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絆-Kizuna-
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1:
◎
頑張って書くので宜しくお願いしますm(__)m
2005-06-26 01:28:00 -
201:
◎
聞きたくないことばかりが耳に入ってくる。
「あっ!でも由里いい感じだったじゃん。矢口狙っちゃえば?今フリーなんだし」
「んーそだね。考えとくよ」
気分転換にネイルしに来たのに意味がなかった。来るんじゃなかったなぁ。美香はケアが終わると先に帰って行った。
「由里ちゃん矢口ってあの矢口晃太?」
担当の夏美さんが私にそっと聞いた。
「あ・・・えっと」
「ごめんね言いたくなかったらいいよ。変なこと聞いてごめん!」
夏美さんは慌てて謝ってきた。2005-07-18 05:08:00 -
202:
◎
「そう。あの矢口晃太なんですけど・・・」
夏美さんには隠すこともないや。そう思い私は話した。夏美さんはもうすぐ30歳を迎えるいわばアネゴ的な人。
夏美さんと話をしにここに通う女の子も多い。私もそうだった。英二のことや仕事のグチとか、いろんなことを今まで聞いてもらってきた。
「で、どうなの?本当のところは」
鋭い質問だった。
「自分でもよく分からないってゆうか。信じられないんだけど。付き合ってる・・・みたいな」2005-07-18 05:13:00 -
203:
?鈴夏?
はぢめて読ませてもらったぁ??こんな話しぁったらィィのにッてめちゃ考えたッ?ワラ
続き楽しみにしてまぁ?ッス?2005-07-18 05:28:00 -
204:
◎
「そりゃあなりますよ。でもいいんです。信じて遊ばれてたとしても自分で決めたことだし。いい女が現れて由里から離れて行くことになっても」
私がそう言うと夏美さんはニコッと笑った。
「そう。私はそれが聞きたかったんだ。強い気持ちがあるっていいことだよ。いい恋すると綺麗になるしね。でも羨ましいなぁ」
夏美さんはそう言うとフーッと溜め息をついた。
「私さ、結婚・・・なくなったんだー。」2005-07-18 05:37:00 -
205:
◎
えっ・・・?
夏美さんには8年間付き合っていた彼がいた。私も何度かお店で見たことがあった。そして、今年の秋には結婚するかもという話も聞いていた。
「どうして?何かあったんですか!?」
「うーん。やっぱり八年って長すぎたのかな。由里ちゃんぐらいの若い女に乗り換えられちゃったよ。私も怒る気にもなれなくてね。30歳を目前にして弱気になったみたいな」2005-07-18 05:42:00 -
206:
名無しさん
?
2005-07-18 05:49:00 -
207:
◎
うそ・・・でしょ?
私もショックで言葉が出なかった。あんな風になりたいなって、ずっと憧れてきた二人だったのに。夏美さんは二十代のほとんどをあの人と過ごしてきたのに。
「ごめんね。つまんない話しちゃって。もう完成するよー。」
夏美さんは無理して笑っていた。本当は苦しいのに。泣きたいのに。でも私みたいな若造の前でなんて泣けないんだろうな。
なんでだろう。年をとるごとに人前で涙を流すことは減っていく。大人だから?我慢しなきゃいけないの?2005-07-18 05:50:00 -
208:
◎
「はい!終わりぃー」
夏美さんはいつもの夏美さんに戻った。
「あの、今度また一緒にご飯でも行きましょうよ!いいお店見つけたんです」
私は夏美さんに元気を取り戻してほしかった。私なんかで埋めれる傷なわけないけど、おいしいもの食べて馬鹿な話したりして。
「オッケー。じゃあまた電話ちょうだい。楽しみにしてるよ。今日はありがとね」
お店を出た私はすれ違うたくさんのカップルを見て、一瞬立ち止まった。
この人達はずっと幸せでいられるのかな。そして私も晃太と幸せでいられるのだろうか。2005-07-18 06:02:00 -
209:
◎
不安になった。
怖くなった。晃太に会いたくなった。
同伴の約束がある。仕事だ仕事。しかたない。美容院に向かい、着いた私はカーラーを巻いている間に化粧を始めた。
セットをしてもらうにつれ変わっていく私。“由里”から“ゆかり”に変わっていく。セットも終わり、急ぎ足で待ち合わせ場所に向かった。ちょうど6時半だ。
晃太はもう試合が始まってるころ。勝ってるかな?どうなんだろう?そんなことばかりが頭によぎる。
お客さんと食事をしていても上の空。こんなこと今までなかったのに。2005-07-18 06:13:00 -
210:
◎
その時だった。
「今日勝ったみたいだぞー。連勝だな」
そんな会話が聞こえてきた。連勝?もしかして・・・聞き耳を立てて聞いているとやっぱり晃太のチームだった。
良かった。私は嬉しくてお酒が美味しく感じた。ちょっとしたことで喜んだり、馬鹿みたいだけど素直に嬉しかった。
「ゆかりさんバックお願いします」
テーブルボーイが呼びにきた。また別の指名客の席だ。盛り上がってても会話がいつも途切れ途切れになるんだよなぁ。
「ちょっと待ってね。すぐ戻ってくるから」
そう言って私は席を立った。2005-07-18 18:27:00