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映画『ファーストキス 1ST KISS』、ラストシーンを感動的にした松村北斗の声の魅力とは? 評価&考察レビュー(映画チャンネル)

『花束みたいな恋をした』(2021)の坂元裕二が、塚原あゆ子監督と初めてタッグを組んだ映画『ファーストキス 1ST KISS』が公開中だ。妻がタイムスリップして若き日の夫ともう一度恋をするラブストーリー。今回は、作品の魅力を掘り下げるレビューをお届け。(文・ばやし) 15年という月日は、運命的な出会いによって恋に落ちたふたりが、日々生活をともにするなかでお互いの欠点を見つけ合い、熱した心を冷めさせていくのには十分な時間である。

 映画『ファーストキス 1ST KISS』は、そんな15年の夫婦生活を営んだふたりがもう一度、恋に落ちる瞬間からやりなおすチャンスに出くわすタイムトラベルラブストーリーだ。

 本作品で脚本×監督としてタッグを組んだのは、映画『怪物』(2023)でカンヌ国際映画祭脚本賞を受賞した坂元裕二と、昨年公開された『ラストマイル』『グランメゾン・パリ』(2024)の大ヒットが記憶に新しい塚原あゆ子監督。

 言わずと知れたラブストーリーの名手である坂元裕二だが、意図的にファンタジーの要素を物語に組み込むのは珍しい。ただ、そもそも坂元裕二の脚本がタイムリープ作品とマッチしないわけがないのだ。

 確立された世界観にちりばめられた言葉が、気付かぬうちに会話に組み込まれては、時間を越えて重要な意味を帯びていく。坂元裕二脚本の真骨頂とも言える価値観のズレが引っかかる会話劇と伏線を回収していくストーリー展開は、まさにタイムトラベル作品の面白みとも一致する。 塚原あゆ子監督の演出も合わさって、男女の会話はよりリアルに、それぞれの距離感はよりていねいに整えられていた。

「恋愛感情と靴下の片方はいつかなくなります」

 物語は、駅のホームから落ちた赤ちゃんを救うため、松村北斗演じる硯駈が列車と衝突するシーンから始まる。突然の事故によって夫を亡くした硯カンナ(松たか子)は、モノが散らかった部屋で、宅配業者からいつ誰が頼んだのかもわからない冷凍餃子を受け取る。

 予約して3年待ちの人気餃子の出来上がりを楽しみにしていたが、部屋のリモコンを探すうちに亡き夫の部屋へ足を踏み入れ、遺影を眺めている間に焼いていた餃子は焦げてしまった。

「餃子を焼く前に戻りたい」と愚痴をこぼすカンナ。しかし、本当に後悔していたのは、遺影に映る駈との夫婦生活だったのかもしれない。

 実は、事故にあった駈との夫婦関係はすでに冷えきっており、長年、倦怠期にあった。お互い会話も交わすことなく、それぞれが別々の朝ごはんを用意する。

「恋愛感情と靴下の片方はいつかなくなります」と、坂元裕二脚本らしい言い回しで夫婦の愛が薄れていく過程を表現したように、カンナと駈の間で育まれていたはずの愛情は探すあてもないほど、すでに跡形もなく行方不明になっていた。

 かつて駈がカンナに想いを伝えたシーンで「君は柿ピーの柿が好きで、僕はほら、ピーナッツが好き」と告白している。しかし、自分の衣服だけ洗濯して部屋を出ていく駈が座っていた机には、ピーナッツがひとつ残らず食べ尽くされ、”柿の種”オンリーになったお皿が置かれていた。

 それぞれが食べたいものだけ食べて、お互いに干渉もしない。それは、彼らが行き着いた夫婦のカタチだった。

 その後も、互いの関係は修復されることなく、ついには離婚を決意するふたり。駈が事故に遭ったのは、離婚届を提出する、まさにその日だった。

 カンナが夜、車に乗りながら「餃子を焼く前に戻りたい」と願ったトンネル内で、信じがたい不思議な現象が起こる。走馬灯のようにいつかの映像が脳内を駆け巡るなか、トンネルを抜けて辿り着いた先にあったのは、蝉の声がつんざくように鳴り響く新緑の景色だった。

提供元:Yahooニュース
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