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銀の鎖
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1:
美桜
初めて書く小説なので、下手ですが読んでもらえれば嬉しいです。更新も少しずつになりますが、気長におつきあい下さいm(__)m
2006-05-07 02:28:00 -
136:
「ぜんっぜん大丈夫だよ〜。何なら明日の夜まで暇なくらいだもん」「そっか。じゃあ、どっか遊びに行く?それとも呑みに行く?」「う〜ん、どうせお酒は皓輝の店で呑むから普通に遊びたいかな?」「え!?」と皓輝は驚いた声を出した。
2006-05-10 00:04:00 -
137:
美桜はどうやらこの後皓輝の店に来てくれるつもりらしい。驚いた皓輝をきょとんとした顔で見返し、「え?お店行かないの?」と不思議そうに問い返す。「そりゃ、来てくれれば嬉しいけど…」と皓輝は返事をする。
2006-05-10 00:05:00 -
138:
もしかして美桜は皓輝が同伴予定で誘ったと思っているのだろうか。そんなつもりで電話をしたわけではないのだが。何となく気持ちが沈む。美桜から見て皓輝はただの『ホスト』なのだろうか。
2006-05-10 00:06:00 -
139:
「ね、どこ行く?」そんな皓輝の考えに少しも気づく様子も無く美桜が話しかける。皓輝は気持ちを切り替え、「美桜ちゃん、ビリヤードできる?」と尋ねる。「大得意!」と本当に得意そうに少し胸を反らして美桜が答える。
2006-05-10 00:07:00 -
141:
ビリヤード場へ向う途中、さっきまでの緊張も解け皓輝は美桜に色々話しかけた。仕事は何をしているのか、歳は何歳なのか、等プライベートなことも含め質問尽くしだ。美桜はそのひとつひとつにきちんと答える。
2006-05-10 00:09:00 -
142:
仕事は水商売、仕事場は新地。歳は23歳、住んでいる所はミナミからタクシーで10分の距離で一人暮らし・・・など、特に隠し事をする様子もなく答えていく。
2006-05-10 00:10:00 -
143:
歩きながらでも美桜はきちんと皓輝の目を見ながら話をする。そうすることによって皓輝の心を見透かすかのように。ありふれた言葉だが美桜の瞳は綺麗な瞳だと皓輝はその瞳を見ながら思う。
2006-05-10 00:11:00 -
144:
黒目がちな大きな目で美桜は今まで何を見てきたのだろう。どんなものを見てくれば、そんな綺麗な瞳ができるのだろう。そんなことを考えながら皓輝は歩き続けた。
2006-05-10 00:12:00 -
145:
ビリヤード場へ着くと早速美桜はキューを選んでいる。とても慣れた仕草で、キューを見比べ「う〜ん、もうちょっと短いのないかなぁ」などひとり言を言っている。そんな美桜を横目で見ながら皓輝もキューを選ぶ。
2006-05-10 00:13:00