-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
銀の鎖
-
1:
美桜
初めて書く小説なので、下手ですが読んでもらえれば嬉しいです。更新も少しずつになりますが、気長におつきあい下さいm(__)m
2006-05-07 02:28:00 -
46:
「ちょ、美桜ちゃん、いくら強いったって、そんなペースで飲んで大丈夫?」「大丈夫。今までお酒でつぶれたことないから。そんなこと気にしないでいいから早く注いで」晧輝が心配そうな顔をしながら焼酎を足す。
2006-05-07 16:56:00 -
47:
「ねえ、何か話してよ」「何か、って何?どんな話がいいの?」「楽しくなるような話」「美桜ちゃんはどんな話をすれば楽しめるの?」「そんなの、自分で考えれば?それが晧輝の仕事でしょ」美桜は冷たく言い放つ。そして同時に少しがっかりした。
2006-05-07 16:58:00 -
48:
美桜のことをよく知っているヒロが紹介してくれた店だから、と多少の期待をしていたのに、どうやら晧輝は最近多い『顔だけが取り柄』の男のようだ。
2006-05-07 16:59:00 -
49:
「美桜ちゃん、結構きついね。ヒロくんとはどういう知り合いの?」「ヒロのこと晧輝に話したって、美桜は楽しくないんだけど」「そう?でもオレは楽しいと思うよ」「何で?」「オレが見たことのないヒロくんの話聞けるかもしれないし。だから、オレは楽しい」
2006-05-07 17:00:00 -
50:
「はあ!?何で美桜が晧輝を楽しませなきゃいけないの!?」「だって美桜ちゃん、きっとオレが何言ったって笑ってくれないだろ?だから、せめてオレが楽しませてもらう」
2006-05-07 17:01:00 -
51:
美桜はドキッとした。ほんの5分ほど話しただけで、晧輝のことを『話の出来ない男』と判断していたので、すでに楽しむ気は失せていた。それを見透かされた?「あのさ、美桜ちゃん、オレだって遊びで水商売やってきたわけじゃないんだよ」晧輝が静かに話し出す。
2006-05-07 17:02:00 -
52:
「待ち合わせの場所で美桜ちゃんが笑顔を見せてくれたのは、ヒロくんの顔を立ててのお愛想。で、店入ってきてから美桜ちゃんはオレを品定めしていた。そしてどうやら期待外れだったらしい。それくらいはわかるよ」「…で、それが晧輝は面白くないってわけ?」「いや、別に。そんなのいつものことだし」
2006-05-07 17:03:00 -
53:
「…どういうこと?」「ホストに来る女なんて、皆、同じような反応しか見せないよ」淡々と晧輝は話し続ける。「勝手にオレに何かを求めてやって来る。で、勝手に期待したくせに、オレが思い通りに動かないと、泣いたり怒ったり」「……」
2006-05-07 17:04:00 -
54:
「客はホストに感情なんてないって、思ってんじゃない?客からすれば、オレ達ホストは人じゃないんだよ」「…人じゃなかったら、何?」「言葉を話し、人間の体温を持っていて、思い通りに動かすことの出来る自分好みの人形」そう言って晧輝は自嘲気味に笑った。
2006-05-07 17:05:00