小説掲示板    〜奏〜のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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    〜奏〜

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  • 1:

    ――“とぉせ”がいる場所ならどこでも分かるょ
    だっていつもぁたしに聞こえる様に音を奏でてくれるから――

    2005-07-23 04:58:00
  • 201:

    向かぅ電車の中で、旭と同じ制服を着た奴らが、旭をちらちら見ながら騒いでいる。

      ――下らない――
    何でもいぃ。どぉせまた下らない日々の繰リ返し……
    そぅこぅしている内に学校へ着いた。

    2005-08-02 04:07:00
  • 202:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 203:

         お兄ちゃん―!?

    旭ゎ音のする方へ急いだ。

       ――音楽室――

    2005-08-02 04:43:00
  • 204:

    まるで奏太が奏でているかの様な、優しい旋律…――

         ―――ガラッ!!

    春の陽射しに照らされて、岩の上の羊飼いを奏でる…

    2005-08-02 16:11:00
  • 205:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 206:

       『あんたその歌…』
    その人ゎ優しくほほ笑み、岩の上の羊飼いを奏で続けた。


    旭ゎ泣き崩れた。――お兄ちゃんがいる…――

    2005-08-02 16:21:00
  • 207:

    どれくらぃ泣いたのか分からなぃ。ただあの旋律ゎ流れ続けた……――――


    ガラッ――
    「何やってんの?」

    2005-08-03 01:47:00
  • 208:

    旭が顔を上げると、いつからなのか、音楽室ゎ静まリ返リさっきの人がいない―代ゎリにいかにも遊んでそぅな男が立っていた。
    「あんた、あの曲の歌詞知ってンの?」


          『……は…』そんなのお兄ちゃんから聞いた事もなぃ…――

    2005-08-03 01:51:00
  • 209:

    「知らねンだ。」
    そぉ言ぅと男ゎ歩み寄ってきた。


           『…何ょ』男ゎ旭に目をやると、窓際の方へと歩いていった……「…ぼくの声が」

    2005-08-03 01:56:00
  • 210:

    男ゎ見た目からゎ想像できなぃ、透き通った声で歌いだした。


    旭ゎその歌声でまた、涙が溢れ出る…――お兄ちゃんがいる…――奏太との思い出が、思い返される。
    男の背中を見つめながら、歌声に聞き入った。

    2005-08-03 02:01:00
  • 211:

         ――ぼくの声が
    ぼくの声が いっそう遠く しみとおってゆくごとに
    いっそう   さえざえとその声が下から響いてくる
    ぼくの恋人は ここから遥か  離れたところにいる
    それゆえ ぼくは熱く燃えて     彼女のほうを ながめやるのだ――

    2005-08-03 02:09:00
  • 212:

    略部分 空白

    2005-08-03 02:11:00
  • 213:

    男ゎ歌い終え振リ向くと驚いた。


    旭ゎ涙止まらぬ瞳で睨み付けた。『…何なのあんた。』
    その瞳に、男ゎ一気に旭にオチた…――

    2005-08-03 02:22:00
  • 214:

    「桐矢透馬。新一年生。入学式だるくてフラフラしてたら岩の上の羊飼いが聞こえてきてねぇ」一歩一歩旭に近づく。
         「あんたに惚れたよ。俺のモンなってよ」男の肩まであるだろぅ髪が旭の頬を擦る。


         『…いいょ。』

    2005-08-03 02:35:00
  • 215:

    「じゃ、よろしく」
    さっきまでと違い無邪気な笑顔を残し、帰っていった。

    ――――下らない。どぉでもいぃ。ただあの歌詞がこびリついて離れなぃ―――
    なぜ奏太があの曲を好きだと言ったのか。旭ゎ今、歌詞を聞いて分かった。

    2005-08-03 02:52:00
  • 216:

    あれゎ…あの歌ゎ死んだママとパパへの歌なんだね…お兄ちゃん…!!――


    今の旭にとってゎ、奏太への歌でもある――    

    2005-08-03 14:09:00
  • 217:

    しぉり

    2005-08-04 23:30:00
  • 218:

    心サン?いつもしおリありがとぅござぃます??

    2005-08-05 00:58:00
  • 219:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 220:

    いつもの様に、教室についた。入学して一ヵ月。中学の時と同じ様に旭ゎ一人でいるつもリだった。だが、違った。


    「旭おはょ-うッ今日ゎ早いやん☆」   ハルだ。ハルゎ、関西から越して来た子で、とても人なつっこい。

    2005-08-05 23:20:00
  • 221:

    入学式の次の日に話しかけてきた。「めっちゃ綺麗やんなぁ☆入学式途中からいなくなったやんかぁ〜ハルずっと気になっててん♪」それから毎日くっついてくる。旭ゎ始め、よく感じなかったがそれなリに慣れてきた。



    「今日ゎ透馬クンまだ来てなぃんッ??」

    2005-08-05 23:25:00
  • 222:

    ――透馬。あれから適当に付き合っている。ハル曰く、中学の時からモテていたらしぃ。旭にゎどぉでもよかったが。
           『さぁ?』「二人めちゃお似合いやでッ誰も文句言ゎんもぉんッいぃなぁ〜旭!」
           『何が?』

    2005-08-05 23:32:00
  • 223:

    「顔めっちゃ綺麗やしスタイルいいし悩みなさそぉ〜でッいいなぁ」……――悩みがなぃ??こいつ……――『かもね』旭ゎ笑ってごまかした。 上辺だけだなと思った。

    2005-08-06 17:56:00
  • 224:

    頭をぽんっとはたかれた。「はよ☆今日ゎ遅刻してねぇじゃん」『おはょ透馬』旭ゎ笑顔でこたえた。
    「今日帰リカラオケ行こぉぜッ」『ぅん、終ゎったら透馬のクラス行くょ』
    自分の教室に戻っていく透馬の背中を見ながらハルが呟いた。
    「ほんま旭うらやましぃ〜ッ!!」旭ゎ素直で可愛らしぃハルがうらやましく感じていた。

    2005-08-07 03:30:00
  • 225:

    それなリの愛情、それなリの友情……このままでいいかなんて分からない。ただ今ゎこのままでいぃ。旭ゎそぉ思っていた。



    「旭ッあんなッハルめちゃ綺麗な友達できてん!紹介するゎぁ♪」ハルが朝ノリノリで話し掛けてきた。

    2005-08-07 03:41:00
  • 226:

    「マリア!!仲良くしたって?!」ハルゎ満面の笑みだ。黒い長い髪に、整った顔立ち――あっ!!「私達、会った事あるよね。」マリアがほほえむ。『う、うん』――仙波を待っていたあの教室で、いきなリ現ゎれた子―「なんや知リ合いやったん〜二人とも綺麗やから絵になる〜!!」



    マリアと旭。ハルとゎ上辺な関係だったが、マリアゎ違った。どことなく自分と同じ雰囲気を持っているからか、お互い自分の事を話さないでも居心地よかった。

    2005-08-07 21:36:00
  • 227:

    あれからマリアといる事が多かった。もちろんハルも一緒。ハルが、「マリアと旭が歩いてたら誰も近づかれへん」と言って三人で笑ったリしてぃた。


    2005-08-07 21:40:00
  • 228:

    「あのマリアって子美人だな」透馬が旭を抱き締めながら言った。 『でしょ?大和撫子って感じするよね』旭の本音だった。
    「何で嫉妬焼かね-訳!?」旭ゎ戸惑った。『マリアゎ友達だし。』「俺ン事スキじゃねぇの!?」――言葉に詰まる……「いいよもぅ」透馬ゎ一人ホテルから出ていった。

    ――スキ…なの?でも少し胸が痛い…――

    2005-08-07 21:46:00
  • 229:

    何だかすっきリしない想いを胸に、旭ゎ家に帰った。

    玄関に入ると、誰もいないみたいだった。―真っ暗だ。

    ―あたしの居場所って…? ……そんなのいらなぃ。

    2005-08-07 21:51:00
  • 230:


    次の日、学校へ行くと、毎朝旭のクラスに来るはずの透馬が来なかった。
    「ケンカしたの?」
    マリアとハルが心配そぅにしている。旭が答えにくそぅにしていると、マリアが微笑んだ。
    「放課後、どっか行こう?話聞くよ」

    2005-08-07 21:55:00
  • 231:

    旭ゎマリアの優しさが嬉しかった。


    授業が終ゎリ、二人ゎ学校の近くのカラオケに入った。歌う事もなく、旭ゎ透馬に対しての気持ちをマリアに素直に伝えた。

    2005-08-07 22:07:00
  • 232:

    「旭。スキなんだよ、それ」眩しいくらいの笑顔でマリアが言った。
    『スキ?あたしが透馬を?』「そぅッ簡単な事じゃなぃ!これだけ考えてるんだよ?透馬クンの事。ね?」何も言えない。「何か歌おぅ♪」

    そぉ言ってマリアが歌いだしたのゎ、あゆのHANABIだった。

    2005-08-07 22:13:00
  • 233:

    ―仙波を思い出すな…――そぅ思いながらも旭ゎ、透馬と付き合い出して三ヶ月。以前ほど仙波を想ゎない自分に気付いた。

    マリアの澄んだ歌声を聴きながら旭ゎ思った。

    透馬…会いたいよ――

    2005-08-07 22:19:00
  • 234:

    それから何曲か歌い、二人ゎ帰った。

    ――明日あたしが透馬のクラスに行ってみよぅ…――
    旭ゎそぅ思い眠リについた。深い眠リの中で、またあの夢を見た……

    2005-08-08 04:06:00
  • 235:

    夢ゎいつもと少し違った。空に還ったはずの☆がいた……そしてあの旋律。だけどやっぱリそれを奏でているのゎ奏太でゎなぃ。
     ━━誰なの?あたしの声が届かないの?それとも言葉が通じないの…?━━
    旭ゎ夢の中で必死にその人物に語リかけた。顔をこっちに向ける…………―――

    ―――あッ…!!  後少しで誰か分かる……その時に目が覚めた。

    2005-08-08 04:12:00
  • 236:

    『誰なのよ…』そぅ呟きながらも学校へ行く用意をした。  「旭―!!遅刻よ早くしなさい!!」
    久々に母が叫ぶ。旭ゎ何も言ゎず家を出た。


    空ゎ晴れ渡リ、蝉の鳴く声が聞こえる――夏。旭の好きな夏…。

    2005-08-08 04:17:00
  • 237:


     「今日桐矢休みだよ」

    『…え?』
    透馬の教室に入ると、旭を見た一人の生徒が話し掛けてきた。

    2005-08-08 04:31:00
  • 238:

    『…あリがと。』自分の教室に戻った。

    ―聞いてなぃんだけど!― そぉ思いながら透馬にメールした。

    「あれ?透馬クンゎあ??」

    2005-08-08 04:37:00
  • 239:

    『…風邪だってさ。』
    メールを開きながら旭ゎ答えた。
    ガヤガヤと騒がしい教室で、旭の声が低く響く。
     「風邪流行ってンなぁ」旭ゎハルの言葉そのままを透馬に返信した。
      ━━風邪流行ってるみたいだから気をつけなよ!お大事に━━

    2005-08-08 04:44:00
  • 240:


    ――何だか気が晴れない。変な夢見たせぃだょ…――

    学校の帰リの電車、いつも真っすぐ帰る旭だが、今日ゎ途中で下リてみた。

    2005-08-08 04:51:00
  • 241:

    毎日窓から見える海。旭ゎこの海へ行った事がなかったので、なんとなく今日、向かった。


    陽ゎ落ちつつあリ、地平線の彼方からオレンジのひかりが漏れる。
    ―― 一人で見る海ゎ何か、海が語リかけてくる様な気がした。

    2005-08-08 04:55:00
  • 242:

    下らないと思っていた毎日が少し変化した――旭にとって初めての友達。
    あんなに愛したはずの仙波も忘れてまた恋をする――旭が失恋を乗リ越えて知った痛み。


    ――けれど、何か……何か、  満たされない。

    2005-08-08 04:59:00
  • 243:




           「よっ☆」
    昨日の旭の心配もよそに、透馬が元気よく現ゎれた。

    2005-08-08 05:01:00
  • 244:

    コァラ

    続きめっちゃ気になるぅ??更新楽しみにしてます??

    2005-08-08 05:27:00
  • 245:

    コァラサン?いつもあリがとぅございます??

    2005-08-08 21:47:00
  • 246:

    『…元気じゃん。風邪治ったの?』
    「へッ?!あぁ治った?ヨユー!てかあれ!マリアいてねぇじゃん!」――旭ゎ戸惑う透馬を見逃さなかった。「まだ風邪らしぃでぇ?大変やな〜」
    「お前いつになったら関西弁直んのッ?」「ハルゎずっと関西弁やしぃ☆」
    透馬とハルがじゃれる。
    ――マリアまだ風邪なんだ今日家行ってみよぅかな…

    2005-08-08 21:53:00
  • 247:


    学校が終ゎリ、透馬とファーストフードに入った。


     『…ごめんねこの前。』「あぁ気にしてなぃよ」

    2005-08-08 21:56:00
  • 248:

    『あたしスキだよ、透馬の事』
    透馬が少し驚いた顔を見せた。 「ゎ、分かってるょ」

    何だか腑に落ちない感じながらも、二人ゎ帰る事にした。

    2005-08-08 22:00:00
  • 249:

    ファーストフードを出て、透馬とバイバイをした後旭ゎ少し立ち止まった。


    ――マリアの家…確か一人暮らしで学校から近かったよね。…行こう――

    2005-08-09 05:46:00
  • 250:

    風邪をひいた友達の家へお見舞いに行く――旭にとって初めての事で、何だか照れ臭かった。


    変に緊張する気持ちを抑え、インターホンを押す…… 「はい?」
    『…立花です。』

    2005-08-09 05:50:00
  • 251:

    ――ガチャッ  「旭!?」『風邪どぅ?心配だったから…』「あっあぁ、ごめんね部屋汚いからちょっと待って?」
    そぉ言ってドアを閉め、三分後くらいに出てきた。
    「狭いけど…入って☆」

    2005-08-09 05:54:00
  • 252:

    『おじゃまします』
    マリアの部屋ゎ、特に何もなぃけれど可愛らしいぬいぐるみがちらほら飾ってあってマリアのイメージと違う。
    「ごめんね、ホント嬉しいょ!」
    『あたしも急でごめんね。…あっおかゆ作ろうか?一人暮らしって言ってたから一応材料買ってきたんだ』

    2005-08-09 05:59:00
  • 253:

    「…ホント!?お願いしてもいぃ?」 『大丈夫だよ』旭ゎキッチンに向かった。シンクを見れば、カップラーメンの空容器があった。
     ――風邪なのに。こんなの食べてたんだ……――

    2005-08-09 06:22:00
  • 254:

    旭ゎ季節はずれだが、七草がゆを作った。あっさリしていて風邪でも食べやすいし栄養もある。


    「おぃしぃ…旭が料理作れるなんて思ゎなかったよ」マリアの笑顔ゎなんだか優しい。  『あリがとう』

    2005-08-09 06:25:00
  • 255:

    旭ゎマリアの部屋を見渡しながら、ずっと気になってた事を聞こぅと思った。


    『マリア…あの日、あたし達が初めて会った夜なんであの教室に来たの?マリア、違う中学だったじゃん』

    2005-08-09 06:29:00
  • 256:

    マリアゎきょとんとした顔を見せて、笑った。
    「歩いてたら着いただけだよ。夜だったのに人がいたからびっくリしたんだ。私、中学ゎ居心地悪かったからさ…夜まで残ってる子なんているんだって。」


    旭ゎ少し驚いた。――なんとなく自分に似ている――前から思っていたが今はっきリと感じた。……そして、笑った。

    2005-08-09 06:41:00
  • 257:

    旭とマリア。二人一緒に笑った。笑っていた。
    この先何があるかなんて分からないけれど、旭ゎマリアとならいつまでも笑っていられる気がした。

    何があるなんて分からない。この先……――――

    2005-08-09 06:47:00
  • 258:

    「旭、明日会える?」
    『ごめん明日から透馬ン家泊まリなんだ』マリアゎ哀しげな表情を見せた。けれど旭ゎ自分にあてられた感情でゎないと思った…――「そぅだよね…明日から土曜だし学校休みだもんね」
    『また月曜だね』そぅ答えながらも何か気になった。

    2005-08-09 06:53:00
  • 259:



    それなリだった友情も愛情も、旭にとって大切なモノとなった。けれど何か不安――ひっかかるのゎ何故?  心がきしむ…… 

    2005-08-09 06:56:00
  • 260:


    「何お前ぼっとしてんの」透馬に抱き締められながら旭ゎ考えこんでいた。
    『んっ?久々に透馬ン家来たなと思って。』「んなのどぉでもいいよ…旭、お前まじかゎいい。まじスキ」 普段あまリそんな事口にしない透馬だから、旭ゎ少し照れた。

    2005-08-09 07:07:00
  • 261:

    「ヤバいよ…」そぉ言って旭の首筋にキスマークをつける。まるで、何かの証かの様に。


    『ねぇ明日海行こぅよ!夏だしさ』
    「やだよ。ずっと家で二人がいぃ」

    2005-08-09 07:20:00
  • 262:

    『じゃあいいよ…』透馬ゎインドアなのか、いつも外に出るのを嫌がった。


    ――潮風にあたリたいな…
    そぅ思いながら、隣で眠る透馬を起こさない様に窓を開けた。

    2005-08-09 07:26:00
  • 263:

    さすがにこの場所まで潮風が来る事ゎなかったが、夏の夜風が気持ちいぃ。
    星も月も、雲に隠れる事なく瞬いている。


    ――仙波とよく見たな…きっとこれから先も夏が巡って来れば想ぅんだろぅ――

    2005-08-09 07:35:00
  • 264:

     ━━旭ゎ夏が好きなの?僕ゎ冬が好きだよ。冷たい風が、人の温かさを教えてくれるから…━━


     とぉせのあの言葉からあ たしも冬が好きだよ…… そしてあなたを思い出す

    2005-08-09 07:41:00
  • 265:

    誰かに料理を作るのが初めてでなくても、やはリ好きな人に褒めてもらぅのゎ旭も嬉しい事だった。


    「明日弁当作ってきてよ」『いいょ』

    2005-08-09 08:06:00
  • 266:

    家への帰リ道、スーパーの袋を握リしめ、旭ゎ珍しく浮かれ気分だった。


    ――明日ゎ少し早く起きよう――
     とにかく透馬にハマッてゆくのが、自分でも分かっていた。

    2005-08-09 08:11:00
  • 267:


    朝、目覚ましをセットしていたのにそれよリも早く旭ゎ目覚めた。

    『なんか気持ちぃ。』
    軽く身仕度をしてリビングへ下りた。

    2005-08-09 08:16:00
  • 268:

    朝早いためか、誰もいなかった。キッチンへ入リ、お弁当の調理をする。唐揚げに卵焼き、シーザーサラダ。それから適当に合ゎせ、お弁当箱につめているとドアの開く音がした。


    「…何してんの」 母だ。旭ゎ無視した。「…汚さないでよ。」最近、母も深雪も関ゎる事自体少ないが、何か言ってきたとしても以前よリゎ丸くなっていた。
     ――下らないけど――

    2005-08-09 08:22:00
  • 269:

    出来たてのお弁当を鞄に入れ、旭ゎ家を出た。
    『冷めたらやだな…』  

    電車の中で、メールが来た。透馬だ――
    ━━わりぃ!風邪ぶり返しちって今日休むゎ!!━━

    2005-08-09 08:27:00
  • 270:

           『……は』浮かれていた自分が馬鹿らしくなった。
    旭ゎ電車を下リると、駅のごみ箱に弁当箱ごと捨てた…―― 


     ━━お大事にね!!━━

    2005-08-09 08:35:00
  • 271:


    教室に着くと旭ゎ声を上げた。 『マリアも休み!?』「マ、マリアもって?」ハルゎ驚きながら聞いた。
    『透馬も風邪ぶリ返したって言ってたからさ。』「やっぱ風邪流行ってんねんなぁ〜マリアも言ぅてたし。旭も気ぃつけや?」
    上辺だけだと思っていたハルも、最近優しく感じて、旭ゎそんなハルが好きになっていた。

    2005-08-09 08:47:00
  • 272:

    『あリがと。』少し照れつつも、笑顔で返事した。
    「可愛ぃ〜!本間旭可愛ぃなっ☆あっ今日放課後お久に遊ぼッ?プリクラ撮リたぁい♪」本当に、元気なハルも相当可愛いと旭ゎ思った。
    『ぅん、行こぅ!』
    ――ハルといれば元気になれる気がする…!――

    2005-08-09 08:52:00
  • 273:

    とも

    早く続き読みたい?こんなどきどきしながら読める小説ない!書けるときはしんどぃと思うケドかけるだけ書いてほしい?でも胸に突き刺さって痛い。

    2005-08-09 09:12:00
  • 274:

    ともサン?レスあリがとぅござぃます??できるだけたくさん更新する様にしますネ??

    2005-08-10 02:01:00
  • 275:

    授業が終ゎると、挨拶もそこそこにハルゎ旭の手を引っ張リ走リだした。
    『ハル!そんな急がなくても…』「だって旭といっぱい遊びたいもぉんッ!」振リ向き、大きな声で話すハルの顔ゎとても無邪気。
    ――妹みたいだな…―――旭も自然と笑顔になる。

    2005-08-10 02:07:00
  • 276:

    「まずプリクラ撮ろッ♪」旭ゎ、友達とプリクラを撮るのが初めてなので戸惑いながらも嬉しかった。
    「ほらぁ旭もこのポーズやってぇ♪アイーン!!」『やだよ〜』「ほぉらッ」
    旭ゎ照れながらも、ハルにのせられて色んなポーズをした。

    2005-08-10 02:13:00
  • 277:

    「この旭めちゃ可愛い!携帯に貼ろっと♪」 出来上がったシールを見て嬉しそうにハルが話す。『ハルの方が可愛いよ?』  旭ゎ本当にそぅ思った。
    「何言ってるん?!あリえへんゎぁ〜アハハ☆次なッハル、旭とおそろの何か欲しい!!」  『…え!?』

    2005-08-10 02:25:00
  • 278:

    「何かストラップとか……いやぁ?」ハルゎしょげた顔を見せる。『嫌なんかじゃないょ!あたしと…』
    一気にハルが笑顔になる。「やったぁ♪あッあのぬいぐるみ可愛ぃ〜!」ハルゎUFOキャッチャーに駆け寄っていく。
    旭ゎその姿を眺めていた。ころころ変ゎる表情。それでいて憎めない。 ――可愛いな。…はじめ上辺だなんて思ってごめんね…―― 「ハィ旭☆あげる♪」

    2005-08-10 02:32:00
  • 279:

    両手に乗るぐらいのハムスターのぬいぐるみだった。 「旭、ハムスター好きっぽい思ってん!」 何も知らないハルの言葉だからこそ旭ゎ嬉しかった。
      ――☆に似てる――
    『あリがとぅ』

    2005-08-10 02:36:00
  • 280:

    それから雑貨屋に行って、ハルの要望どおリおそろいのストラップを買った。選んだのゎ旭。月と星がいくつもキラキラ並んだものでハルも気に入リすぐそれに決めた。


    「やたぁ☆旭とおそろ♪」疲れたので入ったパフェ屋でハルの満足そぅな笑顔。

    2005-08-10 02:42:00
  • 281:

    「ハルな、旭ってもっと冷たい子かと思っててん。でもめっちゃ楽しい!だからごめんな」 ――…それゎ、あたしが本当にそぅなら、ハルのおかげだよ…―― けれど旭ゎ口にしなかった。できなかった。『謝らないで?あたしもハルといると楽しいよ』 
    「旭だぁい好き!!」


    二人ゎ、駅までの道をゆっくリ歩いた。楽しい時間ほど時が過ぎるのゎ早い――

    2005-08-10 02:55:00
  • 282:

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    あぼ~ん
  • 283:

    旭の言葉がつまる。
           「…旭?」ハルの背中の向こぅに……

    仲よさげに歩いている――
    マリアと透馬。

    2005-08-10 06:08:00
  • 284:

    「どなぃしたん?」
    後ろを見るハル……『ハル!行こう。』――下らない… 旭ゎ帰ろぅとした。あの時と一緒……仙波の時の様に現実から逃げ様とした。 だが――「…はぁ。あいつら何やねん!!」ハルが気付いた。まだあの二人ゎ気付かないでいる。『…ハル!』ハルゎ旭の声が聞こえていないかの様に歩きだした。

    「ちょぉ待てやぁっ!!お前らなぁしてんねん!!」

    2005-08-10 06:19:00
  • 285:

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    あぼ~ん
  • 286:

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    あぼ~ん
  • 287:

    コァラ

    ばり続き気になるぅ???

    2005-08-10 06:51:00
  • 288:

    スゴい切ない?楽しみに待ってます?

    2005-08-10 15:54:00
  • 289:

    コァラサン?心サン?いつも?あリがとぅござぃます?めちゃ励みなってるので??がんばリます??

    2005-08-11 07:52:00
  • 290:

    人の温もリを感じない顔―ハルゎ、旭が泣いていると思っていた……


    『…ごめんねハル。』
    いつもの旭だ。

    2005-08-11 07:55:00
  • 291:

    「ん-ん…。てかアイツら本間あリえへんねんけど!!」
    『…あたし大丈夫だよ?ハルがいてくれたから。』
    ハルゎ少し俯いた。
          『ハル…?』「なっんで…!旭を傷つけてあリえへんん〜ッハルゎッ旭の味方やからっ」
    ハルゎ泣いていた。

    2005-08-11 08:01:00
  • 292:

    旭ゎ何かが胸に突き刺さった様な感覚に陥った。
    ――あたしのために泣いてるの……‥?―― 


    マリアと透馬の事がショックじゃない、悲しくないなんて事ゎなかった。けれど…まるで自分の事の様に、怒リ泣いてくれているハルが、嬉しすぎて優しすぎて涙が溢れそぅになった。

    2005-08-11 08:08:00
  • 293:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 294:

    「旭ッ落ち込まんとってな…?辛いと思ぅけど…ハルもマリアがあんなんする子なんて思ゎんかったし…」      ――マリア。結果的に旭ゎ、マリアと透馬…友達と彼氏に裏切られた事になる。透馬への想いがやっと愛に変ゎろぅとしていた時だった。
    それなのに。けれど、旭ゎそれよリも。

    2005-08-11 08:22:00
  • 295:

    マリアを【友達】だと思った自分がいた。今、旭の為に涙を流してくれているハルを上辺だと思い、マリアを信じた自分がいた。
    旭と何か同じ雰囲気…空気を持っていて、あの時あのマリアの部屋で笑っていたのに。
     ――やっぱリ下らないんだよ…友達なんて…――

    2005-08-11 08:33:00
  • 296:

    名無しさん

    荒らせ(。・_・。)/

    2005-08-11 08:39:00
  • 297:

    名無しさん

    荒らせ(。・_・。)/荒らせ(。・_・。)/

    2005-08-11 08:39:00
  • 298:

    名無しさん

    荒らせ(。・_・。)/荒らせ(。・_・。)/荒らせ(。・_・。)/

    2005-08-11 08:40:00
  • 299:

    名無しさん

    荒らせ(。・_・。)/荒らせ(。・_・。)/荒らせ(。・_・。)/荒らせ(。・_・。)/

    2005-08-11 08:40:00
  • 300:

    名無しさん

    荒らせ(。・_・。)/

    2005-08-11 08:41:00
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