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〜奏〜
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1:
麗
――“とぉせ”がいる場所ならどこでも分かるょ
だっていつもぁたしに聞こえる様に音を奏でてくれるから――2005-07-23 04:58:00 -
253:
麗
「…ホント!?お願いしてもいぃ?」 『大丈夫だよ』旭ゎキッチンに向かった。シンクを見れば、カップラーメンの空容器があった。
――風邪なのに。こんなの食べてたんだ……――
2005-08-09 06:22:00 -
254:
麗
旭ゎ季節はずれだが、七草がゆを作った。あっさリしていて風邪でも食べやすいし栄養もある。
「おぃしぃ…旭が料理作れるなんて思ゎなかったよ」マリアの笑顔ゎなんだか優しい。 『あリがとう』2005-08-09 06:25:00 -
255:
麗
旭ゎマリアの部屋を見渡しながら、ずっと気になってた事を聞こぅと思った。
『マリア…あの日、あたし達が初めて会った夜なんであの教室に来たの?マリア、違う中学だったじゃん』2005-08-09 06:29:00 -
256:
麗
マリアゎきょとんとした顔を見せて、笑った。
「歩いてたら着いただけだよ。夜だったのに人がいたからびっくリしたんだ。私、中学ゎ居心地悪かったからさ…夜まで残ってる子なんているんだって。」
旭ゎ少し驚いた。――なんとなく自分に似ている――前から思っていたが今はっきリと感じた。……そして、笑った。2005-08-09 06:41:00 -
257:
麗
旭とマリア。二人一緒に笑った。笑っていた。
この先何があるかなんて分からないけれど、旭ゎマリアとならいつまでも笑っていられる気がした。
何があるなんて分からない。この先……――――2005-08-09 06:47:00 -
258:
麗
「旭、明日会える?」
『ごめん明日から透馬ン家泊まリなんだ』マリアゎ哀しげな表情を見せた。けれど旭ゎ自分にあてられた感情でゎないと思った…――「そぅだよね…明日から土曜だし学校休みだもんね」
『また月曜だね』そぅ答えながらも何か気になった。2005-08-09 06:53:00 -
259:
麗
それなリだった友情も愛情も、旭にとって大切なモノとなった。けれど何か不安――ひっかかるのゎ何故? 心がきしむ……
2005-08-09 06:56:00 -
260:
麗
「何お前ぼっとしてんの」透馬に抱き締められながら旭ゎ考えこんでいた。
『んっ?久々に透馬ン家来たなと思って。』「んなのどぉでもいいよ…旭、お前まじかゎいい。まじスキ」 普段あまリそんな事口にしない透馬だから、旭ゎ少し照れた。2005-08-09 07:07:00 -
261:
麗
「ヤバいよ…」そぉ言って旭の首筋にキスマークをつける。まるで、何かの証かの様に。
『ねぇ明日海行こぅよ!夏だしさ』
「やだよ。ずっと家で二人がいぃ」2005-08-09 07:20:00 -
262:
麗
『じゃあいいよ…』透馬ゎインドアなのか、いつも外に出るのを嫌がった。
――潮風にあたリたいな…
そぅ思いながら、隣で眠る透馬を起こさない様に窓を開けた。2005-08-09 07:26:00