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?いまつかまえて?
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1:
もりやまはな
早く来て…今日もまた?錠買ってしまった…4500円…相場より500円安かったから…別にやめれない訳じゃなぃんだけど…薬で自分をつかまえとけば…自分を自分でつかまえとけば…誰も来なくても生きていける。
2005-10-25 12:03:00 -
241:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
風呂からあがっても、ヨシ君はあたしが部屋を出た時と同じ体制で煙草を吸っていた。ごめんねと謝りたかった、薬をやったことをじゃない、大切な友達としてあつかってくれていたのに、憂さ晴らしのセックスに付き合わせてごめん…そう素直に言って楽になりたかった。だけど…ヨシ君のまとう苛立ちの空気がそれを許さなかった。ヨシ君にはセックスをしてもらうより、話を聞いて欲しかっただけなのに…。薬欲しさに連絡をし、辛さから抜け出すために、セックスをしてもらった憐れな自分。体中の血を搾り出されてカスカスになった…そんな気分。
2005-11-09 00:25:00 -
243:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
結局その日はしばらくして帰った。無言と威圧的な態度から、あたしはヨシ君をとても傷つけたんだと思いしる。マンションに帰りたかったけど、鍵をもう持っていないので、仕方なくあの家に行かなければならない。駅からのうるおぼえの道…このまま記憶喪失になったらどんなに楽やろ…でも張り詰めた糸は切れてはくれなくて、あたしは無事あの家に辿り着いた。家のドアを開けると、健二が風呂場から出て来た。中学時代のものらしきサッカーのユニフォームを着た彼は「おかえりなさい」と優しさも嫌味もない口調。
2005-11-09 00:33:00 -
244:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「すいません」とだけ言って頭を軽く下げ、用意されたあたしの部屋に上がり、その日はそのまま寝た。すごく眠かったのと、寝る意外他に何も思いつかなかったから…あたしこのまま薬止められへんくて父さんにバレたらどうしよ…考えたくなくても、考えなくても、そんな問い掛けを心の中で何万回も繰り返した。
2005-11-09 00:39:00 -
245:
名無しさん
実話ですか?薬の描写が詳しいので
2005-11-09 02:46:00 -
246:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
♪♪♪
携帯がなる
HAMADA
こいつひつこいな…2005-11-09 13:10:00 -
247:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
学校に行くと…マナと悦子は来ていなかった。少し痩せたユウキが磁石みたいにあたしにむかって直進してくる。「ふーちゃーん!あたしずっと一人やってんで!」一人で別荘から帰しといて…(笑)。「風邪ひいてん。あれ?マナらは?」なんとなく想像はついたけど聞いてみた。「それがな!なんかな-!ユウスケ君らとまた遊んでるみたいやねん。悦子のお母さんにバレて怒られてふーちゃんが帰った次の日には解散したんやけど、悦子好きな子おったみたいで、また集まって遊んでるみたい」はてしなく予想通りな回答が戻ってきてちょっと笑えた。
2005-11-09 14:14:00 -
248:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
数学の時間。あんなに数学好きやったのに…さすがに休み過ぎた。まったく内容ついて行かれへん(笑)国語なんか聞く気にすらならんくて保健室で寝ることにした。微熱はまだあったからすんなり寝させてくれた。携帯を見ると誰からも連絡はない。一瞬、別荘から帰った時、車から見えた悦子の顔が頭をよぎる。
辛いのはお前だけちゃうんじゃぼけ!
同じように薬ではまったであろう悦子を想像してボロボロに切り刻んだ。ユウキも暇になったようで、保健室に来たみたいやったけど、万年仮病のもんやから追い返されていた。2005-11-09 14:19:00 -
249:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ブーブー
メールがきた。どうせまた…はいやっぱりHAMADA(笑)
むっちゃいいハコでするんで来て下さ-い★二枚買ってくれるんやったら一枚500円でいいから!2005-11-09 14:23:00 -
250:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ほんまにチケットあまってるんやろな…ちょっと可愛そうになった。歌はむちゃうまいのに…きっとMCおもんないから人入らんねんやろなぁ…。
Doorいくらなん?Doorもただにしてくれるんやったら行くわぁ-(*´∀)2005-11-09 14:26:00 -
251:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
すぐ返信がきた。
わかった!入る時にハマケンの知り合いですって言うて!ほんならDoorなしなるからo(^-^)oまじありがとう!友達に行きたいて言う子おったらまた教えてな!2005-11-09 14:28:00 -
252:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
わかったぁー★チケいつもらえる?
むちゃ早いHAMADAからの返信(笑)
来週か再来週でもいい!?てか前もメールしたと思うけど紹介とかいらん!?(^^)2005-11-09 18:21:00 -
253:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
いらん…紹介とかいらん(笑)HAMADAの友達とか…いらん
今はいらんかも(笑)じゃぁ再来週でいい曜日あったらメールちょーだい!
そかー(:_;)むっちゃ男前紹介したかってんけどな↓わかった!またメールするわ!ありがとう!2005-11-09 18:24:00 -
254:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
ハマケンってシムケン(志村けん)みたいやな(笑)保健室の天上は校庭の池の光りが反射してチラチラと光っていた。なんだか眠れなくて天上の丸い穴を数えたり、アプリをしたりして時間をつぶした。…聡クンにメールを入れたりもした。このままぽかぽかしたこの部屋で、ずっとゴロゴロしていたい。
2005-11-10 02:15:00 -
255:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
すぐ連絡してこいや??今から迎えに行くから会おや?
うん?
聡クン…今あたしの頼れる人はもう聡クンしかいない。2005-11-10 02:24:00 -
256:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
聡くんと梅田に4時の約束をした。薬…どうやってやめたらいいんやろ。インターネットとかで見たらいいねん!パソコン見せてもらお。大丈夫!大丈夫!大丈夫!…一人でテンションがあがり過ぎて、横においてあった白いボールみたいなのに吐いてしまった。へんな色の細かい泡が口からぼわぼわ出てきた。ボールにへばりつく泡を見て思い出したのは、悦子のこと…。悦子もあたしも死ぬんかな。なんでマナやヨネダは死なへんねん!意味のわからない怒りがすごい勢いでこみあがってくる。
2005-11-10 11:20:00 -
257:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
狂ったわけじゃない!自分で自分はおかしなってるってわかってる!正気や!あたしは正気や!大丈夫!大丈夫!でもすごい重い怒りが消えない。イライラする。もう一度吐いた。頭が勝手に小刻みに揺れ出す、わざとじゃない、ほんまに勝手に揺れ出した。ベットはキシキシと音をたてる。白いシーツの端を口にいれて強く噛み、手がちぎれてしまうくらいに強く毛布を掴んだ。…30分くらいそうしてたんかな?気がついたら寝てた。終わりのホームルームの時間に、保健室の先生が起こしてくれて教室に戻った。「森山さん!ごめん欠課カード渡すの忘れてたわ!」
2005-11-10 11:28:00 -
258:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「森山さん!森山さん!」………あっあたしか(笑)
2005-11-10 11:29:00 -
259:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
あたし森山華になったんや…テストん時名前書くん気をつけないと(-.-;)めんどくさ。ユウキがザラに行きたいと言うので、早めに梅田に行きザラで待つことにした。ところがユウキが化粧をするのを待っていたら、結局ザラについた頃には4時をまわっていた。
今ソフマップの前?奥まで行ったら?帰りにくいからこっちまで来てくれー?
聡クンからきたメールをユウキに見せ、そのままバイバイした。阪急前でキャッチしてる奴がデブタに声をかけている、デブ専ソープにでも売るつもりなんだろう。制服着てたらキャッチされんくてホンマ楽。2005-11-10 12:27:00 -
260:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
制服の女と歩くんってそんな嫌なことなんや…。結局、色々案は出たものの行きたい所もないので、あたし達は聡くん家に行くことにした。最初から家行くもんやと思ってたから、たいして抵抗はなかった。車内では結構会話は絶えなくて、よく行くクラブとか好きな音楽の話をした。家のことはやっぱり話さなかった。聡くんも心配していたとは言うものの、それ以上なにも聞かないでいてくれた。43号線を走ってしばらくすると、聡クンの大学が見えてきた。
2005-11-10 12:44:00 -
261:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
43号線をおりて聡クンのマンションに到着。白いシンプルなマンションで、まだ新しそうだった。狭いけれどエントランスがあって、ワインレッド色のソファーセットの上に、小さなシャンデリアが飾られていた。
2005-11-10 13:01:00 -
262:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「2階やから階段であがろ」「うん。」非常階段は薄暗くて、足音がコンクリートに響いた。「ハウルの動く城のDVDあるで」「えっ!見たい!買ったん?」「ううん。パソコンで違法サイトがあって取れる(笑)」「オタク(笑)聡クンちゃんねらーとかちゃうん!?」「ちゃんねらーとか言う時点でお前がオタクじゃ(笑)」聡クンの部屋には表札は出てなかった。中に入ると、和風な部屋で白と茶色に統一されていた。「ひろーいやん」多分20畳弱くらいある。「やろ?この部屋だけ広かってん。でもワンルームやから屏風で仕切ってるねん。」
2005-11-10 13:16:00 -
263:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
屏風には虎と人間が森の中で出くわしたシーンが描かれていた。「この人、虎に食べられそうやん(笑)」軽く頭を叩かれる「習ったやろー。これ三月記やで?」「なにそれ???」「無知の知…」「ムチムチ?」「…」なんだか変な空気になったので、屏風の話はやめにして、パソコンを触らせてもらった。白のノートパソコンにはステッカーがいっぱい貼ってあって、テレビが見れるようになっていた。壁紙がアッシャーだったのがむちゃくちゃ意外だった(笑)
2005-11-11 09:57:00 -
264:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「学校でパソコンせーへんの?」人差し指で慎重にカチカチとボタンを押すあたしに聡クンが一言…「なんかホームページ作成とかやったらやったけど…友達のんコピーした(笑)」何枚か役にたちそぉーなページをプリントアウトしてもらった。「こんなんせんでも、俺普通にやめれたけどなぁ」なぜか自慢げな聡クン…。
2005-11-11 10:09:00 -
265:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
「ジョジョにじゃなくて、出来るだけ早くやめたいねん。」プリントしてもらった紙の束を鞄に入れた。なんだか目の前ではじっくり読みにくくて、家に帰って一人で読むことにした。「あっそうや俺オタクじゃないけど、むちゃおもろいもん持ってるで(笑)」「なになに!?」お気に入りのボタンから聡クンが出したサイトは…元は携帯用のサイトのようだった。「なにこれ?魔法の?ラ○ドのやつ?」「うん。携帯小説やねんやん、結構おもろいで。」「へー。あたしも友達とホムペ作ったけど完璧放置やねん(笑)」「あかんやん」聡クン…やっぱりオタクかも(笑)
2005-11-11 11:42:00 -
266:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
二階なのに方角がいいのか聡クンの部屋は夕日が差し込んで白の壁紙がオレンジ色に染まっていたのに、あっという間に外は暗くなって、たった30分くらいしかたっていないのにパソコンを終えるとあたし達はすることがなくなってしまった。こういう時はどうするんや(笑)ログハウスにいた時はなんもなくても結構話あったのに…。何話したらいいんやろ。悩みはしたもののなんか今更、気ぃ使うのもめんどくさくなって、壁にかけてあるスダレに飾られたCDの歌詞カードや、もろ大学生ライフな飲み会らしき時のポラロイドを眺めていた。
2005-11-11 18:09:00 -
267:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
なんか保健室にいた時みたいなんもうなれへんなぁー…。よかった。いくら薬パーで知り合ったとはいえ、ひとん家であんなんなったらしゃれならん。「華ちゃーん…晩御飯食べに行こか?」先に沈黙に負けたのは聡くんらしい…「えー…でも制服嫌なんやろ(笑)」スカートのすそを軽く持ち上げて苦笑いの私。「制服は好きやけど、横歩くんが嫌なだけ!…んーでもじゃぁ、ほか弁かなんか買って家で食べる?」「あーそうしよ!あたしすき焼き弁当うどん入りがいい!」二つ信号を渡った所にほか弁屋があったので聡クンが買いに行ってくれた。
2005-11-11 18:26:00 -
269:
森山華 ◆DEP4IVx7X6
出て来たのは一枚のDVD…「集団コギャル痴女?」
2005-11-14 02:48:00 -
270:
名無しさん
age
2005-11-15 15:27:00