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1:
未来
未来22歳
セクキャバから思い切って転身
クラブ嬢へ・・・
それにまつわる未来が出会った格好いい人達の話2005-06-02 08:05:00 -
201:
未来
かくして未来の変身が始まった。黒っぽい髪をやや明るくし、イエロー系の細かいメッシュを全体に入れ、長めにエクステをつける。
次にメーク。眉を強そうな一文字からなだらかな女性らしい形にされ、もともと大きな目は目尻にマスカラをタップリつけ、セクシーな切れ長に。アイカラーはゴールドのグラデーション。リップは輪郭をしっかりとり、グロスをタップリ乗せ、肉厚的な仕上がりとなった。
最後に髪のセット。トップ全体をカーラーでしっかり巻き、ボリュームをだし、エクステ部分はコテでグルグル巻き。上部だけまとめてハーフアップにしてくれた。
お姫様みたいな出来映えに未来は感激、スタッフ達にもモデルみたい、セレブみたい、と散々持ち上げられ、気分上々で美容院をあとにした。
これで、沙也香にも見てくれは劣らない!と思いながら同伴客との待ち合わせ場所へ向かった。2005-06-23 04:13:00 -
202:
?なな?
?読んでます?しぉり?
2005-06-23 08:31:00 -
203:
のあ
しおり♪
2005-06-23 10:59:00 -
204:
♪
お疲れ様です。
2005-06-23 13:35:00 -
205:
♪
age
2005-06-23 21:52:00 -
206:
名無しさん
??
2005-06-23 22:01:00 -
207:
?
しおり?
2005-06-23 23:19:00 -
208:
未来
ななさん?のあさん?♪さん??さん?名無しさん?しおりありがとうございます??
2005-06-24 09:02:00 -
209:
未来
待ち合わせ場所まで、ショーウィンドウに映る自分をチラチラと見ては、有頂天になった。
初出勤の同伴相手は、未来の一番古いお客様、足立さん。40半ばの自営業のおじさまで、2年ほどの付き合いがあるにもかかわらず、何の仕事かは明かしてくれないが、金払いも良ければ飲み方も綺麗。クラブにも飲みに行くと言っていたので、マナー等も教えて!と頼んだら、同伴してくれる事になったのだ。待ち合わせ場所に先に着いていた足立は、未来の風貌に驚きながらも喜んでくれた。
足立「お前!ええやないか〜!珍しく自分に金かけたな!」2005-06-24 09:12:00 -
210:
未来
未来「お店のママの紹介で美容院行ってん☆」
足立「そうかぁ〜!見違えたわ!未来今日からクラブ嬢やもんなぁ…そんくらいの自己投資はせなな!あとお前…爪も手入れしろよ?」
足立は昔から、女としての気遣いにうるさい。が口癖だった。
こういう人がいてくれると必然的に綺麗にしとかないと…と思える。今まではだめだしばかりだったが、今日やっと褒めてもらえた。爪は盲点だったが。
美に対してこれだけ口うるさいので美容関係の仕事かと思ったりもしたが、違うらしい。2005-06-24 09:23:00 -
211:
未来
それから、未来のリクエストでお寿司を食べに行き、軽く飲んでいい気分になり、いよいよクラブ嬢としての初出勤となった。緊張するものの、足立が一緒なのは心強かった。
2005-06-24 09:58:00 -
212:
名無しさん
しおり??
2005-06-24 20:00:00 -
213:
ハル
しおり?
2005-06-25 01:03:00 -
214:
♪
age!!
2005-06-25 02:20:00 -
215:
名無しさん
??
2005-06-25 07:11:00 -
216:
未来
名無しさん?ハルさん?♪さん?名無しさん?しおりありがとうございます?今日は更新できませんがまとめて明日あたりに書きたいと思います。毎日書けなくてすみません???
2005-06-25 08:30:00 -
217:
のあ
いつも楽しみにしながら読んでます☆頑張ってね☆しおり☆
2005-06-25 10:04:00 -
218:
?
???
2005-06-25 16:23:00 -
219:
名無しさん
まゆのしおり
2005-06-25 21:46:00 -
220:
未来
のあさん??さん?まゆさん?ありがとうございます??朝まで飲んでてちょっと眠いので?少しですが更新させてもらいます。
2005-06-26 10:05:00 -
221:
未来
ミーティング時に集まっていたホステスの何人がこうして同伴してくるのだろう?負けたくはない!未来のお客は何人かまだ今日来てくれると言っている。なんとか一人前の売上を作って、格好つけたい!
この日の未来はとてつもないやる気の塊だった。ちょっとしたトラブルが起こるとも知らずに…2005-06-26 10:15:00 -
222:
未来
足立「未来、8時前やで?そろそろ行くか?」
未来「ほんまや、足立さんとおったら時間経つん早くてわからんわ笑」
足立「あほか笑 はよ行くで!」
そんな冗談を繰り返しながら向かう。2005-06-26 10:23:00 -
223:
未来
店にどんどん近づく。遠目からでも、あの立派な扉が全開になり、その脇には大きなスタンドの花が花畑かのように何基もひしめき合っている。全てと書かれているのは当たり前だが入り口には収まらず階段の一段一段にまで及ぶのも見えた。ママ宛ての花の数々に、圧倒的な凄さを感じずにはいられなかった。
入り口の前にはミーティング時に見たことのあるボーイが二人、未来達を出迎えてくれた。
ボーイ「いらっしゃいませ!!!」
威勢の良い声が気持ちいい。ただ、ボーイ二人のほかに、少し離れて数人の黒服が立っている。挨拶も無いので明らかにREASONの人間では無い。開店祝いの花の見物かな?と呑気なことを考えながら、店内に入った。2005-06-26 10:37:00 -
224:
未来
階段を降りているとどこからともなく 「いらっしゃいませ!」 と聞こえてくる。そしてすでにフロアは半分ほどお客が入っていた。
フロアの真ん中に、岩崎が立っている。こちらに気付き、近寄って来た。岩崎「ようこそ、Club REASONへ!ご案内致します。」
とにこやかに挨拶をし、丁寧にボックスへ案内してくれた。
チラッと見渡すと、すでに接客している沙也香と目が合った。「え?」と驚いた顔をしている。未来が同伴で来るとは思っていなかったのだろう。沙也香にとって未来は服屋の店員なのだから。もしくは未来のイメチェンに驚いたのか。どちらにせよ未来は少し得意になった。2005-06-26 10:47:00 -
225:
未来
足立はキープボトルにヘネシーを入れてくれ、とりあえず一杯めを乾杯。ヘルプに着く女の子が来てくれたので着替えに向かった。 岩崎と選んだお気に入りのドレスに着替え、席へ戻ろうとロッカーを出ようとすると、ノックとともに岩崎が未来を呼ぶ声がした。
岩崎「未来ちゃん着替えた?」
未来「はい、今出るとこ」岩崎「ちょっと入るよ」
と、ロッカーに入ってきた。2005-06-26 10:54:00 -
226:
未来
岩崎「初日から同伴ありがとう〜!俺のスカウトで同伴してくれてるん今んとこ未来ちゃんだけやし!さすがやな!」
未来「いやいや…照れますやん。」
岩崎「しかもエラい綺麗にしてきたやんか!めちゃくちゃ目立つわ〜…今日からほんま、宜しく!一緒に頑張ろなっ」
未来「はいっ☆」2005-06-26 11:00:00 -
227:
のあ
しおり
2005-06-26 11:09:00 -
228:
未来
未来は上機嫌になった。岩崎に褒められるのが嬉しくて仕方ない。席に戻って足立と飲むブランデーが、さっきよりも美味しく感じるほどだった。その後、足立はフルーツ盛りとドンペリを開けてくれ、さらに未来のテンションは上がっていった。
2005-06-26 11:09:00 -
229:
未来
美和ママはといえば、今日は淡い藤色の綺麗な着物姿で、あっちこっちと挨拶に回っていて忙しそうだ。
足立「あれがママやな?噂には聞いてたけどむちゃくちゃべっぴんやなあの子!!」
未来「ママのことあたし言ったことあったっけ?」未来は、美人度合いを驚かせたくて、足立に美和ママの容姿については何も伝えてなかったのだ。足立「あの子有名なんやで?見るのも初めてやし口聞いたことも無いけどな。飲み歩いてるとここらのたいがいの店であの子の噂聞いとったわ。」2005-06-26 11:18:00 -
230:
みぃ
しおり???
2005-06-26 11:20:00 -
231:
未来
未来「そうなんやぁ〜」
そんな折りに美和ママが足立の席にやっと挨拶にやって来た。近くで見れば見るほど美しい美和ママに未来はうっとり見とれていた…。
美和ママ「足立様、ご挨拶が遅れてしまって申し訳ございません。ママの沢木美和でございます」足立「忙しいんやから仕方ないでしょう。若いのに凄いね!」2005-06-26 11:27:00 -
232:
♪
リアルタイム。らっきー
2005-06-26 11:28:00 -
233:
未来
のあさん?みぃさん?♪さん? 朝の更新中、書くのに必死でしおりに気付きませんでしたぁ??♪さん、せっかくリアルタイムでラッキーて思ってくれはったのにごめんなさい??もっと更新すれば良かったです…
2005-06-26 21:25:00 -
234:
未来
美和ママ「お店ちょっと大きすぎましたかね笑」 と苦笑い。しばらく和やかに話していると、岩崎が未来を呼びに来たので席を立った。もうその頃は店中満員で、ボーイ達の動きは素早く、岩崎の表情は険しくなっていた。
岩崎「未来ちゃんのお客様が3組3名見えてるねん。順番に付け回すから」未来「はいっ」
誰だろうとキョロキョロしたが、混雑していて分からない。先ずついたのはセクの店長だった。2005-06-26 21:39:00 -
235:
未来
未来「やだぁ♪いらっしゃいませ!」
とニコニコ顔で横に座った。
店長「おう!あんまり時間ないからな、はよシャンパン持ってこさせぇ。ピンク頼んでええぞ!」
とピンドンを開けてくれた。2005-06-26 21:43:00 -
236:
のあ
今までみた小説の中で一番ぉもしろぉぃ☆のあこの小説だぁぃスキ\(^o^)/だから一つの楽しみが増えてん♪♪未来チャンぁりがとぉ☆
2005-06-26 21:44:00 -
237:
未来
店長には、整形したんかだの色々いじられたが、綺麗になった未来を見て照れているのがわかった。次についたのは、伊藤さん。30代前半で不動産会社社長というかっこいい肩書きがある。すでにテーブルにはボトルもシャンパンもおろしてあった。
伊藤「未来〜遅いからもうクリュグのロゼおろしたで!」
未来「え〜!クリュグ?」
伊藤「え?あかんか?いやか?」
ぶりっこしながらワガママ言うと何でも聞いてくれるのがこの人の特徴なのだ。2005-06-26 21:52:00 -
238:
ハル
しおり?
2005-06-26 22:51:00 -
239:
あずさ?
しおり
2005-06-26 23:07:00 -
240:
るみ
しおり?
2005-06-27 03:33:00 -
241:
まゆ
しおり?
2005-06-27 03:56:00 -
242:
♪
しーおり
2005-06-27 04:09:00 -
243:
名無しさん
http://www3.to/kosuresu
2005-06-27 06:33:00 -
244:
未来
ハルさん?あずささん?るみさん?まゆさん?♪さん?しおりありがとうございます?
のあさん、めちゃくちゃ褒めて頂けてまじ嬉しいです?
皆さん、ワンパターンにならないように頑張って考えて書いて行くので、ゆっくりですが、お付き合い宜しくお願いします??2005-06-27 06:46:00 -
245:
未来
未来「ううん、クリュグも好き♪でもこれ飲んだらドンペリのロゼも頼んでい〜い?」
伊藤「ほんましゃあないなあ…未来の新地デビュー祝いやし、なんかめちゃ綺麗なったし、好きなようにし!」
と言いながら肩を抱き寄せてきた。
未来「伊藤さぁん!このお店はイチャイチャできへんよ?知ってるくせにぃ」とたしなめてかわし、クリュグで乾杯をした。2005-06-27 06:54:00 -
246:
未来
さらに伊藤の席にピンドンが来ると、周りの席のホステスから「すごいすごい」と小さな声がもれているのが聞こえた。
ヘルプにいるのが、美雪と言って、小柄で普通っぽい子。未来よりひとつ年下だったのもあり、仲良くできたので、未来と伊藤と美雪でシャンパンに酔いながら、わいわい楽しく喋っていると、岩崎が席を移る合図をしているのがわかり、伊藤に可愛く「ごめんなちゃい、美雪ちゃんと待っててね!」と言い席を立った。2005-06-27 07:01:00 -
247:
未来
店内のほとんどが美和ママのお客で埋まっているものの、未来の健闘ぶりは、皆驚いているようだ。トイレで会ったりするホステス達に
ホステス「すごいですね!どこのお店だったんですか??」
とよく聞かれる。未来は「梅田のキャバですよ。」とだけ答えておいた。
さあ、次はどの席に誰が来ているんだろう、と岩崎について行く。フロアを一緒に歩く時にたまに腰に手を回した格好になる。皆そうしているみたいだが、岩崎の手が触れる度にドキドキしていた。2005-06-27 07:10:00 -
248:
未来
岩崎「次の未来ちゃんのお客様、かなり不機嫌ぽいねん。フォローできる?ほら、あの方。」
と尋ねて来ながら、席を見るよう促した。
未来は見るなりハッと息を飲んだ。そこには、ヘルプともひと言も話さないで、確かに不機嫌そうな秀樹がいた。
未来「岩崎さん、あの人は未来がいる時はヘルプ付けないで欲しい。」2005-06-27 07:16:00 -
249:
未来
と、頼み、ヘルプを抜いてもらうと同時に席に着いた。
未来「来てくれると思ってへんかった!どう?今日美容院行って来てん!結構好評やねんで♪♪」
ヘアやメイクを嬉しそうに自慢して、秀樹の機嫌を伺おうとしてみた。
秀樹「前の方がいいー」
ムスッとしている。2005-06-27 07:21:00 -
250:
未来
未来「何怒ってんのよ?あ、ボトルどうすんの?安いのでいいから何か入れて」
秀樹「安くなくてもかまへんよ。お前ほかの席でシャンパンおろしまくってるらしいやん。今ヘルプでおった女が言ってたわ。すごいってさ。」
未来「おろしまくってるってほどじゃないよ…」 秀樹「ボトルはお前が決め。ドンペリはもう言ってあるし。」
未来「はあ?ドンペリ?」2005-06-27 07:25:00 -
251:
未来
ドンペリが運ばれてきた。
未来「秀樹なんで?来るのも嫌がってたやん。」
秀樹「頑張ってるんやったらたまには応援しよかな思ってな。でもよそでもシャンパンおろしてるんやったら俺がする必要なかったかもな〜」
未来は見直した。秀樹は付き合ってからというもの、店に来ても値切ろうとしたり、ケチだし、未来の顔が何度か潰されたこともあった。今日のオープン、来てもらって安いボトルだけ入れてもらえたらラッキーかな?と思っていただけに、ドンペリと、秀樹のとは思えない今の言葉に感激した。乾杯をし、店の女の子やママの仕事ぶりを二人で観察したり、世間話していた。その時、
秀樹「こないだのメールの男ってあのロン毛?」2005-06-27 07:37:00 -
252:
未来
突然、岩崎に目をやりながら聞いて来た。
未来「あ?あぁ…そうやけど?」
秀樹「ふぅん…」
と、ちょうど岩崎が近寄って来て、未来に席を立つよう指示した。秀樹が岩崎を睨み付けたように感じたが、「ごめん、ちょっと行くわ」とだけ言い残し、席を立った。ヘルプには沙也香がついてくれるようだ。
岩崎「やっぱあの人、機嫌悪くない?」2005-06-27 07:43:00 -
253:
未来
未来「普通ですよぉ?ドンペリもおろしてくれたじゃないですかあ」
岩崎「なんか睨まれてる気がすんねん。(苦笑」
未来「あっ、目が悪いからです!大丈夫!」
やっぱりかと思いつつ、目が悪いと嘘ついておいた。こないだの岩崎のメールをそんなに根に持っているのか。
岩崎「そうなんや。けど何か俺、粗相してたら教えてな?謝りに行くから」2005-06-27 07:49:00 -
254:
未来
粗相なんてあるわけない。ボーイに指示を出すのも、ホステスの付け回しも、ママに何か伝えるために席に入る時も、インカムで誰かに指示出している時も、全てスマートで格好いい。未来はお客の目を盗んでは、岩崎を目で追っていた。
その後も何人かお客が来てくれて、席を回りながら、仕事をこなしていった。2005-06-27 07:54:00 -
255:
?
???
2005-06-27 09:00:00 -
256:
のあ
☆しおり☆
2005-06-27 09:39:00 -
257:
るみ
おもろいです?しおり?
2005-06-27 12:41:00 -
258:
未来
?さん?のあさん?るみさん?ありがとうございます??
今から仕事行って来ます??明日朝はもしかしたら更新できないかもしれません?できるだけ書けるように頑張ります??2005-06-27 19:57:00 -
259:
未来
オープン初日、お店もそろそろ終盤にさしかかり、皆それぞれお客を送り出していた。
AM2:00 店に残っているのは美和ママのお客様数組と、秀樹。
未来「そろそろ帰らんとあかんのちゃうの?奥さんから電話ない?」
秀樹「うるさいの、余計な心配すんなや」
秀樹は酔っていた。何度か席を離れたが、戻って来るたび酔いが増していたのがわかっていたが… そのうち美和ママがやって来た。困り顔の未来を助けに来てくれたのだろう。しかし、2005-06-28 05:12:00 -
260:
未来
秀樹「ロン毛は?あのロン毛呼べ未来!」
未来と美和ママは顔を見合わせ、どうする?といった表情を交わしながらも美和ママが岩崎を呼んだ。
岩崎「失礼いたします」
と静かに席に着く岩崎。未来は申し訳ない気持ちでいっぱいだった。ほかのホステスもこっちを見ている。今やもう、絡み酒の下品な客に成り下がっている秀樹。一体何を言い出すやら未来はハラハラし通しだった。2005-06-28 05:17:00 -
261:
未来
秀樹「…お前、未来は俺の女やからの…手出したら承知せんぞコラ!…」
未来「ちょっと意味わかんない!何言ってんの?」 止めに入るも、酔った秀樹を誰にも止められない。さらに声を荒げ、
秀樹「俺はなぁ、ずっと見とったけどお前が未来を見る目!普通ちゃうやんけ!」
……そうなの?2005-06-28 05:22:00 -
262:
未来
岩崎「お客様…あの、」
と言いかけた岩崎の言葉を断ち切るかのように、美和ママ「深い愛ですね、羨ましいわ!」
と感嘆の声を漏らした。美和ママ「未来ちゃんはね、色々な女の子を見て来たあたしでさえ、強い何かを感じるんですよね。彼女に対してそこまでのヤキモチを焼くってことは、女を見る目あるってことでしょ!未来ちゃん幸せやね!こんな方がそばに居て!」
と秀樹を褒め、うっとり笑顔で秀樹を見据えた。2005-06-28 05:30:00 -
263:
未来
秀樹「…そういうことやな。」
と、美和ママの表情に対してなすすべも無い様子だ。 このママの笑顔の前では、これ以上の罵声を上げることはできないだろうと言った雰囲気。このタイミングで未来は、「帰ろ」と小声で秀樹を促し、チェックとなった。
おとなしくなった秀樹を見送り、胸をなでおろした未来は、岩崎と美和ママに謝ろう!と二人に近付いたが…何やらもう違う話をしているのが聞こえて来た。
岩崎「まだ居てますね店前…」
美和ママ「ほっとけば?明日もいたら一喝するわあたしが」2005-06-28 05:38:00 -
264:
未来
略
美和ママ「ほっとけば?明日もいたら一喝するわあたしが。」2005-06-28 05:39:00 -
265:
未来
少しいきり立った様子の二人に怖じ気づいて、一旦その場を離れトイレへ入った。
店前…?そういや謎の黒服達がいたなぁ…
トイレから出ると岩崎の姿が見えた。
未来「岩崎さん!」2005-06-28 05:43:00 -
266:
未来
振り向く岩崎に一気に謝った。
未来「すみませんでした。お客様が何かわけわかんないこと言って…」
すると、イタズラっぽい笑顔で
岩崎「わけわかんなくもないで?」
と言い残し、フロアへ戻って行った。2005-06-28 05:46:00 -
267:
未来
どういう意味??
しばらくその場で固まってしまっていた。2005-06-28 05:47:00 -
268:
未来
わけわかんなくもないで、てことは…どういうこと???
お客視点からの勘違いは仕方ないってこと???
それとも…2005-06-28 05:50:00 -
269:
未来
と、そこへすでに着替え終わって上がった沙也香が現れた。
沙也香「お疲れ様でしたぁ〜!未来ちゃんすっごいなあ!シャンパン何本あけたん?ビックリしたってまじで!沙也香なんか今日ぜーんぜんやったわぁ…お客さん、みんなママのことばっかりやねんもん…」
未来「あたしのお客さん、沙也香さんのこと可愛い言うてましたよ!今度またついてあげて下さいね♪」
沙也香「ほんまぁ♪ありがと!あのさぁ、最後のお客さん、あれ彼氏ぃ?」2005-06-28 05:55:00 -
270:
未来
未来「ち、ちゃいますよぉ!!!ただの酔っ払い!」 と、とっさに嘘をついた。
沙也香「そーなんや。そしたらあの人、だいぶ勘違いしてはるんちゃう…?」
未来「え?」
秀樹は沙也香に結構喋っていた。未来の性格や好み、未来について知っていることをベラベラ得意気に話していたらしい。本人に怒らなければ…
沙也香「ま、ええやん。そんだけのめり込んでんねんから!でもちょっと怖かったある意味。ストーカーされんように気つけや!んじゃバイバーイ」2005-06-28 06:02:00 -
271:
未来
未来「お疲れ様でした…」
秀樹、やっぱりおかしい。何かあったのかな…
そうしているうちにオールゲストアウトしていた。2005-06-28 06:05:00 -
272:
未来
ママにも謝らなきゃ!
美和ママがお客様の送り出しを終えて戻って来た所へ駆け寄った。
未来「すみませんでした!!」
と深く頭を下げる未来。2005-06-28 06:10:00 -
273:
名無しさん
まゆのしおり
2005-06-28 06:11:00 -
274:
未来
美和ママ「あはは!構わへんよ?あれ彼氏やね?」
未来「…はい…来るとは思ってなくて…」
美和ママ「不安にさせすぎなんじゃない?彼、そんな顔してたよずっと。でも岩崎につっかかるのはウケた!笑、なあ岩崎?」
岩崎「(苦笑)」2005-06-28 06:13:00 -
275:
未来
そんな感じで和やかに初日は終わり、未来の売上はホステスの中で一番だったと告げられ、大満足だった。ただ、岩崎のあの発言だけは、気になって仕方なかったが…。
ほんとどういう意味なんやろう?
2005-06-28 06:17:00 -
276:
未来
次の日は昼の仕事があるし、今日はかなり飲んでチャンポンしたので、その後は早々に帰った。夜はまたREASONだ。また岩崎に会える。不純な動機を若干はらんで仕事をするのは、真面目な未来にとっては不思議な感覚だったが、抑えようの無い気持ちがフツフツと沸いてくることの方が幼い頃の恋のように心地良かった。
この先の複雑に絡み合う人間関係など、予想だにせずに…。2005-06-28 06:27:00 -
277:
未来
次の日、昼が終わってから夕方急いで美容院へ行き、同伴の余裕もなかった未来は8時ギリギリに店に着き、ロッカーで少し休憩していた。 すると、「おはようございまーす」と、聞き覚えのある可愛らしい声。昨日伊藤さんの席にヘルプで着いてくれた美雪だった。ボーイが呼びに来るまでの少しの間、話していた。沙也香とはまた違う、角の全くない可愛らしさで話しやすいのと、美雪もまた、昼は仕事を持っているということで二人は意気投合。美雪はほとんど水商売経験が無いと言うが、すぐに人気が出るだろうと予想できた。本当に無邪気で、 「未来さんのドレス、どこで買ったんですか?!」「CHANELのアクセはお客様からの頂きものですか?」「化粧品どこのですか?」などなど多々質問してくる。はたまた、「昨日ね、未来さんが一番目立ってましたよ!」と上げられ、照れくさくて仕方なかったが、その時から美雪は未来の妹的存在となった。
フロアに出ると、沙也香の同伴客らしい人がシャンパンを各種おろし、えらい羽振りを見せつけていた。隣で沙也香もご満悦。今日の沙也香はヘアーもドレスもかなりゴージャスで気合いのほどが伺える。あのお客は相当ビップ2005-06-28 07:07:00 -
278:
削除削除されますた
あぼ~ん -
279:
のあ
しおり
2005-06-28 10:02:00 -
280:
名無しさん
まゆのしおり
2005-06-28 16:50:00 -
281:
るみ
しおり
2005-06-28 17:22:00 -
282:
未来
ちょっとの間、忙しい日が続くので更新できないかと思います?ごめんなさい?
2005-06-29 21:23:00 -
283:
ぁりさ
★しぉりぃ☆
2005-06-29 21:36:00 -
284:
名無しさん
ぁげぇ〜☆★
2005-07-01 00:16:00 -
285:
☆
早く寝ようと思ってたのに読み混んでしまってました。すごく読みやすいし、鮮明に場が想像できます。楽しみにしてます
2005-07-01 01:41:00 -
286:
ゅか
しぉりぃ??
2005-07-01 01:51:00 -
287:
未来
のあさん?まゆさん?るみさん?ありささん?名無しさん?☆さん?ゆかさん?しおりありがとぅございます???
給料明けとボーナス時期の為、お店が忙しいので更新が遅れます??申し訳ないです。
2005-07-01 04:14:00 -
288:
未来
未来「失礼します」
席に着くなり、沙也香にシャンパンを注がれた。 沙也香「松崎さぁん、あのね、未来ちゃんめちゃお酒強いねん!!昨日ドンペリたくさんおろしてすごかったんやで!!というわけでかんぱぁーい!!」 沙也香のお客、松崎と沙也香と未来で乾杯し、その後も次から次へと沙也香は未来のグラスをシャンパンで満たす。未来は昨日もかなりの量を飲んでいるし、あまり寝ておらず、体調は万全では無かったが、そんな甘いことを言える空気では無い。沙也香は年上だしたてなければ…と必死でほとんどのシャンパンを未来が空けた。2005-07-01 04:25:00 -
289:
未来
2時間ほど経って、未来のお客が来店し、やっと松崎の席を離れることができたが立った瞬間にぐらついてしまった。未来は酔いながらも、沙也香がニンマリと未来を見て笑った気がした。これは確実に故意に飲ませたのだと未来は気がついた。 自分の売上にもならない酒でくたばってはいられない!と思いながらも体と頭は自由が効かなくなっていた。
お客の席へ行く前に、岩崎に断りをいれ、トイレへ向かう。
岩崎「未来ちゃん…ごめんな。あんなに飲んでくれて…」
未来「いや…いいです…ウッ…」2005-07-01 04:32:00 -
290:
未来
吐き気をもよおし、トイレに駆け込み、大量に吐いた。
−そういや今日たいして何も食べてないや−
フラフラしながらも席へ着いた。今日の最初の未来のお客、原さん。結構気難しく、扱いづらい。未来「いらっしゃいませ!!わざわざ来てくれてありがとぅ〜☆」
原「おぅ!元気そやな!…つーかお前もう酒臭いやないか…」
原の顔が一瞬曇った。酔っ払いが大嫌いなのだ。2005-07-01 04:38:00 -
291:
未来
−最悪…こんな時に−
だが未来は何を話しても、もうすでに酔っ払い口調になっていた。
原は祝いだと言って一応はシャンパンもおろしてくれたが、わずか1時間程度で帰ってしまった。まともな接客ができなかった未来は情けない気持ちで一杯になり、一気に気分が落ちてしまった。沙也香の席に目をやり、楽しそうにしているのを見たら腹だたしくて仕方ない。
そんな時、ママに直接席に呼ばれる。2005-07-01 04:43:00 -
292:
未来
今日ママと口をきくのは初めてだ。
未来「おはようございます。」
美和ママ「おはようございますじゃなくて、席に着く時は失礼しますでしょ!笑 先生、この子もう飲まされちゃってね、だいぶ酔ってるの。ここで休憩させてあげて下さいな。」
ママがそう告げた相手は某病院の院長先生だそうだが、堅苦しくなく、顔も印象も福の神みたいに優しい。未来はしばらく烏龍茶で休ませてもらえた。2005-07-01 04:48:00 -
293:
未来
それにしても、ママは本当によく見ている。広いフロアをあちらこちらへ席を移り、忙しいはずなのに未来が相当飲んでいることにちゃんと気がついてくれている。ママの動きを盗み見てみると、ほかのホステスに対してもそうだった。顔の赤くなっているホステスのグラスには水割りにするふりをして、お客の目を盗んで割ものだけをついでいたり、代わりに飲んであげたりしているようだ。
米原「未来ちゃん、美和に好かれてるな。」
突然言われて驚いた。
米原「僕と美和はもう5年ほどになるんやけど、美和は自分の気に入った子しか僕の席にはつかさへん。」2005-07-01 05:05:00 -
294:
未来
未来「そうなんですか?すごい嬉しい…」
米原「例えばあんな子は僕の席にはつかさへんねん。」
と、沙也香の席に目をやりながら未来に説明する。
米原「クラブは自分の売上が大事やけどな、その為に人を犠牲にしすぎる奴を美和は嫌う。トラブルの元やからな。」
未来はウン、ウン、と静かに聞いていた。2005-07-01 05:09:00 -
295:
未来
ちょっと更新しておきました。???
2005-07-01 05:10:00 -
296:
名無しさん
まゆのしおり
2005-07-01 06:09:00 -
297:
♪
頑張って
2005-07-01 07:48:00 -
298:
?
???
2005-07-01 08:37:00 -
299:
のあ
ぁ〜めた?ぉもろいっ☆☆更新まってます☆
2005-07-01 09:53:00 -
300:
彩織
読み応え・臨場感があるので見ててたのしいです♪お仕事大変だと思いますけど、主さんのペースでかいてくださいね♪また、きます♪
2005-07-02 07:05:00