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レイコ

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  • 1:

    ユキ

    ブーンブーン
    真夏だとゆうのに。ラブホテルの一室は、寒いくらい冷房が効いている。
    ブーンブーン
    僕は、両の手に握られた細く白い首を、力いっぱい締め付ける
    ブーンブーン
    息が、完全に止まる。
    ブーンブーン
    僕は、今。この世で一番愛してる人を殺した。
    シーツが、濡れている。おそらく失禁してしまったんだろう。
    そんなもの、全然汚くない。僕は、冷たくなった体を抱き締めた。
    「愛してるよ、レイコ。」ブーンブーン
    僕は、レイコにキスをした。
    ブーンブーン
    辺りには、奇妙な虫が飛んで居るような、機械音が静かに響いていた。

    2005-06-10 12:55:00
  • 693:

    ユキ

    「あんた、何言ってんだ?」撲は、喧嘩腰で言った。
    「いいのか?俺が、レイコの親戚に居場所を言ったら、レイコは刑務所行きだぞ。」
    「まだ、レイコが、殺したと決まってない!」
    カガミが、にやりと笑った。
    「そうかもしれないが、レイコは、確実に島に連れ戻されて君とは、会えなくなるな。」

    2005-08-26 06:24:00
  • 694:

    ユキ

    撲は、動揺した。カガミは、続けた。
    「都会に、出て風俗していた家出少女を、美波家なら、一族の面汚しぐらいの勢いで、家から一歩も出さないだろう。レイコが、島に帰れば、君はもう二度と会えなくなる。」
    レイコニアエナクナル

    2005-08-26 06:33:00
  • 695:

    ユキ

    ほんとに???ほんとに???お待たせしましたm(__)mこれから、ゆっくりですが、カキコします。応援して下さってる皆様。ほんとにすいませんでした。

    2005-08-26 06:36:00
  • 696:

    まゃ?

    更新されてる??頑張ってな?

    2005-08-26 07:03:00
  • 697:

    ユキ

    頭を後ろから、思い切り殴られた様な、頭痛がしてきた。
    アエナクナル
    そのカガミの言葉が、ぐるぐる回る。
    「そんな、顔するなよ。」
    カガミが、にやにやして、撲を見ている。
    「君が、俺の条件を飲んでくれれば、美波家に黙っててやるよ。」
    その顔は、どこかで見た顔と似ていた。

    2005-08-26 07:47:00
  • 698:

    名無しさん

    撲ぢゃなく僕です

    2005-08-26 10:15:00
  • 699:

    ?イチジク?

    わぁ〜?更新されてるぅ?マジ待ってました?荒らしに負けずに、ゆっくり更新してってな?毎日チェックしてますぅ?

    2005-08-26 13:53:00
  • 700:

    名無しさん

    今まで待たせてきたんやからちゃっちゃっと書けやっ

    2005-08-26 14:18:00
  • 701:

    名無しさん

    714何をェラそぉにゅぅ?ネン?ぉまぇゎ小説読むしかするコトなぃンか?ワラ

    2005-08-26 14:37:00
  • 702:

    名無しさん

    頑張ってね??
    このいた見る時は、必ずチェックしてますから??

    2005-08-26 16:07:00
  • 703:

    ユキ

    「条件って、なんなんですか?!」
    カガミが、僕の顔を覗き込みながら言った。
    「簡単だよ。レイコと一回タダでやらせてくれよ。」 「?!」
    僕は、一瞬何を言われたか分からなかった。

    2005-08-26 23:16:00
  • 704:

    名無しさん

    頑張って下さいm(__)m

    2005-08-27 10:09:00
  • 705:

    ブゥ??

    バーリおもろい??文句言ってる頭弱い奴トカ相手せんとユキさんのペースで頑張ってね??完結するまでちゃんと読みに来ますんで??

    2005-08-27 11:21:00
  • 706:

    名無しさん

    トリップは?

    2005-08-28 04:26:00
  • 707:

    名無しさん

    ?

    2005-08-29 21:57:00
  • 708:

    名無しさん

    死んだ

    2005-08-30 00:23:00
  • 709:

    ユキ

    「あんた、何考えてんだ?」カガミは、僕の顔を覗き込みながら続けた。
    「聞いた話によると、半年以上待ちで、値段も半端じゃない。そんな、女と一回試してみたいんだよ。」

    2005-08-30 19:56:00
  • 710:

    ユキ

    「あんた、頭おかしいよ。」僕は、腹が立つのを越えて混乱していた。
    「そうか?俺にしてみれば、レイコの客や、君みたいな信者に比べれば、自分は、まともだと思ってるんだがね。おっと。」
    また、掴み掛かろうとした僕の腕をカガミが止めた。「まぁ、考えといてよ。俺の話が、嘘じゃない事はこのビデオ見たら分かるから。その気になったら、連絡してくれよ。」

    2005-08-30 20:05:00
  • 711:

    ユキ

    カガミは、一本のビデオテープをテーブルに置き、先に喫茶店を後にした。
    僕は、頭が混乱したままで、ぼんやりとそのまま座っていた。        ただ、頭の中でカガミの言葉がぐるぐる回っていた。─レイコトニドトアエナクナル−

    2005-08-30 20:15:00
  • 712:

    ユキ

    「そうか、メンドーな事になっちまったなぁ。」
    僕の話が終わった後、店長が、ため息をついた。
    「小僧、どーすんだ?」
    僕は、店長の問い掛けに黙っていた。
    「おい!小僧!おまえが、そんなでどーすんだ!しっかりしろ!」

    2005-08-30 20:37:00
  • 713:

    ユキ

    店長が、僕の背中を思い切り叩いた。
    「小僧が、しっかりしなくてどうするんだ!?惚れた女一人ぐらい、ちゃんと守ってやるのが男だろ!」
    「はい。すいません。」
    僕は、店長の言葉で我に返った。
    「よし。頑張れよ!」
    店長は、ニカっと笑った。

    2005-08-31 06:07:00
  • 714:

    ユキ

    「おかえり。ご飯は?」
    レイコは、化粧をしている途中の顔でこっちを見ている。
    「ごめん。遅くなって、今すぐ用意するから。」
    僕は、まともにレイコの顔が見れずに、スーパーの袋から食材を冷蔵庫に入れ始めた。
    「何かあったの?」
    ドクン

    2005-08-31 06:13:00
  • 715:

    ユキ

    「何もないよ。本屋に行ったら夢中になっちゃって、遅くなってごめん。」
    図星を指され、僕は、動揺している。
    「そう。」
    レイコは、それから、何も言わずに化粧を続けた。

    2005-08-31 06:18:00
  • 716:

    ユキ

    カガミの事は、なんとなく話せなかった。
    レイコの過去や、素性を僕が知ってしまった事も。
    僕は、どうしたらいいんだろう?

    2005-08-31 06:21:00
  • 717:

    ユキ

    レイコと、ずっと一緒に居たい。それが、僕の願いだ。           しかし、その願いは叶わないんだろうか?
    なんの解決策も、思いつかないまま、数日が過ぎた。今日は、レイコが美容院に行っていて、僕は一人で家に居た。
    掃除を、していると僕の携帯が鳴った。
    知らない番号だ。

    2005-08-31 06:35:00
  • 718:

    名無しさん

    やったーリアルタイム?

    2005-08-31 06:39:00
  • 719:

    ユキ

    僕は、電話に出た。
    『俺だよ。どうするか決めたかい?』
    ドクン
    カガミだ。
    『美波家から、調査の報告の催促の電話があった。まだ、レイコの居場所は言ってない。君次第だよ。どうする?』
    ドクンドクン
    『レイコに会えなくなってもいいのかい?』

    2005-08-31 06:41:00
  • 720:

    ユキ

    ドクン                     何かが、僕の中で弾けた。「嫌です。」
    『じゃあ、俺の条件呑むんだな。』
    「はい。」

    2005-08-31 06:49:00
  • 721:

    ユキ

    「じゃあな、終わったら電話するよ。」
    「はい。」
    バタン
    僕は、カガミを部屋に残し、ドアを閉めた。
    アパートを出て、足早に歩く。
    行くあてもなく、公園に着いた僕は、ベンチに座った。

    2005-08-31 06:55:00
  • 722:

    ユキ

    後、一時間ほどしたらレイコが、アパートに帰ってくる。
    部屋では僕じゃなく、カガミが待っている。
    僕は、カガミの条件を呑んだ。
    『仕事で、何人も相手してるんだから、大丈夫だ。暴力なんて振るわないから、安心しろよ。』

    2005-08-31 07:00:00
  • 723:

    ユキ

    僕は、ぼんやり空を仰いだ。厚い雲が重なり、今にも、雨が降ってきそうな、雲行きだ。
    レイコトアエナクナル  
    カガミから、電話が掛かって来たとき、僕の頭には、それしかなかった。

    2005-08-31 07:06:00
  • 724:

    ユキ

    それだけは、絶対に嫌だった。そんな事になったら、気が狂いそうだ。
    レイコの笑顔、しぐさ、匂い、体温、すべてが、愛しかった。
    離れるなんて、出来ない。これしか、方法が無かったんだ。

    2005-08-31 07:11:00
  • 725:

    ユキ

    僕は、自分に必死で言い聞かせた。
    「しょうがないだろ。」
    カガミが、レイコを抱くしか。
    それしか、僕とレイコが居れる方法はない。
    気が付くと、雨が、降り始めていた。

    2005-08-31 07:15:00
  • 726:

    ユキ

    雨が、体を濡らしていく。僕は、それでもベンチに固まった様に座っていた。
    ぼんやりと、濡れいく世界を、見ていた。
    すると、遠くにある赤いものが、視界に入ってきた。僕に、どんどん近づいてくる。
    赤い傘をさし、赤いワンピースを着ている。
    レイコだ。

    2005-08-31 07:26:00
  • 727:

    ユキ

    「こんな所で、何してるのよ?」
    傘を、僕に差し掛けながら、レイコが微笑んだ。
    「何やってるんだろう?」
    僕は、笑った。
    「バカじゃない?」
    レイコも、笑った。
    「うん。僕はバカだ。」

    2005-08-31 07:30:00
  • 728:

    ユキ

    「自分の気持ちばかりで、レイコの事を考えてなかった。大バカだよ。」
    僕は、泣いていた。
    雨の雫と涙が混ざり、下を向くと、ぽたぽたと地面に落ちた。
    「ほんとに、バカね。」
    レイコの声は、とても優しかった。
    余計に、涙がこぼれた。

    2005-08-31 07:36:00
  • 729:

    ユキ

    顔を上げると、そこにレイコの姿は無かった。
    僕は、立ち上がり走り出した。

    2005-08-31 07:39:00
  • 730:

    ユキ

    公園を、後にし無我夢中で走った。
    アパートに着き、階段を駆け上がった。
                僕は、ほんとにバカだった。自分の事しか、考えてなかった。
                バン!
    ドアを、開け、靴を履いたまま部屋に上がる。
    「レイコ!」

    2005-08-31 07:45:00
  • 731:

    ユキ

    「おかえり。」
    レイコは、いつも通りの顔で、言った。
    しかし、僕は、その光景を見て固まってしまった。

    2005-08-31 07:48:00
  • 732:

    ユキ

    床に、カガミが、血の気のない顔で転がっていた。

    2005-08-31 07:50:00
  • 733:

    ユキ

    「・・・。」
    僕は、言葉を失った。
    カガミは、目を、見開き、大の字になったまま、ぴくりともしない。
    「逃げよっか。ここも、ばれちゃった。」
    レイコは、そう言って微笑んだ。

    2005-08-31 08:27:00
  • 734:

    ユキ

    簡単に荷物をまとめ、僕とレイコは、部屋を出た。
    外に出ると、まだ雨は降っていた。
    赤い傘を一本さし、僕らは手をつないで、駅までの道を歩いた。

    2005-08-31 08:36:00
  • 735:

    ユキ

    初めて入った、ラブホテルは想像していたより、普通の部屋だった。
    無駄にでかいベットに、横になりながら、僕は天井を見ていた。
    「お風呂入れば?」

    2005-08-31 08:39:00
  • 736:

    ユキ

    浴室から、バスローブを着たレイコが出てきた。
    洗い立ての髪から、シャンプーの香りが漂っている。「うん。」
    僕の横に、座ったレイコを、後ろから抱き締めた。
    「どうしたの?」

    2005-08-31 08:44:00
  • 737:

    ユキ

    「ごめん。」
    思い切り、抱き締めた。
    「ごめん。レイコ。」
    「苦しいよ。」
    僕は、腕を緩めた。今度は、レイコが僕を抱き締めた。
    「ほんとに、あんたバカね。」
    大きな瞳で、僕を見ている。

    2005-08-31 08:50:00
  • 738:

    ユキ

    「レイコ、何かされた?恐かった?」
    レイコは、僕の目をまっすぐ見ている。
    「ほんとに、ごめん。僕は、自分の気持ちしか考えてなかったんだ。レイコの気持ちも考えずに、もう嫌いになっただろ?」

    2005-08-31 08:54:00
  • 739:

    名無しさん

    2005-08-31 09:11:00
  • 740:

    名無しさん

    2005-08-31 09:12:00
  • 741:

    名無しさん

    頑張って最後まで書いてくださいね?応援しています?

    2005-08-31 13:46:00
  • 742:

    名無しさん

    2005-08-31 22:03:00
  • 743:

    ユキ

    僕は、自分が泣きだしそうなのが分かった。
    耐え切れず、下を向いた。レイコの、言葉を聞くのが恐かった。
    「どうして?」
    「え?」

    2005-09-01 10:23:00
  • 744:

    名無しさん

    久しぶりダァーッ?

    2005-09-01 21:35:00
  • 745:

    ユキ

    「どうして謝るの?」
    僕は、顔を上げてレイコの顔を見た。
    「あたしと、会えなくなるのが嫌だったんでしょ?」 優しく微笑んでいる。
    「それしか、方法が無いって思ったんでしょう?」

    2005-09-02 11:09:00
  • 746:

    ユキ

    僕は、無言で首を縦に振った。
    「あたしの事好き?」
    言葉を、返す代わりに、レイコの唇に自分の唇を重ねた。
    「愛してるよ。」
    自然に言葉が出た。

    2005-09-02 11:13:00
  • 747:

    ユキ

    「レイコを、愛してるよ。」額をくっつけながら、僕は言った。
    「うん。」
    レイコは顔を離し、僕の胸に顔を埋めた。
    「これから、ずっと一緒に居てくれる?」
    「当たり前だろ。ずっと一緒に居るよ。」

    2005-09-02 11:21:00
  • 748:

    ユキ

    レイコは、顔を上げ僕の顔を見ながら、くしゃくしゃの笑顔を見せた。
    「ありがとう。」
    その時、愛しくて、大切でたまらない。暖かな気持ちが、僕の中で溢れた。  「あたしが、死ぬまで一緒に居てね。」

    2005-09-02 11:28:00
  • 749:

    ユキ

    「うん。」
    僕は、笑顔で返した。
    「よかった。あたしね、もう少ししたら、死ぬの。」             「・・・え!?」

    2005-09-02 11:31:00
  • 750:

    ???

    しおり?
    完結?するまで??頑張って?下さい?

    2005-09-02 17:53:00
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