の専属決まったからとかワケわかんねーこと言ってきてさ」
    「へ、へぇー」
    雑誌の専属か・・・そういや美香にも聞いてたなぁ。すごい人なのかも。いや、すごい人になってくのかも。
    もしトップモデルにでもなってめちゃくちゃ有名になったら晃太どう思うんだろ?

    2005-07-20 04:27:00
  • 260:

    晃太が選んでくれたのが私でも私はまだ自分の一部しか見せてない。隠してるわけじゃないけど言えない自分がいる。
    でもいつかはばれるんだよね。言わなきゃいけないんだよね。そう思うと不安になる。
    だけど・・・晃太なら、晃太なら大丈夫だよね?
    「由里?」
    考えこんでいた私を見て晃太が言った。
    「ごめんね嫌な思いさせちゃって」
    「え!?あ、大丈夫だって。気にしてないから。でも専属モデルかぁ。すごいね」

    2005-07-20 04:38:00
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