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夜景…。

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  • 1:

    AA

    『本当に綺麗ね…神戸の夜景もスゴいけど、私は大阪人やから、生駒山から見る大阪の夜景が、一番好きかな…』そう言って彼女はニッコリ微笑んだ…。

    2006-03-14 22:09:00
  • 2:

    AA

    彼女と出会ったのは三年前…。
    俺が車で信号待ちをしている時に、後ろからノーブレーキで突っ込んできたのが彼女であった…。

    2006-03-14 22:25:00
  • 3:

    AA

    車は二台共、廃車になるくらい激しく突っ込んだが、幸い二人共ケガは無く、やって来た警察官も驚いていました。それより彼女は気が動転して、涙を流しながら、俺に何回も何回も謝っていました…。

    2006-03-14 22:36:00
  • 4:

    AA

    そんな彼女を落ち着かそうと、警察官は必死に話かけるが、彼女のパニックは収まらない…。見かねた俺は彼女に近寄り、手のひらで彼女の頭を、そっと撫でながら『俺、怒ってないから大丈夫やで。はい!取りあえず深呼吸しょかぁ?はぁ〜い吸ってぇ〜吐いてぇ〜吸ってぇ〜吐いてぇ〜…どう?落ち着いた?』

    2006-03-15 00:29:00
  • 5:

    AA

    『本当ゴメンなさい!私が悪いのに気まで使わせて本当にスイマセン。でも深呼吸したら少し落ち着きました。ありがとうございます。』俺は笑顔で頷いた。その言葉を聞いた警察官も『そしたら取りあえず警察署の方に行きましょか。』と笑顔で俺と彼女に語りかけた…。

    2006-03-15 00:39:00
  • 6:

    AA

    警察署に着く頃には、彼女は正気に戻っていた。警察官の事情聴取に真剣に耳を傾け答える彼女…。しばらくすると、走って来たのか、汗だくになった男女が、やって来た。彼女のお父さんとお母さんであった…。

    2006-03-15 00:48:00
  • 7:

    AA

    『娘が大変な事をしてしまって本当にスイマセンでした!お体は大丈夫ですか?取りあえず今から病院に行きましょう!』と焦りまくる、お父さん…。そして、その横で少し涙ぐみながら、俺を見つめる、お母さん…。

    2006-03-15 00:57:00
  • 8:

    AA

    『別に体も大丈夫だし病院なんて、いいですよ』と笑顔で言うと、間髪入れずにお父さんは『そういう訳には、いきません!今は大丈夫でも後遺症とか心配ですから、一度お医者さんに診てもらって下さい。お願いします!』と、真っ直ぐで透き通った目で俺を見ている…。『じゃぁ分かりました。取りあえず事情聴取終わったら病院行きます。』と言うと『ありがとうございます!貴重な、お時間、もう少しだけ私共に下さい。』と深々と、お父さんとお母さんは頭を下げた…。

    2006-03-15 01:14:00
  • 9:

    AA

    事情聴取も終わり、取りあえず4人は、タクシーで病院に向かった。病院に着くまでの間、車内では3人が謝りまくるので、タクシーの運転手は不思議そうな顔をしていた。病院に着き、一通りの問診を済ますと、レントゲン検査に向かい、取りあえずは異常ナシとの事…。ただ後々症状が出るかも知れないので注意して下さい。とだけ言われて病院を後にした…。

    2006-03-15 01:28:00
  • 10:

    AA

    取りあえず別れ際に、お互いの連絡先を交換した。最後までキチッと誠意を持ってやりますので宜しくお願いします!と言われ、彼女、お父さん、お母さんは、俺の姿が見えなくなるまで、深々と頭を下げていました。

    2006-03-15 01:36:00
  • 11:

    AA

    次の日、友達連中から電話が鳴り響く…。何処で事故した情報を仕入れたのか分からないが、友達連中の対応は素早かった…。そして案の定言ってくる言葉は、思いっきりお金取れるやん♪と言うものであった…。

    2006-03-15 01:45:00
  • 12:

    AA

    確かに友達連中が俺と、同じ様な事故に遭っていれば、俺もみんなと同じ事を言ってたと思う…。でも、今どき珍しいくらい低姿勢で誠意を持った対応を、されるので、そんな気はサラサラ無かった…。今の世の中、そんな当たり前の事を出来ない親は沢山いる。自分の子供が悪くても逆ギレしている親を俺は腐る程、見てきた。

    2006-03-15 01:55:00
  • 13:

    AA

    うちの家庭は、俺が小さい頃、両親は離婚した。母親に引き取られた一人っ子の俺は、父親が居ないなりにも、優しく接してくれる母親一人で、十分満足できた。しかし男が出来てから優しい母親が変貌してしまった。母親から一人の女へと…。俺はおばあちゃん宅へと預けられる様になった…。

    2006-03-15 02:14:00
  • 14:

    AA

    小学生の頃は、寂しくて毎夜泣いていた…。泣き過ぎて声が枯れ、泣き声にすらなっていない日もあった…。見かねた、おばあちゃんは、そんな俺の姿を母親に訴えたが、おばあちゃんの声も俺の泣き声も、母親には届かなかった…。

    2006-03-15 02:23:00
  • 15:

    AA

    ある日を境に、小学生ながらも、泣いてばかりではダメだ!泣いても母親は帰ってこない!と言う事が分かり、自分自身納得が出来る様になっていた。中学生になった頃には、悪い事ばかりしていた。今考えれば、俺も疑われても仕方ない行動は、していたと思うが、悪い事が起きると何でも俺の精にされた。誰も俺をかばってくれる人は居なかった…。時には、殴った事も無い生徒の親に、お前の精でケガしたなど、ののしられた事もあった…。

    2006-03-15 02:38:00
  • 16:

    AA

    テレビや歌の歌詞では無いが、本当に大人なんか信用出来ないと思っていた時期でもあった。しかし中学3年の時に赴任してきた先生は違った。女の先生だったが、体を張って俺を守ってくれた。時には保護者連中でも、間違った事であれば、遠慮なく意見してくれた。しかし俺が間違った時には、遠慮なく怒って正しい道へと導いてくれた。こんな大人も居るんだ…と、物事を見極める自分自身の物差しが大きくなった瞬間でもあった…。

    2006-03-15 02:53:00
  • 17:

    ゅり

    読んでます?頑張って?

    2006-03-15 03:08:00
  • 18:

    AA

    中学の卒業式の日、女の先生は、俺の姿を見つけると、歩み寄り俺にこう言った『目は口ほどに物を言う。この言葉覚えときや!自分がこの先、人を見る時、必ず相手の目を見て話しなさい。そう言うクセをつけなさい。そうすれば今、先生が貴方に何を伝えたいのか?分かるはずです。』と言い残し、先生は笑顔で、その場をあとにした…。

    2006-03-15 03:18:00
  • 19:

    AA

    先生…今なら俺、分かる!今なら、先生が俺に言いたかった気持ち分かる!彼女の目も、彼女のお父さんの目も、お母さんの目も…真っ直ぐで透き通った目をしている…。心から謝っているのが、手に取る様に分かる。しかも、お父さんとお母さんは、必死で娘を守ろうとしている…。何か、すごく羨ましく感じた。多分スゴく幸せな家庭なんやろなぁ…って容易に察しがつく。そんな人達からムチャ言ってお金を取るなんて俺には、そんな気持ちは一切無い!例え周りの友達連中からアホや!と言われても…。

    2006-03-15 03:36:00
  • 20:

    AA

    ゅりさん初めての書き込みありがとうございます。

    2006-03-15 03:39:00
  • 21:

    AA

    あの事故の日から、彼女と、彼女のお父さんからは毎日電話が鳴る。俺は明るい声で、毎日電話しなくても大丈夫ですよ。十分誠意伝わってますから…。と言っているのにも関わらず毎日電話が鳴り響く…。(苦笑)

    2006-03-15 04:01:00
  • 22:

    AA

    その後、俺の車も保険で新しくなり、彼女の車も新しくなり、俺の体も彼女の体も異常なく、今回の事故の件は、すべて完了!という時に、彼女の家族から夕食を、ご一緒にどうですか?と誘われたのであった。もちろん丁寧に俺は断ったが、どうしても!と言って引かない彼女家族の勢いに負けてしまい、夕食に呼ばれる事になった。

    2006-03-15 04:16:00
  • 23:

    AA

    日曜日!約束の時間が、やって来た。家族で食卓を囲んで、ご飯など食べた事のない俺は非常に緊張していた。今日はアルコールも用意してるという事で、電車で向かった。駅に着くと彼女は改札の正面で待っていた。俺を見つけるなり、こっちこっち!と大きな声で、しかも手を振っている笑顔の彼女…。一瞬ほかの乗客の視線が集まる…。一人で照れながらも彼女と合流。

    2006-03-15 04:29:00
  • 24:

    AA

    事故の処理が一段落して安心したのか、彼女の笑顔は、晴れ晴れしていて、とても輝いていました。一瞬ドキッ!と、しながらも、平静を装い彼女の自宅に向かいました。

    2006-03-15 04:38:00
  • 25:

    AA

    駅から7分くらい歩くと、二階建ての洋風な一軒家の前で彼女は立ち止まった。『私んち、ここなの!』と言いながら、門を開いた…。彼女は玄関を開けると、手招きをしながら、早く!早く!と躊躇している俺に声をかけてきた…。

    2006-03-15 04:49:00
  • 26:

    AA

    玄関に入ると、お父さんは笑顔全快で立っていた。さぁどうぞ♪どうぞ♪と俺は奥の八畳和室の間に通された。取りあえず、失礼します…と言って正座で座ると、お父さんは慌てて足くずしてや!と俺に声をかけた後、部屋を出た…。一人残された俺は、しばらく部屋の中を眺めていた…。

    2006-03-15 05:01:00
  • 27:

    AA

    どこを見渡しても3人の写真が飾られている…。どの写真を見ても幸せ一杯の笑顔である…。なんか見ている俺の方も微笑ましくなる…。本当に幸せなんやろなぁ…。

    2006-03-15 05:07:00
  • 28:

    AA

    すると、お父さんがビールとグラスを両腕に抱えて部屋に入ってきた。料理がくる前に、お父さんと先に二人で乾杯し、二人共、一杯目は、一気に飲み干した。俺は、お父さんに写真を指差しながら、本当にいい写真ですね、と笑顔で言うと、お父さんは静かに語り始めた…。

    2006-03-15 05:16:00
  • 29:

    AA

    本当は4人家族で彼女には、2つ上のお姉さんが居たそうです…。彼女が生まれたと、時を同じくらいにして、病気で亡くなられたそうです…。当時は、お父さんも、お母さんも気が狂いそうになり、二人で罵倒しあい、離婚寸前まで、いったそうです…。しかし、赤ちゃんの妹の無邪気な笑顔を見ていると、頑張って生きないと…お姉ちゃんの分まで生きないと…夫婦で誓いあったそうです…。だから命の尊さは、誰よりも分かっている夫婦である…。彼女が事故したと聞いた時……。命に別状なくて本当に良かった…お父さんの目からは涙が、こぼれていた…。

    2006-03-15 05:39:00
  • 30:

    AA

    俺は今やっと分かった…。この夫婦が警察署で、何故あんなにも、しつこく病院に行って下さい、病院に行って下さい、と俺にお願いしたのか…。この夫婦は命の尊さが、分かっているからである…。

    2006-03-15 06:05:00
  • 31:

    かな

    すごくいいお話ですね?更新待ってます????

    2006-03-16 14:18:00
  • 32:

    AA

    かなさん書き込みありがとうございます。頑張ります!

    2006-03-16 15:48:00
  • 33:

    AA

    俺も今までの自分自身の出来事を、包み隠さずお父さんに話しました…。俺の目を見ながら、真剣に耳を傾けてくれました…。すると料理が出来たから、ダイニング来て♪と笑顔で彼女がやってきました。俺とお父さんはダイニングへと移動しました…。

    2006-03-16 16:17:00
  • 34:

    AA

    食卓には豪華な料理が、一杯並んでいました。本当に家族団欒の食事は初めてだったので、スゴく緊張しました。料理を取りにくそうにしている俺の姿を見て、彼女は、小皿に料理を盛り付けして、一杯食べてね♪と笑顔で渡してくれました。

    2006-03-16 16:35:00
  • 35:

    AA

    始まりは、交通事故の被害者と加害者からではあるが、今となれば、いい事故やったかな?とすら思えた…。彼女は『お父さん、さっき二人で何の話してたの?』と笑顔で聞くと『男同士の話やから教えられません〜!』と笑顔で答えていた。ほっぺたを膨らませながら、教えてよ!と何回も聞く彼女に、ブサイクな顔したらアカン♪などお父さんは冗談を交えながら、楽しく食事しました。

    2006-03-16 16:53:00
  • 36:

    AA

    ほっぺたを膨らませる彼女。おいしそうに料理を食べる彼女。笑顔を一杯見せる彼女。楽しそうな彼女。優しさが、にじみ出ている彼女。冗談を言ってる彼女…。
    気が付けば、彼女の事を自然と目で追っている自分がいた…。

    2006-03-16 17:08:00
  • 37:

    AA

    楽しい食事会も終わり家に帰ると彼女から電話が鳴った…。途中、お父さんとお母さんとも話しながら、ふと気が付けば一時間以上、彼女と電話をしていた…。俺は電話の切り際、彼女に、もう事故の件は気にしなくてもいいし終わった事やから、俺に、もう気使わんといてな…と伝えると彼女は『迷惑…?』と寂しそうに尋ねてきた…が、何となく、うやむやな状態で電話を切ってしまいました…。

    2006-03-16 17:30:00
  • 38:

    AA

    次の日、彼女から電話があったが俺は出なかった…。次の日もその次の日も電話は鳴り響くが、俺は出なかった…。そして一週間後には、彼女からの電話は無くなった…。

    2006-03-20 02:19:00
  • 39:

    AA

    彼女を見ていると、俺とは別世界の人種の様に思えた…。俺みたいな中途半端な人間は、彼女と関わっては、いけないと思った…。彼女の笑顔を見ると尚更、そういう気持ちに、なってしまいそうな自分が居た…。だからこれで、ええねん…。もう顔を会わせる事もないやろうから…。

    2006-03-20 02:30:00
  • 40:

    名無しさん

    あげ

    2007-11-01 00:42:00
  • 41:

    みてます?

    2007-11-01 03:41:00
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