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お前が好きやねん

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  • 1:

    まさ

    なぁ、晴美。おまえ何でそんなアホやねん?何でそないどんくさいねん?どこまでダサいねん。おまえどんだけ笑かしてくれるねん。何でそない素直やねん。 なんで今も俺のこと好きやないねん。何で俺はおまえを離してもーてん。

    2006-03-12 06:01:00
  • 2:

    まさ

    二人出会ったんは三年前の夏やったな。ちゃんと覚えとるで

    2006-03-12 06:03:00
  • 3:

    まさ

    俺、本間に好きやった思う

    2006-03-12 06:04:00
  • 4:

    まさ

    俺そん時20      そん時、風俗でバイトしててん。まだ始めて2ヵ月で新米。それまで仕事あんまりしてへんかって店に知り合いおったからまぁいいかと思ってはじめた。はじめて見る世界。俺にはこの世の中で裏をみた気がした。

    2006-03-12 06:11:00
  • 5:

    まさ

    仕事は普通やった。色んな女がいて面白い     お金でこんな仕事を選んだ女がすげぇと思った。  「彼氏いてるで〜」と普通にゆう子。仕事の後はみんな普通の女の子     「お疲れさまで〜す♪」すげぇよな

    2006-03-12 06:15:00
  • 6:

    まさ

    そんなこんなも慣れだした頃、「今日新人一人くるで」と知り合いの豊。   はっきり言って女好き  俺はどちらかと言わんくても女苦手。付き合ったことなんて二回だけ。おまけに恋愛なんてしないほうがいい…なんて思ってた。だって傷ついたり別れたりするの恐いやんっ

    2006-03-12 06:21:00
  • 7:

    まさ

    そして新人の女の子はやってきた。「こんばんわ〜初めまして♪」とノリノリの豊。名前は晴美とゆうらしい。正直、君ほんとにここで働くの?て位可愛かった。

    2006-03-12 06:26:00
  • 8:

    まさ

    面接が終わった。「店名も晴美ちゃんでいいの?」 普通女の子は伏せたり変えたりするモノやからめずらしかった。晴美を、部屋案内した。晴美は俺に「何才なん?」俺は、おきまり台詞。「何才に見えます〜?」

    2006-03-12 06:30:00
  • 9:

    まさ

    「晴美とタメ〜?」   晴美は当時18。え、ガーン「俺ハタチやで〜〜」俺は幼く見えるらしい。  「え〜見えへんわ!詐欺!詐欺ミテコおもった」

    2006-03-12 06:34:00
  • 10:

    まさ

    え!?俺、詐欺師?何て失礼なガキやとそん時思った。ほんで俺は出勤確認やらの為、晴美と番号こうかんした。「まさってゆうんや〜〜」とアホみたいな喋り方。

    2006-03-12 06:38:00
  • 11:

    まさ

    まぁ、俺の中では晴美は店の女の子でしかなかった。女の子本間に苦手やしっ 「晴美ちゃんバリ可愛い〜〜やばいな♪」とアホ豊。こいつは何しにきとんねん

    2006-03-12 06:41:00
  • 12:

    まさ

    晴美はやはり可愛かったので暇なときも客ようついたしかしクレームそれなり多かった。「むっちゃムカつくわ〜〜」よくキレてました。「むっちゃいい人やった〜〜」晴美はいつもニコニコしてるから怒った時すぐ分かる。面白いといつも思ってた。

    2006-03-12 06:45:00
  • 13:

    まさ

    「まさ〜〜!!」と出勤の度に俺を見つける度叫ぶ。そしていつも面白い話を聞かされる。一番印象的なんは「家入る前酔っててドアにえらい勢いでぶつかって痛い思って腹たってたらドア殴ってん」と骨折してた

    2006-03-12 06:53:00
  • 14:

    まさ

    どんな女やねん。    「大丈夫かいな〜?結構どんくさいね」と言ったら 「ドアが悪いねんで!!」と意味不明な発言してたな。おまえはいつもおもろかった。

    2006-03-12 06:56:00
  • 15:

    まさ

    なぜ晴美みたいな子がこんなところで働いてるんかが分からんかった。「オイ!晴美ちゃんお前の事好きなんちゃうん!!」は?  って感じやった本間。それはないだろう…と。

    2006-03-12 07:01:00
  • 16:

    まさ

    「あほかっ」と少し恥ずかしくなってしまった俺。 「だってお前の事ばっか聞いてくるねんもん!!」豊何か企んでるのか…なんて思った。豊が変な事ゆうから変に意識してしまって なんとなく避けるようになってしまった。俺のアホ

    2006-03-12 07:04:00
  • 17:

    まさ

    ある日、晴美は俺にご飯を誘ってきた。「終わったら飲みいけへん〜〜?」豊の目もあったせいかその日は断ってしまった。すいません

    2006-03-12 07:07:00
  • 18:

    まさ

    「そっか!ほならまた今度いこなっ」とニコニコしてた。何か申し訳なかった。そして横には豊もいるのに晴美は、俺にアドレス交換をせまった。「あっ晴美の漢字の意味はなー、晴れん時生まれたらしーでっ」と聞いてもいないのに勝手にしゃべり、愛想を交わす俺「いいなぁ〜!『み』は美しいからかっ」といった瞬間、晴美は赤面してた。

    2006-03-12 07:13:00
  • 19:

    まさ

    何で照れるねん!!豊がニヤニヤした顔で俺をみる。ヤメロっ

    2006-03-12 07:15:00
  • 20:

    まさ

    「晴美のメアドはこれ〜♪」と『〇〇マクド』何やこのアドレスは…………  と俺も豊も爆笑。本間変な女。「マクド好きやね〜〜ん!!よう行くでっ」晴美はテリヤキバーガーが好きらしい。

    2006-03-12 07:21:00
  • 21:

    まさ

    俺はチーズバーガーが好きや。「お疲れさまでした〜」今日も一日が終わった。「絶対おまえの事すっきやわ〜〜えーなー」とまたこいつ。

    2006-03-12 07:23:00
  • 22:

    まさ

    ましてや振り出しに戻るがこんな仕事してるし、俺の理想は、普通の子で背がちっちゃくて顔は普通で色白で性格よくて大人しくて癒し系♪一方、晴美は派手ではないしケバい訳でもない。しかし癒し系には程遠い……奴は何をしでかすか分からないのだ。

    2006-03-12 07:30:00
  • 23:

    まさ

    あれからとゆうと晴美からよくメールが入ってくる。『おっつ???今日もお疲れさんし??』さんし?駄洒落か………。アホだ。 それでも悪い気なんかはしなかったし次第に晴美を見ることが楽しくも思えた。こんな面白い女もいるのかと。

    2006-03-12 07:34:00
  • 24:

    まさ

    何回かご飯に行くようにもなった。ほんと何回かだけど。俺も仕事が忙しかったから。「うまぁ〜い!!ビール一番好きやねんっ」晴美はニコニコ本間にしてた。美味そうに飯食うとこは見てるこっちもいい気分や。でも、以外に照れ屋だったりする。と思ったら拍子抜けたこと発言したり何とも『謎』な奴や。

    2006-03-12 07:40:00
  • 25:

    まさ

    「まさって謎やな!!」と晴美に言われたが、いやいやおまえが謎や。「そうかな〜よく何考えてるか分からん言われるけど。晴美ちゃんは素直やねー」晴美はまた照れた。なんでやねん

    2006-03-12 07:44:00
  • 26:

    まさ

    俺はただあんまり表現がないからだ。晴美は逆にすぐ様でる。こんなにもタイプが違うのに晴美を見て楽しいのは、自分の正反対やからなんかな。

    2006-03-12 07:47:00
  • 27:

    まさ

    秋に入った頃、豊の予測通り晴美に告白された。  手紙をもらってん。晴美、今でもおまえのこの手紙捨てられへんで。

    2006-03-12 07:50:00
  • 28:

    まさ

    俺はもらった瞬間、心臓バクバクしたわ。     『まーちゃんへ……………晴美の事好きなって下さい』え?なんでやねん!!!軽く笑いながら一人で突っ込んでもーたやん。ほんでまーちゃんて……。以外と綺麗な字やった。

    2006-03-12 07:54:00
  • 29:

    まさ

    晴美らしいな思った。でも現実に戻り、仕事上いろいろ悩んだ。晴美と俺は店の女の子と従業員。    晴美の仕事はヘルス。そして俺は避けた。

    2006-03-12 07:57:00
  • 30:

    まさ

    二日後、晴美は店が終わった後壁に俺をドンドン押しつけ「返事わぁ〜〜〜〜!?」と今にもない表情で俺を拷問した。力つよいっ 「え…………」と悩む俺。ほんと悩んだで

    2006-03-12 08:01:00
  • 31:

    まさ

    「晴美、風俗やめるねん!明日からけーへんっどっちにしろ答えちょうだいっ」と物凄い迫力。     俺は半分押された感あるものイエスを出した。   「やったああぁーーー!!」とでっかい声で大ハシャギし、ぴょんぴょん跳ねてた。この時の嬉しそうな顔忘れへんで。

    2006-03-12 08:05:00
  • 32:

    まさ

    しかし、晴美が店をやめる事になるとそりゃ良くはない。とりあえず、晴美に口止めした。「わかってんで!!!」え、わかってるん?晴美はクルクルしながらニコニコしてた。俺の中の罪悪感が、晴美の嬉しそうな顔をみるといい事してるような気分でもなってん。

    2006-03-12 08:10:00
  • 33:

    まさ

    休憩?もし読んでくれた人おったらありがとう。

    2006-03-12 08:18:00
  • 34:

    名無しさん

    あげ?

    2006-03-12 08:39:00
  • 35:

    まさ

    あげてくれてありがとう?

    2006-03-12 08:55:00
  • 36:

    まさ

    ほんで晴美と付き合うことなって本間に店もやめた。俺は「何で店やめたん?」って聞いたら      「だってまーちゃん嫌やろ?晴美も嫌やねん」てゆった。確かに良くはないけど………。

    2006-03-12 08:59:00
  • 37:

    まさ

    俺そん時ぼちぼち仕事楽しかったし、こうやってコソコソすると思わんかった。豊は「晴美ちゃんにこくられたんか〜〜!?」   とニヤニヤ何でも知ってるねん的におちょくる。俺は友達にすら断固否定した。

    2006-03-12 09:02:00
  • 38:

    まさ

    それから、晴美はスナックで働くことになってん。晴美は一人で住んでて一緒に住むようになったとゆうか仕向られたで。それわ  まあ俺の仕事場から近いのもあるからそれはそれで良かった。「ワンッ」晴美はミニチュアダックスを飼っていた。「こてつーゆうねん♪かわえ〜やろっ」名前の由来は、『なんとなく』らしい。不思議ちゃんの考えることは分からない。俺なら『ハナちゃん』にする。メスやし……

    2006-03-12 09:10:00
  • 39:

    まさ

    晴美と一緒におる時間はじめらへんは、緊張ばっかやった。何日間は緊張で寝れんかった。俺だけや思ってたら「何か昔は緊張して寝れんかってな〜〜」   違うかったみたい!

    2006-03-12 09:16:00
  • 40:

    まさ

    晴美は本間、素直や。いつもくっつきまくってきてた。それはお互い仕事や時間あわんから二人の時間はそないなかってん。    あんまり何もしてあげられんかったな。「晴美のことすき〜〜?」      俺は恥ずかしいから一回も好きなんかゆわれへんかった。今、思ったら航海や。しつこいぐらい素直にゆうたら良かったわ。

    2006-03-12 09:22:00
  • 41:

    まさ

    漢字まちがえた。後悔や。

    2006-03-12 17:21:00
  • 42:

    まさ

    日に日に俺は晴美に弾かれていった。晴美はむっちゃ以外やった。料理や洗濯掃除、まるでできんそうやのに何でもこなせてた。俺はびびった。「晴美ちゃん昔から料理とかできるん?」晴美は微笑んだ。    「ちっさい時から親出てたから家のことようやっててんよ」晴美の親はもともと父親だけで母親は家からでたらしく顔も知らんらしい。おまけに父親は、晴美が中学ん時に亡くなって親戚の家に住んでたが、その生活が息苦しくて家を飛び出し何も知らないとこにきて声をかけたのが風俗の勧誘。なんでもいいからお金がほしくて働こうと思ったって晴美はニコニコしながら喋った。何でそんな時もおまえは笑うねん……   痛々しいやんけ。でも俺は大それた言葉ひとつもゆわれへんかってん

    2006-03-12 17:54:00
  • 43:

    名無しさん

    2007-05-02 15:55:00
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