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『神様が与えた運命』〜実話〜
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1:
ナラ
ナラ当時10歳…
雲の上から真っ逆さまに落ちた様なそんな出来事から私は変わった…世の中をなめきっていた…2005-05-07 17:36:00 -
81:
ナラ
涙を堪えるの、ナラは上手だった。手紙とお金を大事に手持ちバッグにつめこんで部屋をでた。
2千万円のお金は手を付けずなかった。なぜならナラにはお金など必要じゃなかったから。2千万なんてお金、ナラには紙きれ同然だった。
ママらが10歳のナラへ罪滅ぼしのお金手をつけたいとも思わない。これは私のじゃない。2005-08-17 17:17:00 -
82:
ナラ
後ろめたい気持ちで部屋を後にする。下につくと出る準備をしている。
ちゃーチャンは「よかったね!ナラチャン!これが1番望んでた事だもんね☆ちゃーチャンめっちゃ寂しいけどねママやパパが待ってるからだから本当によかった、本当に…」と嬉し涙を浮かべていた。2005-08-17 17:21:00 -
83:
ナラ
ナラも必死で流れそうな涙我慢した。けど一度流れ出した涙は止まらない。なぜなら抱き寄せてくれたから。
周りから見ると本当に家に帰れるのが嬉しくてたまらない子どもの涙に見えただろう。
本当はね、ちゃーチャンと離れるのが寂しくて悲しくてしょうがなかったんだよ。そんな残酷な運命を受け入れなきゃいけない現実にただただ悲しくてそれだけしかなかったんだよ。2005-08-17 17:26:00 -
84:
ナラ
声を出し引き付けを起こしているナラを
本当によかったね。とちゃーチャンは言いながらそっと身を離した。そして背中をさすりながら玄関まで見送ってくれた。
ママが車の助手席にナラは後部座席に運転はちゃーチャンの旦那さんが。ちゃーチャンとはここでお別れ。
涙でグシャグシャの顔を精一杯の笑顔に変えて
【ありがとうございました】とお礼を言った。
その言葉が又涙をそそった。2005-08-17 17:32:00 -
85:
ナラ
[略]
その言葉が又涙をそそった。2005-08-17 17:33:00 -
86:
ナラ
車がゆっくり走りだす。
久しぶりに会ったママとの会話はとても戸惑った。どう接していいのかわからない程、月日が立っていた。これからの生活への期待、家族との再会の嬉しさなどこれっぽっちもなかった。
ただただ無常にもちゃーチャンの事だけ…2005-08-17 17:45:00 -
87:
ナラ
ちゃーチャンに対する存在は【ママ】に近い物があった。いや、母であり家族だった。その母と急に引き裂かれた事。こんな悲しい運命をも受け入れなきゃいけない現実に押し潰されそうになる。
2005-08-17 17:49:00 -
88:
ナラ
何を責めるにもこの時はママしかいなかった。もちろん自分にも責めた。こんな気持ちになる自分に対して腹が立った。なぜこんな気持ちにさせるのか自分でも理解できなかっから。こんな気持ち誰もわかってくれない、いやわかるはずがない。
ママはちゃーチャンから家族に会いたがっていると聞かされていただろうにそんな事わかるはずもないよね。2005-08-17 17:53:00 -
89:
ナラ
何時間たったかな。泣くだけ泣いて寝たふりをして目をつぶり頭をからっぽにしていたから何も覚えてない。その時はここ1番の冬で雪が名神自動車道を渋滞させていた。
見慣れない町並みにそっと顔をあげた2005-08-17 17:57:00 -
90:
ナラ
道路標識には大阪とは逆の方向に車は向かっていた。ナラはもう一つの現実に直面する事になる。
ナラが育ったあの家には二度と帰れなかったんだなぁ…2005-08-17 18:01:00