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髙石あかり「ぜいたくな機会をいただけた」トミー・バストウ「みんなをトゥンクさせたい」連続テレビ小説「ばけばけ」松江ロケ取材会(エンタメOVO)

　5月23日、2025年秋からスタートするNHKの連続テレビ小説「ばけばけ」の松江ロケ取材会が行われ、主人公・松野トキ役の髙石あかりとトキの夫・ヘブン役のトミー・バストウが、ヘブンのモデルとなった小泉八雲ゆかりの場所でもある島根県松江市にある城山稲荷神社で取材に応じた。

　「ばけばけ」は、「怪談」で知られるラフカディオ・ハーン（小泉八雲）の妻・小泉セツをモデルにした松野トキを主人公に、急速に西洋化が進む明治の日本の中で、埋もれてきた名もなき人々の心の物語に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語となる。

　会場に姿を現した髙石は、開口一番「トキとヘブンとして松江に帰ってくることができ、すごくすごくうれしく思います」と松江ロケに対する喜びを口にした。

　続けて、ロケの感想について「お衣装を着ての空気感も、プライベートで来た時とは全然違いましたし、地元の方々がエキストラで参加してくださって、皆さんとお話ししながら撮影を進めることができ、そんな機会もなかなかないので、ぜいたくな機会をいただけて本当に良かった」と振り返った。

　松江はトキの生まれ故郷であり、ヘブンと夫婦として過ごす土地になるが、明治という時代を考えると、2人が結婚に至るまでにはさまざまな困難が予想される。その点について髙石は、「まだ結婚していないので、早く結婚したいんですが」と前置きした上で、そのプロセスについて「武士（の精神）を大切にしている家族と、違う国から来た者の文化の違いを一歩一歩乗り越えて近づいていく。今いただいている台本では、それがゆっくり近づいているような状況」と説明。その上で、「まだまだ大きな壁がありますが、それを乗り越えられるのではないか」と期待を寄せた。

　一方、序盤は出番が少ないというヘブン役のトミーは、「あかりさんと共演したのはまだワンシーンですが」と打ち明けながらも、「驚くほど安心して演じることができました」と撮影自体には満足している様子。そして、「あかりさんの素晴らしい演技、そして優しさ、思いやりのおかげです」と髙石に対する感謝を口にした。

　これに「初めてそんなことを言われました」と答えた髙石は、「めちゃくちゃうれしいです」と喜びを見せ、早くも息の合った様子がうかがえた。

　なお、トミーは髙石からさまざまな日本語を教わっているらしく、最近では漫画でときめいた場面でよく使われる「トゥンク」という擬音を教わったとのこと。これを受けてトミーは、「みんなをトゥンクさせたい」と意気込んだ。

　それぞれが演じる役についての印象を尋ねられると、髙石は「あまりにもトキと自分が近すぎて、台本を読んでいて、全く違和感がない」と告白。さらに「すぐ入ってくるし、同じ気持ちをずっと感じていて、トキがそれを言葉にしてくれるので、今までにない不思議な感覚」と、役との一体感を感じている模様。さらに「役を作っていないかも、というくらい、自分のまま演じることができている」と続けた。

　一方のトミーも「脚本を読めば読むほど、ヘブンとの共通点が見つかる。彼の感覚がより分かるようになりました」と手ごたえを感じている様子だった。

　そして髙石は、高まる地元の期待に対して「県外の方もきっとこの作品を通して八雲さん、セツさんのことを知るだろうし、そういう存在になれるように、まずは松江の方、島根の方に愛していただけるように精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。

提供元：Yahooニュース

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