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芝居巧者・田中圭、自然体で語る半生「わがままで頑固な僕でも、出会いをターニングポイントに変わっていく」 9・1より舞台「サメと泳ぐ」に出演(夕刊フジ)

誰かのために汗を流す意義について質問したところ、こんな答えが返ってきた。
「好きな人のためなら何でも一生懸命になれますが、僕の感覚としては、まず自分のために汗をかく。仕事をする。それが結果的に、家族とか大切な人のためにもなっているということじゃないですかね」
こう持論を語るのは、次々とオファーが舞い込む芝居巧者のこの人。
男同士の三角関係をコミカルに描いた今年4月期のテレビ朝日系ドラマ「おっさんずラブ」での“はるたん”役が反響を呼び、幅広い役柄を自分のものにする確かな演技力が改めて注目されている。
「ありがたいし感謝もしていますが、どこか客観視している部分もあるんですよね。自分自身がやることは、何も変わらないのだろうと」
とはいえ、オリコンが発表した「2018年上半期ブレイク俳優ランキング」で3位にランクイン。ドラマの公式本は、発売日だった今月7日の前に緊急重版が決定するなど破竹の勢いだ。
「取材の機会はびっくりするくらい増えたので、これまでと見られ方が変わってきたのかもしれません。これからの作品にうまく作用すればうれしいんですけど」
中学3年生のときに映画のオーディションを受けたことがきっかけで芸能界入り。当初は乗り気ではなかったそうだが、レッスン講師の指導を受けるうちに芝居の世界に魅了されていった。
「人との出会いを通じて今の自分が少しずつできてきたんだ、という自覚はめちゃくちゃあります。周りの人に恵まれてたなって思います。わがままで頑固な僕でも、出会いをターニングポイントに変わっていく。この人を裏切りたくないとか、憧れ、反面教師も含めて」
その姿勢は「現場の空気を読むこと」で培われた。
「バランスを見ながら、自分の立ち位置を探すんです。基本的にはどの作品でも楽しくやりたいんですよね。真剣さは必要ですが、それも現場によって違う。ストイックに見られるより、『あいつ、しょうもないな』くらいの方が楽で、飄々と人間観察していたいんです。たまにバレますけどね」
生活保護の問題を題材に受給者の生活支援に汗を流すケースワーカーたちの奮闘を描いたフジテレビ系ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(毎週火曜午後9時~)では、主人公・義経えみる(吉岡里帆)を厳しく指導する上司、京極大輝を演じている。
「厳しいんだけど、堅物で嫌な奴じゃないんだと思いながらやっています。連続ドラマだとキャラクターを探りながらやっているところもあって、撮影ではそれを楽しむようにしているんです。本当は最初からキャラができあがっているのが理想なんですけどね」
ではご自身はというと、「めっちゃルーズです」と自然体だ。プライベートでは2011年に結婚。2児の父親で子育ての流儀は「基本的には『好きなことをやれ』ですね」という。
「もちろん親として心配する気持ちはありますが、自分自身もやりたいようにやってきて後悔していないですからね。小学生のときに家出して、一晩ホームレスの人としゃべっていたということがあって、そこから得られたものもあるんです。何事も経験。やってみないと分からないと思うんですよ」
数々の経験を経て思い描く、俳優としての今後はというと、「目標とかは立てられないんです。そのときの気分で生きているところがあって…」と笑う。
「集大成のつもりでやった『おっさんずラブ』がスタートラインに立たせてくれた。そんな不思議な感覚なんです。意識や見られ方は変わっても、やることは変わらない。手探りで悩みながら、これからも俳優の道を歩んでいくんだろうなと。一緒に戦ってきてくれた仲間もできて『また新しく挑戦できる』という精神状態なので、目の前のことを一生懸命やっていくだけですね」
独自のスタイルを築いて大きな転換期を迎えた人気俳優が、新境地に向けて勢いよく走り出した。(ペン・磯西賢 カメラ・斎藤良雄)
■田中圭(たなか・けい) 俳優。1984年7月10日生まれ、34歳。東京都出身。2000年にデビューし、03年のフジテレビ系ドラマ「WATER BOYS」で注目を集める。11年のNHK連続テレビ小説「おひさま」、13年公開の映画「相棒シリーズ X DAY」など数多くの話題作で活躍。9月1日から関西テレビ放送開局60周年記念舞台「サメと泳ぐ」に出演。
提供元:Yahooニュース