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銀の鎖
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1:
美桜
初めて書く小説なので、下手ですが読んでもらえれば嬉しいです。更新も少しずつになりますが、気長におつきあい下さいm(__)m
2006-05-07 02:28:00 -
586:
美桜 ◆kJmhGaf60.
その台詞を聞いた父が、「そうだな。いっそ死んでくれた方が藤沢家も恥をかかずに済む」と言った。
2006-06-17 00:34:00 -
587:
美桜 ◆kJmhGaf60.
その台詞を聞いた途端、美桜の中で何かが切れた。『コノ人ハ本当ニ自分ノコトシカ考エテイナインダ』
2006-06-17 00:34:00 -
588:
美桜 ◆kJmhGaf60.
「…だったら、死んでやるわよ!」そう叫び、寝室に取って返し、化粧ボックスの中からカミソリを取り出し手首にあて一気に引いた。
2006-06-17 00:35:00 -
589:
美桜 ◆kJmhGaf60.
溢れ出す鮮血。叫ぶ母の声。それが美桜の『城』での最後の記憶だった。
2006-06-17 00:36:00 -
590:
美桜 ◆kJmhGaf60.
次に気がついたときには病院のベッドに寝かされていた。死ねなかったのだ。『死んでくれた方がまし』と言いながらも、いざその場面に直面すると、死なせることも出来ずに病院に運んだのだろう。
2006-06-17 00:37:00 -
591:
美桜 ◆kJmhGaf60.
自殺なんてされればまた藤沢家の対面が汚れるから。矛盾している。父の中で美桜は生きていても死んでしまっても『恥』なのだ。
2006-06-17 00:38:00 -
592:
美桜 ◆kJmhGaf60.
そう思うとおかしくなり美桜は独りベッドの上で声を出して笑った。美桜が生きていることで父を苦しめ続けることができるのであれば、それも良いかも知れない。
2006-06-17 00:39:00 -
593:
美桜 ◆kJmhGaf60.
そこへ母が入って来た。「美桜ちゃん。どうしたの?」独り笑う美桜に母が心配そうに声をかける。「どうもしないわよ。何?」「美桜ちゃん、これ…」と言いながら美桜の携帯電話を差し出した。
2006-06-17 00:40:00 -
594:
美桜 ◆kJmhGaf60.
「もうすぐこの携帯電話も止められてしまうの。だから今のうちにどうしても連絡を取りたい人に事情だけでも説明しておいた方が…」美桜は驚いて母を見る。
2006-06-17 00:41:00 -
595:
美桜 ◆kJmhGaf60.
どうせ携帯を止めろ、と父が言ったのだろう。だが、美桜は今まで母が父に逆らったところなど見たことが無い。その母が父に逆らって美桜にまだ使える携帯を渡すなんて…
2006-06-17 00:42:00