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絆-Kizuna-
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1:
◎
頑張って書くので宜しくお願いしますm(__)m
2005-06-26 01:28:00 -
213:
◎
「ここ入れたら四席?かな?」
晃太は周りを見渡していた。
「さっきから俺らめちゃくちゃ見られてない?すげー視線感じるんだけど」
それもそのはずだ。見られているのは間違いない。2005-07-18 18:49:00 -
214:
◎
「だって晃太達がいるんだもん見ちゃうよ」
私と晃太がそんなことを話していると、一緒に来ていた二人が珍しくジーっと見てきた。
「由里ちゃんって君のこと?今日晃太がどうしても来たいっつーからさー。俺らはオマケでついてきたってわけ」
「ちょっ、言わないで下さいよ」
晃太が慌ててる。
「一人で行くの恥ずかしいからって俺らに頼んできたじゃん晃太」
「ほんまや。照れんでええやん」
二人にいじられてる晃太。焦ってたりして可愛かった。2005-07-19 03:06:00 -
215:
◎
「今日終わったらそのまま来れない?俺ここ最後までいるか近くで待っててもいいんだけど」
き、今日そのまま?
「あ・・・急にだからなぁ。どうしよう?取りに帰りたい物もあるし」
「分かった!じゃあついでに由里んとこ寄って、一緒に帰ろう」
「うん、そーだね」
晃太は強引すぎるぐらいいつも豪快だ。考えるすきを与えてくれない。でもそのくらいの方が私には丁度良かった。2005-07-19 03:13:00 -
216:
◎
「由里さんバックお願いします」
マネージャーに呼ばれた。あぁもう交代か・・・嫌だなぁ。ヘルプにも心配があった。
前に名刺置いてた子もいたし。ま、晃太は持って帰んなかったけど。指名客の客席に戻った私は、いつも通りの接客に戻った。
でも晃太が・・・見てるのが分かる。そう思うと何をすればいいのか分からなくなった。
晃太は嫌がってるんだよね・・・。2005-07-19 03:20:00 -
217:
◎
それからまたテーブルを二カ所回り、晃太の席に戻れた。
「由里ちゃんってナンバー1なん?」
関西弁の須藤さんが急に聞いてきた。須藤さんは晃太と同じ歳だ。チーム内でも一番仲が良いと言っていた。
「えっと、あ、一応ですけど」
「やっぱりなー。さっきから君ばっかりあっち行ったりこっち行ったりしてるもんな。晃太心配しとったで」
晃太を見るとそんなことないよって顔をする。須藤さんにも何言ってんだよってアイコンタクトしてた。2005-07-19 03:28:00 -
218:
◎
「ごめんね何か。」
晃太が謝ってきた。
「えっ!?何が?」
晃太の顔が少し悲しそうに見えた。
「俺が来たら邪魔しに来てるようなもんだよね。俺も会いたいから来てるのにつまんねー嫉妬してイライラしたりさ。マジかっこわりーよ」
そんなことない。来たくない慣れない場所にまで私に会いにきてくれた。私だって会いたかった。晃太のことばっかり考えてた。
仕事が手につかなくて頭の中いっぱいで、それで勝手に不安になって・・・。2005-07-19 03:36:00 -
219:
◎
「晃太待ってて!もうお客さんに体調悪いから上がるって言って帰らせてくる。じゃあもうお店上がれるから」
「いーよ本当に気にすんなって。」
晃太は止めたけど私は席を立ち、順番にお客さんを帰らせた。マネージャーに晃太達のアフターだと言うとオッケーをもらえた。
ロッカールームで着替え終わり晃太の席に戻った。
「俺やっぱりこっちの由里のほうがいい」
そう言って晃太は私の頭を撫でてきた。
「別人やなぁ」
須藤さんはジロジロ見てくる。2005-07-19 03:43:00 -
220:
◎
ドレスを来てキラキラしたアクセサリーを着けているだけで変われるものなんだ。
着替えて戻った私は黒のタンクにジーンズ。晃太に貰った帽子をかぶれば普通の女に戻る。
でもそんな普通の私の方がいいって言ってくれる晃太で良かった。いつも綺麗に着飾ってるのって疲れちゃうから。2005-07-19 03:48:00 -
221:
◎
私達はとりあえずお店を出た。しばらく歩いて立ち止まり、まだ飲むと言っていた須藤さん達二人とそこで別れた。
そして晃太が止めたタクシーに二人で乗り込んだ時、私のカバンからはあの着信音が鳴った。
―aikoの花火―
英二からの着信だった。私は音を切り携帯をしまった。
「出ないでいいの?」
私は静かにうんうんと頷いた。
でもタクシーが走りだしたその時だった。英二がいた。すぐ近くに立っていた。私に気付いていた。2005-07-19 04:01:00 -
222:
◎
ドキドキ・・
ドキドキ・・
何故か心臓の鼓動か早くなった気がした。
英二に見られたから焦ってるのか晃太が気付いたらどうしようって焦ってるのか私は自分でもよく分からなかった。
それより何で英二があんなとこ・・・仕事中なはずなのに。まさか来るつもりだったのかな?
すぐに私のマンションに着き、晃太も来ると言ってきたので一緒に家に戻った。そして充電器や化粧品を用意していると晃太が静かになった。
なんでだろうと気になってキッチンにいた晃太を見てみると英二と揃えた食器類をジッと見ていた。2005-07-19 04:11:00