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魔女の桜。
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1:
名無しさん
この話はフィクションです
2006-02-11 02:06:00 -
29:
名無しさん
「いらっしゃい」声がして桜は驚いた。小さな店の中はアンティーク調の古い家具やクリスタルのグラスや宝石箱や木製の時計が所狭しと並んでいて一人おばさんがにっこりとほほ笑みレジの前に立っていた。
・桜「あの…」・店員「初めてこの町に来たのね?表情を見れば分かるわ☆迷ったの?忙しい町だからねぇ」笑いながら店員はレジから桜の元へ歩いてきて桜を見た。・桜「すごいにぎやかな町ですね…まるでお祭り騒ぎだわ…あっ、電車から気球が見えたんですが」
・店員「この先の湖の辺りで飛ばしてるんだよ。」・桜「あっ、あの…庭掃除につかうホウキ買いに来たんですかどこに行けばありますか?」2006-02-11 14:40:00 -
30:
名無しさん
「ホウキ?…それならこの先すぐに小さなホームセンターがあるからそこに売ってるはずだよ。ホウキを買うためにわざわざ来たのかい?」・桜「はい…それとこの町に来てみたかったからです☆時計台とか見たいし」
・店員「時計台なら大きな通りに出れば坂の上にそびうたってるからすぐ分かるはずだよ☆うちの店も見ていっておくれ安くするよ」店員はそう言うとまたレジに戻り椅子に腰掛けた。
桜はこのまま出るのも悪いので適当に中を見て回り黒猫の小さな置物を買った。2006-02-11 16:14:00 -
31:
名無しさん
・店員「あなた魔女を信じる?」桜が買ったものを袋に入れながらいきなり店員はそう言った。
・桜「えっ…?魔女?」・店員「そう。魔女。あたしは昔ねぇホウキで空を飛ぶ魔女を見た事があってね…ふふふ…お嬢さんなら信じてくれると思って…朝そうまだ朝日が見える少し前に大空を飛ぶ魔女を私は見た。若い女の子でちょうどお嬢さんくらいだったかしらね…私もまだ15才だったわ」2006-02-11 16:19:00 -
32:
名無しさん
・桜「恐かったですか?」・店員「恐い?…ははは!その逆だよ!恐くなんてあるものかい!まるで夢のようだよ?すい〜っと気持ちよさげに空を飛んでねぇ今でも忘れないよ…ただそれが魔女を見た最初で最後だったけどね 」
桜はすぐさま母親だと思った。そして魔女が恐くないと言われ嬉しくなった。
・桜「あたしも魔女は信じます!おばさんありがとう!そうよね?恐くなんかないよね?」・店員 「ははは!あなたおもしろいわね☆まるで自分の事のようだわね☆またいつでも来てちょうだい!今度はお茶でも一緒に飲みましょう☆たくさんお話したいからね」2006-02-11 16:27:00 -
33:
名無しさん
今日はここまでです。
おつかれさまです。2006-02-11 16:28:00 -
34:
名無しさん
これがポカおばさんと桜の出会いだった。
桜は今までずっと否定され続けた事を認めてもらえた気分でとても気持ちよく軽い足取りで華やいでるまるでお祭り騒ぎのこの町を歩いた。
小さなパン屋も花屋もベンチに腰掛けるカップルもいくつもの服屋もどれもこれも好きになれそうな気分になった。2006-02-11 20:05:00 -
35:
名無しさん
おもしろぃ??頑張ってちょ(´∀`)
2006-02-11 22:34:00 -
36:
名無しさん
人と人の頭の隙間からピエロが笑いながら手品をしているのが見えた。
(わぁ☆すごい☆手品なんて初めて生で見るわ!)桜は少しの間背伸びしながら見ていた時、誰かがぶつかって振り向くと帽子をかぶった男が凄い勢いで走っていきその後「泥棒よ!誰かつかまえてぇ!あたしのカバンがぁぁ!」女の人が走りながら叫ぶと廻りの人達はそちらに視線を向けて誰かが走って追い掛けた。2006-02-11 23:08:00 -
37:
名無しさん
桜の隣で女の人は立ち止まり泣きはじめ周りにいた人だかりは同情の目を向けながらも散らばりさっきいたピエロも道具をカバンに直すとさっさと消えて行き、気付けば桜だけになっていた。
(何でみんなほったらかしにして知らない振りするのかしら)しゃがみ込み泣く女の人の隣で桜はしゃがみ込み・桜「大丈夫ですか?」そう言うと女の人は「やっとこさ借金返済のお金が貯まったとこだったの…もう終わりだわ!こんな町でこんな大きな町で探すなんて無理だもの!!」2006-02-11 23:15:00 -
38:
名無しさん
・桜「…警察は?」・女「ダメよ…この町じゃしょっちゅうそんな事件が起こっていて軽くあしらわれるだけだもの…ごめんなさいねあなたには関係ないわね」
「掃除の邪魔だよ!どいたどいたぁ!こんな所にしゃがみこむなんてやめとくれ!」二人の掃除夫がホウキを持ち地面をはらいながら桜と女の前でとまった。2006-02-11 23:20:00