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ZETA DIVISION・翔選手インタビュー。「スト6」CC11覇者の素顔に迫る(GAME Watch)

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「優勝はぁ~翔ぅ~!」実況・アール氏の声が両国国技館に高々と響き渡った「CAPCOM CUP 11」決勝戦。30年ぶりの両国国技館での「ストリートファイター」シリーズの全国大会開催。その激闘を制するのは日本人であってほしいと願うファンたちの想いに応えたのは、現在ZETA DIVISION所属の格闘プロゲーマー翔選手だった。
【画像】2025年4月よりZETA DIVISION所属となった翔選手
翔選手は「ストリートファイター」シリーズを中心に活動する格闘プロゲーマー。2020年から2025年3月まではFUKUSHIMA IBUSHIGINに所属しており、2023年からは兼業を辞めてプロ活動1本に絞る。2025年4月にZETA DIVISIONに移籍し、さらなる高みを目指している。
これまでもサウジアラビアで開催された「Gamers8 2023」での優勝経験もある翔選手だが「CAPCOM CUP」での優勝は今回が初の快挙だ。そんな翔選手の格闘ゲームへの想いや、普段のTwitch配信での様子など気になるところについて、今回、単独でのオンラインインタビューの機会が得られたので、その模様についてお届けしたい。
■ CAPCOM CUP 11優勝を振り返る。新たな練習方法の確立や「JP」1本のキャラチョイスが勝利の鍵
先ずはCAPCOM CUP 11の振り返りから話を伺った。優勝から1カ月以上が経過しているが、ZETA DIVISIONへの移籍や5月開催の「EVO JAPAN 2025」に向けての準備などバタバタしていた事もあり「もうそんなに前の話なのか、という感覚ですね」と当時を振り返る。
翔選手は「2年前からの振り返りになるんですが、Gamers8 2023で優勝できていたのに、CAPCOM CUP 10には参加もできなかったというのが非常に残念だったので、来年(CAPCOM CUP 11)こそは日本の両国国技館での開催ということで、とにかく出場したい!という目標がありました」と2年前まで遡って振り返り、当時の悔しかった想いを語った。
この2年間は様々な悩みと向き合ったとしており「JPの調整などがあり、キャラクターをどうするかという悩みや、SFL 2024へのチーム初出場など、2024年は試行錯誤でとにかく苦しんだ1年でした。その結果、SFL 2024はプレイオフ進出を果たせたし、『CAPCOM Pro Tour 2024 World Warrior Japan』では1位通過で念願のCAPCOM CUP 11出場を決められたので先ずはホッとしましたね」とした。
CAPCOM CUP 11で使用キャラクターを「JP」1本に絞った点については「2024年は豪鬼を使ったり、ベガを使ったりしていた事に加えて、新キャラクターの不知火舞がかなり使いやすい事もあって、キャラクターをどうするかはかなり迷いましたが、JPに戻したという選択ができたのが大きかったです。というのも、他のキャラクターを色々と使ってみることで、改めてJPの良さが見えてきたので、その辺りもJP1本で勝利できた要因の1つだと思います」としており、JP1本に定めた事が翔選手にとっての正解だったと語った。
今後のeスポーツ選手としての展望について聞いてみると「格闘ゲームをプレイするようになってから、ずっと『最強』になりたいという想いでプレイしてきました。もちろんCAPCOM CUP 11に優勝したことで最強になったと言われる事もあるのですが、結果だけではなく、自他共に認められる『最強』を目指したい」とのこと。CAPCOM CUP 11の覇者は更なる高みを目指す。
改めて「ストリートファイター6」の魅力について聞いてみると「ゲームとして全部好きなので、何を答えればいいのか困ってしまうのですが、強いて言うなら『ドライブゲージ』のシステムがすごくいいなと思います。今までのシステムだと、こういうゲージって序盤のうちはゲージをじっくり貯める行動になりがちだったのが、最初からフルに使って積極的に攻めにいけるのがいいところです。ゲージを使いすぎるとリスクもあるというバランスの取り方もいいですよね」と、ドライブゲージのシステムを絶賛。
加えて、初心者向けの魅力として「モダンというシステムがすごくいいですよね。やっぱり初心者の人にとって一番抵抗感があるのがコマンド入力で、そこでつまづいてやめちゃう人が多いので、そのハードルを下げてくれたのはすごくいいと思います」とモダンシステムについても語った。
6月から「ストリートファイター6」も3年目となり、ゲームとしてもYear3がスタートする事になる。まだ何も情報が公開されていない状況ではあるが、今後の調整内容など、ゲーム環境についての見解を尋ねると「ゲーム環境などの予想についてですが、Year1/2と見てきて、今の段階だとまだ環境や調整の傾向が見えていないですが、次のYear3でそろそろ大まかな方向性が見えてくると思っています。なので、そういった方向性がどうなっていくかが楽しみですね」とコメント。
バランス調整については「これまでも一部で猛威を奮ったキャラクターがいたりもしましたが、全体的に見たらちょうどいいバランス調整になっていましたので、今回もそういったほどよいバランス調整になるでしょうね。個人的にはもうちょっとキャラクターの特性に沿った突き抜けや、個性の強調が楽しいと思うので、もっと尖った方向性の方が楽しいのかなと思っています」とした。
また、試合に向けての練習について話を聞いてみたところ「以前はランクマをガンガン回す練習スタイルでしたが、SFLの頃から意識が変わりました。SFLの場合、相手が最大4人なので事前準備がとても大事だと思いました。当時同じチームのcosa選手がリプレイをキッチリ見て対策するタイプのプレーヤーだったので、そのやり方を参考に、自分でもリプレイを見る練習を取り入れたり、トレモでの練習などを加えて、自分なりの練習のスタイルが確立出来ました。現在ではこのスタイルをオープントーナメントでもやるようにしています」と、意識の変化があったことを明かした。
SFL 2024での翔選手は、トータルのスコアは高いものの、中盤では負け試合も多く見られた。その点については「僕の性格上、うまくいってても納得していなければやり方を変えるんですよね。なので結果的に試合などで勝っていても、自分の中で納得していなくて取り組み方を色々と変えていた時期ですね」とした。
■ 実はポケモン好き!? カードゲームのポケカや漫画について熱く語る意外な一面も
色々なゲームと触れられる機会がありながら、格闘ゲームに没頭した理由について聞いてみると「物心ついた時からゲームは身近にありました。RPGなどのゲームは基本的に個人で遊ぶものだと思うんですが、人と遊ぶのが好きだったので、他人と一緒に遊べるゲームとして格闘ゲームが気に入りましたね。また、父親がゲームセンターが好きでよく一緒に連れて行ってもらったので、そこで格闘ゲームに触れるのが楽しかったです」と、格闘ゲームにハマっていった経緯を語った。
加えて「のめりこんだという点では、家でPS3を使って家族で格闘ゲームを遊んでました。PS3ならオンラインで他の人と対戦できるという点も魅力でハマりましたね」とのこと。両親の理解がある恵まれた家庭環境と、人との対戦が好きという点から格闘ゲームにのめりこんでいったようだ。
また、PS3のPlayStation Plus会員向けのフリープレイもよく利用していたという。当時よく遊んでいた格闘ゲームとしては、「ストリートファイター X 鉄拳(ストクロ)」や「ブレイブルー」、「ギルティギア」、「アルカナハート」シリーズなどをよくプレイしていたそうだ。
格闘ゲーム以外で好きなゲームについて尋ねると「『ポケモン』シリーズはずっとやってます。昔はかなりやりこんでましたが、最近はストーリーを追うくらいの軽い感じです」とのこと。「ポケモンカードゲーム(ポケカ)もたまに遊んでいます」としており、かなりの「ポケモン」好きっぷりをアピールした。
ゲーム以外の趣味としては、漫画も昔はよく読んでおり、今でも飛行機の移動時間など、遠征のたびに読み返す作品があるという。それはズバリ「アオアシ」(小学館)というサッカーマンガで、この作品が格闘ゲームに活かせるマンガだと力説。本作は高校生のクラブチームが舞台で、人間関係など何度読んでも新たな発見がある、と熱く語ってくれた。ファンの人は翔選手の強さの秘密を探るべく一度「アオアシ」を読んでみてはいかがだろうか。
先日結婚して新婚の翔選手。プライベートタイムについては、最近では寝る前にティータイムの時間を設けており、ここでカフェインレスの紅茶を飲みながら、奥様と話をする時間を取っているのだという。ゆったりと会話したり、2000年代のドラマ「トリック」を視聴するなどして、コミュニケーションの時間に充てているとしており、新婚生活の順調な様子についても語ってくれた。
■ 配信は自分とファンが楽しめる空間作りを意識。JPコミュニティの場としても活用
翔選手は格闘プロゲーマー活動としての一環として、Twitchにてストリーマー活動も行なっている。そこで、ストリーマーとして普段から意識している事について尋ねてみた。
翔選手は「配信はとにかく自分が楽しくやる事を大事に考えています。以前は毎日配信していた事もあったんですが、真剣に練習している配信だと、あまり盛り上がらないんですよね。なので配信を見ているファンの人たちに楽しんでもらう事を大事に、プレイ内容としては質のいい物を見せて楽しんでもらえたらなと思っています」と、ストリーマーとしての心得について語ってくれた。
ファンとのやり取りについて伺うと「僕自身がJPを使っているので、ファンだけでなく、JPのプレーヤーが集まって一緒に情報共有の場として使ってくれているのが配信スタイルとしてもいい方向に繋がっていますね。自分が黙々とトレーニングなど調べものしているだけだったり、対戦を見せるだけだとつまらない配信になってしまいますが、僕のプレイを見て、実際にJPを使っている人たちから色々な意見を出してもらって、やり取りしながらプレイするのがコミュニケーションになっています」とのこと。配信そのものをJPコミュニティの場として上手く活用しているようだ。
また、翔選手と言えば、配信時に自分の顔を映すセルフカメラの映像が大きい事も特徴の1つだが、その経緯について尋ねると「自分の顔だけを映して雑談配信をしていた事があったんですが、その後、ゲームをプレイする時にカメラ切り替えを忘れて、自分だけを映したままでゲームしちゃったことがあるんですよね(笑)。その時の視聴者たちとのやり取りの中で、ゲームのサイズをどのくらいにするか、僕の顔をどのくらいにするかというのを決めていきました」としており、これに関しては偶然のトラブルがきっかけとなったようだ。
ゲームプレイがメインの配信にて、顔を映すセルフカメラの映像が大きいのは珍しいのでは、と指摘すると「でも、セルフカメラが小さな映像だと、プレイしている時の表情が見えにくかったりもするので、今のサイズはいい感じだと思います」と自信を見せた。
ちなみに機材についてのこだわりなどについて伺うと、今まではあまりこだわりはなかったが、引っ越しなど、環境がバタバタしている状況なので、落ち着き次第、機材も順次充実させていきたいと語った。
■ プレーヤーネーム変更のきっかけはウメハラ選手? ZETA DIVISION移籍のメリットとは?
プロ活動を開始するきっかけや、最初のハンドルネームが「うずら」でそこから本名に変えた理由を尋ねると「当初はプロゲーマーになる事は考えていませんでしたが、2022年にカワノ選手主催の『カワノ杯~ROAD TO EVO~』で優勝後、EVO 2022に参加してカワノさんやウメハラさんと食事をご一緒した時に、ウメハラさんから、プロ活動するなら本名にした方がいいよ、とアドバイスされたので、これがきっかけで翔にしました」とプレーヤーネームの転機にウメハラ選手が関わっていた事を明かした。加えて「でもウメハラさん、酔っぱらっていたので、この時の事を何も覚えていないんですよね」とオチを付けた。
2023年から専業プロゲーマーになったが、兼業の頃はネットワークエンジニアなどIT系の仕事についていたという翔選手。専業の道を選んだ理由について伺うと「学生の頃から格闘ゲーム熱はずっと持っていました。プロゲーマーの事も考えましたが、ストリーマー活動や、こういうインタビューなどにすごく抵抗感があって、ゲームするだけじゃないのがプロゲーマーなのは理解していたので、自分には難しいんじゃないかと思い、就職はしつつ、途中からは兼業でプロゲーマーとして関わる事にしました」と兼業だった当時の想いを語った。
そこから最終的に専業に舵を切った経緯は「ちょうど2023年に『ストリートファイター6』が発売されるということで、ここでスタートダッシュから専念しないとチャンスはないと考えました。今のように働きながらよりは専業にすればより専念できるし、この先の人生で後悔しないのはこっちだと専業を選ぶ事に決めました」と当時の決断の背景を振り返った。
4月からZETA DIVISIONに移籍した件について尋ねると「SFLを1年経験して、自分なりの練習スタイルなど取り組み方の結論が出ていたのが大きいですね。ZETAのメンバーたちで同じ取り組みをしたら、さらに成長できそうだと考えていますし、すごいプレーヤーたちと同じチームメンバーとして名を連ねられるのも嬉しいです。あとは結果を残したいです」とした。
また、ZETA DIVISIONのメンバーについては「ももち選手の存在は凄く大きいです。自分も名古屋で活動していた事もあって、縁もありましたし、実はももち選手の弟子企画、僕も一次選考は通過していたんですよ! ですが、当時東京には行けなくて断念したという悔しい思いがありましたので、今回同じチームに慣れて嬉しいです」と想いを語った。加えて「僕自身は自分の考えている事をアウトプットするのが苦手なんですが、ももち選手はそういうのが得意そうなので、同じチームならうまくやれそうです」とした。
続けて「ヒカル選手は自分にない考えを持っているので、話をしていて身になる事が多いです。以前同じチームだった事もあるので、今回再度同じチームになれて心強いです。ひぐち選手はこれまではあまり話す事はなかったのですが、先日の『Red Bull Kumite 2025』でご一緒したのでそこで色々と話ができてよかったです。ヤマグチ選手はあまり話をしたことがなかったですが、いい人なので今後も話をしていきたい」とメンバーたちへのそれぞれの想いを語った。
最後に、ZETA DIVISIONでの今後の目標などについて伺うと「個人としては引き続き最強を目指してやっていきたい、そこは変わらず大会などに取り組んでいけるよう頑張りたい。チームとしては新生のチームなのでどうなるか分からないですが、絶対いい方向にいくと思っているので、苦労はあると思うんですが、そういうところも含めてみんな楽しんでほしいし、自分でも楽しんでいきたいです」としてインタビューを締めくくった。
提供元:Yahooニュース