-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
漫画が35万部ヒット カラテカ矢部に聞く「作家転向は?」(日刊ゲンダイDIGITAL)

カラテカの矢部太郎(41)がアパートの大家さんとの日々をつづったマンガ「大家さんと僕」(新潮社)で「手塚治虫文化賞」を受賞。お笑い芸人受賞は初という快挙に加え、なんと35万部突破。自分でも驚いたという矢部本人に話を聞いた。
矢部の階下に住むお嬢さま育ちの大家さん(88)と一緒に伊勢丹に買い物に行ったり、鹿児島旅行に行ったりと、大家と店子とは思えぬ“近すぎる”距離感とほのぼのとした生活が読者にウケている。そもそも何がキッカケで「大家さんと僕」が誕生したのだろうか。
「日本テレビのバラエティー番組の撮影で、部屋にポケバイを走らせたり、めちゃくちゃなことをされまして。家を追い出されることになって引っ越したのが今の部屋でした。
大家さんと仲良くなっていつものように京王プラザホテルでお茶をしていたら、同じよしもとの文化部に所属している作家の倉科遼さんとルー大柴さんにお会いしたんです。倉科さんに大家さんのことを聞かれて話したら『マンガにしたらいいんじゃないか』とアドバイスをくださって。倉科さんが事務所の人に口添えしてくれて、新潮社で連載することになりました。でも、ルー大柴さんは僕たちに関心がなかったので、この瞬間がきっかけで、今こんなことになっているとは全く知らないんですよ」
大ヒットの手ごたえはあるのだろうか。
「若い世代より、大家さんに憧れる中高年女性に人気だそうで、SNSがざわつくとか“今風な手ごたえ”はないんですが。『近くの図書館で貸し出し予約したら190人待ちだった』っていうツイートがあって、そんなに待ってくれるんだぁ~と驚きました。大家さんは『ご立派になられて』ってほめてくださいました。『電波少年』で有名なTプロデューサーは『オレのおかげだな。おごらないで、(食事を)おごれよ』って深い言葉を言ってくれましたけど……そもそもあの番組のせいで家を追い出されましたから。食事はおごりません(笑い)。この前、さまぁ~ずさんに会ったら『おまえ、60歳ぐらいに見えるぞ』と言われまして。大家さんは若返っているんですけど、僕は大家さんに歩み寄ってるみたいです」
実は父も絵本作家というサラブレッド。40歳を機に、漫画家に転向を考えているのだろうか。
「お笑いのネタとかで絵を描くことはあまりしていませんでした。父の職業は避けてたところがあったのかもしれません。でも、もう40歳ですし、気にするほどでもないですね。結婚もしたいけど、結婚は相手が必要ですから……。もちろん結婚しても許される限りはここに住み続けたいです。大家さんと相性の悪い人は少ないですから、結婚の条件に大家さんに合格をもらわないとダメとかはないです。
夏目漱石も40歳で初めて本を出していますから、作家業としては今からでもいいかと。でも作家転向とかは考えていません。そもそも相方に誘われてお笑いの世界に入って、何でも受けていたらこんなことになっただけなので。僕は自分で思いついたことより流されるのがいいのかもしれません」
(取材・文 本紙・岩渕景子)
提供元:Yahooニュース