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〜奏〜
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1:
麗
――“とぉせ”がいる場所ならどこでも分かるょ
だっていつもぁたしに聞こえる様に音を奏でてくれるから――2005-07-23 04:58:00 -
171:
麗
旭ゎそんな事考えなかったし分からなかった。今がずっと続くと思っていた…―どれだけ時が過ぎよぅと…
時が過ぎるのゎ早ぃ。旭ゎそれを仙波といる事によって知った。
気が付けば一年前の今日と同じ日を過ごしている。何も変ゎっていない様で変ゎリゆく。
自分達の知らぬ間に。2005-07-31 04:28:00 -
172:
麗
『☆ご飯だょ』いつもの様にゲージを開ける。 『…………?』いつもなら、可愛らしい顔を覗かせる☆が動かない。旭ゎ嫌な予感がした。何か、お兄ちゃんがいなくなる時の様な……― 『…☆!!』――冷たい。
『いやっ…!ほしぃッ!』
旭ゎ冷たい☆を手のひらに乗せ、家を飛び出した。2005-07-31 04:45:00 -
173:
麗
旭ゎ無我夢中で走った。 ―嫌だょ…あたし…―
気が動転したまま、仙波の家へ駆け込んだ。
「旭!お前来るなら…」
『せんせぇッ…!ほしが…ほしが動かないょ…冷たいょぉ…ッ』旭の小さな手に乗せられた小さな命。仙波ゎ何も言えなかった。いくら大人びた旭と言えど、まだ15歳の女の子だった事を今更ながら痛感した――。2005-07-31 04:54:00 -
174:
麗
旭の元へ☆がやってきて後二週間で一年だった…――
『短いんだね…』
「…小さいからな」
『…やだょ…あたしこんな思いしたくなぃょぉ…』仙波ゎかける言葉もなく旭を抱き締めた。二人が大好きな、海の近くに☆を埋めた。綺麗な星空に瞬くひとつの星に、☆もなれます様にと。2005-07-31 05:01:00 -
175:
削除削除されますた
あぼ~ん -
176:
麗
小さな命を失くしてから、仙波ゎいつにも増してあったかくて優しくなった。けれど、☆がいなくなったのゎ何かを伝えたかったのかもしれなぃ。何か…―――一週間が経ち、旭も元気を取り戻していった。
後一週間で二学期も終ゎる…。肌寒い季節に切ない風が吹く。2005-07-31 05:12:00 -
177:
麗
旭ゎ、ほとんど仙波に会いに学校へ行っている様なものだった。
――終業式前日。 世間ゎクリスマス間近でソワソワしている。今年も仙波ゎ楽しみにしていろょと笑っていた。
旭ゎ今日も仙波を教室で待っていた。2005-07-31 05:18:00 -
178:
麗
『遅いな…』今日ゎ会議ゎないはずなのに。旭ゎ職員室に行く事にした。
階段を上がリ、右に曲がった三番目の扉が職員室だ。
歩いていると、職員室の手前の教室から声がする。
女の声と、聞き慣れた声…2005-07-31 05:23:00 -
179:
麗
「…俺ゎ…ッ……んだ!」
「あた……を……してるの……!!」
会話がうまく聞き取れない。旭ゎ、そっと扉を少し開けた。 ――旭ゎ動揺を隠せなかった。2005-07-31 05:27:00 -
180:
麗
仙波と女が抱き合っていた…と言うょリゎ、仙波が抱き締めていた。
よく見ると女ゎ、旭が入学と同時に辞めた先生だった。2005-07-31 05:30:00