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レイコ

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  • 1:

    ユキ

    ブーンブーン
    真夏だとゆうのに。ラブホテルの一室は、寒いくらい冷房が効いている。
    ブーンブーン
    僕は、両の手に握られた細く白い首を、力いっぱい締め付ける
    ブーンブーン
    息が、完全に止まる。
    ブーンブーン
    僕は、今。この世で一番愛してる人を殺した。
    シーツが、濡れている。おそらく失禁してしまったんだろう。
    そんなもの、全然汚くない。僕は、冷たくなった体を抱き締めた。
    「愛してるよ、レイコ。」ブーンブーン
    僕は、レイコにキスをした。
    ブーンブーン
    辺りには、奇妙な虫が飛んで居るような、機械音が静かに響いていた。

    2005-06-10 12:55:00
  • 201:

    名無しさん

    ??

    2005-06-23 21:50:00
  • 202:

    名無しさん

    気になる???

    2005-06-24 18:52:00
  • 203:

    age!!

    2005-06-25 02:21:00
  • 204:

    ユキ

    「ジャンケン、ホイ!」   僕は、祈る様な気持ちで、チョキを出した。   「はい!次は、パーでした。」           僕は、ほっとした。   残ったのは、僕と、あと一人、二人だ。      「はい。でわ、これが最後になりそうですね。ジャンケン、ホイ!」

    2005-06-25 04:30:00
  • 205:

    ユキ

    タカシが、一瞬。僕のほうを見た。        「はーい。グーでした。」  僕は、グーだった。   だが、残った、もう一人もグーだった。     「あいこでしたねー。残念!」           辺りの視線は、残った、僕ら二人に、注目されていた。

    2005-06-25 04:38:00
  • 206:

    ユキ

    「お前さぁ、クリームパン好きか?」
    タカシが、首輪に繋がれている男に、話し掛けた。 「え?」
    男は、おびえながら、タカシを見ている。
    「答えれねーのかよ!」
    タカシは、一発、男に蹴りを入れた。       周りは、それを、見て、笑いだした。
    しかし、それが、タカシから、僕への合図だった。
    「はーい。いきまーす。ジャンケン、ホイ!」

    2005-06-25 10:35:00
  • 207:

    ユキ

    僕は、パーを出した。
    もう一人は、チョキを出した。
    「はい。決まりましたね!あなたが、こいつらの今日のご主人様です!」
    タカシが、ステージから、二人を、連れて来た。

    2005-06-25 10:39:00
  • 208:

    ユキ

    「二人を、どうぞ、好きにして下さい!」
    タカシが、持っていた、二人を繋いでいる鎖を、渡した。

    2005-06-25 10:41:00
  • 209:

    ユキ

    タカシの、手は、ごつくて、肉厚だ。
    『見て、見て、おれの手!』
    こぶしを、作り、タカシは、僕に、うれしそうに、言ってた事を、覚えていた。『なんかさ、クリームパンみてえで、おいしそーだろ?』

    2005-06-25 10:49:00
  • 210:

    ユキ

    タカシは、グーを、出した。
    「ごめんな。勝手な事して。」
    鎖を、僕に、渡す時、タカシが、耳元でささやいた。「王子さま。よかったね。どうする?この二人?」

    2005-06-25 10:53:00
  • 211:

    ユキ

    田中が、にやにやしながら、聞いてきた。
    「この二人、僕の好きにしていいんですよね?」
    首輪に、繋がれている二人は、震えながら、下を向いている。
    「ああ。好きにしろよ。」

    2005-06-25 10:56:00
  • 212:

    ユキ

    「分かりました。」
    僕は、机に、刺さったままになっていた、ナイフを、手に持ち、引き抜いた。
    辺りが、静まり返った。
    「好きにします。」
    僕は、ナイフを、二人に、向けた。

    2005-06-25 11:00:00
  • 213:

    ユキ

    「やっ、やめてくれ!俺が悪かった!」
    僕を、刺した男が、泣きながら、訴えた。
    「殺すなよ。」
    田中が、僕に言った。
    僕は、ナイフを、持った手を、振り下ろした。
    「ぎゃー!!」

    2005-06-25 11:03:00
  • 214:

    ユキ

    男の、叫び声が、辺りに響いた。
    「早く!逃げろ!!」
    僕は、首輪と、鎖がつながっていた、革の部分を、ナイフで、切った。
    鎖が、切れた二人は、首輪を、付けたまま、走って、部屋を、出ていった。

    2005-06-25 11:08:00
  • 215:

    ユキ

    周りの、人間は、その光景に、あっけにとられていた。
    「タカシ、帰ろう。」
    タカシは、僕の顔を、見ない。
    「一緒に、帰ろう。こんなとこ、いちゃだめだ。」
    ガッ!
    突然、後ろから、僕は、髪の毛を、つかまれた。
    「やるじゃん。王子さま。」

    2005-06-25 11:15:00
  • 216:

    ユキ

    後ろを、見ると田中がいた。僕の、髪の毛を、思い切り、ひっぱり、田中は、自分の顔を、近付けてきた。「王子さま。こんな所で、悪かったね。でも、君の、友達の、タカシ君は、こんな所でしか、居場所がない奴なんだよ。」

    2005-06-25 11:21:00
  • 217:

    ユキ

    「田中さん!やめて下さい!」
    タカシが、顔を、上げずに、叫んだ。
    田中は、薄笑いを、浮かべながら、僕を、見ている。田中の目は、ガラス玉みたいで、無機質だった。
    「へえ、タカシお前、王子さまには、なんもゆってねんだな。」
    田中が、口を、ゆがめて笑った。
    「じゃあ。教えてやるよ。」

    2005-06-25 11:38:00
  • 218:

    ?

    ???

    2005-06-25 16:12:00
  • 219:

    名無しさん

    ??

    2005-06-25 21:12:00
  • 220:

    ユキ

    ?211さん?212さん?♪さん??ありがとです(^ε^)-☆Chu!!まだまだ、頑張ります???おつきあいお願いします???

    2005-06-25 23:45:00
  • 221:

    ユキ

    「タカシはなぁ。警察官の、親父に、反抗する為に、俺らのグループに、入ったんだよ。」
    タカシは、下を、向いたままだ。
    「くすりや、喧嘩や、女をマワス事だって、タカシは、なんとも、思ってねーんだよ。」

    2005-06-25 23:52:00
  • 222:

    それから、それからー?

    2005-06-26 01:28:00
  • 223:

    名無しさん

    気になるよお

    2005-06-26 04:10:00
  • 224:

    ユキ

    「今日の、パーティーだってタカシが、思いついたんだよ!なぁ!タカシ!なんとかゆえよ。」
    タカシは、ばつが、悪そうに、こっちを見た。
    「なのに、王子さまが、しらけさせたんだぜ?責任取ってもらうぜ?」

    2005-06-26 06:44:00
  • 225:

    ユキ

    田中は、撲の顔に、自分の顔を、近付けた。
    「パーティーは、これからだよ、王子さま。」
    田中は、強引に、僕にキスをした。
    抵抗したが、田中の力は、強かった。
    田中の舌が、僕の口の中に、入ってくる。
    気持ち悪い、感触。僕の、全身の毛が、逆立った。

    2005-06-26 06:50:00
  • 226:

    ユキ

    ゴクン!
    田中は、僕から、顔を離し、満足気な、顔をした。
    「!?ゴホ!ゴホ!」
    田中に、僕は、口うつしで、何か飲まされた。
    僕は、必死で、吐きだそうとしたが。無理だった。
    「おい!お前ら、こいつを、ステージに連れていけ!」

    2005-06-26 06:55:00
  • 227:

    ユキ

    田中が、周りに、いた男達に、声を掛けた。
    三人の、男達に、おさえられ、力が、かなうはずもなく、僕は、ステージまで、引きづられていった。
    「ちょっと!田中さん!こんなの、聞いてないっすよ!」

    2005-06-26 06:59:00
  • 228:

    ユキ

    「タカシ、お前、俺に逆らえると思ってんのか?」
    田中は、タカシを、にらんだ。
    「おい。誰か。タカシおさえとけ!」
    周りの、残った男達が、馬乗りになり、抵抗するタカシを、おさえつけた。
    田中は、それを、確認すると、ステージに、上がって来た。

    2005-06-26 07:04:00
  • 229:

    ユキ

    僕は、あおむけに、寝かされる様に、おさえつけられていた。
    「お前、童貞なんだってな?」
    上から、田中が、僕を、見下ろす。
    「喜べ。今から、童貞喪失させてやるよ!おい!タカコ!こっち、来い!」

    2005-06-26 07:09:00
  • 230:

    ユキ

    「やめろ!!」
    僕は、さけんで、抵抗した。何故か、体に力が、入らない。
    僕を、おさえつけている、奴らが、僕の服を、次々と、剥いでいく。
    僕は、トランクス一枚に、されてしまった。
    「そろそろ、効いてきたろ?」
    田中が、しゃがみ込んで、僕の顔を、つかんで、また、キスをしてきた。
    「ほら。すげー事に、なってんぞ!」

    2005-06-26 07:21:00
  • 231:

    ユキ

    田中は、僕の下半身を、見ながら、笑った。
    体が、熱い。
    頭が、ぐらぐらして、何か、ゆってやりたいのに、言葉が出ない。
    周りの、声が、遠くから聞こえてくるみたいに、遠かった。
    ぼんやりとした、視界の中で、タカコと田中が、僕の横で、キスを、しながら、絡み合っている。

    2005-06-26 07:26:00
  • 232:

    ユキ

    タカコは、田中に、乳首と下半身を、攻められ、気持ちよさそうに、あえいでいる。
    「あたし、もう、我慢できないよー。」
    タカコが、田中の、股間に手をのばす。
    「タカコ。後で、いくらでも、してやるから、まずは、王子さまと、やれ。」

    2005-06-26 07:33:00
  • 233:

    ユキ

    「わかったー。」
    とろんとした、目をした、タカコが、僕の上に、乗ってきた。
    田中が、僕の顔を、覗き込みながら、笑っている
    「後で、処女も、奪ってやるからな。」
    田中が、僕に言った。
    頭が、痛い。
    田中の顔が、ぐにゃりと、曲がりだした。
    ぐにゃ、ぐにゃと、顔の形が変わる。
    最後には、僕の知っている人間の顔に、なった。
    「義母さん!!」

    2005-06-26 07:42:00
  • 234:

    ユキ

    義母は、いつもの様に、気持ちの悪い、笑顔を、作っていた。
    「だから、いつも、ゆってるでしょ?」
    いつの、間にか、周りに、人が、いなくなっていた。辺りは、真っ赤に、染まっていた。
    僕は、自分の体が、地面に、少しづつ、引きづり込まれているのに、気付いた。

    2005-06-26 07:48:00
  • 235:

    ユキ

    「あたしに、隠れて、悪さばかりするから、こんな事になるのよ。」
    僕は、地面に飲み込まれていく。
    「所詮、あたしからは、逃げれないのよ!」
    義母は、僕を、上から、眺めながら、大きな声で、笑った。

    2005-06-26 07:53:00
  • 236:

    ユキ

    「うわーーー!!!」
    僕は、大声で、叫んだ。
    義母の顔が、田中の顔に、変わった。
    「離せえーーー!!」
    僕は、体を、思い切り、ばたつかせ、僕を、押さえていた、手を、ふり払った。
    周りの、人間達は、驚いた顔で、僕を、見ている。
    田中の、顔が、義母と重なる。
    「お前、俺に、勝てると思ってんのか?」

    2005-06-26 08:00:00
  • 237:

    ユキ

    僕は、ふらふらと、立ち上がり、田中の方に行った。「かかってこいよ!」
    田中が、僕を、挑発する。田中の顔が、また、義母になった。
    「出来るの?あたしに、反抗出来るの?」
    にやりと、義母が笑った。

    2005-06-26 08:04:00
  • 238:

    ユキ

    「うわぁーーー!!!」
    僕は、目の前の相手を、押し倒し、馬乗りになった。「ころしてやる!!」
    僕は、叫びながら、下に、居る相手を、力いっぱい、殴った。
    何度も、殴るうちに、自分の拳から、血が滲んでいるのが、分かった。
    殴っている、相手の顔が、誰か。僕は、分からなくなっていたが、かまわず、続けた。
    「もう、やめろ!!ほんとに、死ぬぞ!」

    2005-06-26 08:19:00
  • 239:

    ユキ

    タカシの、声が、聞こえた。
    僕は、殴るのを、やめた。僕の、下には、顔中血だらけで、意識の、無くなっている、田中が居た。
    辺りを、見回すと、僕を、押さえ付けていた男たちが、まるで、幽霊を見る様な目で、僕を見ている。

    2005-06-26 08:25:00
  • 240:

    ユキ

    ステージの、カーテンの陰に、タカコがいた。
    真っ青な、顔をして、こっちを、見て、ガタガタ震えている。腰が、抜けているみたいだった。
    僕は、そこらに、あった自分の服を、着て、ステージを、下りた。

    2005-06-26 08:29:00
  • 241:

    名無しさん

    なるべく略無くして頂けませんか??

    2005-06-26 08:32:00
  • 242:

    ユキ

    周りは、しんと、静まり返っていた。
    僕が、ふらふら、歩くと、皆、道を、あけた。
    「おい!大丈夫か?!」
    タカシが、僕の前に居た。心配そうな、顔で、僕を、見ている。
    「大丈夫。」
    僕は、無理矢理、笑顔作った。

    2005-06-26 08:34:00
  • 243:

    ユキ

    頭が、痛い。
    目を、開けると、見覚えのある、天井があった。
    「気が付いた?この、血だらけ、少年!」
    レイコが、僕の顔を、覗き込んだ。

    2005-06-26 08:38:00
  • 244:

    ユキ

    僕は、また、レイコの部屋のベッドで、寝ていた。
    「記憶あるの?」
    僕は、首を、横に、振った。
    本当に、何故、ここに居るか、わからない。
    「びっくりしたわよ!仕事から、帰ってきたら、部屋の前で、さあんたが、倒れてんだもん!」

    2005-06-26 08:44:00
  • 245:

    ユキ

    頭が、痛い。
    記憶を、僕は、必死で、辿った。
    クラブを、一人で出てから、僕は、ふらふら歩いていた。
    途中、気持ち悪くなり、何度か、吐いた。

    2005-06-26 16:22:00
  • 246:

    ユキ

    「帰らなきゃ。」
    何度も、つぶやいた。
    僕は、疲れ果て、路地に、座った。
    足を、投げ出し。空を、あおいだ。

    2005-06-26 16:33:00
  • 247:

    ユキ

    空は、真っ黒で、星も見えなかった。
    ポタ、ポタ
    僕の、手に、水滴が、落ちた。
    雨かと、思ったが、違った。
    僕の、涙だった。

    2005-06-26 16:37:00
  • 248:

    ユキ

    僕は、自分が、泣いてる事に、気付いた。
    「帰らなきゃ。」
    もう一度、つぶやく。
    どこに?家には、義母が居る。友達もいない。
    僕には、何もない。誰も、いない。
    涙が、後から、溢れてくる。

    2005-06-26 16:42:00
  • 249:

    ユキ

    僕は、自分が、世界に、一人、取り残された様な気になり、どうしようもなく、淋しい気持ちになった。
    我慢しきれなくなり、大声を、出しながら、思い切り、泣いた。

    2005-06-26 16:46:00
  • 250:

    ユキ

    しかし、僕は、僕の中に、残っている、たった一つのものを、思い出した。
    「いかなくちゃ。」
    僕は、泣くのを、止めて、立ち上がった。
    そして、走りだした。
    たった一人の、もとへ。

    2005-06-26 16:50:00
  • 251:

    ユキ

    「まったく、ベッドまで、運ぶの大変だったんだからね!」
    レイコは、文句を、言いながら、台所の方へ、行った。
    僕の、ひたいには、冷たい、タオルが、のせてあった。血が、滲んでいた手には、きちんと、包帯が、巻かれていた。
    「はい、水飲む?」

    2005-06-26 16:55:00
  • 252:

    ユキ

    レイコは、水が、入ったグラスを、僕に、差し出した。
    「?、大丈夫?ぼーっとしちゃって?」
    レイコが、僕の顔を、覗く。
    カシャーン
    水の、入った、グラスが、床に、落ちた。

    2005-06-26 17:00:00
  • 253:

    ユキ

    僕は、レイコの腕を、引き寄せ。ベッドに、押し倒した。
    レイコの両腕を、つかみ、自分の下に、組み敷いた。レイコが、僕を、まっすぐに、見ている。
    「会いたかった。」

    2005-06-26 17:07:00
  • 254:

    ユキ

    僕は、自分でも、分かるぐらい、情けない声を、出していた。
    「あなたに、ずっと、会いたかった。」
    家に、来なくていいと、言われて、僕は、本当に、ショックだった。

    2005-06-26 17:12:00
  • 255:

    ユキ

    どこかで、レイコとの日々が、これからも続くかもしれない、と、期待していたのだ。
    期待は、絶望に変わった。毎日が、苦痛でしかなかった。
    レイコに、会えない、毎日を、過ごす事が。

    2005-06-26 17:17:00
  • 256:

    ユキ

    「泣いてるの?」
    レイコが、聞いてきた。
    僕は、自分で、気付かなかったが、泣いていた。
    レイコの顔に、僕の涙が、落ちた。
    「悲しいの?」
    僕は、首を、横に振った。「じゃあ、なんで、泣いてるの?」
    僕は、答えた。

    2005-06-26 17:24:00
  • 257:

    ユキ

    「あたに、会えて、今、とても、うれしいです。」
    僕は、レイコの腕を離し、ベッドから、下りた。
    「すいませんでした。迷惑かけて。」
    玄関に、向かって歩く。
    「もう、いいの?」

    2005-06-26 17:35:00
  • 258:

    名無しさん

    ??

    2005-06-26 18:14:00
  • 259:

    ?

    ???

    2005-06-26 19:26:00
  • 260:

    名無しさん

    何か世にも奇妙な物語見てるみたいでこの小説読んでたら不思議な気持ちになる!!ケド面白い♪頑張って書いてなあ?

    2005-06-26 19:57:00
  • 261:

    ユキ

    ?269さん?270さん??271さん?????ありがとです???世にも奇妙な物語??そう言ってもらえて、うれしいです。?(笑)主も、大好きです。世に奇妙???

    2005-06-26 21:07:00
  • 262:

    あげ

    2005-06-27 02:09:00
  • 263:

    名無しさん

    あげ?

    2005-06-27 05:25:00
  • 264:

    ユキ

    「え?!」
    後ろを、振り向くと、レイコが、体を起こして、僕を、見ていた。
    「あたしに、会えただけでいいの?」
    まっすぐに、僕を、見ている。

    2005-06-27 05:56:00
  • 265:

    ユキ

    「え、僕は…。」
    レイコが、僕の方に、歩いて来た。
    「僕は…。」
    僕の、頬に、自分の手を、当てる。
    「どうして、あたしに会いたかったの?」

    2005-06-27 06:01:00
  • 266:

    名無しさん

    略減らしてください?それだけいつも返事ないんで?

    2005-06-27 06:03:00
  • 267:

    ユキ

    レイコの、綺麗な、顔が、近づく。
    「答えられないの?」
    僕は、答えを、ゆう代わりに、レイコを、抱き締めた。           自分の、腕に、力を、入れ、レイコの体を、確かめた。

    2005-06-27 06:05:00
  • 268:

    ユキ

    レイコの、体は、本当に、細く、これ以上力を入れたら、壊れてしまいそうだった。
    ドクンドクン
    僕は、レイコを、抱き締めながら。この、自分の中から沸き上がる、熱い感情が、なんなのか、分からずいた。          「痛い。」

    2005-06-27 06:10:00
  • 269:

    ユキ

    「ごめんなさい。」
    僕は、レイコから、離れた。
    ドクンドクン
    レイコは、僕を、見つめている。
    「ねえ?あんた、自分の気持ち気付いてないでしょ?」

    2005-06-27 06:14:00
  • 270:

    ユキ

    「!」
    僕が、返事を、する前に、レイコは、自分の、くちびるで、僕の口を、ふさいだ。
    ゆっくりと、くちびるを、離しながら、レイコは、言った。
    「あんたは、あたしの事が、好きなのよ。」

    2005-06-27 06:18:00
  • 271:

    ユキ

    僕は、レイコが、好きなのだ。
    レイコに、言われるまで、気付かなかった。
    この、熱くて、胸が焼ける感情が、恋という事を、初めて、知った。
    「はい。僕は、あなたの事が、とても、好きだ。」

    2005-06-27 06:24:00
  • 272:

    ユキ

    今度は、僕から、レイコに、キスをした。
    始めは、触れる様に、だが、僕は、感情の抑えが、きかなくなり。レイコを、強く抱き締めながら、激しく、レイコの、くちびるを、求めた。

    2005-06-27 06:28:00
  • 273:

    名無しさん

    ?

    2005-06-27 10:02:00
  • 274:

    ユキ

    ??277さん??すいませんでしたm(__)m
    なるべく、略無い様に、書きます???これからも、お付き合い、お願いしますm(__)m

    2005-06-28 04:28:00
  • 275:

    ユキ

    「好きだ。」
    キスを、しながら、僕は、何度も言った。
    「好きだ。あなたが、好きだ。」
    いとおしくて、大事にしたい、気持ちと。めちゃくちゃに、僕の手で、してやりたい気持ちが、僕の中でごっちゃになる。

    2005-06-28 04:37:00
  • 276:

    ユキ

    「ちょっ、と!待って!」 レイコが、手のひらで、僕の顔を、おさえた。
    「もう!激しすぎる!」
    少し、赤い顔で、僕を、軽くにらんだ。ほんとに、かわいい。
    「ごめんなさい。」
    僕は、レイコを、また、抱き締めた。

    2005-06-28 04:43:00
  • 277:

    ユキ

    レイコの、長く綺麗な髪を、なでながら、僕は、幸せを、かみしめていた。
    「あの、僕に、こんな事されて、嫌じゃないですか?」
    僕は、急に、心配になって、レイコに、聞いた。

    2005-06-28 04:50:00
  • 278:

    ユキ

    レイコは、僕の頬に、軽くキスした。
    「嫌なら、抵抗するよ?」
    僕の顔を、上目づかいで見た。もう、ほんとに、やばいぐらい、かわいい。
    「なら、よかったです。」 「よかったね。」

    2005-06-28 04:55:00
  • 279:

    ユキ

    レイコは、僕の胸に、顔を、うずめて、笑った。
    「あの、わがまま、言っても、いいですか?」

    2005-06-28 04:59:00
  • 280:

    名無しさん

    かぃて?

    2005-06-28 17:50:00
  • 281:

    名無しさん

    ぁげ?

    2005-06-29 16:53:00
  • 282:

    名無しさん

    ?????

    2005-06-29 17:21:00
  • 283:

    ユキ

    ?291さん?292さん?293さん???ありがとうm(__)mさぼってて、?すいませんでしたm(__)m今から、更新しますね????

    2005-06-30 06:11:00
  • 284:

    ユキ

    「レイコって、呼んでいいですか?」 
    レイコが、少し笑った。
    僕は、レイコと、出会ってから、名前を、呼んだ事が無かった。
    「いいよ。あと、敬語やめてね。」

    2005-06-30 06:15:00
  • 285:

    ユキ

    「遅かったわね。」
    義母が、目を、つり上げて僕を、見ている。
    「おい。そんなに所に、立ってないで、早く上がりなさい。」
    父が、義母の後ろから、覗き込んでいる
    「父さん!帰ってたんだ。」

    2005-06-30 06:22:00
  • 286:

    ユキ

    僕は、父さんの、顔を、見て、心底、ほっとした。
    「あなた、帰りが、遅い事、ちゃんと怒って下さい!」
    義母が、父さんに、かみついた。
    「まぁ、もう、子供じゃないんだし。終電でも、ちゃんと帰って来てるんだから、いいじゃないか。」

    2005-06-30 07:18:00
  • 287:

    ユキ

    義母は、黙ってしまい。部屋の、奥に行った。
    「あいつも、おまえの事が、かわいくて仕方ないんたなぁ。ま、うまくいってるみたいで、よかったよ。」 父は、何も知らない。
    「ああ、うまくやってるよ。」
    僕は、靴を、脱ぎながら、苦笑いをした。

    2005-06-30 07:22:00
  • 288:

    ユキ

    「まぁ、たまには、晩酌ぐらいしろよ。」
    父に、言われ、ダイニングに、向かった。
    台所には、顔を、ゆがめている義母が、居た。
    「久しぶりだなぁ。変わった事は、なかったか?」
    僕は、父の、隣に、座り、ビールを、ついであげた。「特に、無いよ。」
    いつもどおり、父が、家を、空けている時は、義母が、僕を、誘っている事が。「おまえ、なんで、今日、そんな、汚れてるんだ?」

    2005-06-30 07:31:00
  • 289:

    ユキ

    「え?」
    僕は、少しあせった。
    「喧嘩でも、したのか?」
    「あっ、うん。」
    僕は、あいまいに、返事した。
    今日、あった事を、言えるわけがなかった。
    そういえば、タカシは、無事帰れただろうか?
    「おまえ、彼女とか、出来たのか?」

    2005-06-30 07:36:00
  • 290:

    ユキ

    その、父のことばに、反応したのか、義母が、ビールを持って、こっちに来た。「いっ、いないよ。」
    義母が、僕の顔を、見ている。
    「そうなのか?今日は、てっきり、彼女と、デートだと、思ったんだがなぁ。」 父は、ほろ酔いで、僕を見て、にやにや笑った。
    「おまえ、テイーシャツに、口紅ついてるぞ?」

    2005-06-30 07:43:00
  • 291:

    ユキ

    「え!?」
    声を、上げたのは、義母だった。
    「なっ、何言ってんの?父さん!こんなの、終電込んでたから、付けられただけだよ!」
    僕は、大きい声を、出して、否定した。
    「おまえ、奥さんに、浮気ばれた、ダンナみたいだなぁ。」

    2005-06-30 07:47:00
  • 292:

    ユキ

    父は、僕を見て、笑った。義母が、疑いの目で、こっちを、見ている。
    「まぁ、何にせよ。おまえが、健康で、ちゃんと、学校行ってるんだったら、父さんは、文句無いよ。なんか、今は、バイトもしてるんだって?」

    2005-06-30 07:54:00
  • 293:

    ユキ

    父は、一月程、出張で、家を、空けていた。
    だから、この、一月で、僕に、色々な、変化が、あった事には、気づいていない。
    「うん。ちょっと、お金を、自分で、貯めたくなったんだ。」
    義母が、僕に、ほほえんだ。気持ち悪い。

    2005-06-30 08:00:00
  • 294:

    名無しさん

    ???

    2005-06-30 08:34:00
  • 295:

    ユキ

    「カラオケ屋だってな。今度、覗いてやるからな。」 僕は、義母に、レイコの店で、働いてるのを、カラオケ屋と、嘘ついていた。
    「いーよ。恥ずかしいから。」
    父に、嘘を、つくのは、気が、引けた。
    「まぁ、そうゆうな、もしかしたら、当分、会えなくなるかもしれんからな。」

    2005-06-30 17:10:00
  • 296:

    ユキ

    「え?父さん?それ、どうゆう意味?」
    「まぁ、今から、話すよ。ああ、おまえも、こっちに来なさい。」
    父は、義母に、僕の向かいに、座る様、促した。
    義母も、不思議そうな、顔で、席に着いた。

    2005-06-30 17:15:00
  • 297:

    ユキ

    「さて、まぁ、話ってのは、父さんの仕事の事でな。仕事の、都合上、来年から、上海に行く事になった。」
    「なんだ、外国な、だけじゃん。」
    「そうなんだが、上海に、行ったら、三年は、帰ってこれないんだ。」

    2005-06-30 17:19:00
  • 298:

    お疲れ様です。

    2005-07-01 07:56:00
  • 299:

    ?

    ???

    2005-07-01 08:41:00
  • 300:

    ユキ

    「え?帰って来れないって?」
    僕は、激しく動揺した。
    「むこうで、三年は、住まなくちゃいけなくなった。」
    さっきまでとは、違う、真剣な顔で、父は、僕を見ている。

    2005-07-01 10:19:00
  • 301:

    ?りな?

    続き気になります??更新頑張って下さぃ?

    2005-07-01 18:46:00
  • 302:

    名無しさん

    書いて?

    2005-07-02 01:38:00
  • 303:

    ユキ

    ?305さん?ななしさん??りなさん?♪さん?ありがとです?????更新遅くなってすいません????

    2005-07-02 06:44:00
  • 304:

    ユキ

    義母が、父の言葉を、聞いて、一瞬、笑った。
    僕は、後頭部を、思い切り殴られた様な、そんな、気持ちだった。
    つまり、この家で、義母と、三年も、二人きりに、なってしまう。

    2005-07-02 11:01:00
  • 305:

    ユキ

    「そんな、あなた。私さみしいわ!」
    義母が、わざとらしく泣き真似を、しだした。
    笑いを、こらえるための、演技だと、僕は、分かっていた。気持ち悪い。
    「大丈夫だ。おまえは、わたしと、一緒に、くればいい。」

    2005-07-02 11:06:00
  • 306:

    ユキ

    「え!?」
    僕と、義母の声が、はもった。
    「義母さんを、連れていっていいだろう?おまえは、来年、受験だし、日本を、離れるわけにいかんだろう。」
    心の中は、絶望から、歓喜に、変わった。

    2005-07-02 11:10:00
  • 307:

    ユキ

    「僕なら、一人で、大丈夫だよ。受験勉強に、その方が、集中出来るしね。」
    義母は、青い顔をして、下を、向いている。
    「おお、親が、いないからって、羽目はずすなよ!浪人は、ゆるさんからな!」

    2005-07-02 11:17:00
  • 308:

    ユキ

    僕は、自分の部屋に、入り、ベッドに、寝転んだ。
    枕に、顔を、押しつけ、我慢していた、笑いが込み上げた。
    義母が、この家から、いなくなる。
    ほんとに、僕は、何度、願ったか分からない。
    夢みたいだ。

    2005-07-02 11:23:00
  • 309:

    ユキ

    今日は、本当に、色々な事があった。
    クラブの、最悪な、パーティー。
    田中という、最低な、男と、タカシの過去。
    そして、今、一番、僕の心を、しめている事は、レイコだった。

    2005-07-02 11:30:00
  • 310:

    ユキ

    「レイコ。」
    僕は、声に、出した。
    嬉しくて、ベッドの上を、ごろごろ転がった。
    自分で、何やってんだと、つっこんだ。
    でも、レイコの事を、考えるだけで、顔が、にやけてしまう。

    2005-07-02 11:34:00
  • 311:

    ユキ

    僕が、好きな人。
    僕に、好きとゆう、感情を教えてくれた人。
    初めて、キスしたくなった、女の子。
    いとおしくて、たまらない。ずっと、そばに、いたい。

    2005-07-02 11:40:00
  • 312:

    名無しさん

    ??

    2005-07-02 16:16:00
  • 313:

    名無しさん

    ??

    2005-07-02 17:28:00
  • 314:

    名無しさん

    やぁーん?

    2005-07-03 01:54:00
  • 315:

    ユキ

    こんなに、暖かな気持ちに、なったのは、初めてだった。
    僕は、一日、色々ありすぎて、とても、疲れていた。まぶたが、自然と重くなってきた。
    ほんとに、久しぶりに、気持ちのいい眠りに、僕は、ついた。

    2005-07-03 08:37:00
  • 316:

    ユキ

    次の朝、久々に、家族そろって、朝食をとった。
    父は、久しぶりに、家族がそろった事で、上機嫌だった。
    その横で、義母は、一人暗い顔を、していた。

    2005-07-03 08:41:00
  • 317:

    ユキ

    父は、当分の間。出張が無いらしい。
    僕は、父が、家に、居れる事が、とても、嬉しかった。
    父が、家に居たら、義母は、僕に、手を出してこないから。

    2005-07-03 08:46:00
  • 318:

    ユキ

    土日ともに、僕は、タカシに、メールと、電話をした。
    タカシから、連絡は、一切なかった。
    僕は、月曜に、会えるから、いいや。と、軽い気持ちでいた。
    平穏な、休日を、過ごした。
    月曜日、起こる事を、僕は、知るよしもなかった

    2005-07-03 08:53:00
  • 319:

    ユキ

    月曜日、学校に、行くと、タカシの姿は、無かった。その日は、最後の授業が、終わっても、タカシを、見る事は、無かった。
    屋上にも、行ったけれど、あの大きな、背中は、無かった。

    2005-07-03 08:58:00
  • 320:

    ユキ

    放課後、僕は、担任に、呼び出されて、職員室に行った。
    タカシの事に、ついて、いくつか、質問された。そして、
    「おまえは、金曜日一緒に、居なかったんだよな?」 担任は、僕に、ほんとの質問してきた。

    2005-07-03 09:03:00
  • 321:

    ?

    ???

    2005-07-03 09:06:00
  • 322:

    ユキ

    「なんの事ですか?タカシに、何かあったんですか?」
    僕は、質問を質問で、返した。担任は、言葉に、つまり、黙った。
    「教えてください!」
    嫌な、予感がした。

    2005-07-03 09:06:00
  • 323:

    ユキ

    僕は、担任に、しつこく問いただした。
    恨負けして、担任は、口外しない事を、条件として、重い口を開いた。
    「警察に、昨日、捕まったんだよ。」

    2005-07-03 09:10:00
  • 324:

    ユキ

    冷たい汗が、背中から、出るのが、分かった。
    「なんでも、金曜に、とある、クラブで、薬、飲酒、強姦、暴行の罪で、警察に、連行されたんだそうだ。」
    僕は、自分の、お気楽な、考えを、後悔した。
    ふつうに、今日、学校に来れば、タカシに、会えると、思っていた。

    2005-07-03 09:16:00
  • 325:

    ユキ

    担任と、話ている途中で、僕は、携帯が、鳴ってるのに、気付いた。
    「音は、切っておきなさい!」
    担任に、たしなめられた。携帯の、ディスプレイを、見る。
    タカシからの、着信だった。

    2005-07-03 09:20:00
  • 326:

    ユキ

    僕は、話の途中だったが、職員室を、後にした。
    急いで、人気のない、教室に入って。電話を、取った。
    「もしもし!タカシ?今どこだ?」
    僕は、早口で喋った。
    『そんな、あせんなって。少しは、ゆっくり話せるからさ。』

    2005-07-03 09:25:00
  • 327:

    ユキ

    緊張感の無い。いつも通りの、タカシの声に、僕は、拍子抜けした。
    「ごめん。僕、何も知らなくて。」
    情けない声を、出しているのが、自分で分かった。 『謝るなよ。おまえは、悪くないから。俺こそ、ごめんな。』

    2005-07-03 09:30:00
  • 328:

    名無しさん

    それから??

    2005-07-03 10:40:00
  • 329:

    ユキ

    いつも通りの、明るい、タカシの声だった。
    『ほんと、巻き込んでごめん。捕まったのは、俺の意志だから。おまえは、なんにも思わなくていいからな。』
    「でも、タカシは、僕の事を、思って、した事だろ?」

    2005-07-03 14:11:00
  • 330:

    ユキ

    僕の方は、どんどん、情けない声になってく。
    『なぁ、俺さ、たぶん当分出てこれないからさ。おまえ、元気でいろよ?』
    「そんな…、そんな事ゆうなよ!」

    2005-07-03 14:14:00
  • 331:

    ユキ

    『俺さ、おまえが、うらやましかった。何にも、汚れてない、おまえみたいに、俺、なりたかったよ。俺は、ほんとに、言い訳出来ないぐらい、汚い事、いっぱいしてきた。でも、警察官僚の親父が、すべて、もみ消してくれてた。』

    2005-07-03 14:20:00
  • 332:

    ユキ

    『俺は、今まで、自分が、してきた事の、つぐないを、まったくしてないんだ。少し前までだったら、こんな、気持ちにならなかった。おまえと、友達する様になったからだよ。』

    2005-07-03 14:24:00
  • 333:

    ユキ

    『今まで、俺は、ほんとの友達って、いなかったんだ。親父を、嫌って、田中さん達と、つるんでたのに。親父の力が、あれば、捕まらないから、俺を、仲間にしてくれただけだった。でも、おまえは、違った。』

    2005-07-03 14:29:00
  • 334:

    ユキ

    『こんな、俺と、損得なしで、友達やってくれた。あの時さ、おまえ、一緒に帰ろうって、ゆってくれただろ?あれ、本当に嬉しかったんだ。ありがとな。』
    「…。」

    2005-07-03 14:35:00
  • 335:

    ユキ

    僕は、何も言えなくて、ただ、タカシの話を、聞いていた。
    『警察には、自分から、通報したんだ。大丈夫、田中さんも、捕まったし、おまえに、迷惑が、かからない様に、してるから。』

    2005-07-03 14:39:00
  • 336:

    ユキ

    『ほんとに、ごめんな。まだ、こんな俺と、友達やってくれるか?』
    タカシが、電話ごしで、泣いてるのが、分かった。
    「あたりまえだろ!怒るぞ!ずっと、友達だよ!」

    2005-07-03 14:42:00
  • 337:

    ユキ

    『ありがとう。』
    タカシは、かすれた声で、そう言って、電話を、切った。

    2005-07-03 14:46:00
  • 338:

    さぁ

    リアルタイムで読んでます。話がメッチャおもしろくて吸い込まれる?これからも頑張ってください(●'∀^*)ノ

    2005-07-03 15:54:00
  • 339:

    ユキ

    ?323さん?324さん?325さん?339さん?さぁさん?ありがとー(^-^)??? こんな、長く、書けたのも??読んでくれている人が居るからです。???カキコしてくれたり、読んでくれている、みな様?ほんとに、ありがとーです??まだ、中盤ですが?完結まで、読んで頂けたら、ありがたいです???

    2005-07-04 02:30:00
  • 340:

    あゆか ◆R.7nkEFNVA

    毎日、楽しく読んでマス?
    頑張ってぇ?

    2005-07-04 02:34:00
  • 341:

    ユキ

    「あんたね、あたしは、どら〇もんじゃないのよ?」 寝起きの、少し不機嫌な、レイコが、僕を、にらんでいる。
    「すいません。帰ります。」僕は、後ろを、振り向き、階段に、向かって歩いた。

    2005-07-04 02:35:00
  • 342:

    ユキ

    「のび〇くん。早く、入りなさいよ。」
    レイコは、僕を、部屋に、入れてくれた。
    「すいません。突然来て。」レイコは、ベッドに、もたれて、座り、タバコに火をつけた。
    「タカシ君の事でしょ?」

    2005-07-04 02:40:00
  • 343:

    ユキ

    「なんで、知ってるんですか?」
    レイコは、涼しい顔を、して、白い煙を吐いた。
    「今日、電話が、かかってきたのよ。本人から。」
    タカシから、レイコに?
    「よろしく、頼むってさ。」

    2005-07-04 02:44:00
  • 344:

    ユキ

    自分は、今から、捕まりに行くから、僕の傍に、いられなくなる。僕は、自分には、言ってこないが、何か、抱え込み、悩んでいる。レイコが、僕を、好きか、どうかは、知らないが、僕を、支えてやってほしい。            −以上が、タカシが、レイコに電話で、話した内容だった。

    2005-07-04 02:53:00
  • 345:

    ユキ

    「ほんとに、過保護よね、タカシ君。」
    レイコは、僕を、見て微笑んだ。
    「ほんとに、あんたは。」
    レイコは、僕の頬を、優しく、触れてきた。
    「泣き虫だね。」
    僕の、涙が、レイコの、手の平を、濡らした。

    2005-07-04 02:57:00
  • 346:

    ユキ

    「すいません。」
    触れている、レイコの手が、暖かくて、僕は、余計に、涙が止まらなくなった。「ごめん。」
    僕は、目の前にいる、レイコではなく、タカシに言った。
    タカシ、ごめん。本当は、僕こそ、君の友達に、ふさわしくないんだ。

    2005-07-04 03:04:00
  • 347:

    ユキ

    汚れているのは、僕の方だ。
    タカシは、ちゃんと、罪を、つぐなう為、捕まった。僕は、義母との、関係を、誰にも、言わず。隠し通そうとしている。
    自分の、罪を、認めていない。

    2005-07-04 03:07:00
  • 348:

    名無しさん

    ?????

    2005-07-04 03:08:00
  • 349:

    ユキ

    義母ばかり、責めて、自分は、悪くないと、思っている。
    隠したまま、父と、何事もなかった様に、接している。
    家族を、壊したくない。僕が、我慢すればいい。
    そんなの、ただの綺麗事だ。自分を、守る為だけの。

    2005-07-04 03:12:00
  • 350:

    ユキ

    僕は、恐かったのだ。
    事実を、知った時の父の反応が。その時の、義母の行動が。
    五年の、長い間。父に、言う機会は、いくらでもあった。義母を、拒む事も、出来た。

    2005-07-04 03:19:00
  • 351:

    ユキ

    僕は、臆病で、卑怯者だった。我慢する、フリして、まわりの、セイにして、自分を、守ってきた。
    僕は、汚くて、タカシが、ゆう様な、キレイな人間じゃない。

    2005-07-04 03:23:00
  • 352:

    ユキ

    「自分を、責めても、しょうがないんじゃない?」
    レイコが、僕の顔を、覗き込んでいる。
    「後悔するより、これから、どうするかじゃない?」 レイコは、ニコリと、笑った。

    2005-07-04 03:34:00
  • 353:

    ユキ

    レイコは、それ以上、何も言わず、僕が、泣き止むまで、傍にいてくれた。
    そして、レイコの、出勤時間になったので、一緒に、部屋を、出た。
    「いいもの、あげる。」

    2005-07-04 03:47:00
  • 354:

    ユキ

    レイコが、僕の手に、何か握らせた。
    「まぁ、頑張ってね。」
    そう、言って、僕と、反対方向に、足早に、行ってしまった。
    手の中に、あるものを、僕は、確認し、握り締めた。僕は、決心した。

    2005-07-04 03:54:00
  • 355:

    ユキ

    「おかえりなさい。」
    家に、帰ると、満面の笑みで、僕を、義母が迎えた。「今日は、早かったのね、嬉しいわ。」
    玄関に、上がると、義母が抱きついてきた。
    僕は、手の中に、あるものを、握り締めた。

    2005-07-04 03:59:00
  • 356:

    ユキ

    「今日ね、お父さん。遅いんですって。久しぶりに、二人きりよ。」
    嬉しそうに、僕を、見上げている。
    ドン
    僕は、義母を、突き飛ばした。

    2005-07-04 04:01:00
  • 357:

    ユキ

    義母は、壁に、当たり、呆然とした顔で、僕を見た。「もう。やめてくれ。僕に、触るな。」
    僕は、義母の横を、通り、階段を、上がろうとした。「待ちなさいよ!」

    2005-07-04 04:05:00
  • 358:

    ユキ

    義母が、僕の腕を、つかんだ。
    「いいの?あたしを、拒んだら、お父さんに、ゆうわよ!」
    さっきまでとは、違い。目を、吊り上げ、顔を、歪ませて義母が、怒鳴った。

    2005-07-04 04:09:00
  • 359:

    名無しさん

    しおり?

    2005-07-04 04:46:00
  • 360:

    更新されてた。やっぱり、続きが気になる。

    2005-07-04 05:20:00
  • 361:

    沙耶香ぁぁ

    最初カラ読みました?メッチャおもろぉぃ?こぅゅぅストーリー大好き?主サン頑張って完結してね?たのしみにしてます???

    2005-07-04 10:06:00
  • 362:

    ?風音? ◆IKE2/ObsJk

    めっちゃいぃトコやん??気になるう?頑張って書いてネ?しおり

    2005-07-04 10:07:00
  • 363:

    名無しさん

    ??????

    2005-07-04 14:19:00
  • 364:

    たかちんっ???

    ゥチも最初カラずぅ??ッッとょんでるуoо(?≧ω?)???頑張れぇ(?^?^)?

    2005-07-04 23:40:00
  • 365:

    ユキ

    ?370さん?♪さん?さやかさん?ふうねさん?374さん?たかちんさん?????ありがとです(^ε^)-☆Chu!!いっぱいの人に、読んでもらえて???主は、幸せ者です???ほんとに?ありがとです???頑張ります???

    2005-07-05 11:29:00
  • 366:

    ユキ

    不快な、騒音を、出す、気持ちの悪いもの。
    「好きな、女でも、出来たの?誰か、言いなさい!あたしに、逆らうのは、許さないわよ!」

    2005-07-05 11:34:00
  • 367:

    ユキ

    義母の、つめが、僕の腕に、食い込む。
    「あなたは、あたしのものなんだから!許さないわよ!あたしを、裏切る事は!」           うるさい。

    2005-07-05 11:37:00
  • 368:

    ユキ

    僕は、義母が、つかんでいた、腕を、おもいきり、振り払った。
    義母が、しりもちを、ついて、倒れた。
    僕は、義母を、見下ろし、冷たく、言い捨てた。  「うるさい。黙れ。」

    2005-07-05 11:41:00
  • 369:

    ユキ

    義母は、目を、見開いて僕を、見ている。
    その、姿は、ほんとに、惨めだった。
    「いい加減にしろ。僕は、あんたの、おもちゃじゃないし、あんたの、恋人でもない。」

    2005-07-05 11:45:00
  • 370:

    ユキ

    僕は、今まで、飲み込んで、我慢していた感情を、一気に、吐き出した。
    「父さんに、話したいなら、話せばいい。だけど、僕も、父さんに、話す。どれだけ、苦痛を我慢してきたかを。」

    2005-07-05 11:51:00
  • 371:

    ユキ

    義母は、だらしなく、口を、開けたまま、ぽかん、としている。
    「あなたが、僕に、してきた事は、虐待だ。僕が、どれだけ、苦しんだか、分かるか?この、五年の間、どれだけ、我慢したか、わかるか?」

    2005-07-05 11:57:00
  • 372:

    ユキ

    僕は、義母に、背を向けて、階段を、上がった。
    「待ちなさいよ!」

    2005-07-05 12:00:00
  • 373:

    ユキ

    「じゃあ。あたしを、愛してるって、ゆってたのも、嘘なの?」
    後ろを、振り返ると、義母が、今にも、泣きだしそうな顔を、していた。
    気持ち悪い。

    2005-07-05 12:03:00
  • 374:

    ユキ

    「当たり前だろ。おまえが、無理矢理、言わせてた、だけだ。」
    僕は、もう一度、それを、握った。
    そして、前を、向いた。
    「おぼえときなさいよ!」

    2005-07-05 12:07:00
  • 375:

    ユキ

    「あたしを、裏切ったらどうなるか。これから、覚悟しなさいよ。」
    黒い、呪いの言葉。
    僕は、後ろを、向かず。そのまま、階段を、上がって、自分の部屋に、入った。

    2005-07-05 12:11:00
  • 376:

    それから?

    2005-07-05 12:40:00
  • 377:

    おもちろい?頑張れ?

    2005-07-05 13:25:00
  • 378:

    ユキ

    次の日の朝。
    一階に、降りるのが、恐かった。
    「おはよう。おまえ、ゆっくりだなぁ。学校、遅刻するぞ!」

    2005-07-06 05:27:00
  • 379:

    ユキ

    ダイニングで、父は、朝刊を、読みながら、僕に、普通に、話し掛けてきた。
    「あ、うん。」
    僕は、父の、向かいに、座った。
    「なんだ?父さんの顔に、何か、ついてるか?」

    2005-07-06 05:30:00
  • 380:

    ユキ

    「あっ、ううん。」
    父は、けげんな、顔して、僕を見た。
    「小遣いか?無理だぞ。」
    父は、そう言って、朝刊を、読みだした。
    いつもと、変わらない、父の態度。

    2005-07-06 05:36:00
  • 381:

    リアルタイム

    2005-07-06 05:37:00
  • 382:

    ユキ

    僕は、拍子抜けした。
    てっきり、義母が、昨日のうちに、父に、喋っていると、思っていた。
    そういえば、義母の、姿が見当たらない。
    「父さん、義母さんは?」

    2005-07-06 05:39:00
  • 383:

    ユキ

    「義母さんなら、朝飯の、用意した後、シャワー浴びてる。」
    僕は、何故か、その時、嫌な感じがした。
    「父さん、それ、どれくらい前?」
    父は、朝刊から、目を、上げ、掛け時計を、見た。

    2005-07-06 05:44:00
  • 384:

    ユキ

    「一時間くらい前かなぁ?」
    僕は、椅子から、立ち上がり、ダイニングを、出て、風呂場に、向かった。
    「おい。おまえ、どうしたんだ?」
    父も、僕のあとを、ついてきた。

    2005-07-06 05:47:00
  • 385:

    ユキ

    僕は、風呂場に、入り、浴室の扉を、開けた。
    ガラ
    「おい!何考えてんだ?今は、義母さんが、入って…。」           ザー、ザー。
    シャワーが、出しっぱなしに、なっている為、浴室は、湯気が、立っていた。

    2005-07-06 05:52:00
  • 386:

    ユキ

    浴槽には、お湯が、満タンに入っている。
    湯の、色は、真っ赤だった。
    義母の、手首が、浴槽に、沈んでいる。
    ザー、ザー。
    僕は、その光景を、見ながら、昨日の、義母の言葉を、思い出していた。

    2005-07-06 05:58:00
  • 387:

    ユキ

    コレカラ、ドウナルカ、カクゴシテオキナサイヨ。 「おまえは、もう、いいから、学校に、行きなさい。」            青ざめた顔の父が、僕に、言った。

    2005-07-06 06:01:00
  • 388:

    ユキ

    僕は、父のゆう通りに、病院を、後にした。
    義母が、今日の朝、自殺未遂を、した。
    風呂場で、手首を、切って、倒れていた。
    発見が、早かった為、命に、別状は、無かった。

    2005-07-06 06:05:00
  • 389:

    ユキ

    風呂場で、倒れていた義母の顔は、笑っている様に、見えた。
    父は、上海に行く事が、原因と思って、ショックを、うけていた。
    僕は、本当の原因が、僕だと、分かっていたが、父には、言えなかった。

    2005-07-06 06:12:00
  • 390:

    名無しさん

    頑張って?

    2005-07-06 07:41:00
  • 391:

    ユキ

    ?♪?さやかさん?401さん???ありがとです???ついに、400越えちゃいました???

    2005-07-06 08:09:00
  • 392:

    ユキ

    恐れていた、通りに、なってしまった。
    義母は、手段を、選ばない。僕を、苦しめる為なら。            たとえ、自分が、死んだとしても。

    2005-07-06 08:13:00
  • 393:

    ユキ

    僕は、学校とは、反対方向に、歩き出した。
    ポケットに、入ってるものを、握りしめながら。

    2005-07-06 08:15:00
  • 394:

    ユキ

    ピンポーン
    呼び鈴を、押したが、返事は、なかった。
    僕は、ポケットから、取り出した。
    レイコが、渡してくれた、鍵を。

    2005-07-06 08:19:00
  • 395:

    ユキ

    どきどきしながら、鍵穴に差した。
    カチャリ
    右に、回す。鍵が、開いた。
    僕は、レイコの、部屋に、入った。

    2005-07-06 08:22:00
  • 396:

    ユキ

    真夏の、昼過ぎだとゆうのに。この部屋は、相変わらず、肌寒く感じるくらい、冷房が、効いている。
    台所を、通って、ガラス戸を、引いた。
    「どうしたの?のび〇君。また、何かあった?」

    2005-07-06 08:27:00
  • 397:

    ユキ

    「どこでもドア、使っちゃいました。」
    僕は、そう言いながら、笑った。
    「おもしろくないし。」
    レイコは、笑顔で、言い捨てた。

    2005-07-06 08:35:00
  • 398:

    ユキ

    「昨日、ごめん。みっともないとこ見せて。」
    「いつもの事だし、気にしてない。」
    レイコは、腰掛けていた、ベットから、降りて、僕のほうに、歩いてきた。  「顔、青い。」

    2005-07-06 08:40:00
  • 399:

    ユキ

    レイコは、僕の顔を、覗き込んだ。
    「大丈夫?」
    黒目がちの、キレイな目が、僕を、映している。
    僕は、レイコを、引き寄せ、抱き締めた。

    2005-07-06 08:42:00
  • 400:

    まだ更新するやんね?!終わっちゃ嫌ー。

    2005-07-06 08:45:00
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