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絆-Kizuna-
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1:
◎
頑張って書くので宜しくお願いしますm(__)m
2005-06-26 01:28:00 -
123:
◎
お揃いの帽子なんかかぶってたら目立つのに・・・何考えてんだろ。
そんなことを考えてると矢口さんは私の隣に座るとぎゅっと私を引き寄せた。昨日はこんなドキドキした後にすごいへこまされたんだよなぁ。
「本当に昨日はごめん。ちゃんと会って言いたかったんだ。俺普段は人のことあんまり気にしないんだけど昨日は帰ってからも由里ちゃんのことが気になって寝れなかったから。」
私は黙って頷いた。
「よし!仲直りってことで飯でも行こー。ムーンでいい?」2005-07-14 05:57:00 -
124:
◎
自然と手を繋ぎ、歩いてると持っていた帽子をかぶせられた。
「昨日みたいに気付かれたら由里ちゃんにもまた嫌な思いさせるかもしれないしね。」
優しいなぁ本当。
「また逃げられちゃ困るし」
イタズラっぽく笑う矢口さんは本当に子供みたいで私までつられて笑ってた。私も単純だなぁ。昨日は泣いてたのに。
タクシーに乗りムーンの前に着くと、ちょうど健にいがお店の前にいて出迎えてくれた。
「今日の初お客だよ」
そう言ってまたカウンターに案内してくれた。2005-07-14 06:22:00 -
125:
◎
「どした?昨日の今日でまたデート?あついねー。てゆうか晃太お前今日予定ギッシリじゃなかったの?」
あ・・・そういえば昨日言ってたよなぁ。
「あー夕方までに全部つめてきた。夜は先輩と約束あったけど断ってさ。由里ちゃんに会いたかったから。」
ドキドキするじゃん。本当に心臓に悪いよ。
「ふーん。お前がねー珍しいこともあるんだなぁ。何でも面倒くせーって感じなのに」
「今日は特別なんだよ。ね?」
ね?って言われても・・・分かんないよ。2005-07-14 06:30:00 -
126:
◎
おまかせで運ばれてくる料理はどれも全部おいしかったけど驚いたのは健にいが全部作ってたってこと。
すごいなーって感心。
矢口さんがトイレに立った時に健にいはそっと私に話してきた。
「昨日何があったの?晃太あれからまたここ戻ってきてずっと溜め息ついてて。」
「あー。ちょっと・・・たいしたことじゃないんですけど。」
「そーなんだーならいいんだけど。」
健にいは不思議そうな顔でうんうんと頷いた。矢口さんが戻ってくると二人は目で合図をした。2005-07-14 06:43:00 -
127:
◎
そのすぐ後に大きなケーキが出てきてカウンターに出された。ケーキにはRelation healと書かれてあった。
意味が分からなかったけど、健にいが私と矢口さんが仲直りできたからって書いてくれたらしい。
嬉しくて食べるのがもったいなかった。そうしているうちに時間は流れ、気付いたらもう8時になっていた。あ、もう時間だ。
時計を見ていると矢口さんがチェックを始めた。
「間に合う?同伴だから大丈夫だよね?」
えーーーー?2005-07-14 06:47:00 -
128:
◎
って本当に来る気?
「えっ?お前由里ちゃんの店に行くのかよ」
健にいが笑いながら言うと
「今日無理矢理誘ったからね。そのお礼。」
ちょ、ちょっと待ってよ。大丈夫なの?
「いーよ本当に。間に合うしここでゆっくり健にいと飲んでて。」
私が焦って言うと矢口さんは黙って首を横に振った。
「じゃーまた来るわ」
そう言うと矢口さんは私の手を繋ぎ、ムーンを出た。健にいにぺこっとおじぎしながらお店を出た私は本当にパニクってしまった。2005-07-14 06:53:00 -
129:
◎
そりゃお客さんに芸能人の人とかたくさんいるけど、ピンで同伴しかもお店に来たことない人だし・・・それより超有名な矢口晃太で。
タクシーに乗りながらもずっと手を繋いだままで私はドキドキが鳴りやまなかった。
そして六本木に着き、お店までの少しの道を歩いていると、やっぱり周りは気付いてた。一人が気付くとみんな気付く。
それでも矢口さんは手を離さなかった。2005-07-14 06:57:00 -
130:
◎
「俺プライベートであんまり飲みに来たりしないんだよね。先輩に連れられてくことはあるけど」
矢口さんがそんなことを話している間にお店についた。
一階の扉前にいたマネージャーが目を丸くさせながら驚いた。
「い、いらっしゃいませっ!」
だいたい業界の人は一人で来ることが少ない。まして同伴なんて目立つようなことはしない。だからビックリしたんだ。私もそうだし。
お店に入り、ビップと言われてる奥の席に案内された。
「着替えてくるから待っててね」
私はそう言って急いでロッカールームに入った。2005-07-14 07:04:00 -
131:
◎
ドレスに着替えていると仲のいい久美ちゃんがビックリした顔で
「あれって矢口でしょ?すごいじゃん同伴」
と言った。やっぱりみんな同伴にビックリしてたんだ。
「たまたまだよ。すぐ帰ると思うし。」
着替え終わった私は何故か急いで矢口さんの席に戻った。ヘルプの女の子もいつもより積極的に見えた。名刺も置いてあったくらいだ。
「ごめんね。」
謝る私をじーっと見ながら矢口さんは腕組みをした。
「それ肌出しすぎじゃない?」
えっ?
「え?変・・・かな」2005-07-14 07:12:00 -
132:
◎
「いや、そうじゃなくて。可愛いけどそんなに肌出してたらオヤジに触られたりしないかなと思って」
オヤジ?
「大丈夫だよ。ちゃんとガードできるから」
「そうかなー。なんか羽織るようにしろよ。心配だし」
矢口さんの言う一つ一つの言葉で一喜一憂する私。バカみたいだけど嬉しくてあったかくなる。
お店が混みだし、指名が他の席でかかって移動してる時も矢口さんが見ているのが分かった。
だからいつもより変な緊張感が消えない。私もヘルプの女の子が気になってた。2005-07-14 07:19:00