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悔やみきれない

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  • 1:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    俺には恋愛というモノがよく解らなかった。
    「好き」という感情も。
    女に対して全くってくらい興味がなかった。
    俺が16の時ホストの世界に足を踏み入れたのは
    別にそこまで深い意味はなかった。
    ただ酒が好きで、飲んで金がもらえる。
    それでよかった。自分次第で収入も膨らむ。

    2005-10-28 13:36:00
  • 6:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    俺は(そんなの聞いてない)と思いながらも、(まぁどうでもいっか)っと気持ちを切り替えて
    その子と待ち合わせしてると言うコンビニまで一緒に行く事にした。
    聞くには光輝の彼女の連れが、「カッコいい男を紹介しろ」 という話で
    光輝は俺を選んだらしい。
    10分くらいふたりで待っていると、いきなり黒のライフがコンビニの真ん前に横付けしてきた。

    2005-10-28 14:00:00
  • 7:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    別に俺は全く興味がなかった。由里は誰が見てもかわいいと口を揃える程の美人だけど
    俺にとったら女なんて別にみんな一緒だった。
    彼女だって要らない。作る余裕すらない。
    光輝が車から出てきた由里に
    「由里ちゃん、こいつ由里ちゃんのリクエスト通りやろ?」と
    誇らしそうに言ってた。

    2005-10-28 14:10:00
  • 8:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    俺は(リクエストって何だ?)と思いつつも口には出さなかった。
    由里はその時かなり酔っぱらってたみたいだった。
    「うーん…確かに綺麗な顔はしてるけど…」
    そこで由里は口を閉ざした。
    (なんだこの女。その続きを言えよ。)内心俺は腹を立てていた。
    由里はそのまま一人で千鳥足でコンビニに入って行った。

    2005-10-28 14:13:00
  • 9:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    残された俺と光輝と絵梨佳は3人で駐車場で他愛もない話をしてた。
    絵梨佳に
    「由里、かわいいでしょ?今日いろいろあったみたいでさ、なんかすっごい荒れてるけど、普段はすごく優しくて気も利くしいい子だよ^^」
    と言われた。
    (だからどーした)それが本音だった。
    「そーなんだ。」と返すのが精一杯だった。
    そんな話の途中で由里がコンビニから戻って来た。

    2005-10-28 14:18:00
  • 10:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    腕を振り上げて、手には500mlの缶ビール。
    「ビール9本目いきまーす!!」
    すごいテンションだ…ただの酔っぱらいか。
    俺は少し呆れていた。ビールを一気に飲み干している。
    「なまえなんていうのー?」
    呂律の回ってない口調でそう聞かれた。

    2005-10-28 14:21:00
  • 11:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    「貴晃。」
    「たかあきくんかぁ!あたしはねー由里っていうのー。よろしくー」
    それが俺と由里が交わした初めての言葉だった。
    その時はほんとにどうでもよかった。早く店に戻りたかった。
    「お前らとりあえず携帯の番号くらい交換してみればー?」
    光輝の提案にとりあえず頷いて、番号を交換してから別れた。

    2005-10-28 14:24:00
  • 12:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    店に光輝とふたりで歩いて戻っている途中に携帯が鳴った。
    ディスプレイを見るとさっきまで一緒に居た由里からだった。
    (なんだいきなり…)俺は内心ビックリした。
    さっきまで話していたのに何故次は電話がかかってくるんだろう。
    「はい」 不機嫌そうな声で俺は電話に出た。
    「あ!貴晃くんー?今度一緒に遊びにいこうねー♪じゃー!」
    プツッ ツーツー
    一方的に電話が切れた。

    2005-10-28 14:28:00
  • 13:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    次の日、仕事に行く前に俺の携帯が鳴った。由里からだ。
    「あ!貴晃くん昨日は酔っぱらっちゃっててごめんね…というかメアド教えてくれないかな。あたし電話よりメールの方が好きなんだー」
    そう普通のトーンで言われて昨日とのテンションの違いに少し驚いた。
    だけど俺は今から仕事だし、メアドを口でいちいち教える時間などなかった。
    「ごめん。明日かけ直す!今忙しいから。」
    そう言って速球に電話を切った。

    2005-10-28 14:38:00
  • 14:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    当時俺は8月から自分の店を持つ事が決まっていて、準備もあったし本当に忙しかった。
    由里に構っている暇なんてほんとになかった。
    客にさえメールや電話を疎かにしていた。
    次の日の夕方に昨日由里に電話をかけ直す約束をかろうじて思い出して電話をかけてみた。
    由里はすぐに電話に出た。
    「ほんとにかけてくれたんだー!」と言って少し驚いていた。

    2005-10-28 14:42:00
  • 15:

    貴晃 ◆fnkquv7jY2

    電話で俺のメールアドレスを教えた。
    「じゃーすぐメールしてみる!」そう言われて電話を切った。
    それからすぐにメールが来た。
    「由里でっす☆ちゃんと送れるかな??メアド登録しといてください♪」
    「メール来たよ。登録しとく。」
    俺はそっけない返事をして、その後はメールを返さなかった。
    それから約1か月間由里からちょくちょくメールが来るようになった。

    2005-10-28 14:46:00
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