-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
〜奏〜
-
1:
麗
――“とぉせ”がいる場所ならどこでも分かるょ
だっていつもぁたしに聞こえる様に音を奏でてくれるから――2005-07-23 04:58:00 -
413:
麗 ◆ySQsCb6HNw
家に行ってみてもいない。合鍵で開けてみても、何も分からなかった。
――あたし…とぉせのふる さとに行くんだよね‥
募る不安を止める事ゎできなかった。 ハルと過ごしても。2005-08-30 14:06:00 -
414:
麗 ◆ySQsCb6HNw
一緒にいるとあんなに幸せを感じるのに、離れていると不安で不安で仕方ない。
旭の冷めた心を暖めてくれたとぉせなのに。
2005-08-30 14:10:00 -
415:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「旭ぃ〜ッ☆雪だるま作ろぉやぁッ♪♪」 白い雪に埋もれたハル。 「冷たいけど気持ちぃッ」旭ゎ離れた場所から眺めていた。
なぜかハルに会うのゎこれが最後だと思った――
2005-08-30 14:14:00 -
416:
麗 ◆ySQsCb6HNw
旭ゎリビングにいた。 今まで過ごしてきた家。
なぜだかとても懐かしい。 「また雪ねぇ。」母と深雪の声。 奏太との思い出の家――
2005-08-30 14:18:00 -
417:
麗 ◆ySQsCb6HNw
――午前一時。 旭ゎ窓から星を見ていた。オリオン座。
ハルが言っていた、自分を守ってくれる星。 旭が今まで心を開いてきた数少ない人達の顔が浮かんできた。
仙波…ハル…透馬‥マリアそして、母、深雪‥…奏太。自分が今まで生きてきた意味なんて考えた事もなかった旭だけれど、とぉせの存在がその意味な気がした。2005-08-30 14:38:00 -
418:
麗 ◆ySQsCb6HNw
星を眺めていろんな事を考えていると、旭の携帯が鳴った。 ――とぉせだ。教えていたものの、一度もかかってきた事ゎなかった
胸がざゎつくのを感じながら、携帯を手にした。2005-08-30 14:44:00 -
419:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「…旭…‥?」
―とぉせ…とぉせだ…――「今から行くよ…?」 ずっと会っていなかったとぉせの声。 『…‥えッ?』
「…僕の生まれた国に。」とぉせが笑顔なのが分かった。そしてまた、旭も笑顔になった。2005-08-30 14:50:00 -
420:
麗 ◆ySQsCb6HNw
「あのモミの木通リで待ってるからね。」
旭ゎ急いで用意をした。 とにかく急すぎるとぉせの言葉に、何をすれば分からないほどだった。
だが、気持ちゎ覚悟できていた。
迷いもない…さっき星を見ながら感じた事ゎきっとこの事を分かっていたからだと旭ゎ考えた。2005-08-30 14:55:00 -
421:
麗 ◆ySQsCb6HNw
――午前二時―― その時ゎ来た。
旭がずっと心待ちにしていた時が。 静かに玄関のドアを閉めながら、複雑な思いで旭ゎ呟いた。
『今まであリがと。』 建前なのか、心から母と深雪に対してそう思ったのか…‥ただ奏太への思いゎ確かだった。2005-08-30 15:02:00 -
422:
麗 ◆ySQsCb6HNw
月星たちがキラキラ眩しく照らす空から雪が舞い落ちている。
雪が頬に落ち溶けていく中、旭ゎモミの木が連なる通リを小走リ急いだ。
もぉ会えない事を知リながら、ハルの事を思った。
――大丈夫…これからずっととぉせと一緒だから――2005-08-30 15:09:00