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1:
優花
私の名前は優花。19才の風俗嬢だ。ホストにはまり風俗に落ちた女…きっとみんなは汚いって思うよね?でも純粋に愛してたんだよ。
2006-02-18 05:34:00 -
28:
優花
家に着き翔にメールを打つ。[ただいま。今日はホンマ楽しかったよ。優花も翔君の事応援するね!]
―送信―
すぐに返事は返ってきた。[俺も楽しかったよ!応援してな。俺も頑張るし!]応援するとは言ったが何だろう…売り上げ貢献か?笑。私には無理やろなって思っていた。だって私は昼職。
女ってね好きな人の為に何でもできるもんなんだよ。だって私…2006-02-19 01:09:00 -
29:
優花
気付いたら私は眠りについていた。起きたら夕方になっていた。【あぁ気付いたら寝てもてたお風呂入ろ】私はシャワーを浴び、簡単に夕食を済ませた。【翔君何してんねやろ…】気付けば翔君の事ばかり考えている。私は完全に〈翔〉にはまっていた。
2006-02-19 01:14:00 -
30:
優花
もっと逢いたいな…話したいな…日に日にこんな気持ちがでかくなっていく。そんなある日いつものように翔君から電話がかかってきた。優花『もしもし〜♪』翔『優花話しあるからいつでもいいし店来てくれへん?電話とかで話す事ちゃうし。』優花『話?わかったよ。』話しって何だろう…もしかして告られたらどうしようなんて思いながら何故かウキウキしていた。
あなたはホストとして動き出した…偽りの愛を演じ始めたんだよね?その偽りの愛の中にこれっぽっちも“ホンモノ”の愛はなかったの?2006-02-19 08:03:00 -
31:
優花
数日後私は翔君の店へ行った。優花『話って何なん?』翔『…ぁんなぁ』優花『何なん?気になるやん!笑』翔『優花…俺と付き合ってくれへん?』優花『えっ!!ホンマに言うてる?』翔『本気やで!俺優花の事好きやねん。』私は嬉しすぎて自然と顔がニヤけてしまう。優花『嘘ちゃうねんな?優花も翔君の事好き…』翔『じゃぁ、付き合お♪』優花『うん!』私達はホストと客から恋人同士になった。
って思ってたのは私だけだった。幸せって思ってたのも私だけだった。だってあなたからすればいわゆる“イロカノ”って存在だったもんね。2006-02-20 11:13:00 -
32:
優花
私は翔と付き合ってからどんどん翔にはまっていった。もっと逢いたい…でも今の仕事じゃ全然無理だ。時間帯も違うし私は夜の仕事に興味を持ち出した。翔のいる夜。私は翔の為なら何でもできる気がした。翔の支えになりたい。
2006-02-21 04:53:00 -
33:
優花
私は夜梅田の街を一人歩いていた。すると男が話かけてきた。その男はスカウトマンで名前はシンヤ。シンヤ『こんばんゎ。今スカウトしてんねんけどキャバクラとか興味ない?』その時私は夜の世界に入る事を考えていたからとりあえず話を聞いた。優花『ちょっと今考えてるとこやねん。』シンヤ『マジで?イィとこ紹介するしやってみーへん?』私はまだ恐かった。取り敢えず連絡先だけ交換した。
一歩ずつ私は夜の世界に足を踏み出していった。あなたの為に…この時の私はあなたにすごい愛されてるって信じてたよ。2006-02-21 05:04:00 -
34:
優花
それから普通の毎日がまた始まった。私はホストクラブに行くようになって今までの生活がつまらなく感じていた。毎日同じ事の繰り返し…さらに夜の仕事に興味をもつ。
2006-02-21 05:10:00 -
35:
優花
翔に逢いたい。明日は仕事も休みだし久しぶりに会いに行こう。翔にメールを打つ。[おはよ!今日お店行ってもいぃ?逢いたいな♪]
―送信― しばらくすると携帯が鳴った。翔から電話だ。優花『もしもし〜。』翔『おはよ。今日イベントやしおもろいからおいでおいで!』優花『イベント?』翔『NO1のバースデーやねん。』優花『そぉなんや。おもしろそぉ♪5時頃顔出すね。』翔『了解。また近くなったら連絡して!』優花『わかった。じゃぁね!』
この日私の人生を変える人との出会いがあった…私が風俗に落ちるきっかけになった人。偶然店で出会った女…2006-02-21 05:21:00 -
36:
優花
私は少し仮眠をとりそれから準備をし梅田に向かった。翔に逢える嬉しさでいっぱいだった。店に入るとバースデーだけあって満席に近かった。席に通されドリンクを頼み乾杯する。翔が隣りにいるだけで幸せだ。でも今日はイベント。あちこちの席でシャンパンがおりシャンパンコールの嵐。他の席は放置状態。みんな暇そぉに携帯をいじったり寝てる人、友達と話してる人…私はふと隣の席を見る。隣の子も一人で暇そぉだ。すると目が合った。私は思い切って話し掛けてみた。優花『暇ですね。笑』その子はすごいノリがよかった。名前は恵梨香。そぉこの恵梨香という女の子こそが私が風俗に落ちるきっかけになった子。
でもなぁあんたに出会ったから私は大切に想える人いっぱい見つけたよ。あんたおらんかったらたぶん今私の周りにいる“大切な人”には出会ってなかったかもしれへん…2006-02-21 05:38:00 -
37:
優花
恵梨香『よかったら友達ならへん?私東京から出てきて半年ぐらいで友達少ないねん。』優花『イィよ。私も春に京都から出てきたばっかで友達少ないねん。』私たちが仲良くなるのに時間はかからなかった。年も住んでるとこも近い。ただ大きく違ったのは仕事だけ。その日偶然出会った客同士が友達になるなんてある意味運命だと思った。
2006-02-21 05:45:00