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小栗、妻夫木、玉木宏も…難しい“イケメン俳優”からの卒業(日刊ゲンダイDIGITAL)

コラム【芸能界クロスロード】
美男コンテストから芸能界に入り「ライダー」ものに出演。若い母親をもとりこにしてドラマ界に進出。俳優の階段を上る通称「イケメン俳優」。そこに子役出身やスカウトなど従来の形からの俳優も加わり、「イケメン俳優」枠は群雄割拠状態だった。
必然的にドラマ出演を巡る椅子取りゲーム。脱落して犯罪に手を染める俳優も出現した。演劇関係者によれば、「高倉健も松田優作もそう言われたことがないように、“イケメン”の肩書は売り出すための手段。“イケメン”の肩書が取れて初めて一人前の俳優」という。アイドルが「アイドル枠」から卒業するように、イケメン枠も卒業が必要な時代。とはいえ、AKB48のように卒業宣言はない。暗黙のうちに卒業が必要だが、すでに先駆者はいる。小栗旬、妻夫木聡、藤原竜也の面々。
3人ともイケメン俳優枠で活躍していたが、結婚の前後から本格派の俳優に移行していた。例えば、妻夫木――。2年前に出演した映画「怒り」でゲイ役に挑戦。大胆な男性とのラブシーンまで演じ、「あのイケメン俳優がここまでやるの」と驚きを与えた。同じ年に結婚も発表したが、偶然ではないと思う。本人の意思に関係なく「イケメン俳優」枠に入れば、結婚はマイナスに作用する一面もある。脱却するにはまずは芸風を変える。妻夫木も「作品の高評価で女性人気に頼らなくても大丈夫」と感じ取ったはず。小栗も藤原もしかり。出演作品と結婚によりイケメン枠から脱却。今では映画を中心に俳優業に専念している。
女優・木南晴夏(32)との結婚を発表した玉木宏(38)も3人とかぶる。
玉木は昔ながらのスカウトで芸能界入りした。ちなみに、事務所社長は元ジャニーズのアイドルだった葵てるよし氏。アイドルから裏方に転身。「ジャニーズ退所者が後に成功するのは難しい」と言われるなか、葵氏も隠れた成功者のひとりだろう。葵氏と二人三脚でスタートした玉木の俳優業。映画「ウォーターボーイズ」で頭角を現したが、当初、「イケメン俳優」枠だった。
年齢と経験を重ねるうちに徐々にシフトチェンジ。転機となったのは3年前の朝ドラ「あさが来た」で演じた主人公の夫役。朝ドラファンの高齢者も玉木を見直した。4月期に放送された「あなたには帰る家がある」(TBS系)では不倫する夫役で話題を集めた。そして、ドラマの終了と合わせるように結婚。「玉木ロス」と騒ぐ向きもあるが、玉木も「イケメン俳優」から卒業。本格派俳優枠に入った。
(二田一比古/ジャーナリスト)
提供元:Yahooニュース