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夫婦日記

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  • 1:

    名無しさん

    私は花子18歳。彼は太郎30歳。
    とにかく彼は「どうしようもない」のです。

    2006-02-26 18:38:00
  • 2:

    作者

    最近の私はすごく苛立っている。
    暴れ出したい気分だ。朝起きて、ふと横を見ると半目で口を鯉のように開けた主人。

    2006-02-26 18:46:00
  • 3:

    作者

    食事の時、鼻息をフンガフンガ言わせながら食べる主人。
    とっとこハム太郎を毎週かかさず観てる主人。
    用をたす時肛門の筋肉が緩むのか必ず屁をこく主人。

    2006-02-26 18:51:00
  • 4:

    作者

    話がもげる程の口臭の持ち主、主人。
    夜の夫婦生活では驚く程の早漏ぶりを披露してくれる主人。
    そして何より。
    自分に酔ってる主人に殺意を覚える今日この頃です(^^)

    2006-02-26 18:56:00
  • 5:

    名無しさん

    ワラ

    2006-02-26 23:20:00
  • 6:

    名無しさん

    なんで結婚したん?なんのかんの言って惚れてんやろ?

    2006-02-26 23:31:00
  • 7:

    作者

    そんな2人の出会いは共通の友人の紹介でした。
    花子は太郎を見て「超かっこいい!!」
    一目惚れとまではいかなくても、かなりお気に入りの様子。

    2006-02-27 18:00:00
  • 8:

    作者

    「太郎君本気で30歳!?」花子は少し取り乱した様子で尋ねた。
    太郎は歳の割に随分若く見えた。本人もそれを分かっているのか、どことなく返事に余裕があった。

    2006-02-27 18:04:00
  • 9:

    作者

    長身で爽やかで、声も低くてすごく魅力的だ。
    花子はすぐに太郎と2人きりのデートの約束を取りつけた。
    花子は嬉しさのあまり帰宅後の自分の部屋で友人に電話報告をしていた。

    2006-02-27 18:08:00
  • 10:

    作者

    「また遊んだ感想聞かせてや!」エリカがそう言い電話は終わった。
    (運命の人やったりして…)花子は期待で胸を膨らまし土曜日を心待ちに眠りについた。

    2006-02-27 18:15:00
  • 11:

    作者

    デート当日。
    待ち合わせの場所に先に着いた花子は持ち合わせた鏡で何度もメイクの確認をして、テンションは上々だ。
    「プァップァー!」
    クラクションが鳴った。

    2006-02-27 18:19:00
  • 12:

    作者

    振り返った花子から笑みがこぼれた。
    (めっちゃ良い車…ルックスに経済力もあるってめちゃ素敵〜)
    もう花子はメロメロだ。

    2006-02-27 18:21:00
  • 13:

    作者

    助手席に乗り込み太郎の方を向くと、バチっと目が合い思わず2人で照れ笑い。
    もうシチュエーションはバッチリ。

    2006-02-27 18:23:00
  • 14:

    作者

    「お腹空いてない?美味しい鍋食べに行かへん?」太郎が先頭をきった。
    リードしてくれる太郎に男らしさを感じながら花子は元気よくイエスと答えた。

    2006-02-27 18:26:00
  • 15:

    作者

    花子は浮かれていた。これから恐ろしい未来が待っているとも知らずに…。

    2006-02-27 18:29:00
  • 16:

    作者

    花子はある一点に目線を注目させている。
    太郎が着ているYシャツ、可憐に立てた襟に釘付けだった。
    立った襟は少し太郎の頬にかぶさっている。

    2006-02-27 18:33:00
  • 17:

    作者

    太郎はそんな花子を見て不敵の笑みを浮かべる。(俺の美貌に釘付けやな…)
    太郎は言った。
    「何やね〜ん」

    2006-02-27 18:36:00
  • 18:

    作者

    花子は太郎の言葉でハッとする。
    「オイオイ見とれすぎぃ〜」
    太郎の言葉に花子は愕然とした。
    だって…だって…

    2006-02-27 18:37:00
  • 19:

    作者

    あんたの襟に付いたカレーの染みを見ていたというのに!!!
    花子はナルシストな男が大嫌いだった。
    太郎に夢を抱いていただけに、少しガッカリだ。

    2006-02-27 18:39:00
  • 20:

    作者

    花子は大きくため息をついてしまった。
    その次の瞬間花子は耳を疑った。

    2006-02-27 18:41:00
  • 21:

    作者

    「満足って感じのため息やなぁ〜」
    太郎が自信満々に言い放った。
    花子は理性に感謝した。

    2006-02-27 18:42:00
  • 22:

    作者

    暴れ出したい気持ちで一杯だった。
    早く帰りたい、一刻も早く帰りたい。

    2006-02-27 18:45:00
  • 23:

    作者

    カレーの染みを付けてる男の側から離れたい。
    花子はそんな一心で仮病を装った。
    「イタタ!お腹痛い〜!」
    両手でお腹を押さえ前にかがみこんだ。

    2006-02-27 18:47:00
  • 24:

    作者

    「大丈夫!?」太郎が心配そうに寄ってくる。
    「痛いぃ〜今日はもう帰る〜…(>_

    2006-02-27 18:49:00
  • 25:

    作者

    そんな花子に太郎は言った。
    「緊張しすぎたんちゃん?」
    もう1度言います。「緊張しすぎたんちゃん?」と言った。

    2006-02-27 18:51:00
  • 26:

    名無しさん

    ケラケラ

    2006-02-27 22:00:00
  • 27:

    名無しさん

    おもしろい?ワラ

    2006-02-27 22:53:00
  • 28:

    age?おもろい(>__

    2006-02-28 03:48:00
  • 29:

    名無しさん

    ?・?・)??

    2006-02-28 04:33:00
  • 30:

    ポロ

    ばりおもろいし(笑)携帯持ちながらニヤニヤしてもーたやん(笑)

    2006-02-28 07:05:00
  • 31:

    作者

    (世の中にこれほどにもナルシストな奴が…!!)
    そして花子は思った。カレー野郎の天狗のように伸び切った鼻をへし折ってやりたい!!

    2006-02-28 09:14:00
  • 32:

    作者

    もう花子の中では「太郎」でもなんでもない、ただの「カレー野郎」でしかなかった。
    そう思い出したら花子も切替えは早い、さっきまでのブリッ子も無くなった。

    2006-02-28 09:17:00
  • 33:

    作者

    「とりあえず今日は帰るは」

    2006-02-28 09:22:00
  • 34:

    作者

    花子は心の中で舌打ちをした。
    帰宅後の部屋で花子は結果報告をエリカにしていた。

    2006-02-28 09:24:00
  • 35:

    作者

    花子の部屋からは花子の爆笑する声が。
    エリカの部屋からはエリカの爆笑する声が。そう。カレー野郎…もとい、太郎は完全にネタにされていた。

    2006-02-28 09:26:00
  • 36:

    作者

    あれから2ヵ月が過ぎ…
    ピロロ♪携帯のメール着信音が鳴った。
    「今仕事終わったよ〜?花子は何してる〜?会いたいなぁ〜?」
    太郎からだ。

    2006-02-28 09:31:00
  • 37:

    作者

    あれからというもの、太郎の方がすっかり花子に入れ込んでいる。毎日のメール。毎日の電話。花子はうっとしかった。

    2006-02-28 09:32:00
  • 38:

    作者

    じゃあ連絡取らなければいいじゃない?と言われてしまえばそこまでだが、花子には連絡を取り続ける理由があった。
    なんてったって太郎は貢いでくれる!

    2006-02-28 09:35:00
  • 39:

    作者

    でもたまに花子の良心が痛んだ。(好きでもない男に…)
    そう。体の関係もあったのだ。
    まるで援助交際のようだった。

    2006-02-28 09:37:00
  • 40:

    作者

    そんな関係がしばらく続いて花子の18回目の誕生日が来た。
    太郎と2人、車の中。太郎は花子の手を握り言った。
    「結婚しよう」

    2006-02-28 09:43:00
  • 41:

    作者

    花子は寒気がした。
    「結婚!?ななんでなん!?」慌てて聞き返すと太郎がため息まじりにこう言った。
    「こんなに俺の事好きって思ってくれる女の子をお嫁さんにせんわけないやん」

    2006-02-28 09:46:00
  • 42:

    作者

    もうそんな太郎に花子は完敗だ、いやむしろ乾杯だ。
    どうやって断ろうとしどろもどろの花子にトドメをさすかのように太郎は言った。

    2006-02-28 09:48:00
  • 43:

    作者

    「そんな嬉しいん?言葉に詰まるほど喜んでくれたら俺も嬉しいは(^^)」
    …!!
    まだイエスもノーも言ってねーだろ!ふざけんなよコイツ!!

    2006-02-28 09:53:00
  • 44:

    作者

    怒りのあまり花子は「帰るは」と一言だけ残して車を飛び出して家に帰った。

    2006-02-28 09:54:00
  • 45:

    作者

    すぐさま自分の部屋に行こうと思ったが、誕生日という事もあって母親に会いたくなった花子は母親の部屋のフスマをそーっと開けた。

    2006-02-28 10:04:00
  • 46:

    作者

    すると母親が「花ちゃん誕生日おめでとう」と優しい笑顔で言った。そんな母に花子はプロポーズされた事を伝えた。

    2006-02-28 10:07:00
  • 47:

    作者

    母からの返事は予想外だった。
    「その人が本気で言ってるんなら向こうのご両親と会いたいな」と言うので花子は正直に好きではない事などをあらいざらい白状した。

    2006-02-28 10:10:00
  • 48:

    作者

    しかし母は聞こうとはしない。
    花子は気付いた。
    母は借金まみれの父に苦労をかけられ、お金が無いというのがどれほど辛いかとゆうのを味わってきたから

    2006-02-28 10:13:00
  • 49:

    作者

    経済的に裕福な太郎を良く思っている事に。「好きだけじゃやっていけない、お金がないと仲まで悪くなる」
    母がしきりに言う。

    2006-02-28 10:16:00
  • 50:

    作者

    花子は決心した。
    お母さんに一度太郎を見てもらおう!
    太郎にこの事を伝えるために携帯電話を取り出すと、メールを受信していた。

    2006-02-28 16:50:00
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