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レイコ

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  • 1:

    ユキ

    ブーンブーン
    真夏だとゆうのに。ラブホテルの一室は、寒いくらい冷房が効いている。
    ブーンブーン
    僕は、両の手に握られた細く白い首を、力いっぱい締め付ける
    ブーンブーン
    息が、完全に止まる。
    ブーンブーン
    僕は、今。この世で一番愛してる人を殺した。
    シーツが、濡れている。おそらく失禁してしまったんだろう。
    そんなもの、全然汚くない。僕は、冷たくなった体を抱き締めた。
    「愛してるよ、レイコ。」ブーンブーン
    僕は、レイコにキスをした。
    ブーンブーン
    辺りには、奇妙な虫が飛んで居るような、機械音が静かに響いていた。

    2005-06-10 12:55:00
  • 351:

    ユキ

    僕は、臆病で、卑怯者だった。我慢する、フリして、まわりの、セイにして、自分を、守ってきた。
    僕は、汚くて、タカシが、ゆう様な、キレイな人間じゃない。

    2005-07-04 03:23:00
  • 352:

    ユキ

    「自分を、責めても、しょうがないんじゃない?」
    レイコが、僕の顔を、覗き込んでいる。
    「後悔するより、これから、どうするかじゃない?」 レイコは、ニコリと、笑った。

    2005-07-04 03:34:00
  • 353:

    ユキ

    レイコは、それ以上、何も言わず、僕が、泣き止むまで、傍にいてくれた。
    そして、レイコの、出勤時間になったので、一緒に、部屋を、出た。
    「いいもの、あげる。」

    2005-07-04 03:47:00
  • 354:

    ユキ

    レイコが、僕の手に、何か握らせた。
    「まぁ、頑張ってね。」
    そう、言って、僕と、反対方向に、足早に、行ってしまった。
    手の中に、あるものを、僕は、確認し、握り締めた。僕は、決心した。

    2005-07-04 03:54:00
  • 355:

    ユキ

    「おかえりなさい。」
    家に、帰ると、満面の笑みで、僕を、義母が迎えた。「今日は、早かったのね、嬉しいわ。」
    玄関に、上がると、義母が抱きついてきた。
    僕は、手の中に、あるものを、握り締めた。

    2005-07-04 03:59:00
  • 356:

    ユキ

    「今日ね、お父さん。遅いんですって。久しぶりに、二人きりよ。」
    嬉しそうに、僕を、見上げている。
    ドン
    僕は、義母を、突き飛ばした。

    2005-07-04 04:01:00
  • 357:

    ユキ

    義母は、壁に、当たり、呆然とした顔で、僕を見た。「もう。やめてくれ。僕に、触るな。」
    僕は、義母の横を、通り、階段を、上がろうとした。「待ちなさいよ!」

    2005-07-04 04:05:00
  • 358:

    ユキ

    義母が、僕の腕を、つかんだ。
    「いいの?あたしを、拒んだら、お父さんに、ゆうわよ!」
    さっきまでとは、違い。目を、吊り上げ、顔を、歪ませて義母が、怒鳴った。

    2005-07-04 04:09:00
  • 359:

    名無しさん

    しおり?

    2005-07-04 04:46:00
  • 360:

    更新されてた。やっぱり、続きが気になる。

    2005-07-04 05:20:00
  • 361:

    沙耶香ぁぁ

    最初カラ読みました?メッチャおもろぉぃ?こぅゅぅストーリー大好き?主サン頑張って完結してね?たのしみにしてます???

    2005-07-04 10:06:00
  • 362:

    ?風音? ◆IKE2/ObsJk

    めっちゃいぃトコやん??気になるう?頑張って書いてネ?しおり

    2005-07-04 10:07:00
  • 363:

    名無しさん

    ??????

    2005-07-04 14:19:00
  • 364:

    たかちんっ???

    ゥチも最初カラずぅ??ッッとょんでるуoо(?≧ω?)???頑張れぇ(?^?^)?

    2005-07-04 23:40:00
  • 365:

    ユキ

    ?370さん?♪さん?さやかさん?ふうねさん?374さん?たかちんさん?????ありがとです(^ε^)-☆Chu!!いっぱいの人に、読んでもらえて???主は、幸せ者です???ほんとに?ありがとです???頑張ります???

    2005-07-05 11:29:00
  • 366:

    ユキ

    不快な、騒音を、出す、気持ちの悪いもの。
    「好きな、女でも、出来たの?誰か、言いなさい!あたしに、逆らうのは、許さないわよ!」

    2005-07-05 11:34:00
  • 367:

    ユキ

    義母の、つめが、僕の腕に、食い込む。
    「あなたは、あたしのものなんだから!許さないわよ!あたしを、裏切る事は!」           うるさい。

    2005-07-05 11:37:00
  • 368:

    ユキ

    僕は、義母が、つかんでいた、腕を、おもいきり、振り払った。
    義母が、しりもちを、ついて、倒れた。
    僕は、義母を、見下ろし、冷たく、言い捨てた。  「うるさい。黙れ。」

    2005-07-05 11:41:00
  • 369:

    ユキ

    義母は、目を、見開いて僕を、見ている。
    その、姿は、ほんとに、惨めだった。
    「いい加減にしろ。僕は、あんたの、おもちゃじゃないし、あんたの、恋人でもない。」

    2005-07-05 11:45:00
  • 370:

    ユキ

    僕は、今まで、飲み込んで、我慢していた感情を、一気に、吐き出した。
    「父さんに、話したいなら、話せばいい。だけど、僕も、父さんに、話す。どれだけ、苦痛を我慢してきたかを。」

    2005-07-05 11:51:00
  • 371:

    ユキ

    義母は、だらしなく、口を、開けたまま、ぽかん、としている。
    「あなたが、僕に、してきた事は、虐待だ。僕が、どれだけ、苦しんだか、分かるか?この、五年の間、どれだけ、我慢したか、わかるか?」

    2005-07-05 11:57:00
  • 372:

    ユキ

    僕は、義母に、背を向けて、階段を、上がった。
    「待ちなさいよ!」

    2005-07-05 12:00:00
  • 373:

    ユキ

    「じゃあ。あたしを、愛してるって、ゆってたのも、嘘なの?」
    後ろを、振り返ると、義母が、今にも、泣きだしそうな顔を、していた。
    気持ち悪い。

    2005-07-05 12:03:00
  • 374:

    ユキ

    「当たり前だろ。おまえが、無理矢理、言わせてた、だけだ。」
    僕は、もう一度、それを、握った。
    そして、前を、向いた。
    「おぼえときなさいよ!」

    2005-07-05 12:07:00
  • 375:

    ユキ

    「あたしを、裏切ったらどうなるか。これから、覚悟しなさいよ。」
    黒い、呪いの言葉。
    僕は、後ろを、向かず。そのまま、階段を、上がって、自分の部屋に、入った。

    2005-07-05 12:11:00
  • 376:

    それから?

    2005-07-05 12:40:00
  • 377:

    おもちろい?頑張れ?

    2005-07-05 13:25:00
  • 378:

    ユキ

    次の日の朝。
    一階に、降りるのが、恐かった。
    「おはよう。おまえ、ゆっくりだなぁ。学校、遅刻するぞ!」

    2005-07-06 05:27:00
  • 379:

    ユキ

    ダイニングで、父は、朝刊を、読みながら、僕に、普通に、話し掛けてきた。
    「あ、うん。」
    僕は、父の、向かいに、座った。
    「なんだ?父さんの顔に、何か、ついてるか?」

    2005-07-06 05:30:00
  • 380:

    ユキ

    「あっ、ううん。」
    父は、けげんな、顔して、僕を見た。
    「小遣いか?無理だぞ。」
    父は、そう言って、朝刊を、読みだした。
    いつもと、変わらない、父の態度。

    2005-07-06 05:36:00
  • 381:

    リアルタイム

    2005-07-06 05:37:00
  • 382:

    ユキ

    僕は、拍子抜けした。
    てっきり、義母が、昨日のうちに、父に、喋っていると、思っていた。
    そういえば、義母の、姿が見当たらない。
    「父さん、義母さんは?」

    2005-07-06 05:39:00
  • 383:

    ユキ

    「義母さんなら、朝飯の、用意した後、シャワー浴びてる。」
    僕は、何故か、その時、嫌な感じがした。
    「父さん、それ、どれくらい前?」
    父は、朝刊から、目を、上げ、掛け時計を、見た。

    2005-07-06 05:44:00
  • 384:

    ユキ

    「一時間くらい前かなぁ?」
    僕は、椅子から、立ち上がり、ダイニングを、出て、風呂場に、向かった。
    「おい。おまえ、どうしたんだ?」
    父も、僕のあとを、ついてきた。

    2005-07-06 05:47:00
  • 385:

    ユキ

    僕は、風呂場に、入り、浴室の扉を、開けた。
    ガラ
    「おい!何考えてんだ?今は、義母さんが、入って…。」           ザー、ザー。
    シャワーが、出しっぱなしに、なっている為、浴室は、湯気が、立っていた。

    2005-07-06 05:52:00
  • 386:

    ユキ

    浴槽には、お湯が、満タンに入っている。
    湯の、色は、真っ赤だった。
    義母の、手首が、浴槽に、沈んでいる。
    ザー、ザー。
    僕は、その光景を、見ながら、昨日の、義母の言葉を、思い出していた。

    2005-07-06 05:58:00
  • 387:

    ユキ

    コレカラ、ドウナルカ、カクゴシテオキナサイヨ。 「おまえは、もう、いいから、学校に、行きなさい。」            青ざめた顔の父が、僕に、言った。

    2005-07-06 06:01:00
  • 388:

    ユキ

    僕は、父のゆう通りに、病院を、後にした。
    義母が、今日の朝、自殺未遂を、した。
    風呂場で、手首を、切って、倒れていた。
    発見が、早かった為、命に、別状は、無かった。

    2005-07-06 06:05:00
  • 389:

    ユキ

    風呂場で、倒れていた義母の顔は、笑っている様に、見えた。
    父は、上海に行く事が、原因と思って、ショックを、うけていた。
    僕は、本当の原因が、僕だと、分かっていたが、父には、言えなかった。

    2005-07-06 06:12:00
  • 390:

    名無しさん

    頑張って?

    2005-07-06 07:41:00
  • 391:

    ユキ

    ?♪?さやかさん?401さん???ありがとです???ついに、400越えちゃいました???

    2005-07-06 08:09:00
  • 392:

    ユキ

    恐れていた、通りに、なってしまった。
    義母は、手段を、選ばない。僕を、苦しめる為なら。            たとえ、自分が、死んだとしても。

    2005-07-06 08:13:00
  • 393:

    ユキ

    僕は、学校とは、反対方向に、歩き出した。
    ポケットに、入ってるものを、握りしめながら。

    2005-07-06 08:15:00
  • 394:

    ユキ

    ピンポーン
    呼び鈴を、押したが、返事は、なかった。
    僕は、ポケットから、取り出した。
    レイコが、渡してくれた、鍵を。

    2005-07-06 08:19:00
  • 395:

    ユキ

    どきどきしながら、鍵穴に差した。
    カチャリ
    右に、回す。鍵が、開いた。
    僕は、レイコの、部屋に、入った。

    2005-07-06 08:22:00
  • 396:

    ユキ

    真夏の、昼過ぎだとゆうのに。この部屋は、相変わらず、肌寒く感じるくらい、冷房が、効いている。
    台所を、通って、ガラス戸を、引いた。
    「どうしたの?のび〇君。また、何かあった?」

    2005-07-06 08:27:00
  • 397:

    ユキ

    「どこでもドア、使っちゃいました。」
    僕は、そう言いながら、笑った。
    「おもしろくないし。」
    レイコは、笑顔で、言い捨てた。

    2005-07-06 08:35:00
  • 398:

    ユキ

    「昨日、ごめん。みっともないとこ見せて。」
    「いつもの事だし、気にしてない。」
    レイコは、腰掛けていた、ベットから、降りて、僕のほうに、歩いてきた。  「顔、青い。」

    2005-07-06 08:40:00
  • 399:

    ユキ

    レイコは、僕の顔を、覗き込んだ。
    「大丈夫?」
    黒目がちの、キレイな目が、僕を、映している。
    僕は、レイコを、引き寄せ、抱き締めた。

    2005-07-06 08:42:00
  • 400:

    まだ更新するやんね?!終わっちゃ嫌ー。

    2005-07-06 08:45:00
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