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お兄ちゃんが好き。 part ?

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  • 1:

    お兄ちゃんが好き。part ?
    http://bbs.yoasobiweb.com//test/read.cgi/yomimono/1117473268/1-5

    2005-06-13 03:45:00
  • 401:


    【皐月のやつ、学校辞めるらしい】

    ―――――え?
    『…や…やめる?』
    ―――皐月が?

    【ああ。さっき皐月から電話かかって来て…今の男と結婚するからって。もう俺と関わりたくないから、二度と電話してこないでくれってさ。何だったんだろーな?あいつ…】

    2005-06-19 01:31:00
  • 402:


    ……………そう……
    ……よかった………

    あたしがした事は……
    無駄じゃなかった……

    【ホッとしただろ?皐月の事、毛嫌いしてたもんな、お前】
    兄貴がからかうように、あたしに言葉を投げ掛けた。

    2005-06-19 01:33:00
  • 403:

    【男と結婚するのは決まってたらしいんだけど、結婚したらもう遊べなくなるから、俺にちょっかい出してたんだと】
    『兄貴、まんまと皐月に利用されてたんだね!』
    【うるせーよ。お前も、もうヤキモチ妬く事無くなって良かったな。ヤキモチ妬いてるお前可愛いかったから、俺としては残念だけど】
    ―――たわいもない会話。 幸せな会話。
    ………………でも………

    2005-06-19 01:34:00
  • 404:


    【俺も、大学やめようと思って】

    ……………え?!
    兄貴の突拍子の無い言葉に、あたしは耳を疑った。
    『は?な、何言ってるの兄貴?!』

    【いや…会ってから言おうと思ってたんだけど……お前が卒業したら、一緒に暮らすか】

    …………………………え……

    2005-06-19 01:37:00
  • 405:

    【俺が働くから、お前は進学して、学校には行けばいい】
    『だ…ダメだよ兄貴ッ?!大学辞めるなんて……ッ』
    【何が駄目なんだ?俺がそうしたいんだ。実家にいたら、お互い気使うだろ?家出れば、お前も少しは気が楽になると思うし…】
    『だ…ダメだよ兄貴…そんなの…』
    あたしの瞳から、涙が溢れた。

    2005-06-19 01:38:00
  • 406:

    【俺が、お前にしてやれるのはそれくらいしかない。ってゆーより、俺がそーしたいだけだって言ってるだろ?お前は嫌なのか?】
    『……………。』
    ………兄貴……あたしは……ッ

    『兄貴……』
    【何だ?】

    あたしは震える声で、言った―――
    『別れよう…』

    2005-06-19 01:41:00
  • 407:

     パパ―――

    車の音が、あたしの耳になり響く。
    【―――――。】
    兄貴の返事が、止まった。

    2005-06-19 01:42:00
  • 408:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 409:


    ――――携帯を切った。

    歩道橋の上に、ズルズルとしゃがみこんだあたしは、声にならない鳴咽を漏らし続けた。

    2005-06-19 01:45:00
  • 410:

    皐月から兄貴を守れた……
    もう、それだけで十分だった。
    真実を知られないまま、あたしは兄貴の「妹」に戻りたかったから。

    《 兄貴を、愛してる 》

    その気持ちすら、もうあたしの中で、曖昧になってしまっていた。

    2005-06-19 01:46:00
  • 411:

    ブブブ…ブブ…
    【着信:★兄貴★】

    それから何回も何回も、兄貴から着信がある。気付けば、着信履歴の半分が兄貴で埋まっていた。
    勝手に別れを切り出して、勝手に電話を切ったんだから、仕方ない。兄貴からしたら、訳がわからないだろう……。

    2005-06-19 01:48:00
  • 412:

    メール受信:兄貴
    【典子、電話に出ろ】

    『……………。』
    【ごめんなさい兄貴。あたし、もう疲れたの。もう兄貴の妹に戻りたい…】
    あたしはゆっくり、送信ボタンを押した。
    メール受信:兄貴
    【意味がわからない。理由をちゃんと説明しろ】
    理由……
    そんなの…自分でもわからない……!

    2005-06-19 01:49:00
  • 413:

    【急に、自分の気持ちがわからなくなったの】
    送信ボタンを押そうとすると―――
    ブブブ…ブブブ…
    【着信:秋吉】
    今は誰とも喋りたくなかったのにあたしは思わず電話に出てしまった。

    2005-06-19 01:50:00
  • 414:


    【あ!!典子先輩?俺でーッス!!】
    何も知らない秋吉の明るい声。
    『……………。』
    何故か、あたしは声が出せなかった。
    それどころか…秋吉の声を聞いた瞬間、ボロボロと涙が流れた。

    『……うッ』
    【……え?先輩?あれ?…な、泣いてんッスか?】

    2005-06-19 01:52:00
  • 415:

    『………ぅッ…ッ』
    【先輩?!何かあったんッスか?!】
    秋吉が慌てた様子であたしに問いかけた。
    『あ…あたし…もうどーしていいか…わからない………ッ』
    【いや、俺がどーしていーかわからないッスよ!とりあえず今から迎えにいきますから!今どこです?!】

    2005-06-19 01:53:00
  • 416:

    ―――その30分後。歩道橋の上でうずくまるあたしの前に、息を切らしながら走ってくる、制服姿の秋吉が現れた。
    『学校行かないで…こんなとこで何サボってんッスか…』
    『…あんたこそ…学校抜け出してきたんでしょ…?』
    あたしは、気力の無い声を振り絞った。
    『そりゃ…好きな女が泣いてたら飛んできますって』
    秋吉はゆっくりと、あたしの前にしゃがんだ。
    『何があったんッスか?』
    『……………。』
    『昨日、皐月さんから電話かかってきてたでしょ?それが原因ッスよね?』
    ………本当、こいつって鋭い……。

    2005-06-19 01:55:00
  • 417:

    それでも、あたしは黙ったまま、秋吉に一言も口を聞かなかった。

     フゥ……
    秋吉が、そんなあたしに溜め息を付き、呟いた。

    『今から、ウチ来ます?』

    『こんなとこでジッとしてても…周りに変な目で見られるだけだし。あ、下心とかは無いッスから!』
    ニカッと笑い、秋吉の手が、あたしの腕を引っ張った……。

    2005-06-19 01:57:00
  • 418:





    2005-06-19 01:58:00
  • 419:

    『あたし、あんたの彼女じゃないんだけど?!』
    『彼女になる予定だからいーんです♪あ、つっ立ってないでテキトーに座ってくださいよ』
    あたしは秋吉に言われた通り、テーブルの横に座った。

     シーン……

    部屋に、沈黙が流れた。
    『……あ、テレビでもつけます??』
    沈黙に耐えられなかったのか、緊張しているのか、秋吉がリモコンを手にした―――
    ――――瞬間。

    2005-06-19 02:02:00
  • 420:

    『あたし…兄貴に別れようって言ったんだ』
    『……え……?』
    リモコンを押そうとした秋吉の指が止まった―――。

    あたしは、カバンの中の携帯を開いた。
    …あれからも、兄貴からの着信は止んでいない。
    『…あたしね…あたし…もう自分の気持ちが解らなくなったの…兄貴を好きな自分の気持ちが、「女」としてなのか「妹」としてなのか…解らなくなった…』

    テーブルにふさぎ込んだあたしを、秋吉はジッと見つめていた。

    2005-06-19 02:04:00
  • 421:

    『…昨日…何があったんです?』
    ―――――………。

    あたしは皐月の事や…勝也の事全てを、秋吉に話していた。
    『――先輩…その勝也って奴と、ヤッたんッスか?』
     コクン…
    あたしは小さく頷いた。
    『………ッ!!』
    秋吉の顔が強張る。

    2005-06-19 02:05:00
  • 422:

    『ハァ―ッ…』
     グシャグシャ―――
    秋吉はイキナリ頭を掻き出し、あたしを怒鳴った。
    『バッカじゃねーの?!そこまでして…お兄さん守る必要あったんッスか?!…そんな事して、お兄さんが喜ぶとでもッ?!』
    『だから!!真実を知られないまま、「妹」に戻りたいのよ!!』
    『………?』
    『……あたしの兄貴への想いは、「男」としてじゃなく…「家族」としての行き過ぎた愛情だったんだよ…だから、他の男に抱かれてでも、兄貴を守れた…』
    ―――それが、あたしの出した答え。だから兄貴に別れを告げた……。
    『…そーかな…。先輩は、他の男に抱かれた罪悪感から、逃げてるだけな気がするけど……』
    ――――――――!!

    2005-06-19 02:08:00
  • 423:

     カッ―――
    秋吉の言葉に血が昇る。

    『知った風な口聞かないでよ!!』
    ……あたしの気持ちなんか…わからないクセに……。

    『そーッスよ!先輩ですら自分で自分の気持ち解ってないんでしょ?俺に解るわけないじゃないッスか!』
    ―――――ぐッ……
    秋吉に言い返す言葉が、思いつかない―――。

    2005-06-19 02:10:00
  • 424:

    名無しさん

    俺もそう思う

    2005-06-19 02:10:00
  • 425:


    『先輩…』

    秋吉の手が、あたしの髪に触れた。
    『俺、先輩の気持ちは…全部は解ってやれないけど、でも側にいる事はできるから。俺を頼って下さい…』
    『……ッ』

    秋吉の顔が、ゆっくりとあたしの顔に近づいた。
    素直に、あたしは秋吉の唇を受け止めていた。

    2005-06-19 02:11:00
  • 426:

    ……秋吉と、付き合えば…もう、何も考えなくて、いいかも……
    兄妹だとか…もう考えなくていいし…皐月だって、もう居ない。
    あたしはまた、兄貴の妹に戻れる。
    『秋吉…あたし…』

    ドンドンドンドン―――!!

    ―――――?!
    扉を激しく叩く音に、あたしと秋吉は玄関の方を振り向いた。

    2005-06-19 02:14:00
  • 427:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 428:

     バキィッ―――

    『―――?!』
    玄関の方で鈍い音がした。
     ガシャ―――ン

    《な…何―――?!!》
    あたしは慌てて立ち上がり、玄関の方へ駆け寄った。
    『……………!!』
    あたしは、驚愕した。

    2005-06-19 02:18:00
  • 429:

    『あ…兄貴…ッ……!!』

    あたしの目に、秋吉を殴り息を切らす兄貴と、床に倒れ込む秋吉の姿が飛び込んだ。
    『典子…』
    あたしの姿を確認し、ホッとする兄貴の顔がわかった。
    『あ、兄貴…何で?!』
    倒れる秋吉の横をズカズカと通り、兄貴はあたしの腕を掴んだ。
    『帰るぞ』
    『……………!!』
    兄貴が、冷たい瞳で、戸惑うあたしの顔を凝視する。

    2005-06-19 02:20:00
  • 430:

     グイッ―――
    あたしは兄貴に引っ張られるまま、玄関から出ようとした。
    『ちょっと待てよ…!!』
    その瞬間―――秋吉が立ち上がり、兄貴の肩を掴んだ。

    『―――きゃあッ』
     バキィ―――ッ
    再び鈍い音が、部屋の廊下に鳴り響き、今度は兄貴が床に倒れた。
    秋吉はそのまま兄貴にまたがり、二人は取っ組み合いになって殴り合いだした。

    2005-06-19 02:23:00
  • 431:

    『ちょ…やめてッ!!』
    あたしは二人に割って入り、殴り合いを止めようとした……が。

    バキィッ―――

    『きゃッ…ッ』
    どちらかの腕が、あたしの顔に当たり、あたしは壁目掛けて吹っ飛んでしまった。

    2005-06-19 02:26:00
  • 432:

    『あ゙ッ?!』

    それに驚いたのか、秋吉と兄貴は我に帰り、同時にあたしを見た。
    『い…いたぁ…』
     ジワァ・・・
    頬にあまりに激しい痛みを受け、あたしの目尻から涙が流れた。
    《さ…さすが男…理加子に殴られた痛さとはワケが違う……》

    『せ、先輩!大丈夫ッスか?!』
    秋吉が慌てて兄貴から離れ、頬を押さえるあたしに近づいた。

    2005-06-19 02:28:00
  • 433:

    『典子ッ!』
     ビクッ―――――
    兄貴のあたしを呼ぶ声に、あたしの心は震えた…。
    『やっぱりお前…こいつと何かあったんだな?』
    『え…』
    『昨日帰らなかったのも、こいつと一緒にいたんだろ?』
    『……………ッ!!』
    ―――だから兄貴…ここに?
    『話はここを出てから聞く。帰るぞ…』
    唇からながれる血を指で拭きとり、兄貴はあたしの腕を再び掴もうとした。

    2005-06-19 02:29:00
  • 434:

     バシ…ッ―――

    『典子?!』
    無意識に、あたしは兄貴の手を振り払っていた。

    『ご…ごめんなさい…兄貴…あたし、秋吉と付き合う事にしたから…』
    ドクン…ドクン…ドクン…
    『…お前……何、言ってる…?』
    ―――兄貴は、ひどく狼狽した瞳で、あたしを見た。
    あたしはそんな兄貴を見れないまま、小さく呟いた。

    2005-06-19 02:32:00
  • 435:

    『兄貴の事…もう、お兄ちゃんとしてしか見れない……ッ』

    シ・・・・・・・・・ン

    あたしと兄貴…そして秋吉の間に、長い沈黙が流れる―――。

    2005-06-19 02:33:00
  • 436:

     ガチャ…

    不意に、兄貴が扉を開いた。
    『……わかった』
    ―――その一言だけを残し、兄貴はあたしを置いて、去っていった……。

    2005-06-19 02:34:00
  • 437:

    『先輩…?』
    兄貴が去った後、秋吉が心配そうにあたしの肩を抱いた。
    『…良かったんですか…?お兄さん、典子先輩の事が…めちゃくちゃ、好きみたいッスよ?こんなトコまで来て…』

    ……いいの。こんなあたしじゃ、兄貴を幸せになんか…できない。

    2005-06-19 02:35:00
  • 438:


    ―――この時のあたしは……
    色んなものから、逃げ出そうとしていた。

    ……兄貴への今までの恋心すら否定して……兄貴への罪悪感を、全て、消してしまいたかった―――。
    ……本当に、ガキだったと思う。

    けど―――
    ……あたしの精神状態は、限界だった―――――

    2005-06-19 02:39:00
  • 439:










    2005-06-19 02:40:00
  • 440:

    30分休憩。

    2005-06-19 02:41:00
  • 441:


    『ただいま…』

    あれから…あたしは泣き疲れたまま、秋吉の家で眠ってしまい、家に帰ったのは調度、夕飯時だった。

    『あ!ねーちゃん帰ってきたの??』
    恭平がバタバタと階段から下りてきた。
    『典子!昨日、由美ちゃん家泊まってたんだって?それなら電話くらいしなさいよ!!』
    ママが食卓に人数分のカレーを用意しながら、あたしを軽く叱った。

    2005-06-19 03:11:00
  • 442:

    『あ、恭平!圭吾呼んできて!ご飯出来たって!』
    ……え………
    ママがテレビの前で寝転がる恭平に言い付けた。

    ――ドクン――

    兄貴…帰ってきてるんだ……。
     トントントン―――
    恭平に呼ばれ、兄貴が階段を下りてくる音がする。
    恭平とは違う、静かな音。

    2005-06-19 03:13:00
  • 443:

    階段から下りて来た兄貴は、あたしに目を合わせる事もなく、リビングのソファーに座った。

    ドキン…ドキン…ドキン…
    兄貴の姿を見て、妙に意識してしまう。別れを切り出したのは、あたしなのに……。

    『あれ?兄貴とねーちゃん、ケンカしてんの?』
    あたしと兄貴の態度の不自然さに気付いたのか、プチトマトをつまみ食いしながら、恭平があたしに問いかけてきた。
    『別に。…あたし服着替えてくる』
    あたしはそのまま階段を駆け上がった。

    2005-06-19 03:14:00
  • 444:

    『典子!ご飯出来たんだからすぐ下りて来なさいよー!』
    …ママの声は、よく響く。

     パタン―――
     ―――ドサッ
    部屋の扉を閉め、あたしはベッドに倒れ込んでしまった。
    『はぁ…』
    別れたところで毎日、家で兄貴と顔を合わす―――

    《兄妹なんだから当たり前か……》

    2005-06-19 03:17:00
  • 445:

    ブブブ…

    『……?』
    携帯が震えた。
    《……………!!》
    メール着信:兄貴
    【夕飯食べたら、俺の部屋で待ってる】
    同じ家に居て、兄貴からメールが来たのは初めてだった。
    【無理だよ。ごめん。】
    あたしは返信した。

    2005-06-19 03:18:00
  • 446:

    メール着信:兄貴
    【どうしても話がしたい。 お前が来るまで起きて待ってる】

    【話す事は無いよ。ごめんなさい。】
    送信―――。

    「送信しました」
    あたしは携帯をしまい、服を着替えて部屋を出た。
    ……そして………何事も無かったように、兄貴と、そして家族と夕飯を共にした……。

    2005-06-19 03:20:00
  • 447:

     カチャカチャ―――
    兄弟妹そろって食事するのは、久し振りかもしれない。
    あたしはいつものように、兄貴の向かい側の席に座った。
    今までは…兄貴と目が合う度に死ぬほど嬉しかったのに、今は、目を合わさないようにするのが精一杯…。

    《兄貴に対する想いは、本当にあたしの中から消えてしまったんだろうか……》

    『そーいや、ねーちゃん昨日友達ん家泊まったんだって??』
    恭平の言葉に、あたしは物凄く気まずい空気を感じた。

    2005-06-19 03:21:00
  • 448:

    《…こいつ…何も知らないとはいえ、そんな話題…ッ》
    『ほんとはさぁ、男ん家泊まってたんじゃねーの!?』
    《……!!クソ弟!!》
    『なぁ、兄貴、そー思わねぇ?』
    『ああ。そうだな』
    兄貴は軽く恭平に相槌を打つと、そのまま食器を持ち、席を立った。
    『あら?圭吾、もういいの??』
    『ごちそーさま』

    その一言を残し、兄貴は自分の部屋へ戻っていった…。

    2005-06-19 03:23:00
  • 449:

    『やっぱねーちゃん、兄貴とケンカしたんじゃねーの??』
     ゴンッ!!
    あたしは、恭平の頭を一発小突いた。
    『いてぇ?!』
    恭平はワケの解らない顔であたしを見た。まぁ当然だろう。

    『あら?典子も、もういいの??』
    『うん。ごちそーさま』
    食器を片付けた後、あたしは自分の部屋に戻った。

    2005-06-19 03:24:00
  • 450:

    ブブブ…ブブ…
    部屋に入るなり、携帯が鳴っているのに気付いた。
    【着信:★兄貴★】
    『……………!!』
    ―――…夕飯の後、部屋で待ってる…―――
    ドクン ドクン ドクン
    …話す事なんか…無い。…あたしは、もう秋吉と付き合ってるんだから……。
     ブチ―――
    「只今、電話に出る事が出来ません。ピーと鳴りましたら…」
    保留を押した。

    2005-06-19 03:27:00
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