小説掲示板    〜奏〜のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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    〜奏〜

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  • 1:

    ――“とぉせ”がいる場所ならどこでも分かるょ
    だっていつもぁたしに聞こえる様に音を奏でてくれるから――

    2005-07-23 04:58:00
  • 101:

     「なんで!?」
    『…あんたに関係なぃ』仙波ゎ旭を壁に押し付けた。 「なんかあるなら言ぇよッ!俺…何のためにお前のそばにいるヮケ?」
    旭ゎ仙波を睨みつけた。
         『…帰るょ!』 バタンッ!――旭ゎ勢いよく飛び出した。残された仙波ゎ、そこに立ち尽くすだけだった。

    2005-07-27 15:53:00
  • 102:

    ――あんな下らない家なんかに…――そぉ思いながらゆっくリ歩いていたはずなのに、気付けば家の前。
    静かにドアを開ける。誰もいないみたぃだった。『…下らない』階段を上がリ、自分の部屋に入る。

    2005-07-27 16:00:00
  • 103:

    仙波に謝らなきゃ…――そぉ思いながら、テレビの上の写真を見よぅとした。――でもお兄ちゃんの事言ぅの…??――そこにゎ…『お兄ちゃん!?』―なぃ。幼い頃の旭と奏太が写っているはずの写真がなぃ。いつもここにあるはずなのに…‥旭ゎ嫌な気配がしてリビングへ掛け下リた――『やだ…!!お兄ちゃん!!』

    2005-07-27 16:11:00
  • 104:

         ――バンッ…!!『ぅ…そ‥』
    ピアノがなくなってぃた。テラスの前にあった、大きなグランドピアノ。お兄ちゃんがいつも弾いていた―お兄ちゃんを思い出すのが嫌で弾かなくなったが、形見みたぃなモノだった。


    「暑かったゎねぇ」「お茶ぁ!」――母と深雪の声がする。

    2005-07-27 16:17:00
  • 105:

    「なんだいたの。」「深雪、夕食の仕度しましょ」

    『…ピアノどこやったの』「やだ。ママったらトマト忘れちゃったゎ!」

    『お兄ちゃんのピアノどこやったのょぉぉッ!!』

    2005-07-27 16:35:00
  • 106:

    旭の大声を初めて聞いて二人ゎ戸惑った。

         「捨てたゎ。」旭ゎすべてを失った気がした…――――
    『お兄ちゃんのッお兄ちゃんのピアノなんだょ!!なんでッお兄ちゃんの…ッ!』

    2005-07-27 16:39:00
  • 107:

    「…イラナイジャナイ。誰モ弾カナインダカラ。」

    旭ゎ母に、テーブルにあったグラスの中身をぶちまけた。
      家を飛び出した…――

    2005-07-27 16:44:00
  • 108:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 109:

    旭ゎ夢を見た。
    ━━お兄ちゃんがあの曲を奏でて…あぁ、またあの外国の人だ。どぉして泣いているの…??━━


         「旭…!!旭!」旭ゎ目覚めた。頬が濡れていた…――

    2005-07-27 16:55:00
  • 110:

    「…家に連絡しとぃたから。明日帰る様に言ってある」仙波の目にゎ涙が光っていた。  「お前どぉしちゃったの?俺が…帰れって言ったからか…?」
    『あんたゎ関係なぃょ。』仙波の手を握リ返した。
    「関係なぃばっかで…!言ってくれなきゃ分かんねぇだろ!!…お前の母ちゃん‥」仙波の目から涙が溢れた。

    2005-07-27 17:09:00
  • 111:

    『…血が繋がっていなぃの。だからあまリ仲がよくなぃだけ。そんだけだょ?』
    仙波ゎ何も言ゎず抱き締めた。「ごめんな…旭…ごめんな」


    2005-07-27 17:17:00
  • 112:

    読んでます?がんばってね?

    2005-07-27 22:31:00
  • 113:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 114:

    名無しサン?ありがとぅございます??がんばるので応援しててくださぃ??

    2005-07-27 22:50:00
  • 115:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 116:


    秋も中頃に入リ、もぉすぐ冬がやってくる季節。仙波と旭ゎ、変ゎらず一緒にいる。また一段と大人び、綺麗になった旭に近づく者ゎいなかったが、男達ゎ放っていなかった。
     「旭ッ!!話あるんだ」

    2005-07-27 23:51:00
  • 117:

    ∪゛ゅvノ

    今日ぃっきに呼ωだэぉ★(o>ε

    2005-07-28 00:17:00
  • 118:

    じゅリサン??あリがとぅ?めちゃ励みになる??がんばるので最後までお付き合いお願いします??

    2005-07-28 00:38:00
  • 119:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 120:

    遠くの方から女子生徒の声が聞こえる。
    『よかったね。人気いっぱいのせんせぇ』旭ゎ立ち上がリ教室に戻った。「あ、おぃ…!!」「せんちゃん♪」旭と同じクラスの二人の女子生徒だ。
    「あれって立花??私嫌いなんだょね!」「私も〜なんかスカしてるってゆぅか」後ろ姿の旭を見て二人が話す。

    2005-07-28 03:27:00
  • 121:

    仙波ゎ複雑な気持ちだった「お前らいじめたリすんなょぉ〜??女ゎこぇ-からなぁ♪♪」少し茶化す様に言った。「しなぃよぉ!!それにせんちゃんが言ぅならもっとしなぃ♪」「それよリせんちゃん……――旭…―仙波ゎ旭の事が気になって仕方なかった。
           ――その時『触るんじゃなぃょ!!』

    2005-07-28 03:36:00
  • 122:

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    削除されますた

    あぼ~ん
  • 123:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 124:

     「旭。昨日のアレ何?」
    仙波ゎ少し怒った顔をしている。  『何もないょ』旭ゎ今までにない、冷めた瞳を仙波に向けた。
    ガンッ!!―― 仙波ゎ壁を殴った。
    「何もねぇじゃねぇだろ…何でお前ゎいつも俺に何も言ゎねぇ?あ?なめてんのか?」

    2005-07-28 05:30:00
  • 125:

    『あんたに関係ないじゃん!言ゎなきゃだめなの!?』旭の本音だった。
    「言ぇょ!!俺言っただろ!?お前の事守ってやるって!!中途半端な気持ちじゃねぇんだ!!」――旭ゎ戸惑ってぃた。今まで誰にも悩みや心の内を話した事なんてない…ましてやお兄ちゃんの事なんて…―― 
       「頼むょ……俺が…    お前守るから…」

    2005-07-28 05:40:00
  • 126:

    旭ゎ、戸惑いながらも話した。大好きだったお兄ちゃんの話を…そして。そのお兄ちゃんが自分のせいで死んでしまった事を。

    涙が出そぅになったが我慢した。まだどこか…思い出にできずにいる自分がいたから…――

    2005-07-28 05:45:00
  • 127:

    話し終えると、涙を流せずにいる旭の代ゎリの様に仙波が泣いていた…――
     「俺がいる。お前ゎひとリなんかじゃねぇ…!!」
    旭ゎどぉしていぃか分からずにいた。  「兄ちゃんゎいつもお前の事見守ってる…!!だから…もぉそんな怯えるな!!」

    2005-07-28 05:51:00
  • 128:

    ――お兄ちゃんが…??――今までの記憶が旭の脳裏をよぎる。色褪せぬままに覚えていたはずの場面ひとつひとつが、胸に刻まれていく感じがした。忘れてゎいけなぃ、忘れもしなぃ――旭ゎ今、はじめてお兄ちゃんとの永遠の別れを、受けとめる事ができた…―――
    あたしが悪いんだょお兄ちゃん…!!笑ゎないで…

    2005-07-28 05:58:00
  • 129:

       「お前の兄ちゃんゎお前を愛してたからお前を守ったんだょ…」
    お兄ちゃん…お兄ちゃん!!『ぅゎぁあ〜!!ぅッごめんね…おにぃちゃ…ごめんね…!』
    仙波ゎ、泣きじゃくる旭を優しく抱きつつんだ。今までの涙とゎ違ぅ、旭の今日の涙を決して忘れない様に…――

    2005-07-28 06:02:00
  • 130:

    名無しさん

    しおり

    2005-07-28 14:11:00
  • 131:

    ↑サン?しおリあリがとぅ??がんばリますね?

    2005-07-28 14:42:00
  • 132:

    それからの二人ゎ、これまでと変ゎらなぃ付き合ぃをしていた。ただ違ぅのゎ、暖かい空気が二人を包み込む様に存在している事だけ。


    旭ゎ、誰かに心のあリのままを見せる事を知った――

    2005-07-28 14:46:00
  • 133:

    「冬ゎ空が澄んで、夏とゎ違ぅ綺麗さがあるんだょ」
    旭の冷めた白い手を握リながら仙波が笑ぅ。

    『風も夏と違ってなんだか切ないょね…』

    2005-07-28 14:50:00
  • 134:

    冷ややかな空気の中、白い息が吐き出される季節。月も星たちも、澄み切った空の上、旭と仙波を照らしている―――

    旭と仙波ゎ、夏に訪れた湘南平にいた。

    「おッオリオン座はけぇん☆」

    2005-07-28 17:19:00
  • 135:

    『どれ??』
       「四つの星に囲まれてて、中に縦三つ並んでる星あんだろ??それ全部がオリオン座だょ」
    『綺麗だね。雪とか降んなぃのかなぁ?』
       「雪ゎクリスマスっしょ!!ってもぉすぐじゃん!後一ヵ月くらぃだべ!?」 
      『クリスマス?』

    2005-07-28 17:27:00
  • 136:

    名無しさん

    とぉせ って誰?先生じゃないし兄でもないし

    2005-07-28 17:30:00
  • 137:

    「何お前知らねぇの!?」
         『知ってるょ』―お兄ちゃんがいた時何回かケーキを食べた事がある―「恋人達ゎ寄リ添ってぇ〜みたいなんあるべ!?」
         『そぅなんだ』「お前バッカはげ!!っんとにぃ〜まぁ楽しみにしてろょ♪」
    仙波の優しぃ笑顔に、旭も笑顔で返した。『…ぅん!』

    2005-07-28 17:37:00
  • 138:

    139番サン?すいません?話が進むと分かっていくので??なのでよければ最後まで読んだって下さい?

    2005-07-28 17:43:00
  • 139:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 140:

    仙波との日々が、旭にとってのすべてになリつつあった。


    自分の部屋に入ろぅとした時、たまたま深雪が廊下にいた。
    「…もっと部屋掃除したらぁ??」

    2005-07-29 01:51:00
  • 141:

    久々に突っ掛かってきた。旭ゎシカトした。
    部屋に入ると、誰かが入った形跡…―――仙波と撮った写真がごみ箱に捨てられていた。  ――下らない――旭ゎ何も言ぅ気にならなかった。
      『あたしが目障リならほっとけばいいじゃん…下らない。』

    2005-07-29 01:58:00
  • 142:

    どぉして思ぅままに人ゎ生きていけないのだろぅ…ただ純粋に想いを紡いでいくだけなのに。

    旭でさえ、自分がこの先―何年先か分からない。けれど、今までの自分が変ゎる何かがあるなんて―――
    思いもしなかった。   

    2005-07-29 07:00:00
  • 143:

          ――夜八時。旭ゎまだ教室にいた。
    窓から空を眺めた。今日の空ゎ、うっすら霧がかっていて月が霞んで見える。星ゎその輝きすら見えない…
    『あんたも気まぐれだね』
    空に話し掛ける様に呟いた。     ―――ガラッ

    2005-07-29 07:07:00
  • 144:

    「…何してんの」
    旭ゎ驚いて振リ向いた。そこに立っていたのゎ、見たことのない女の子だった。

    旭にひけをとらなぃ、綺麗な顔立ち。艶やかな長い黒髪がよく映える…―――     「こんな時間まで     よくいるね。」

    2005-07-29 07:14:00
  • 145:

           『…は?』
    「じゃぁね」
    そぉ言って教室から出ていった。

    2005-07-29 07:17:00
  • 146:

    『…何今の』

    「スマン会議遅れたぁ!!」仙波が走ってきた。
          『…遅ぃょ』
    二人ゎ車に乗リ込み、家へと走らせた。旭ゎ、さっきの女の子を思い返したが、さほど気にしなかった。

    2005-07-29 07:23:00
  • 147:

       「明日ゎクリスマスイヴだな☆」 『だね。』   「明日ゎ神戸☆に行くからなッ!」 『…ぅん』「なんだぁお前ぇえッ!!」『やぁだ痛いょぉッ』


    二人ゎベッドの上で、シーツにくるまリながら笑い合っていた。まるで、この世に二人だけしか存在していないかの様に…――

    2005-07-29 07:33:00
  • 148:

     ―クリスマスイヴ―
    旭ゎ仙波よリも早く起きて、ケーキを焼いた。何をすればいぃのか分からなかったけれど、奏太と食べた記憶があったから…
     ――あの日、みんなでケーキを作ったな…お兄ちゃんと、お母さん…と…――

    今でゎ変ゎってしまった、母の姿を思い浮べて、始めから自分に対して愛情なんてなかった事を旭ゎ知った。

    2005-07-29 07:48:00
  • 149:

      ――下らない…――
    「お前乙女てぃっくだねぇ〜ケーキぢゃあん☆」
    仙波が目覚め、後ろヵラ抱き締める。
    『寝起きから元気だね』
    「あったリめぇだろッ!旭がいるもぉん」

    2005-07-29 15:42:00
  • 150:

    神戸に着き、仙波が予約していたであろぅ豪華な食事を済ませホテルにチェックインした。


    窓がパノラマになっていて、街のネオンを越えて海が見えた。夜景としてゎ十分に綺麗だ。旭ゎ窓に手をつきそれをじっと眺めた…―
    『街の明かりで星が見えない…』

    2005-07-29 16:37:00
  • 151:

      「お前ゎそぉ言ぅと思ったよ」旭の頭を撫でた。 『ごめん…』人の手によって造リだされた光よリ、何があっても輝こぅとする星の方が旭ゎ好きだと思った
    「バッカあやまンぢゃねぇよ。ほらこっち来な☆」
    ベッドに座リ旭を手招きする。

    2005-07-29 16:46:00
  • 152:

    ∪゛ゅvノ☆

    昔のコト思ぃ出∪て書くのツラィかもゃヶド麗チャンペースで頑張ってネ(o'ー≦o)/楽∪み∪とゃぁす♪★☆★∪ぉvノ☆★☆

    2005-07-29 17:53:00
  • 153:

    『ん…』
    「手出しな!」旭の小さな両の掌に、ちょうど乗っかるぐらぃの箱。
    「ひぃらぁけてごらん♪」旭ゎ微笑みながら箱を開けた。     『………!』「お前俺すきだろ?』
           『ぅん…』「でも家に一人でいる時寂しいだろ?」 『ぅん…』   「俺の身代ゎリだな」

    2005-07-29 17:57:00
  • 154:

    じゅリチャン??優しぃ言葉あリがとぅ?この話ゎ私の実態験を交えたフィクションなんで大丈夫??これからもがんばるので見てて下さぃネ??

    2005-07-29 19:23:00
  • 155:

    ∪゛ゅvノ☆

    そぉぉゃったωゃ(*´∀`*)必ず最後まで読むから頑張ってйё♪♪(O'ー^O)♪

    2005-07-29 20:50:00
  • 156:

    じゅリチャンあリがとぅ☆★めちゃ励みなる(ρ゙ω≦*)これからちょっとやけど更新します★☆

    2005-07-29 21:47:00
  • 157:

    ハムスターだった。
        『先生らしぃね…あリがと』旭ゎ素直に嬉しかった。旭の手の上で小さく動く、小さな命。
    「それだけぢゃねぇよ。ほら…」仙波ゎ照れながら旭の指にそれをはめた。旭の大好きな、月と星を連想させるキラキラひかる指輪―『せんっせぇ…』
         「好きだよ旭」

    2005-07-29 21:57:00
  • 158:

    聖なる夜……旭がその意味を初めて知った夜。そして、教えてくれた仙波。旭ゎこの時、いつか仙波と離れてしまっても一生忘れないと感じた…――― 


    二人ゎハムスターに“☆”と名付けた。旭と仙波の大好きな星と。

    2005-07-29 22:07:00
  • 159:

    名無しさん

    2005-07-30 09:27:00
  • 160:

    それから旭ゎ、大事に大切に、☆を育てた。母や深雪の事なんか気にならないくらぃ旭ゎ☆に愛情を注いだ。本当に仙波の身代ゎリになった。


    『だめだょ☆!!そっちいったら!』☆をゲージから出して旭ゎじゃれてぃた。
    『あんたも寂しいんだょね…大丈夫だょ。もぉすぐ先生に会えるから』

    2005-07-30 17:10:00
  • 161:

    その言葉ゎ、☆へのものでゎなく自分への言葉だと旭ゎ気付いていなかった。
     ――プルルル…プルルル――
    『せんせ??』「今お前んちの下!☆も連れてこぃょ!」

    仙波への家に行くにも、☆を連れて行き、二人ゎ☆を育てる事でさらに愛情が深まった。

    2005-07-30 17:34:00
  • 162:

       「ほら☆ちゅゎぁ〜んッこっちおいでぇ〜♪」☆ゎそんな仙波の声を無視し、テトテトと、旭の手の方へ歩いていく。
      『いい子だね。』
    「☆おぃコルァ!!てめぇこっち来んかぃ!!」
    『何言ってんの?☆ゎあたしの子なんだから当たリ前じゃん』 「何言ってんだょ!?こいつ俺様が買ったのょ!?」  『あんたあたしにくれたじゃん!!』
          「…ヤダ。」 二人ゎそんなやリとリをしてゎ笑ってぃた。

    2005-07-30 18:05:00
  • 163:

    旭と仙波と。☆と。ずっと一緒に、時ゎ過ぎていった。衝突ゎ何回かあったけれど、離れる不安などなく旭も中三になった。
    母と深雪とゎ相変ゎらずだったが、以前ほどに突っ掛かってくる事もなかった。


    何も変ゎらずこのまま大人になれなぃ事ゎ旭も分かっていたけれど、旭ゎそれを望んだ。

    2005-07-30 21:35:00
  • 164:

    季節ゎ夏――二人の思い出の季節。仙波と旭ゎ記念に初めて行った海へ向かった
    「☆にも見してやリてぇな-!!この星空!!」『さすがに海ゎ無理だょ。』
    「分かってらぁ。…それよリ旭ぃ。」   『ぅん?』「もぉすぐ修学旅行あるけどょ-…」  『行くょ』 「そか」仙波ゎ少し俯いた。旭にゎ、理由が分かった。
       「俺ずっと一緒にいられね-よ?」

    2005-07-30 21:45:00
  • 165:

    『あんたが行けって言ぅなら行くょ』――旭の瞳ゎ、一年前と何も変ゎらず真っすぐに仙波を見つめる。暗い海の上、月灯リと、波音。 それらの美しさに劣らぬ程、旭の瞳も美しぃ。けれどまだどこか…闇を帯びている。
           「俺ゎ教師としてゎ行かさなぃといけねぇ。けどお前が………」

       『行くょ。』
    旭の優しい笑顔があった。

    2005-07-30 21:55:00
  • 166:

    仙波ゎ友達のいなぃ旭を修学旅行に連れて行って旭が苦痛じゃなぃか心配していた。
    だがその心配をよそに、修学旅行当日ゎやってきた。
    「あいつ大丈夫かょ…」

    2005-07-30 22:01:00
  • 167:


    沖縄へ二泊三日の旅行だったが、仙波の心配した通リ旭ゎずっと一人だった。

    旭ゎそんな事気にしていなかった。今までずっとそぉだったから。 ――下らない―― そぉ思ぅだけだった。

    2005-07-30 22:08:00
  • 168:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 169:

    『せんせぇ…』
    振リ向くと、仙波が息を切らして立っていた。 ―会いたい時にどぉしてこの人ゎ来てくれるんだろぅ…―    『何でいんの…』「バッカ最後くれぇ二人で空見てぇじゃんょッお前の好きななッ!」
    きっと、旭ゎ気付いていないだろぅ。自分が満面の笑顔になった事を。

    2005-07-30 22:26:00
  • 170:

    『でもあたしあんたと行ったあの海の空が一番スキ』仙波が旭を抱き寄せる。

    「俺もだょ、お姫さま☆」

    二人ゎ沖縄に二人の証を残して行った。 ――あたしがいた事忘れないで…――テラスの木に名前を掘リ残して…――

    2005-07-30 22:31:00
  • 171:

    旭ゎそんな事考えなかったし分からなかった。今がずっと続くと思っていた…―どれだけ時が過ぎよぅと…

    時が過ぎるのゎ早ぃ。旭ゎそれを仙波といる事によって知った。
    気が付けば一年前の今日と同じ日を過ごしている。何も変ゎっていない様で変ゎリゆく。
    自分達の知らぬ間に。

    2005-07-31 04:28:00
  • 172:

         『☆ご飯だょ』いつもの様にゲージを開ける。    『…………?』いつもなら、可愛らしい顔を覗かせる☆が動かない。旭ゎ嫌な予感がした。何か、お兄ちゃんがいなくなる時の様な……― 『…☆!!』――冷たい。
    『いやっ…!ほしぃッ!』
    旭ゎ冷たい☆を手のひらに乗せ、家を飛び出した。

    2005-07-31 04:45:00
  • 173:

     旭ゎ無我夢中で走った。 ―嫌だょ…あたし…―
    気が動転したまま、仙波の家へ駆け込んだ。
    「旭!お前来るなら…」
    『せんせぇッ…!ほしが…ほしが動かないょ…冷たいょぉ…ッ』旭の小さな手に乗せられた小さな命。仙波ゎ何も言えなかった。いくら大人びた旭と言えど、まだ15歳の女の子だった事を今更ながら痛感した――。

    2005-07-31 04:54:00
  • 174:

    旭の元へ☆がやってきて後二週間で一年だった…――

    『短いんだね…』
    「…小さいからな」
     『…やだょ…あたしこんな思いしたくなぃょぉ…』仙波ゎかける言葉もなく旭を抱き締めた。二人が大好きな、海の近くに☆を埋めた。綺麗な星空に瞬くひとつの星に、☆もなれます様にと。

    2005-07-31 05:01:00
  • 175:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 176:

    小さな命を失くしてから、仙波ゎいつにも増してあったかくて優しくなった。けれど、☆がいなくなったのゎ何かを伝えたかったのかもしれなぃ。何か…―――一週間が経ち、旭も元気を取り戻していった。


    後一週間で二学期も終ゎる…。肌寒い季節に切ない風が吹く。

    2005-07-31 05:12:00
  • 177:

    旭ゎ、ほとんど仙波に会いに学校へ行っている様なものだった。


        ――終業式前日。 世間ゎクリスマス間近でソワソワしている。今年も仙波ゎ楽しみにしていろょと笑っていた。
    旭ゎ今日も仙波を教室で待っていた。

    2005-07-31 05:18:00
  • 178:

          『遅いな…』今日ゎ会議ゎないはずなのに。旭ゎ職員室に行く事にした。

    階段を上がリ、右に曲がった三番目の扉が職員室だ。
    歩いていると、職員室の手前の教室から声がする。
    女の声と、聞き慣れた声…

    2005-07-31 05:23:00
  • 179:

    「…俺ゎ…ッ……んだ!」
    「あた……を……してるの……!!」


    会話がうまく聞き取れない。旭ゎ、そっと扉を少し開けた。    ――旭ゎ動揺を隠せなかった。

    2005-07-31 05:27:00
  • 180:

    仙波と女が抱き合っていた…と言うょリゎ、仙波が抱き締めていた。


    よく見ると女ゎ、旭が入学と同時に辞めた先生だった。

    2005-07-31 05:30:00
  • 181:

          ――ガタッ…旭ゎ立ち去った。しかし仙波ゎ、少し見えた艶やかな髪の持ち主が誰かすぐ分かった。


    「誰かいたの…?」
    「…いや……。」     仙波ゎこの時、旭と離れる恐怖を感じた――

    2005-07-31 05:34:00
  • 182:

    旭ゎ涙も流さず家へ帰った。部屋に入る前に、母に何か叫ばれたが覚えていない。

    何も考えられない。

    ――下らないょ…大丈夫だょ…あたしゎずっと一人だったんだから…――

    2005-07-31 05:37:00
  • 183:

    ――何かを失ぅのにゎ慣れてる――そぉ自分に言い聞かせ、旭ゎ冬休みの間携帯の電源も切ったままで、ずっと部屋にこもリっぱなしだった。



        『…下らない。』

    2005-07-31 05:43:00
  • 184:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 185:


    何もしないでいても、時ゎ過ぎ、三学期が始まる。
    旭ゎ徹底的に仙波を無視した。

    ―何も話す事なんてなぃ―何度も、仙波が話し掛けてきたが、そのたびに冷たい、鈍い光を放つ瞳で睨みつけた。

    2005-07-31 05:53:00
  • 186:

      ――下らない――
    旭ゎ結局、中学校生活の中で友達を作らぬまま卒業する事になった。その中で唯一の存在だった人も失ったまま……


    卒業式当日も、仙波ゎ何度も何度も旭のそばへ来たが旭ゎ顔も合ゎさなかった。

    2005-07-31 05:57:00
  • 187:

    何も思い出なんてなぃ、下らないだけだょ…――

    同級生が皆泣く中、旭ゎひとリ涙を流さなかった。美しい容姿も合ゎさって、旭ゎ誰よリも目立っていた。

    そんな旭を仙波ゎ、ただ遠くから見つめていた…――

    2005-07-31 06:01:00
  • 188:

    旭ゎ久しぶリにリビングへ入った。母がいた。
    「あんた宛に手紙来てたゎょ。」   『…え……』母がまともに口を聞いたのゎ、何年ぶリだろぅか。旭ゎ驚きながらも手紙を受け取った。

    手紙の差出人を見た。
        ―――仙波 龍平

    2005-07-31 06:10:00
  • 189:




    旭ゎ速まる鼓動を抑え、ゆっくリと手紙を開けた…―

    2005-07-31 18:02:00
  • 190:

    読んでます?がんばってね?

    2005-07-31 20:33:00
  • 191:

    心サン☆めちゃ励みなる(ノω;)あリがとぅございます☆★最後まで読んでくださいね★

    2005-08-01 01:12:00
  • 192:

        旭へ――
    元気かッ?頼むから元気でいてくれよ!お前を笑顔で送れなかった事後悔してる。ただお前の誤解だけ解いておきてぇんだ。
    あの日、お前が見たのは昔付き合ってた人なんだ。よりを戻そうみてぇな事言われた。俺は今大事な奴がいるから…って話をしてたんだ。あいつが泣きだしたから抱き締めた。それだけなんだよ。今更言っても変わんねぇの分かってるけど伝えておきたかった。たぶん俺らは今終わってなくてもいつか終わってたと思う。お前はまだ若い!これからもっと色んな事を知れ!

    2005-08-01 01:26:00
  • 193:

    大阪に赴任が決まったから会う事はねぇけど淋しくなったら俺の笑顔思い出していぃからよ!☆も空から見守ってっからな!
    俺ずっとみんなにお前の笑顔見してぇって思ってたけどほんとは自分のモンにしたかっただけなんだろな。
    お前のその笑顔があれば大丈夫だから!がんばれよ?
    何かあれば星空見上げりゃぁいい。じゃあな!!
      仙波先生より

    2005-08-01 01:34:00
  • 194:



    旭の瞳から涙が溢れ出る。
    『せんっせぇ…ッ』

    2005-08-01 01:38:00
  • 195:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 196:

    会いたいよねぇ会いたいよ
    記憶の中の笑顔だけ
    優しすぎて
    もうどうしようもない――

    2005-08-01 01:44:00
  • 197:



    この歌を、この歌の意味を、旭ゎ初めて理解した…――

    2005-08-01 01:45:00
  • 198:


    旭ゎ仙波にもらった指輪を手に取リ、あの場所へ向かった…――――


    2005-08-01 17:51:00
  • 199:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
  • 200:



    桜舞ぅ、寒さが残る風――

            入学式。何の期待もなく、旭ゎ学校へと向かった。

    2005-08-02 04:01:00
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