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ウェス・アンダーソン監督全13作品をランキングで発表 米誌が企画(映画.com)

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独特の映像美とストーリーテリングで熱狂的なファンを持つウェス・アンダーソン監督の最新作「The Phoenician Scheme(原題)」の公開を記念し、米ローリング・ストーン誌が監督の30年間のキャリアで製作された全13本の長編映画をランキング形式で発表した。
アンダーソン監督といえば、ハリウッドのトップスターたちがこぞって出演を熱望することで知られている。ジーン・ハックマン、ビル・マーレイ、ジョージ・クルーニー、スカーレット・ヨハンソン、レイフ・ファインズ、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマンら錚々たる顔ぶれが、いわゆる「アンダーソン・ファミリー」として複数作品に出演している。ローリング・ストーン誌は「彼らは単なる出演者ではなく、アンダーソンの独特な世界観を共有する仲間」と分析している。
56歳の監督は、まるで手作りのジオラマのような映像美で知られる。左右対称の構図、パステルカラーを基調とした色彩設計、緻密に計算された美術セットなど、一目でアンダーソン作品と分かる独特のスタイルを30年間一貫して貫いてきた。
しかし、その独特さゆえに同誌は「アンダーソンはアメリカ映画界のパクチーのような存在だ」と表現している。愛する人は熱狂的に愛し、苦手な人は遺伝子レベルで拒絶反応を示すという、観客を二極化させる監督なのである。批評家からは「twee」(過度に可愛らしい)という批判を受けることもあるが、それは表面的な理解に過ぎないと同誌は指摘している。
「アンダーソンの映画は、悲しみや死、そして愛を求める孤独な人々について描かれている。最も興味深いキャラクターたちは孤立しており、愛を求めたり避けたりしながら転倒する。これは彼の世界でしか見ることのできない感情的なスラップスティックなのだ」と同誌は分析している。
今回のランキングで1位に輝いたのは、2001年の「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」だ。天才一家の没落と再生を描いたこの作品について、ローリング・ストーン誌は「アンダーソンの3作目にして、彼の特徴的な演出が完成された傑作」と評価している。特にハックマンの演技を「キャリアベストの演技」と絶賛している。
上位には「天才マックスの世界」(2位)、「ファンタスティック Mr.FOX」(3位)、「グランド・ブダペスト・ホテル」(4位)、「ムーンライズ・キングダム」(5位)が続いた。2位の「天才マックスの世界」は、ジェイソン・シュワルツマンがアンダーソン作品に初出演した記念すべき作品で、「成長についての10代コメディでアンダーソンが自身のスタイルを完成させた」と評価されている。
アンダーソン監督は昨年、Netflixで配信された「ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語」でアカデミー賞短編実写映画賞を受賞し、初のオスカーを獲得した。ロアルド・ダールの短編小説を映像化したこの作品について、同誌は「アンダーソンとダールは最も完璧な創造的結婚のひとつ」と評している。
最新作「The Phoenician Scheme(原題)」では、ベニチオ・デル・トロが傲慢な大物実業家を演じ、野心と贖罪の物語が展開される。ケイト・ウィンスレットの娘ミア・スリープルトンや、初参加となるマイケル・セラも出演している。
アンダーソン作品の魅力を知るには、今回のランキングを参考に代表作から挑戦してみるのもよいだろう。
ローリング・ストーン誌によるウェス・アンダーソン監督全13作品ランキング
「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」(2001)
「天才マックスの世界」(1998)
「ファンタスティック Mr.FOX」(2009)
「グランド・ブダペスト・ホテル」(2013)
「ムーンライズ・キングダム」(2012)
「ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語」(2023)
「アステロイド・シティ」(2023)
「ダージリン急行」(2007)
「The Phoenician Scheme(原題)」(2025)
「アンソニーのハッピー・モーテル」(1996)
「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」(2021)
「犬ヶ島」(2018)
「ライフ・アクアティック」(2005)
提供元:Yahooニュース