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━手紙━
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1:
こう ◆SxKiod.xdI
大好きな君に手紙を書こう。
大好きな君に届きますようにと思いを込めて
大好きな君に伝えたいことがたくさんあるんだ
大好きな君にほんとは会って話したい2006-02-17 23:50:00 -
31:
こう ◆IDid/knpO6
「改めまして、こうゆう者です」
スーツの男が僕とユキに先程の小さな紙を差し出した
名前の横に主任と書かれた名刺。ユキに渡したことで顔見知りでは無いとわかった
何人か幹部が来ていくらか質問をされ僕はとりあえず簡単に答えた2006-02-25 23:38:00 -
32:
こう ◆IDid/knpO6
ある幹部が言った
「女、酒、金を好きになれ」
僕とユキは店を出た
いきなり初対面の色んな人と関わり色んな言葉を投げ付けられて僕は壁を張るのに疲れ果てていた
その日、家に帰ると眠剤を適当に口に放り込み眠りに就いた2006-02-25 23:41:00 -
33:
こう ◆IDid/knpO6
僕は必死に君の名前を呼ぶ
そして君に手を伸ばす
叫びも救いを求める手も届くことなく虚しくただ暗やみに独り落ちていく2006-02-27 01:25:00 -
34:
こう ◆IDid/knpO6
はっと目が覚めると心拍数があがり過呼吸になりそうだった
呼吸を落ち着かせ、枕元に置いてあったポカリを口に含んだ
汗を大量にかき乾ききった喉を冷たい水分が潤した
たばこに火を点けて携帯を開くと時刻は昼を回っていた
ユキから着信があったのでかけ直した2006-02-27 01:28:00 -
35:
こう ◆IDid/knpO6
ープルルッー
「もぉしぃ〜♪」
やたらでかい声が耳に響いてきた
『おはよ。今起きた。』
寝起きの少し枯れた声で僕が言うとユキは少しクスクスッと笑いながら2006-02-27 01:31:00 -
36:
こう ◆IDid/knpO6
「おぉはよっ♪ねえねえコウさぁ、昨日行った店で働いてみない?」
『なんで?』
「ユキさぁ、あのホスクラよく行くんだよね。でね、代表がコウを気に入ってくれたみたいで、働いてみないかって♪」
『ホストやろ?人見知りするし初対面の人とうまく話されへんねんで?無理やわ』
「えぇ〜?!だって、コウ今何もしてないじゃん?働くとこあるの?コウは弟みたいなキャラで売れば?童顔だし背も低いし華奢だし可愛いしさっ♪」2006-02-27 01:36:00 -
37:
こう ◆IDid/knpO6
確かに今の僕には学校を辞めて働く当てが無いし、引きこもり気味な僕がまともに採用されるはずが無い。
しかし、紹介とはいえホスとクラブ…周りの目が気になるし、そして何より僕は人が苦手で接客業には向いていない。
酒はまあ、飲めなくもない。金に欲は無い。女も一人を…ユキさえ居ればいい。
僕はしばらく考えさせて欲しいと伝え、電話を切った2006-02-27 01:43:00 -
38:
こう ◆IDid/knpO6
ホストクラブ…我が欲、金の為に女を平気で騙し泣かせる汚い世界
無知の僕にはとても印象の悪い関わりたくもない世界
僕は女を騙すなんて、泣かせるなんて出来ない…僕に合うわけがない。
そうわかっている。
でも君が望むなら…2006-02-27 01:46:00 -
39:
こう ◆IDid/knpO6
僕は先日もらった名刺の携帯番号にかけることにした。
ープルルッ♪ー
「もしもし?」低い威圧感のある声。
『あの…えっと…』
僕は緊張して、どもってしまった2006-02-27 01:55:00 -
40:
こう ◆IDid/knpO6
店に入ると先日とは違い開店準備中でわずかな人数が掃除をしていた。照明も明るく賑わいもなく静かだった
席に通され座ると代表は不在らしく店長が来て簡単に説明を受けながら一枚の用紙に記入をしていく。
「言っておくが甘くないぞ。今日からだな」
店長の一言により僕は即日から始めることになった2006-02-27 02:08:00