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絆-Kizuna-

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  • 1:

    頑張って書くので宜しくお願いしますm(__)m

    2005-06-26 01:28:00
  • 221:

    私達はとりあえずお店を出た。しばらく歩いて立ち止まり、まだ飲むと言っていた須藤さん達二人とそこで別れた。
    そして晃太が止めたタクシーに二人で乗り込んだ時、私のカバンからはあの着信音が鳴った。
    ―aikoの花火―
    英二からの着信だった。私は音を切り携帯をしまった。
    「出ないでいいの?」
    私は静かにうんうんと頷いた。
    でもタクシーが走りだしたその時だった。英二がいた。すぐ近くに立っていた。私に気付いていた。

    2005-07-19 04:01:00
  • 222:

    ドキドキ・・
    ドキドキ・・
    何故か心臓の鼓動か早くなった気がした。
    英二に見られたから焦ってるのか晃太が気付いたらどうしようって焦ってるのか私は自分でもよく分からなかった。
    それより何で英二があんなとこ・・・仕事中なはずなのに。まさか来るつもりだったのかな?
    すぐに私のマンションに着き、晃太も来ると言ってきたので一緒に家に戻った。そして充電器や化粧品を用意していると晃太が静かになった。
    なんでだろうと気になってキッチンにいた晃太を見てみると英二と揃えた食器類をジッと見ていた。

    2005-07-19 04:11:00
  • 223:

    ほとんどが二つずつ揃ってあった。晃太何を思ったんだろう。
    「晃太ぁ?もう用意できるから座っててごめんね」
    「あ、うん」
    リビングに晃太を座らせた私は部屋に戻った。私の部屋には晃太に見られたら嫌な思いをさせる物が他にもあった。
    英二の服もそうだし男物のベルト、とにかく見られたくない。晃太に嫌な思いさせたくない。
    早く用意を済ませ、リビングに戻った。
    「できたよ行こっか」
    「おー行くか」
    玄関に向かった私は靴をはいていた。振り返ると晃太がいない。

    2005-07-19 04:18:00
  • 224:

    ちょっ、どういうこと?
    「晃太!?」
    私が慌てた声で呼ぶと晃太が洗面所から出てきた。そして手には髭そりとハブラシが握られていた。
    「捨てていいよね?」
    晃太が静かに言った。
    「うん。いいよ」
    私がそう答えると晃太は私にそれを渡してきた。えっ?何?
    「由里が自分で捨ててほしい。俺は自分で捨てたから。まぁケジメみたいなもんかな?いちいちうるさくてごめんね」
    「あ・・・大丈夫。捨ててくるから。」
    部屋に戻ってごみ箱に捨てた私はゴミ袋をそのまま捨てようと持って出た。

    2005-07-19 04:24:00
  • 225:

    これでいいんだ。そう、これでいい。
    そして私はゴミ捨て場にゴミを捨てた。英二のハブラシも・・・英二への残った気持ちも。でも私達がマンションを出た時、そこには英二がいた。
    二度目だ。あの日と同じ。晃太と初めて会ったあの日と。
    晃太は知ってる。英二が元カレだってことを。でも英二は知らない、晃太と付き合っていることを。
    私がどうにも出来ずに立ち止まっていると英二がこっちに歩いてきた。

    2005-07-19 04:30:00
  • 226:

    「由里どういうことだよ。何でお前んちから矢口と出てくるんだよ。なぁ!お前遊ばれてるって目ぇ冷ませよ」
    英二が大声で怒鳴った。そして晃太にも。
    「俺ら今は別れてますけど絶対こいつ俺のとこ戻ってきますから。もう由里に手出すのやめてほしいってゆうか。遊びなら他にも女いるじゃないですか。だいたいあんた野球選手じゃん?ほらアナウンサーとかさ、もっと上っつーかこいつより上ってゆうか」
    それを聞いていた晃太が英二よりも大声になった。

    2005-07-19 04:37:00
  • 227:

    「お前さぁ、さっきから聞いてるけど何が言いたいわけ?」
    「えっ、あ、だから手出すなら他にもいい女がいるってあんたならさ・・・」
    晃太は見たことのない顔で英二に言った。
    「お前さ、いい女とかこいつより上のとか言ってるけど俺は由里がいいから。由里より上がいるならお前がいけよって話だろ?」
    英二は黙りこんだ。
    「言いたいことはそうじゃねーだろ?回りくどい言い方しても何も伝わんねーぞ。好きなら好きだって俺に宣戦布告してこいよ」

    2005-07-19 04:45:00
  • 228:

    「す・・きだけど。好きだよ!悪いか?」
    英二はからかわれて怒った子供みたいだった。
    「よし、それでいいんだよ。でもな選ぶのは由里なんだ。由里の気持ち、ちゃんと聞こう。な?」
    「由里、俺今日お前に会いに行ってたんだ。で、お前達見てどうしようもなくて気付いたらここまで来てた」
    英二・・・やっぱりそうだったんだ。
    「店抜けてから今までずっと客からもオーナーからの電話もシカトしてて。でも俺、そんなこと今はどうでもいい。ナンバー1は手放せてもお前のことは手放せないって分かったんだ」

    2005-07-19 04:53:00
  • 229:

    ちひろ

    由里ちゃん応援してます?私色々と悩みあるんやけどこの小説見るの楽しみにしてて、読んでるといつのまに悩みも吹っ飛ぶし、何が言いたいかよくわからんけど。。。??頑張ってね?完結まであたたかく見守ってゅきます??〃

    2005-07-19 04:54:00
  • 230:

    英二の言葉は私の中で大きく響いた。英二がこんな風に一生懸命なこと言うのって、三年前のあの頃だけだったのに。
    私は何故か涙が出た。
    嬉しいから?英二が元に戻ってくれたから?ううん、違う。そうじゃなかった。私は分かっていた。
    いつの間にかもう英二とは終わってたことが。私の中に英二より大きな晃太という存在ができていたことが。
    「ご、ごめん英二」
    私が話し始めると晃太は距離を空けるようにマンションの入口から離れた場所に座った。

    2005-07-19 05:02:00
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