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絆-Kizuna-
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1:
◎
頑張って書くので宜しくお願いしますm(__)m
2005-06-26 01:28:00 -
163:
◎
二打席目も四打席目もヒットを打ち、猛打賞。試合も5−1で勝った。ヒーローインタビューも矢口さんだった。
嬉しそうに笑う矢口さん。私も凄く嬉しかった。と、気付けばもう9時過ぎ。
炊飯器のスイッチを入れ、帰りを待つことにした。
何だかソワソワして落ち着けずにいると矢口さんから電話が鳴った。
「もしもーし」
(由里見たー?俺の固め打ち)
聞いただけで分かる嬉しそうな声。
「見たよ、超かっこよかった。良かったね」
(おー由里が見てると思って頑張ったんだ。勝って帰りたかったから。)2005-07-15 22:51:00 -
164:
◎
「へへ、そうなんだ。矢口さんさー」
(てゆうか由里さぁ、矢口さんってやめようよ。晃太でいいから。呼んでみて今)
え・・・こ、こーた?
ドキドキするよ。
「晃太・・・くん」
(君づけかよ)
そう言うと矢口さんは笑った。新鮮な気持ちだなぁ本当。名前を呼ぶだけなのにこんなにドキドキして。
(じゃあ早く帰るから待っててね。)
そう言うと電話は切れた。2005-07-15 22:57:00 -
165:
◎
晃太・・・か。呼んじゃっていいのかな私なんかが。その時あゆみからメールがきた。
[矢口打ちまくりだったね?スゴイじゃん?良かったね?]
メールを見て、また嬉しくなった。
お味噌汁を温めなおしてるとご飯が炊けた音が鳴った。よし!バッチリ。そして、インターホンが鳴り矢口さんかと思ってモニターを見てみるとそこにいたのは矢口さんではなく女だった。
出ていいのかも分からず、ほっておくしかできなかった。2005-07-15 23:05:00 -
166:
◎
誰だろ・・・私の予感では前の彼女かもしれないと思った。
このマンションはオートロック専用のカギがある。だから入るにはカギがあるか住人がボタンを押して開けるしかない。
誰なんだろう。やっぱり・・・。どうしよう、もう矢口さんも帰ってくる頃なのに。2005-07-15 23:15:00 -
167:
◎
しばらくしてまたインターホンが鳴り、モニターを見ると矢口さんだったので解錠ボタンを押した。
玄関の鍵を開けて待っているとガチャと開く音がし、矢口さんが帰ってきた。
「ただいまー」
「あ、おかえりぃ」
普通に言った。本当はさっきの女のことで頭がいっぱいだったのに。
「由里ー」
そう言うと矢口さんはすぐに私を抱きしめた。私は話そうか迷った。でも抱きしめられてると不安な気持ちはなくなるどころがどんどん増えていく。2005-07-15 23:26:00 -
168:
◎
こんなに近くにいるのに何でこんなに寂しくなるんだろう。
「由里元気ないね。どうしたの?」
私の顔を覗き込む。
「なんでもないよ。あっすぐご飯食べる?」
「うん食う!」
余計なことは考えないでおこう。それに今日は猛打賞ヒーローでお立ち台に上がってきたんだから。一緒に喜んでたい。2005-07-15 23:44:00 -
169:
◎
「由里ー。キッチンほんとに何もなかったでしょ?うわ、これ全部一人で持てたの?米とか。大丈夫だった?朝俺も一緒に行けば良かったなぁ」
矢口さんはキッチンを見ながらブツブツ話していた。食事の用意が済み、テーブルに並べると矢口さんはビックリしていた。
「これ全部由里が作ったの?これとか買ってきたやつ?」
そう言うと矢口さんはかれいを指さした。
「あ、それも作った。てゆうか全部作ったんだけど。かれいは半分残ってるから冷凍してあるよ」
「すげー。うまそうだし。食べていい?いただきまーす」2005-07-15 23:52:00 -
170:
◎
お味噌汁を飲んでまず大きく頷いた。
「うまい!俺アサリとか貝の味噌汁めちゃくちゃ好きなんだよね」
それを聞いてひとまず安心した。それから矢口さんはご飯をおかわりしながらも全部きれいに残すことなく食べてくれた。
私も一緒に食べてたけど、本当に作ったかいがあったなぁと思った。と、その時だった。
またインターホンが鳴ったのだ。矢口さんがモニターをのぞいてチラッと私を振り返った。2005-07-15 23:58:00 -
171:
◎
きっとさっきの人なんだ。どうしよう私。
矢口さんは何も言わずインターホンに出た。
「はい。うん。電気?」
話は続く。
「あー今日ずっと家に彼女いるから。ってお前さっきも来たの?」
そう言うと矢口さんは私を見た。きっと相手は前の彼女で、部屋に電気がついていたから矢口さんがいると思って来たのだ。
「で、何?いいよ本当に。そういうの嫌なんだよ。彼女も気分悪いだろうから。」
そう言ってインターホンの受話器を置いた。2005-07-16 00:06:00 -
172:
◎
「ごめん、ね。また嫌な思いさせちゃったな。」
困った顔・・・。
「大丈夫。気にしないでいいよ」
私はそう答えること、平気な顔をすることで自分の気持ちを隠していた。
よくならない空気のまま、私は食器を洗い、静かに片付けを済ませた。よし、もう帰ろう。このままいると何か嫌なこと言ってしまうかもしれないから。
「由里もう帰るよ。」
私が言うと矢口さんは私の手を取りソファーに座らせた。
「何でさっき言わなかったの?」
「さっきって?」
「アミ、あっ前の女来てたこと」
アミ・・・アミって言うんだ。2005-07-16 00:17:00