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悔やみきれない
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1:
貴晃 ◆fnkquv7jY2
俺には恋愛というモノがよく解らなかった。
「好き」という感情も。
女に対して全くってくらい興味がなかった。
俺が16の時ホストの世界に足を踏み入れたのは
別にそこまで深い意味はなかった。
ただ酒が好きで、飲んで金がもらえる。
それでよかった。自分次第で収入も膨らむ。2005-10-28 13:36:00 -
316:
貴晃 ◆fnkquv7jY2
俺は焦って優也に電話を掛けた。
でも何度掛けても電源が入っていない…。
さすがの俺でもかなり凹んだ。
パニくって由里に電話を掛けた。2006-01-11 16:17:00 -
317:
貴晃 ◆fnkquv7jY2
由里の声を聞くと涙を堪え切れなくなった。
「優也が…家から出てったみたいなんだ…」
涙声で由里に訴える俺はすごくカッコ悪かったと思う。
「え…?!本当に?!どこか行き先に心当たりとかない?!」2006-01-11 16:19:00 -
318:
貴晃 ◆fnkquv7jY2
「うん…思い付かねぇ……」
「あたしも一緒に探すからそんなに気を落とさないでね…」
優也はそれ以来少しの間姿を消していた。2006-01-11 16:20:00 -
319:
貴晃 ◆fnkquv7jY2
勿論仕事にも来なかった。
従業員達も客達も同じ事を何度も聞いてくる。
「ねぇ優也どこ行ったの?!」
俺はその質問に本当にうんざりしていた。2006-01-11 16:22:00 -
320:
貴晃 ◆fnkquv7jY2
全く連絡も取れずに時間だけが流れていく…。
俺の中で代表なんだからしっかりしなければという気持ちと、どうしても優也が心配な気持ちが交差して
精神的に参りかけていた。
由里は普段通りに俺に接して励ましてくれていた。2006-01-11 16:24:00 -
321:
貴晃 ◆fnkquv7jY2
そんな日々が1か月も続こうとした頃。
由里がいつもの時間に店まで来た。
でもいつもより一段と表情が明るい。
俺の所へ駆け寄って来るなり2006-01-11 16:27:00 -
322:
貴晃 ◆fnkquv7jY2
「貴晃にプレゼントあるのー!店の外出てみて?^^」
と極上の笑顔で言った。
俺は不思議に思って由里と一緒に外へ出る。
外に出て一瞬腰が抜けそうになった。2006-01-11 16:29:00 -
323:
貴晃 ◆fnkquv7jY2
そこに居たのは紛れもなく優也だった。
何故か首には大きなリボンを付けている。
「だーりん優しくし・て・ね♪」
なんてふざけて言っている。2006-01-11 16:30:00 -
324:
貴晃 ◆fnkquv7jY2
由里は手を叩きながら大爆笑…。
俺は何がどうなっているのかサッパリ解らなかった。
「おま…!一体何処行ってたんだよ?!??心配したんだぞ!?」
俺はビックリしすぎてついつい大声で怒鳴った。2006-01-11 16:32:00 -
325:
貴晃 ◆fnkquv7jY2
俺の怒鳴り声に優也と由里は俺以上に驚いた顔をする。
「心配かけてごめんな…。俺しばらく頭冷やしよってん。由里ちゃんといろいろ話し合ってさー。」
(え…?由里は今まで優也と連絡が取れてたんか…?!)
「貴晃ごめんね…あたし優也くんと連絡取ってたん。でも優也くんが貴晃には連絡取れてる事を言うなって言われてて…」2006-01-11 16:34:00