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━手紙━

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  • 1:

    こう ◆SxKiod.xdI

    大好きな君に手紙を書こう。
    大好きな君に届きますようにと思いを込めて
    大好きな君に伝えたいことがたくさんあるんだ
    大好きな君にほんとは会って話したい

    2006-02-17 23:50:00
  • 2:

    こう ◆SxKiod.xdI

    僕は秋が大嫌いだった。
    大切なものを失ってヒドク落ち込んだ季節だったから。
    日付を見ると落ち込んでしまう。
    僕は9月が大嫌い

    2006-02-17 23:57:00
  • 3:

    こう ◆SxKiod.xdI

    9月3日と9月13日に僕は毎年自分を責めた。
    僕さえ居なければ…文化祭目前にしたあの日も僕は教室の椅子に座り窓から生徒の騒ぎ声が響く外を眺めていた。

    2006-02-18 00:01:00
  • 4:

    こう ◆SxKiod.xdI

    僕『だるい…』
    君「やっぱりそう思う?」
    君は僕の前に座り僕の方に体を向けて僕の顔を覗き込んだ。そしてニッコリ笑う。
    君「あたしもそう思う」

    2006-02-18 00:04:00
  • 5:

    こう ◆SxKiod.xdI

    僕『誰?』
    僕は失礼なことだけどキョトンとして聞いた。だって僕はまだ君を知らなかったから。
    君「あはは!話したことないもんねぇ。○○○やで。付け足すと同じクラス。」
    僕『同じクラスだった?!ごめん!』
    僕は直ぐ様謝った。

    2006-02-18 00:09:00
  • 6:

    こう ◆SxKiod.xdI

    僕は人に嫌われるのを極端に避けた。一度受けた痛みのお陰で受け身になっていたんだ。
    君「いいよぉ!これから覚えてね?改めまして、○○○ ユキです。ユキって呼んで!いつも一人で居るやんな?気になっててん。そしたら“だるい”って聞こえてきたからさっ」
    僕『コウやで。一人が落ち着くから…行事って好きじゃない。』
    君「わかる!!」
    君はいきなり立ち上がり僕を指差して言ったかと思うと僕の手を引っ張り教室から出た。

    2006-02-18 00:17:00
  • 7:

    こう ◆SxKiod.xdI

    いきなりのことでわけがわからない僕と嬉しそうに手を引く君。
    僕『ちょっ!?どこ行くん??』
    君「秘密。どうせ文化祭に参加しないんだし準備もバックレたらいいやん♪」
    強引にぐいぐい廊下を進み、階段を下り、また進む。
    人気のない学食裏。君はそこに置かれたベンチに腰掛けた

    2006-02-18 00:21:00
  • 8:

    こう ◆SxKiod.xdI

    君「ここが一番落ち着くんだよねえ」 ぐぐっと背伸びして一息着いた君は僕を見た。
    僕『こんな場所あったんや』 普段周りを見ない、外に出ない僕は秘密基地を見つけた気持ちになった

    2006-02-18 00:25:00
  • 9:

    こう ◆SxKiod.xdI

    色々話をして、終鈴も鳴りHRの時間。僕らは同じ教室に向かいなが連絡先を交換した。
    君「返事帰してよ?」
    僕『来たメールは返すよ。でもしばらく連絡取ってない人は消しちゃうクセみたいなんがあるから』
    君「消すの?!絶対嫌やし!毎日送るからね!」
    そうして二人はそれぞれの席に着いた

    2006-02-18 00:30:00
  • 10:

    こう ◆SxKiod.xdI

    不登校気味の僕は、暗く未来に光なんてない世界に嫌気がさしていた。
    何がしたいかもわからない、時に自分が誰かさえもわからない。ベットの上が一番現実逃避しやすかった
    ユキから毎日メールが来た。たわいもない話し、相談とかで学校についてはなにも言わなかった。
    君らしい優しさだったと思うんだよね

    2006-02-18 00:42:00
  • 11:

    こう ◆SxKiod.xdI

    君からのメールを毎日楽しみにしてたよ。
    無機質な画面は冷たいのに、そこに並ぶ女の子らしい絵文字や優しさがにじみ出た文章。
    僕までも楽しくなって、僕は君に会いたくて学校に行きました

    2006-02-18 00:45:00
  • 12:

    こう ◆SxKiod.xdI

    遅刻しながらも毎日行った。君は毎日僕の近くに来ては「おはようっ」と言う
    そんな日課がたまらなく幸せだった
    大切なものを失っても、次に気付いたのは友達の大切さ。かけがえのない存在。

    2006-02-18 01:18:00
  • 13:

    こう ◆SxKiod.xdI

    欠席した日はいつも電話をくれたよね。
    その日にあったこととか、たくさん話してくれてまるで君と同じ空間に居たような気分になってたよ

    2006-02-18 10:14:00
  • 14:

    こう ◆SxKiod.xdI

    でも、僕は耐えきれなかった
    時間や規則に縛られ、一つの場所に詰め込まれることに耐えきれなかったんだ
    甘えていた。ただの我儘だった。
    外の世界に出たら…
    自由だと思っていた

    2006-02-18 10:21:00
  • 15:

    ちLl

    読ンでます★頑張ってくださLlね(●^Д^)ノ"

    2006-02-19 21:26:00
  • 16:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 17:

    こう ◆IDid/knpO6

    こちらで書き始めます?

    2006-02-23 00:32:00
  • 18:

    こう ◆IDid/knpO6

    後に母から聞かされた
    “コウは思春期の一貫性のものであり必ず立ち直ります。だから親御さんも長い目で応援してあげてください”
    と担任が言ったらしい
    20歳を目前にその言葉通りになった
    リスカもODも昔よりは落ち着きを出した

    2006-02-23 00:40:00
  • 19:

    こう ◆IDid/knpO6

    コウは頑張れる子だ
    みんなコウが好きだ
    登校した時の“おはようございます”が聞けないのは嫌だ

    うんざりするぐらい教師を造る教科書通りの言葉が並べられた

    2006-02-23 00:42:00
  • 20:

    こう ◆IDid/knpO6

    僕の父親譲りの頑固な頭は考えを変えなかった
    どんな言葉をかけられても、聞く耳を持たなかった
    みんなが声を揃えて問うこと、それは
    “退学して何をするんだ?”

    2006-02-23 00:44:00
  • 21:

    こう ◆IDid/knpO6

    こんな僕にも昔は夢があった
    【ウエイトトレーナーになりたい】
    精神薬を飲み始めヘロヘロになりながらもバスケ・ハンド・長距離をしながらウエイトトレーニングと、スポーツだけはやった
    しかし、専門学生になってまだ学生を続ける自信は無かった

    2006-02-23 00:45:00
  • 22:

    こう ◆IDid/knpO6

    僕の口から出たのは
    “夜の仕事をします”だった
    もちろん、周りは全員が止めた。
    僕は引きこもりで、そんな僕がいきなり夜に飛び込むのは不可能だと…

    2006-02-23 00:47:00
  • 23:

    こう ◆IDid/knpO6

    僕が夜に憧れたキッカケ、それは昔から門限が厳しく、外泊は禁止。
    トモダチは少ないので苦痛ではなかったが夜遊びをしない僕はユキと知り合って初めて夜遊びをした
    その時、初めての夜の梅田で初めてのスカウトにあった

    2006-02-23 00:50:00
  • 24:

    こう ◆IDid/knpO6

    初めてユキと遊んだのは12月。
    クリスマス前で世間は賑わっていた
    「クリスマスなんて言葉、あたしの中には無いわあ」
    そう言って変わらず笑うユキの隣で僕は緊張していた
    HEP前はたくさんの人で溢れかえっていて、人の多さと緊張で気を抜くと叫びだしてしまいそうな息苦しさだった

    2006-02-25 23:02:00
  • 25:

    こう ◆IDid/knpO6

    僕の異変に気付いたのか、自然にか、ユキは僕の手を取り、しっかり握った
    あたたかい温もりが、優しさが、毛細血管を伝って鼓動に乗り伝わってくる

    すごく…すごくすごく安心した

    2006-02-25 23:05:00
  • 26:

    こう ◆IDid/knpO6

    ねえ、あの時、ふいに僕の手を握った君は何も感じなかったかもしれないね
    けど僕は君の体温に癒されてた…君の存在が僕の中にすっぽり埋まり込んでいた
    雑踏なんて気にならない程、君の温もりが僕を包んで…幸せだったんだ
    ねえ、あの幸せな時間がなければ君は今も変わらぬ笑顔を僕に向けていてくれたのかな?
    それとも、遅くてもいつかこうなってしまう運命だったのか?

    2006-02-25 23:11:00
  • 27:

    こう ◆IDid/knpO6

    もしも神様が存在するなら、本当に存在するなら…
    そして神様が運命を決断するとゆうのなら…
    僕はその神様と呼ばれるものを恨むよ

    いや、むしろ目に見えない【何か】に責任転換していないと僕は納得にもっていけなかったんだ

    2006-02-25 23:15:00
  • 28:

    こう ◆IDid/knpO6

    ユキと東通りを歩き、新御堂筋の交差点で信号待ちをしていた時だった
    「ちょっとすいません♪」
    髪を立て後ろ髪の長い金髪のスーツ着た男が声をかけてきた
    僕は初対面の人を警戒してしまいうまく話せない。
    ユキが何やら話し始めたのを僕は眺めていた

    2006-02-25 23:19:00
  • 29:

    こう ◆IDid/knpO6

    しばらくてユキが戻ってきた
    一枚の小さな紙を僕に渡すと初めて会った時のように僕の腕を引っ張りどこかに向かった
    渡された紙を見る暇もなく、僕は梅田にあるビルに連れて行かれた
    エレベーターに乗り込み着いた先は小さな店で入り口にはさっきのスーツの男が立っていた

    2006-02-25 23:24:00
  • 30:

    こう ◆IDid/knpO6

    (ユキの知り合いなのか?)状況を把握しきれない僕を尻目にユキは中に入って行った
    「どうぞ?」スーツの男がにっこり笑うと僕を中に案内した
    店内は薄暗く、爆音が鳴り響いて、とある席ではカラオケをしていた
    ユキは端の方にある席に案内され腰をおろした
    僕も一緒に席についた

    2006-02-25 23:35:00
  • 31:

    こう ◆IDid/knpO6

    「改めまして、こうゆう者です」
    スーツの男が僕とユキに先程の小さな紙を差し出した
    名前の横に主任と書かれた名刺。ユキに渡したことで顔見知りでは無いとわかった
    何人か幹部が来ていくらか質問をされ僕はとりあえず簡単に答えた

    2006-02-25 23:38:00
  • 32:

    こう ◆IDid/knpO6

    ある幹部が言った
    「女、酒、金を好きになれ」
    僕とユキは店を出た
    いきなり初対面の色んな人と関わり色んな言葉を投げ付けられて僕は壁を張るのに疲れ果てていた
    その日、家に帰ると眠剤を適当に口に放り込み眠りに就いた

    2006-02-25 23:41:00
  • 33:

    こう ◆IDid/knpO6

    僕は必死に君の名前を呼ぶ
    そして君に手を伸ばす
    叫びも救いを求める手も届くことなく虚しくただ暗やみに独り落ちていく

    2006-02-27 01:25:00
  • 34:

    こう ◆IDid/knpO6

    はっと目が覚めると心拍数があがり過呼吸になりそうだった
    呼吸を落ち着かせ、枕元に置いてあったポカリを口に含んだ
    汗を大量にかき乾ききった喉を冷たい水分が潤した
    たばこに火を点けて携帯を開くと時刻は昼を回っていた
    ユキから着信があったのでかけ直した

    2006-02-27 01:28:00
  • 35:

    こう ◆IDid/knpO6

    ープルルッー
    「もぉしぃ〜♪」
    やたらでかい声が耳に響いてきた
    『おはよ。今起きた。』
    寝起きの少し枯れた声で僕が言うとユキは少しクスクスッと笑いながら

    2006-02-27 01:31:00
  • 36:

    こう ◆IDid/knpO6

    「おぉはよっ♪ねえねえコウさぁ、昨日行った店で働いてみない?」
    『なんで?』
    「ユキさぁ、あのホスクラよく行くんだよね。でね、代表がコウを気に入ってくれたみたいで、働いてみないかって♪」
    『ホストやろ?人見知りするし初対面の人とうまく話されへんねんで?無理やわ』
    「えぇ〜?!だって、コウ今何もしてないじゃん?働くとこあるの?コウは弟みたいなキャラで売れば?童顔だし背も低いし華奢だし可愛いしさっ♪」

    2006-02-27 01:36:00
  • 37:

    こう ◆IDid/knpO6

    確かに今の僕には学校を辞めて働く当てが無いし、引きこもり気味な僕がまともに採用されるはずが無い。
    しかし、紹介とはいえホスとクラブ…周りの目が気になるし、そして何より僕は人が苦手で接客業には向いていない。
    酒はまあ、飲めなくもない。金に欲は無い。女も一人を…ユキさえ居ればいい。
    僕はしばらく考えさせて欲しいと伝え、電話を切った

    2006-02-27 01:43:00
  • 38:

    こう ◆IDid/knpO6

    ホストクラブ…我が欲、金の為に女を平気で騙し泣かせる汚い世界
    無知の僕にはとても印象の悪い関わりたくもない世界
    僕は女を騙すなんて、泣かせるなんて出来ない…僕に合うわけがない。
    そうわかっている。
    でも君が望むなら…

    2006-02-27 01:46:00
  • 39:

    こう ◆IDid/knpO6

    僕は先日もらった名刺の携帯番号にかけることにした。
    ープルルッ♪ー
    「もしもし?」低い威圧感のある声。
    『あの…えっと…』
    僕は緊張して、どもってしまった

    2006-02-27 01:55:00
  • 40:

    こう ◆IDid/knpO6

    店に入ると先日とは違い開店準備中でわずかな人数が掃除をしていた。照明も明るく賑わいもなく静かだった
    席に通され座ると代表は不在らしく店長が来て簡単に説明を受けながら一枚の用紙に記入をしていく。
    「言っておくが甘くないぞ。今日からだな」
    店長の一言により僕は即日から始めることになった

    2006-02-27 02:08:00
  • 41:

    こう ◆IDid/knpO6

    スーツが無かったので貸しスーツに着替え、先輩に連れ出された先はHEP前。
    先輩ホストに名前を何にするかと聞かれ、ユキのハンドルネームである【純】と決めた
    この瞬間から僕はコウではなく純になった

    2006-02-27 02:12:00
  • 42:

    こう ◆IDid/knpO6

    HEP前は終電前で人が行き交っていた
    まさか即日からと思ってなかった僕はその日、頓服の薬を持っていなかったので人込みにやられていた
    呼吸が苦しい、目が回り、汗がにじみ、頭が白くなってくる…

    2006-02-27 02:14:00
  • 43:

    こう ◆IDid/knpO6

    先輩ホストが
    「キャッチして客つかめよ。ほらっあの女っ」
    とアゴで指した先には白いロングコートにシャネルのカバンにスカートは短くて歩くたびにコートからちらちらと見え胸元が空きネックレスが光る
    ミュールをカツカツいわせる度にぐるぐるに巻かれた髪は揺られている

    2006-02-27 02:57:00
  • 44:

    こう ◆IDid/knpO6

    【いかにもお水】
    って感じの外見で僕はあまり好きではない
    外見で人を判断するのは失礼な話だけど、人見知りの激しい僕には派手なタイプは近寄りがたい

    2006-02-27 02:58:00
  • 45:

    こう ◆IDid/knpO6

    しかし、仕事となると仕方がない。
    僕はとりあえず声をかけるために近寄った
    『すいませぇん』
    雑踏の中に、か細く消えそうな声…。
    女は僕をちらっと見るとカツカツと去って行く

    2006-02-27 03:01:00
  • 46:

    名無しさん

    2006-02-27 03:07:00
  • 47:

    名無しさん

    楽しみ☆

    2006-02-27 05:53:00
  • 48:

    名無しさん

    書いてくださぁい

    2006-03-01 03:10:00
  • 49:

    こう ◆IDid/knpO6

    それから何人にも声をかけて、わずかだか番号も交換出来た
    しかしその日キャッチがあがることはなかった…
    早朝、凍えながら店に戻り代表の席に呼ばれヘルプでついた

    2006-03-02 05:35:00
  • 50:

    こう ◆IDid/knpO6

    ミユキさん、22歳。代表の色彼さんと事前に聞いていた。
    新人を真っ先につけ教育させて更に彼女と思わせる。特に僕は代表に気に入られていたのでミユキさんは僕がついてご機嫌だった

    2006-03-02 05:37:00
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