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肯定派? 許せない派?『寝ても覚めても』“問題”のヒロイン、その魅力(dmenu映画)

恋愛映画の最強ヒロインを見つけた。『寝ても覚めても』(9月1日公開)のヒロイン、朝子だ。この作品がその人にとっての傑作恋愛映画となるかどうかは、彼女を受け入れられるかどうかにかかっている。
自分の心に真っ直ぐで、周りを振り回しても悪びれない、黒目がちで異性が放っておかなそうな小動物系の美女だが、ぶっちゃけ同性からの人気はいまひとつかもしれない。
東京でカフェの店員をしている朝子(唐田えりか)は、コーヒーのデリバリーに行った会社で亮平(東出昌大)と出会う。亮平の姿を見て、戸惑いを隠せない朝子。8年前、大阪で暮らしていた時に運命的な恋をして、そして突如姿を消してしまった相手・麦(東出の二役)とそっくりな顔をしていたからだ。
次第に距離を縮めていく朝子と亮平。朝子は亮平との関係を深めながらも、ずっと麦を忘れられないでいる。朝子にとって、亮平は何なのか? 亮平がいい奴だと分かれば分かるほど、映画を観ているほうまで朝子が何かやらかすのではないかと心がざわつく。やがて、穏やかな二人の生活のなかに、突然、麦が現れる。
今年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された際、批判的な評価をする人の中に、朝子の行動が理解できないという声が多かったようだ。とにかく、朝子は行動が突発的で、行動1から行動2に移るときの思考プロセスが分からない。ただ、いわゆる小悪魔系でも、悪い女でもない。自分が間違っていたと気づけば、素直に謝る。「何も分かってなかった」と謝る。自分の心に真っ直ぐすぎて、「分かる」「見える」より前に行動してしまうのだ。
移り気、浮気性、優柔不断、冷酷非道。いろんな言葉で罵倒されても仕方ない行動に出る朝子だが、リアルで「自分は悪いことをしている」と“認識”はしても、“実感”しながら行動に移す人はどれくらいいるだろう。そう思うと、突拍子もなく思えるこの映画の展開が、非常に現実的なものに見える。
提供元:Yahooニュース