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ジャパニーズ・ドールズ
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1:
なな・なお
すぐ、そばにある、恐怖。それは、どうしたって回避できない。
だってそれは、あなたの人生において、必然的なことなのだから。2006-02-27 03:17:00 -
48:
下では体育の授業でサッカーをする男子生徒大騒ぎしている。その様子を、野村は見下ろした。「俺はねぇ、保健室に行ってたんだよ」「保健室?」こんな万年風邪をひかなさそうな野郎が?保健室なんて一番無縁そうじゃない。「あ、今疑った?」「わかる?」嫌味たっぷりでリンカが答える。
2006-02-28 00:19:00 -
51:
「うそ。」野村は舌を出した。「俺みたいな奴が体弱いわけねーし」そういうと、野村はまた視線を下にそらし体育の授業を見つめた。「あのさぁ前から思ってたんだけど、荻原さんって俺のこと嫌いでしょ?」「よくわかってるじゃないの」ハハハ、正直だね、と、野村は歯を見せて笑った。茶色の髪の毛が風に揺れる。
2006-02-28 00:23:00 -
52:
「授業中すげぇ怖い視線感じるもん」「あなたはうるさいし..それにそうやって嘘をつくからよ」「嘘?」リンカはフェンスから手を離ししゃがみこんだ。「これ」リンカの手には白い粉の薬があった。
2006-02-28 00:25:00 -
53:
「さっき屋上に来る途中、階段で拾ったわ。あたしが来る前からいたんでしょ?これ、落としたんじゃない。」「さーすが荻原さん。探偵か警察にでもなれるんじゃねぇの?」野村は受け取った薬を制服のポケットにしまう。
2006-02-28 00:26:00 -
54:
―これくらい誰だってわかることでしょ。リンカは心底そう思った。「体育好きそうなのにね。サボる原因はそれ?」「ちょっと心臓悪くって。急に走ったれいするとブっ倒れたり。めんどくせー体なんだよね。」「そう。まぁ私には関係のないことだから。」
2006-02-28 00:27:00 -
55:
どうしてこの男と話しているのかわからない。空があまりにきれいで気持ちよさそうだった。だから私は屋上に来たんだ。なのにどうして一番嫌いな男と話しているのだろう。「そう。なぁ荻原さんって、自分のことで精一杯って感じがするよな」冷めてる?あんたみたいにうるさいだけがとりえの人間に言われたかないのよ。あんたみたいな男と私が話している時点で奇跡だわ。リンカは野村に背を向けた。授業に出よう。そう思った。すると、野村はリンカを呼び止めた。
2006-02-28 00:29:00