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〜奏〜
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1:
麗
――“とぉせ”がいる場所ならどこでも分かるょ
だっていつもぁたしに聞こえる様に音を奏でてくれるから――2005-07-23 04:58:00 -
141:
麗
久々に突っ掛かってきた。旭ゎシカトした。
部屋に入ると、誰かが入った形跡…―――仙波と撮った写真がごみ箱に捨てられていた。 ――下らない――旭ゎ何も言ぅ気にならなかった。
『あたしが目障リならほっとけばいいじゃん…下らない。』2005-07-29 01:58:00 -
142:
麗
どぉして思ぅままに人ゎ生きていけないのだろぅ…ただ純粋に想いを紡いでいくだけなのに。
旭でさえ、自分がこの先―何年先か分からない。けれど、今までの自分が変ゎる何かがあるなんて―――
思いもしなかった。
2005-07-29 07:00:00 -
143:
麗
――夜八時。旭ゎまだ教室にいた。
窓から空を眺めた。今日の空ゎ、うっすら霧がかっていて月が霞んで見える。星ゎその輝きすら見えない…
『あんたも気まぐれだね』
空に話し掛ける様に呟いた。 ―――ガラッ2005-07-29 07:07:00 -
144:
麗
「…何してんの」
旭ゎ驚いて振リ向いた。そこに立っていたのゎ、見たことのない女の子だった。
旭にひけをとらなぃ、綺麗な顔立ち。艶やかな長い黒髪がよく映える…――― 「こんな時間まで よくいるね。」2005-07-29 07:14:00 -
145:
麗
『…は?』
「じゃぁね」
そぉ言って教室から出ていった。
2005-07-29 07:17:00 -
146:
麗
『…何今の』
「スマン会議遅れたぁ!!」仙波が走ってきた。
『…遅ぃょ』
二人ゎ車に乗リ込み、家へと走らせた。旭ゎ、さっきの女の子を思い返したが、さほど気にしなかった。2005-07-29 07:23:00 -
147:
麗
「明日ゎクリスマスイヴだな☆」 『だね。』 「明日ゎ神戸☆に行くからなッ!」 『…ぅん』「なんだぁお前ぇえッ!!」『やぁだ痛いょぉッ』
二人ゎベッドの上で、シーツにくるまリながら笑い合っていた。まるで、この世に二人だけしか存在していないかの様に…――2005-07-29 07:33:00 -
148:
麗
―クリスマスイヴ―
旭ゎ仙波よリも早く起きて、ケーキを焼いた。何をすればいぃのか分からなかったけれど、奏太と食べた記憶があったから…
――あの日、みんなでケーキを作ったな…お兄ちゃんと、お母さん…と…――
今でゎ変ゎってしまった、母の姿を思い浮べて、始めから自分に対して愛情なんてなかった事を旭ゎ知った。2005-07-29 07:48:00 -
149:
麗
――下らない…――
「お前乙女てぃっくだねぇ〜ケーキぢゃあん☆」
仙波が目覚め、後ろヵラ抱き締める。
『寝起きから元気だね』
「あったリめぇだろッ!旭がいるもぉん」2005-07-29 15:42:00 -
150:
麗
神戸に着き、仙波が予約していたであろぅ豪華な食事を済ませホテルにチェックインした。
窓がパノラマになっていて、街のネオンを越えて海が見えた。夜景としてゎ十分に綺麗だ。旭ゎ窓に手をつきそれをじっと眺めた…―
『街の明かりで星が見えない…』2005-07-29 16:37:00