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彼氏依存症
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1:
素人
ヘタクソすぎてムカつかせてしまったらすいません。小説というよりは、過去の回想です。
2006-03-26 05:27:00 -
54:
素人
ウェディングバージョンのミッキーとミニーを手に抱き、『愛ちゃんと俺だね』といってくれた。その中学生デートで手に入れたプレゼントは、ある意味純粋で新鮮で、慌てて選びにいったカルティエの時計より、輝いてみえた。
2006-03-28 05:59:00 -
55:
素人
私たちのお泊りは、いつもホテルだった。私は彼の家に行った事もなければ、彼が私の家にくる事もなかったし、お互い『行きたい』と言わなかった。むしろ思い付きもしなかった。ホテルはいたせりつくせりで楽だったし、なぜかそれが自然だった。だから当然、彼の家の場所さえ知らなかった。
2006-03-28 06:15:00 -
56:
素人
【異変】‐〈プル、プルルルル。。。ただ今電話に出ることが…〉プツ。仕事が終わるとかならず彼に電話していたが、彼の〈営業時間が伸びた〉ため、電話に出る回数が減った。
2006-03-28 06:19:00 -
57:
素人
それでも彼と一緒に帰ろうと、友達と時間を潰していたらしばらくしてメールが届いた。〈ごめん。今から連れと打ちっぱなしに行ってくる〉…思い通りにならずムッとした私はすかさず電話する。〈プル、プルルルル。。。ただ今電話に出ることが…〉プツ! さっきメールが届いたところなのにもう電話に出ない。本当に連れと打ちっぱなしなんかな?苛立つ私。私にはどうしようもなかった。
2006-03-28 06:27:00 -
58:
素人
(ん???)と不思議に思う事は多々あった。それでもやっぱり順調だったのと、細かいことは気にしない私の性格が、その疑問を深く掘り下げる事をしなかった。
2006-03-28 06:53:00 -
59:
名無しさん
期待アゲ?????
2006-03-28 14:35:00 -
60:
素人
『そっか。そうしな!どこに引っ越すの?』何でもない顔で聞く。私はちょっと考えて答える。『純一の家の近くはどう?』(最近すれ違い多いし、一緒に済むにはまだ早いけど、近くに住んだら頻繁に会えるかな?)という思いが込められていた。一瞬とまどった純一はしばらく考えてこう答えた。『…俺の家、かなり不便だよ?それより俺の店の近くにしなよ?そのほうがちょくちょく会えるし。毎日仕事前とか仕事終わりに行っちゃうかもな。』優しい顔で私を見つめそういった。なぜ否定されたのか少し不思議に思いながらも(え?そんなに沢山会えるようになるんだ!)私は彼の言う通りにした。
2006-03-29 03:42:00 -
61:
素人
新居探しは、まるで新婚さんのようで楽しかった。散々選びぬいてやっと決まった。費用は彼が負担してくれた。頼りがいがあった。
2006-03-29 03:47:00 -
62:
素人
入居日、鍵をもらうと、まだ空っぽの部屋に二人で様子を見に行った。 『やっぱりここにしてよかったな。なかなかいいよ』『うん!愛、諦めないで頑張って探してよかった。』夜中だった。窓から外を覗くと、暗闇に浮かび上がる大阪城とOBPの夜景がキラキラと輝いていた。
2006-03-29 04:00:00 -
63:
素人
『綺麗…』私がうれしそうに窓の外を眺めていると、彼がそっと後ろから抱き締めてきた。『大好きだよ…』それからたくさんキスしてくれた。窓に広がる、めいいっぱいの宝石たちは、私たちの幸せを祝福してくれているようだった。(ここから私たちが本格的に始まって行くんだ。もっともっと純一と会えるようになる)私は〈沢山会えるようになる日〉が待ち遠しかった。
2006-03-29 04:13:00